
旅をしていると、どうしても上手く行かない事があります。
渋滞に嵌って遅れが生じる。
天候に恵まれない。
もちろん連休中の渋滞は仕方がないし、全日の好天などは端から期待しない方が良い。
稀に全てが上手くいく理想の旅はある。
しかしその
真逆もある。
今回の旅程表です。

最大の目的は千葉県の道の駅コンプ。
リストの
赤字は観光要素として予定。
(※運転中の撮影は、バイザーホルダ改+リモートスイッチを使用)
1日目 … 8月14日(月)
今年のお盆休みは11~16日が一般的で、出発日の14日は帰省ラッシュと重なります。
前日22時の予定を、2時間前倒しの20時に出発。
開始早々2時間の貯金。
長旅では気持ちのゆとりが大切。
この時期、上りの明石海峡大橋~舞子トンネルの渋滞は毎度の事。

しかし淡路SAにすら届かない場所から混むのね…。
東名阪の亀山JCT~四日市JCTの区間は、もうどうしようもありません。

GWの渋滞よりも酷かったという。
新名神が伊勢湾岸と直結する日(※2018年度予定)が待ち遠しいです。
夜明け前の4時20分、最初の目的CPである七沢森林公園に到着。

6時40分着の予定なので、出発時の貯金2時間は辛うじてキープしました。
特徴的なアーチ橋を撮ったつもりですが、暗くて殆ど見えません。
いつもならボツにする写真かな。
続いて5時過ぎ、よみうりランドに到着。

予定では最終日ラストのCP。
夏休み期間の周辺混雑を考え、初日の早朝に前倒ししました。
その後、三浦半島で未所得バッジ関連のCPを獲得。
横浜横須賀道路から、首都高速湾岸線へと進みます。
湾岸線本牧JCTから鶴見つばさ橋へ。

今回訪れた3日間、湾岸線に限らず他の首都高にも混雑はなく、とても走りやすいのが印象的でした。
この流れならデミオでも200マイル出そう。(出ません)
新木場ICから東京ゲートブリッジ。

ところで今回のブログ、なんて事のない写真が続きますね。
大きな声で言えませんが、諸事情による
水増しです。
旅程表ではゲートブリッジの次に、東京湾アクアラインで千葉県入り。
その後は木更津で
江川海岸。
袖ヶ浦で
千葉フォルニアを訪れる予定でした。
しかし、当然といえば当然ですが、海ほたるが大混雑との情報。
そこでアクアラインを最終日の早朝に変更し、最終日のスケジュールを初日に消化しました。
雨です。
それも大雨。
ドライブどころではなくなり、15時過ぎにホテルに到着。
駐車場からロビーまで、傘を差していても濡れるほどの雨でした。
今回の旅は
アパホテル&リゾート〈東京ベイ幕張〉で2泊。

このホテルからの眺めは楽しみの一つ…って、何も見えんがな。
走行ログは首都圏付近を抜粋。

明日は1時出発の予定なので、18時におやすみなさい。
2日目 … 8月15日(火)
0時にセットしたアラームで起床。
眠い。
なんて酷いスケジュールだ。
窓から外を眺めてみる。

一瞬で目が覚めました。
寝ている間に雨が止んだようです。
この夜景が見たくて高層階指定の予約をしました。
プリンスホテル時代は躊躇したであろう宿泊代も、アパグループに売却後は気軽に泊まれる価格になっています。
ホテルとしての格はともかく、庶民としては単純に有難い。
ちなみに赤坂プリンスホテルが
バブルの象徴、そして幕張プリンスホテルは
バブルの塔と呼ばれていたそうです。
遥か頭上、35階の部屋に宿泊。

全50階中、44階までが客室なので、欲を言えばもうちょっと上が良かったな。
1時にホテルを出発。
ナビ任せで「道の駅くりもと」を目指していると、成田空港に連れて来られました。

地下というのはわかるけど、現在地も方角も不明なまま走行。
成田空港周辺は過去に迷わなかった事がなく、今回もきっちり間違えてノルマを達成。
おそらく付近の磁場が狂っているのでしょう。(反省なし)
4時過ぎに
犬吠崎に到着。

