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2017年08月28日 イイね!

2017-08 千葉の旅 ±α

2017-08 千葉の旅 ±α旅をしていると、どうしても上手く行かない事があります。

渋滞に嵌って遅れが生じる。
天候に恵まれない。

もちろん連休中の渋滞は仕方がないし、全日の好天などは端から期待しない方が良い。

稀に全てが上手くいく理想の旅はある。
しかしその真逆もある。


今回の旅程表です。

最大の目的は千葉県の道の駅コンプ。
リストの赤字は観光要素として予定。

(※運転中の撮影は、バイザーホルダ改+リモートスイッチを使用)



1日目 … 8月14日(月)

今年のお盆休みは11~16日が一般的で、出発日の14日は帰省ラッシュと重なります。
前日22時の予定を、2時間前倒しの20時に出発。

開始早々2時間の貯金。
長旅では気持ちのゆとりが大切。

この時期、上りの明石海峡大橋~舞子トンネルの渋滞は毎度の事。

しかし淡路SAにすら届かない場所から混むのね…。

東名阪の亀山JCT~四日市JCTの区間は、もうどうしようもありません。

GWの渋滞よりも酷かったという。
新名神が伊勢湾岸と直結する日(※2018年度予定)が待ち遠しいです。


夜明け前の4時20分、最初の目的CPである七沢森林公園に到着。

6時40分着の予定なので、出発時の貯金2時間は辛うじてキープしました。

特徴的なアーチ橋を撮ったつもりですが、暗くて殆ど見えません。
いつもならボツにする写真かな。

続いて5時過ぎ、よみうりランドに到着。

予定では最終日ラストのCP。
夏休み期間の周辺混雑を考え、初日の早朝に前倒ししました。

その後、三浦半島で未所得バッジ関連のCPを獲得。
横浜横須賀道路から、首都高速湾岸線へと進みます。

湾岸線本牧JCTから鶴見つばさ橋へ。



今回訪れた3日間、湾岸線に限らず他の首都高にも混雑はなく、とても走りやすいのが印象的でした。
この流れならデミオでも200マイル出そう。(出ません)

新木場ICから東京ゲートブリッジ。

ところで今回のブログ、なんて事のない写真が続きますね。
大きな声で言えませんが、諸事情による水増しです。


旅程表ではゲートブリッジの次に、東京湾アクアラインで千葉県入り。
その後は木更津で江川海岸
袖ヶ浦で千葉フォルニアを訪れる予定でした。

しかし、当然といえば当然ですが、海ほたるが大混雑との情報。
そこでアクアラインを最終日の早朝に変更し、最終日のスケジュールを初日に消化しました。



雨です。
それも大雨。

ドライブどころではなくなり、15時過ぎにホテルに到着。
駐車場からロビーまで、傘を差していても濡れるほどの雨でした。

今回の旅はアパホテル&リゾート〈東京ベイ幕張〉で2泊。

このホテルからの眺めは楽しみの一つ…って、何も見えんがな。

走行ログは首都圏付近を抜粋。

明日は1時出発の予定なので、18時におやすみなさい。



2日目 … 8月15日(火)

0時にセットしたアラームで起床。

眠い。
なんて酷いスケジュールだ。

窓から外を眺めてみる。

一瞬で目が覚めました。

寝ている間に雨が止んだようです。
この夜景が見たくて高層階指定の予約をしました。

プリンスホテル時代は躊躇したであろう宿泊代も、アパグループに売却後は気軽に泊まれる価格になっています。
ホテルとしての格はともかく、庶民としては単純に有難い。

ちなみに赤坂プリンスホテルがバブルの象徴、そして幕張プリンスホテルはバブルの塔と呼ばれていたそうです。


遥か頭上、35階の部屋に宿泊。

全50階中、44階までが客室なので、欲を言えばもうちょっと上が良かったな。

1時にホテルを出発。
ナビ任せで「道の駅くりもと」を目指していると、成田空港に連れて来られました。

地下というのはわかるけど、現在地も方角も不明なまま走行。

成田空港周辺は過去に迷わなかった事がなく、今回もきっちり間違えてノルマを達成。
おそらく付近の磁場が狂っているのでしょう。(反省なし)


