塾ちょーのブログ一覧

「なんで？」とたまに聞かれます。


文章で上手く説明出来るかどうか分かりませんが…

今回のL.E.T.ミーティングでは、改めて説明しました。

サーキットを走ったり、走行レッスンを受けてナゼ交通安全に繋がるのか、取り違えている人もたくさんいるみたいなので改めてお話します。

イメージとして、サーキット走行をして高い技術を身に付けると、一般道を運転している時に何か急に危険な状況になった時に上手く回避したり事故にならないように出来る様になることがメリットの様に思われますが、それ自体も確かに大きな意味はあります。
大怪我や死んでしまう様な状況を軽い怪我や無傷で済ませられることもあり得ます。

でも、そういった状況になるのは本当に稀なケースです。
それだけを期待している訳ではありません。


サーキット走行を走って上手になると、余裕が出来てきて通常一般道で走っている速度だと周りがよく見える様になってきます。
そうすると、今まで見落としていた危険とか死角に入り込んでしまう人や２輪車を発見しやすくなったり予測出来る様になります。
今まで無意識に行っていた自身の危険な操作や他人の危険な操作が判断出来て避けることが出来ます。


そうすることで、自分や周りの人の安全を確保することが出来ます。

クルマにしてもサーキット走行を経験している人は、タイヤの溝が少ないと何故危ないのか、ブレーキフルードは何故劣化すると交換しないといけないのか、体感して理解しているんじゃないでしょうか。


自分は今年は西浦の耐久レースに出ていますが、走行中に抜いたり抜かれたりします。
でも、抜く時は相手が自分を認識しているかどうかを確認しながら極力安全な場所で抜きます。
抜かれる時も、危ない場所では抜かれない様にしてスムーズに抜いてもらえる様にコントロールして、無意味にブロックし続ける様なことはしません。

たまに話を聞きますが、ハコ車のレースだからと言って抜く時に相手車に当てて抜くのは以ての外です。
決してやっていいことではありません。

サーキットは格闘技をする場所ではないので、サーキットごとのルールを守って走る場所です。


前にも書いたかもしれませんが、サーキットは危険なことをする場所ではなく、ルールを守って安全を確保しながらスポーツをする場所です。

短い文章ですが、なんとなくでも理解してもらえると嬉しいです。


サーキットで学んだことを一般道での安全に繋げてもらえる様にこれからも頑張ります。