こうやって夜明けを待つ時間、2014年GWの北海道納沙布岬を思い出します。
時間が経つにつれ、徐々に人が集まって来たのもあの時と同じ。
みんな想いは一つ。
もしかしたら沖合は晴れているかもしれない。

そんな一縷の望みに賭けて来ましたが、敢え無く撃沈。
とはいえ、想定の範囲内ではあります。
昨日の大雨、そして当日の天気予報を考えれば、この時点で雨が降っていないだけでも御の字。
さて、この日の道の駅巡りは実に
全24箇所。
房総半島の南部は密集しているため、数から受ける印象ほど大変ではありません。
取り残しにだけ注意しながらの進行となりました。
犬吠埼からは南西に進み、九十九里ビーチラインを走行。
走りながら景色の良さそうなポイントを探す予定でしたが、予想に反して殆ど海が見えません。

適当な場所で海岸に近付き、九十久里浜を撮影。
天気も良くないですが、こういう場所を撮るセンスの無さが悲しい。
さあ、次はこの旅で最も楽しみにしていた
濃溝の滝です。
魚見塚展望台

鴨川市内を見渡せる、魚見塚展望台を訪れました。
天気は相変わらずイマイチですが、景色が良くて実に爽快な展望台でした。
濃溝の滝?
行きましたよ、ええ。
駐車場に入る車列に並んでいたら、雨が降り出しました。
でも意地でも行くと決めて、ようやく駐車場内に入ったと思ったら、まるで洗車機の中のような集中豪雨。
もうやけくそで車を降りようと思ったら、
傘がない。
いや、そんなはずはない。
だって昨日使ったのだから………使った?
もしかしてホテルの部屋に置いてきた?
安房国一宮 洲崎神社

房総フラワーラインのほぼ最西端、洲崎神社を訪れました。
長い急階段の先に本殿があり、そこから絶景が拝めるそうです。(拝めませんでした)
この神社には、もう一つとっておきの撮影ポイントがあるそうです。
それは県道257号を挟んだ西側に渡り、海岸に面したこの浜鳥居。

鳥居の中心に丁度富士山が収まるそうです。(収まりませんでした)
そして再び雨が降ってきました。
傘はありません。
なんかもう心が折れそうですが、
鋸山を目指します。
はっきり言ってネタが足りません。
ブログが成立するかどうかは、もはや鋸山次第です。
わあ、凄い景色。

隣の11階建てがあんなに下に見えるので、やっぱり35階だと高いですね!
3日目 … 8月16日(水)
朝から雨です。

真っすぐお家に帰りました。
おしまい。
この3日間。
東京で観測史上歴代2位となった、21日連続雨天の真っ只中。
予報の段階で覚悟の上とはいえ、ここまで絶望的に降られるのは流石に想定外でした。
実は房総半島南部は初の訪問。
それだけに悔しさが残ります。
これまで千葉県といえば、幕張周辺の先進的なイメージが強かったです。
その一方で、自然の豊かさも魅力だとわかったのが今回の収穫。
要リベンジ対象として再訪問を誓い、中途半端なブログの締めにしたいと思います。
8月27日(日)
瀬戸大橋は高速道路なのに信号機があります。

突発的な強風や災害時、取り敢えずここで降りろって事らしいです。
しかし瀬戸内海の真ん中に隔離されても、それはそれで困りそうではあります。
閑話休題。
千葉県の旅が不発に終わり、ストレス発散どころかストレスの上積み。
これ以上溜め込むと仕事にも影響が出そうです。
この日は丁度手頃なイベントがあるため、早朝の瀬戸大橋で岡山県に向かいました。
山陽自動車道に入って間もなくの夜明け。

気持ちの良い早朝に、無数の鳥が空を舞う光景。
ドライブとはかくあるべき。
目的地の岡山国際サーキットに到着。
ハイパーミーティング2017 in 岡山国際サーキットにて、2年ぶり2回目の限定バッジが配布されました。
限定バッジと言えば、大体いつも指を咥えて見ているだけ。
こんな近場での配布は嬉しい限りです。
誰か知っている人が居るかな、と思い暫し待機。
しかし、画面上のお名前に見覚えはあっても、やはり誰が誰だかわからず早々に退散(^^;
サーキットを後にし、兵庫県姫路市へと走行しました。
次の目的地、書写山ロープウェイの山麓駅に到着。