4時過ぎに犬吠崎に到着。

こうやって夜明けを待つ時間、2014年GWの北海道納沙布岬を思い出します。
時間が経つにつれ、徐々に人が集まって来たのもあの時と同じ。

みんな想いは一つ。
もしかしたら沖合は晴れているかもしれない。

そんな一縷の望みに賭けて来ましたが、敢え無く撃沈。

とはいえ、想定の範囲内ではあります。
昨日の大雨、そして当日の天気予報を考えれば、この時点で雨が降っていないだけでも御の字。

さて、この日の道の駅巡りは実に全24箇所

房総半島の南部は密集しているため、数から受ける印象ほど大変ではありません。
取り残しにだけ注意しながらの進行となりました。


犬吠埼からは南西に進み、九十九里ビーチラインを走行。
走りながら景色の良さそうなポイントを探す予定でしたが、予想に反して殆ど海が見えません。

適当な場所で海岸に近付き、九十久里浜を撮影。
天気も良くないですが、こういう場所を撮るセンスの無さが悲しい。

さあ、次はこの旅で最も楽しみにしていた濃溝の滝です。



魚見塚展望台

鴨川市内を見渡せる、魚見塚展望台を訪れました。
天気は相変わらずイマイチですが、景色が良くて実に爽快な展望台でした。


濃溝の滝?
行きましたよ、ええ。

駐車場に入る車列に並んでいたら、雨が降り出しました。
でも意地でも行くと決めて、ようやく駐車場内に入ったと思ったら、まるで洗車機の中のような集中豪雨。

もうやけくそで車を降りようと思ったら、傘がない。

いや、そんなはずはない。
だって昨日使ったのだから………使った?

もしかしてホテルの部屋に置いてきた?



安房国一宮 洲崎神社

房総フラワーラインのほぼ最西端、洲崎神社を訪れました。
長い急階段の先に本殿があり、そこから絶景が拝めるそうです。(拝めませんでした)

この神社には、もう一つとっておきの撮影ポイントがあるそうです。
それは県道257号を挟んだ西側に渡り、海岸に面したこの浜鳥居。

鳥居の中心に丁度富士山が収まるそうです。(収まりませんでした)
そして再び雨が降ってきました。
傘はありません。

なんかもう心が折れそうですが、鋸山を目指します。

はっきり言ってネタが足りません。
ブログが成立するかどうかは、もはや鋸山次第です。


わあ、凄い景色。



隣の11階建てがあんなに下に見えるので、やっぱり35階だと高いですね!






3日目 … 8月16日(水)

朝から雨です。



真っすぐお家に帰りました。

おしまい。


この3日間。
東京で観測史上歴代2位となった、21日連続雨天の真っ只中。
予報の段階で覚悟の上とはいえ、ここまで絶望的に降られるのは流石に想定外でした。

実は房総半島南部は初の訪問。
それだけに悔しさが残ります。

これまで千葉県といえば、幕張周辺の先進的なイメージが強かったです。
その一方で、自然の豊かさも魅力だとわかったのが今回の収穫。

要リベンジ対象として再訪問を誓い、中途半端なブログの締めにしたいと思います。




8月27日(日)

瀬戸大橋は高速道路なのに信号機があります。

突発的な強風や災害時、取り敢えずここで降りろって事らしいです。
しかし瀬戸内海の真ん中に隔離されても、それはそれで困りそうではあります。


閑話休題。
千葉県の旅が不発に終わり、ストレス発散どころかストレスの上積み。
これ以上溜め込むと仕事にも影響が出そうです。

この日は丁度手頃なイベントがあるため、早朝の瀬戸大橋で岡山県に向かいました。

山陽自動車道に入って間もなくの夜明け。

気持ちの良い早朝に、無数の鳥が空を舞う光景。
ドライブとはかくあるべき。


目的地の岡山国際サーキットに到着。

ハイパーミーティング2017 in 岡山国際サーキットにて、2年ぶり2回目の限定バッジが配布されました。

限定バッジと言えば、大体いつも指を咥えて見ているだけ。
こんな近場での配布は嬉しい限りです。

誰か知っている人が居るかな、と思い暫し待機。
しかし、画面上のお名前に見覚えはあっても、やはり誰が誰だかわからず早々に退散(^^;