8時30分の始発便で山上を目指します。
天台宗別格本山 書寫山圓教寺

圓教寺は西国三十三観音霊場、第二十七番札所。
西国最大規模の寺院で「西の比叡山」と呼ばれるほど寺格が高いとのこと。
2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」、ハリウッド映画「ラストサムライ」のロケ地になったそうです。
掛け軸に御朱印を頂きました。

掛け軸は御朱印帳と違って乾きにくいため、備え付けのドライヤーで乾かします。
下りのロープウェイから姫路市を撮影。

この書写山と圓教寺は想像以上で、個人的に魅かれる所が多々ありました。
紅葉の時期にでも、また訪れたいと思います。
予定は未定。

久しぶりに気の向くまま車を走らせてみる。
写真は播但連絡有料道路ですが、傍若無人なペースカーが
時速30km程で走行中(^^;
次はご無沙汰な酷分摂取に、あまり記憶にない国道429号を走行。

クネクネの標識ですが、酷分のお味は意外とまろやか風味。
この後は鳥取自動車道で北上し、日本海までやって来ました。

日本海だけど標識はHawai
1km先の出口から常夏のビーチ…ではなく、温泉を目指します。
望湖楼 http://www.bokoro.com/

山陰・はわい温泉の宿、月下湖上の楽園「望湖楼」です。
ここは2015年にBSジャパン「空から日本を見てみよう plus」で紹介されました。
その放送以来、いつか必ず訪れようと思っていた温泉があります。

全国で唯一の湖上に浮かぶ露天風呂。
写真を撮れないのが残念ですが、噂に違わぬ絶景のロケーションでした。
温泉を満喫後は、海岸線から南下して大山環状道路を走行。

大山は雲にかくれんぼ。
さて、そろそろ帰る時間ですが、その前に最後の目的地を目指します。
吹屋往来 とと道

岡山県高梁市の吹屋を訪れました。
この地はかつて銅山で栄え、真っ赤な塗料「ベンガラ」(酸化第二鉄)の産地となったそうです。
現在は岡山県独自の制度「ふるさと村」に認定。
ベンガラの赤を基調とした、昔ながらの街並みが形成されています。

郵便局も景観に溶け込んでいて面白い。
ちなみに、とと道の「とと」には魚の意味があり、笠岡の港から「魚介類を送った道」が名称の由来なのだそうです。
では現代版の「とと道」を笠岡方面に南下して行きましょう。
岡山県 県道300号 宇治下原線

岡山県道85号から300号に入って間もなく、片洞門が現れました。
下から撮影してみます。

これほどのオーバーハングはなかなか無いです。
というか普通に怖い。
次なる刺客は
羽山第一隧道。

…だ、誰も居ませんよね?
離合不可能な道路幅、頭上のオーバーハング、素掘りのトンネル。
一部のマニアにとって、垂涎ものの要素満載の道路です。
成羽川の支流、島木川に沿った羽山渓。
新緑、紅葉共に美しいことで有名ですが、その最大の見所はやがて姿を現します。
羽山第二隧道

このインパクトは強烈の一言。
自然の鍾乳洞(棲龍洞)の一角が、そのまま県道300号のトンネルとして使われているそうです。
デミオとの比較でこんな感じ。

もし予備知識のないまま来たら、絶対に驚くと思います。
でも、知らずに来ることはまず無いであろうジレンマ。
トンネルの中はもちろん素掘り…というか半分鍾乳洞。

2.5mの高さ制限があるので背高の車は注意。
ちなみに以前に訪れた時は南側から北上。
今回は
酷の三段活用が面白かったので、もし訪れるのであれば北側からの南下がおすすめです。
最後のショットは夕暮れの瀬戸大橋。

…は間に合わず、倉敷JCTで終了。
ちょっとそこまでバッジを受け取りに行ったはずが、結局730km走行という不思議。

楽しかったので良しとしましょう。
書いているうちに、おまけ(+α)の部分が長くなってしまいました。
前半の悪天候(-α)を強引に補うという試みでしたが、見事に支離滅裂になった気がします。
雑多で読みにくい文章だったと思いますが、最後まで読んで頂きありがとうございました。