サーキットを後にし、兵庫県姫路市へと走行しました。

次の目的地、書写山ロープウェイの山麓駅に到着。

8時30分の始発便で山上を目指します。


天台宗別格本山 書寫山圓教寺



圓教寺は西国三十三観音霊場、第二十七番札所。
西国最大規模の寺院で「西の比叡山」と呼ばれるほど寺格が高いとのこと。

2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」、ハリウッド映画「ラストサムライ」のロケ地になったそうです。

掛け軸に御朱印を頂きました。

掛け軸は御朱印帳と違って乾きにくいため、備え付けのドライヤーで乾かします。

下りのロープウェイから姫路市を撮影。

この書写山と圓教寺は想像以上で、個人的に魅かれる所が多々ありました。
紅葉の時期にでも、また訪れたいと思います。


予定は未定。

久しぶりに気の向くまま車を走らせてみる。
写真は播但連絡有料道路ですが、傍若無人なペースカーが時速30km程で走行中(^^;

次はご無沙汰な酷分摂取に、あまり記憶にない国道429号を走行。



クネクネの標識ですが、酷分のお味は意外とまろやか風味。

この後は鳥取自動車道で北上し、日本海までやって来ました。



日本海だけど標識はHawai
1km先の出口から常夏のビーチ…ではなく、温泉を目指します。


望湖楼 http://www.bokoro.com/

山陰・はわい温泉の宿、月下湖上の楽園「望湖楼」です。
ここは2015年にBSジャパン「空から日本を見てみよう plus」で紹介されました。

その放送以来、いつか必ず訪れようと思っていた温泉があります。

全国で唯一の湖上に浮かぶ露天風呂。
写真を撮れないのが残念ですが、噂に違わぬ絶景のロケーションでした。


温泉を満喫後は、海岸線から南下して大山環状道路を走行。

大山は雲にかくれんぼ。
さて、そろそろ帰る時間ですが、その前に最後の目的地を目指します。


吹屋往来 とと道

岡山県高梁市の吹屋を訪れました。
この地はかつて銅山で栄え、真っ赤な塗料「ベンガラ」(酸化第二鉄)の産地となったそうです。

現在は岡山県独自の制度「ふるさと村」に認定。
ベンガラの赤を基調とした、昔ながらの街並みが形成されています。



郵便局も景観に溶け込んでいて面白い。
ちなみに、とと道の「とと」には魚の意味があり、笠岡の港から「魚介類を送った道」が名称の由来なのだそうです。

では現代版の「とと道」を笠岡方面に南下して行きましょう。



岡山県 県道300号 宇治下原線

岡山県道85号から300号に入って間もなく、片洞門が現れました。

下から撮影してみます。

これほどのオーバーハングはなかなか無いです。
というか普通に怖い。


次なる刺客は羽山第一隧道

…だ、誰も居ませんよね?

離合不可能な道路幅、頭上のオーバーハング、素掘りのトンネル。
一部のマニアにとって、垂涎ものの要素満載の道路です。

成羽川の支流、島木川に沿った羽山渓。
新緑、紅葉共に美しいことで有名ですが、その最大の見所はやがて姿を現します。





羽山第二隧道

このインパクトは強烈の一言。
自然の鍾乳洞(棲龍洞)の一角が、そのまま県道300号のトンネルとして使われているそうです。

デミオとの比較でこんな感じ。



もし予備知識のないまま来たら、絶対に驚くと思います。
でも、知らずに来ることはまず無いであろうジレンマ。

トンネルの中はもちろん素掘り…というか半分鍾乳洞。

2.5mの高さ制限があるので背高の車は注意。

ちなみに以前に訪れた時は南側から北上。
今回は酷の三段活用が面白かったので、もし訪れるのであれば北側からの南下がおすすめです。


最後のショットは夕暮れの瀬戸大橋。

…は間に合わず、倉敷JCTで終了。

ちょっとそこまでバッジを受け取りに行ったはずが、結局730km走行という不思議。

楽しかったので良しとしましょう。


書いているうちに、おまけ(+α)の部分が長くなってしまいました。
前半の悪天候(-α)を強引に補うという試みでしたが、見事に支離滅裂になった気がします。

雑多で読みにくい文章だったと思いますが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

Posted at 2017/09/13 13:45:21 | コメント(9) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2017年07月19日 イイね!

2017-07 長崎の旅

2017-07 長崎の旅旅程表を作るのは楽しい。
仕事が忙しくて動けない時も、旅程表だけは作り続けています。

そのプランの殆どは2泊3日を想定し、ハイドラCP特化だったり観光重視だったり、その両者のバランス型等様々。

そんな中、極稀に誕生する会心のプランが今回の旅。

最初の構想から1年以上という秘蔵の蔵出しを、順を追って書いて行こうと思います。



1日目 … 7月15日(土)

道中を省略して、いきなり長崎県諫早市です。
写真は諫早公園の眼鏡橋

1958年、日本で初めて重要文化財に指定された石橋。
その後の1960年に、本明川から約500m離れた現在地に移設。

眼鏡橋は長崎市の中島川が有名ですが、こちらは長崎市の橋を参考に架けたと言われているそうです。


ところで諫早市といえば、まず最初に連想したのが諫早湾干拓事業。
1997年の潮受け堤防閉門のシーンは、おそらく記憶に残っている人も多いと思います。

現在でも多くの問題を抱えた干拓事業ですが、2007年に開通した雲仙多良シーラインは地元の生活道路、旅行者の観光道路としても役に立っているようです。

諫早湾を縦断する防潮堤に作られた、実に約8kmにも及ぶ直線道路。

ほぼ中央にある休憩所の横断歩道から、諫早市方面を撮影。
ここは無数の蜘蛛天国と化していたので、虫嫌いの方は要注意(^^;

こちらは雲仙市方面。

次に向かう普賢岳は雲が掛かって見えませんが、この日の予報ならばまだ希望があります。


島原市からは国道57号を西に進み、仁田峠循環自動車道路を暫く走ると第二展望所が見えました。

この道路は雲仙天草国立公園内にあり、2009年に雲仙市に移管されて以降は無料開放されています。
(任意の自然保全協力金が100円)

展望台から平成新山を撮影。

実際に訪れた人ならわかると思いますが、写真からは伝わらない迫力に圧倒されます。


仁田峠に到着後、雲仙ロープウェイに乗りました。



写真は妙見岳展望所にて撮影。
景色が良くて気持ちの良い場所ですが、狭い山道の道中にアブやハエが大量にいたのが難点。

あとから知ったのですが、その正体は実はブヨ。
刺されるというか、皮膚を噛み千切って血を吸われると、痒みと痛みと腫れが酷くて大変なんだそうです…ひええ。

下りのロープウェイにて撮影。

すれ違いの瞬間って、やっぱり撮影しちゃいますよね(笑)


仁田峠の次に向かったのは、麓の温泉街にある雲仙地獄



源泉の最高温度は98℃で、物凄い噴気と匂いです。
せっかくなので温泉にも入りたかったのですが、施設の大半が日帰り入浴不可な時間帯なのもあって断念しました。

予定よりもかなり早いけど、このまま早めに行って長崎観光をしようと思います。


そして正午前にはドライブの終点、長崎市に到着。

駐車場に車を入庫すると、もう明日の夜まで車には乗りません。
長崎市内は徒歩で散策します。

おお、出島だ。

中学校の修学旅行以来です。

早速中に入ったのですが、中央の通りは思いのほか閑散としています。

この日の最高気温は33℃で日差しも強烈。
炎天下の観光よりも空調の効いた屋内が、みんな共通の本音なのかもしれません(^^;

その後も街の散策を続け、予定の時間になったので集合地点へと向かいました。



ブラックダイヤモンド号を発見!

黒とオレンジのスタイリッシュな船。
高島海上交通グループ運営「軍艦島上陸クルーズ」のクルーザーです。

ちょうど一週間前、軍艦島上陸ツアーに空きを見つけ、少し迷ったものの結局予約をしてしまいました。


迷った理由はただ一つ。
一週間前は梅雨本番の天候で、週間天気予報も雨続きだった事。

軍艦島上陸ツアーは5社が権利を持っており、それぞれ少しずつ内容が異なるようです。
各社共通しているのは、悪天候で波が高いと上陸が出来ない事。


あと注意が必要なのは、この軍艦島クルーズの場合、もし最少催行人員15名に満たなければ船が出ません。
平日ならば、天候確認後に当日参加の可能性がある一方、欠航の危険性もあります。

そんな運の要素が強いツアーなので、この日の好天は嬉しい誤算でした。


長崎湾から眺める長崎の街。

中央に見える豪華客船は Norwegian Joy(ノルウェージャン・ジョイ)

軍艦島クルーズは途中で高島に立ち寄り、高島石炭資料館を訪れます。

屋外に軍艦島のリアルな模型がありました。

高島港を出港すると、いよいよホンモノの軍艦島に接近します。



事前に「進行方向の右側に座る方がいい」との情報を得ていたのですが、なんと反時計回りに進むではありませんか。
これでは良い写真が撮れません。

と思いきや、右舷側の撮影タイムも用意してくれていました。

ちなみに軍艦島の正式名称は端島
確かに軍艦ぽい形をしていますが、軍艦島と呼ばれる程かと言うと少々疑問。

そんな人達のために、とっておきのポイントに船を移動してくれます。



おお、これは紛うこと無き軍艦だ!

周遊が終わると、いよいよ軍艦島に上陸開始です。









ここは敢えて多くを語らず、興味のある方は実際に現地で見てもらった方が良いと思います。

現在通行可能なエリアは、海岸沿いの見学通路(約220m)のみ。
その他は一切立ち入り禁止です。





これを短いと評する感想もあるようですが、個人的にはとても価値のあるツアーでした。

最後にこの一枚。

ただの防波堤に見えるかもしれませんが、実は超が付く重要な場所。

軍艦島クルーズのガイドさんの説明はとてもわかりやすく、本当に素晴らしかったと付け加えておきます。




2日目 … 7月16日(日)

曇りのち晴れの予報。

この日は朝から長崎港へと向かいました。

やがて時間となり、写真のジェットフォイルに乗船です。

この「ぺがさす2」は米国ボーイング社の水中翼船。
船体が浮上して離水した後は、翼だけで航行する翼走状態になり、波による揺れは殆どありません。

最高速度は時速80kmにも達し、僅か90分程で目的の島に到着。



ここは五島列島で最大の島、福江島です。


レンタカーの手続き後、最初に向かったのが堂崎天主堂

五島列島には江戸時代の禁教令の後に、隠れキリシタンが移り住んだ歴史があります。
そして明治時代の禁教令解除後に、数多くの教会が作られたのだそうです。

堂崎天主堂は福江島を代表する聖堂。
五島列島は教会巡りをするだけでも楽しいと思いますが、その総数はなんと50箇所。
スタンプラリーもあるそうなので、興味のある方は挑戦してみて下さい(^^)


真新しいトンネルもあり、福江島の交通事情は良好。

地元の車は基本ゆっくりなので、たまに長い車列が出来るのはご愛嬌。


道の駅 遣唐使ふるさと館

五島列島唯一の道の駅であり、長崎県のコンプリートには必要不可欠な場所です。
写真のフィットが今回のレンタカー。


道の駅から西に走ると、日本一美しい海水浴場があるそうです。

…いやいや、どうせ日本一は言い過ぎでしょ。
自称「日本で5番目」ぐらいにしておけば、ガッカリされることもないだろうに。

旅を続けるとどうしても誇大表現やガッカリ名所と出会い、次第に疑い深くなってしまうのです。


高浜海岸

…いやいやいや、美しすぎでしょココ。

この写真、完全に失敗しました。

実は足元まで波が来ているのですが、写真に撮るとただの砂浜にしか見えません。

それほどまでの透明度なのですが、あの色を撮れていないのはまさに痛恨。
そして水着を持って来なかった事を本気で後悔。

ちなみに場所は、道100選CP「国道384号」のすぐ近くです。
この後は後ろ髪を引かれつつ、その国道384号をひたすら南下します。


次の目的地、大瀬埼断崖に到着しました。



反対側には大瀬埼灯台
この絶景、どこかで見覚えのある方も居られると思います。


ここは映画「悪人」のロケ地。

2011年のテレビ放映後すぐに検索し、いつの日か必ず訪れたいと思っていた場所。


妻夫木聡主演「悪人」という映画について少々。
吉田修一の長編小説を映像化し、世界的な数々の賞を受賞した作品です。

しかし、正直に言うと好きな作品ではありません。
法社会へのアンチテーゼ的なテーマかもしれませんが、個人的には後味が悪すぎました。

それなのに記憶に鮮明に残ってしまったのは、これこそが作品の持つ力なのかもしれません。


この日も最高気温が33℃に達し熱中症の危険もありますが、十分な時間と着替え一式を用意して来ました。
念願の地に来たからには、意地でも灯台まで歩きます。

ここから灯台まで1.2kmの道のりです。

遊歩道に入ってすぐ、前方から疲れ切った2人組が歩いて来ました。
挨拶後に「大変でした?」と尋ねたら「死ぬかと思った」と有難いお言葉(^^;

出発早々心が折れそうになりましたが、ずーっと下りなのでそれほど大変ではありません。



灯台を目指してどんどん下ります。
帰り道のことなんて今は考えないし、むしろ考えてはいけない

このポイントでようやく灯台を確認。

かなり下ってきましたが、まだ少し距離がありそうです。

そして…ついに視界が開ける場所に来ました。

それがこの光景。

これほどまでに美しい灯台は、今までに見たことがありません。
昨年末に訪れた石垣島の平久保崎も感動したけれど、大瀬埼は確実にそれ以上。

最後の階段を上り、ついに灯台に到着です。



本気で感動しました。
道中の苦労を考慮すると感動度はさらに1.5倍。

終日エアコンのデスクワークでも、本気でやろうと思えば何だって出来る。



もし問題があるとすれば、この暑さの中、今まで下った道を今度は登る以外に選択肢がないことぐらいです。


その帰り道、本気で死ぬかと思った。

距離と高低差だけでも結構大変なのに、この異常な暑さは冗談じゃない。
最初にすれ違った人の気持ちが、嫌という程わかりました。

もしも、この苦しさを事前に体感していたら、絶対に行かなかったと思います。

でも本当に行って良かった!
でも絶対に行かない!(今だに混乱中)


鬼岳温泉(五島コンカナ王国)

大瀬埼の後は、汗を洗い流すために温泉と決めていました。

福江島には2つの温泉があり、場所的に最適な鬼岳温泉を選択。
それほど期待していなかったのですが、鉄分豊富な茶褐色の本格温泉で驚きました。

五島コンカナ王国は総合リゾート施設。

こういう所に泊るのも楽しいだろうな…と、鬼岳が見えました。
次はあそこに行ってみましょう。


鬼岳園地



標高315mで芝生に覆われた鬼岳は実は火山。
その美しさと名前のギャップには違和感すら覚えます。

時間いっぱいまで登ろうと思っていたのですが、想像以上の高さがありました。
せっかく着替えたばかりなのに、また汗だくになるのが嫌で早々に断念。

温泉に入る前に来れば良かったです(^^;


この後はレンタカーを返却し、ジェットフォイルで長崎港へと帰港。

写真の女神大橋は、上を走るよりも先に4回も下を潜ってしまいました。

2日目はこれで終了…ではありません。
実はまだまだ楽しみにしていた場所を訪れます。


権現山展望公園

長崎半島最南端、野母崎からサンセットを撮影。
雲に隠れたのがちょっと残念。

ふと下を見ると軍艦島が見えました。

長崎港から時間が掛かったので、もっと沖かと思っていたのですが、本土から見ると意外なほど近かったです。

海岸線から軍艦島を撮影。

最盛期に5000人以上が暮らし、世界一の人口密度を誇った島も、現在では灯台の光しかありません。
物悲しくも美しい軍艦島のシルエット。


やがて太陽が姿を隠し、空も海も暗くなった中、北上を続け来た道を戻ります。
夜には夜のお楽しみ。

とっておきの夜景が次の目的地です。


稲佐山展望台

標高333mの展望台から長崎市内を見渡せるスポット。
その夜景は世界新三大夜景(モナコ、香港、長崎)に認定され、「1000万ドルの夜景」と称されているそうです。

注意点としては、山頂駐車場は土曜・連休中のマイカー規制(18:30~22:30)があること。
※規制時間帯は無料シャトルバス有

麓のロープウェイ乗り場は駐車場が狭いこと。
連休中は余りにも人が多過ぎて、ロマンチックを求めてはいけないこと。

しかし夜景は素晴らしい。

疲れはしたものの、とても充実した一日でした。




3日目 … 7月17日(月)

最終日は長崎県の「道の駅」の仕上げをしながら帰ります。
その道中、以前に近くまで来ていながら、知らずにスルーした場所に立ち寄ってみました。


展海峰

佐世保市下船越町にある展望公園で、九十九島が一望できる展望台があります。

ここは想像以上の絶景でした。

この写真だと一部を切り取った絵に過ぎず、実際のパノラマ状の光景は全くの別物。

九十九島の数は99どころではない208
見応え十分のおすすめスポットです。


神崎鼻

ここはハイドラの岬CPでもあるので、訪れる人は多いと思います。
CP獲得後に少しお散歩して、日本本土最西端の碑まで歩いてみるのも良いかも。

ところで”最西端”が少し気になりました。
場所的に平戸島がさらに西なのですが、橋が繋がっているとはいえ、やはり離島扱いになるようです。

さあ、旅のフィナーレに向けてラストスパートと行きましょう。


鷹島肥前大橋

日比水道をまたぐ鷹島肥前大橋を撮影。
この美しい橋の向こうは鷹島です。

鷹島に入ってすぐ、道の駅 鷹ら島に到着。

36県目のコンプリートは長崎県。
離島のある県は手強いのですが、旅をする上では特上の楽しみでもあります。

2泊3日という短い時間に、思い付く限りを詰め込んだ旅。
今回はほぼ全てが予定通りに進み、目的も完遂する事が出来ました。

さあ帰ろう。
帰ってうどんを食べよう。


山口JCTから、山陽自動車道ではなく中国自動車道を選択。

連休中にも関わらず、相変わらずの貸し切り具合。
もちろん遠回りなのですが、自分のペースで走り続けられるお気に入りの道です。

景色の変化が少ないので、進んでる気がしないのが唯一の欠点かな。


瀬戸大橋 (与島PA)

最後の写真は、与島PAにて撮影した瀬戸大橋。

ここ数年、関西から東は淡路島経由の明石海峡大橋。
九州にはフェリーで行く事が多く、意外なほど瀬戸大橋は通っていませんでした。


四国に戻ると全ての旅程が終了。
GW以来の旅だったのですが、もっと長い期間動いていなかった気がします。

気持ちの上では本当に久しぶりの旅。
それは長崎県を舞台にした”とっておきのプラン”で、期待以上の時間を過ごす事が出来ました。
Posted at 2017/07/19 21:20:14 | コメント(5) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2017年05月09日 イイね!

2017-GW 三陸の旅

2017-GW 三陸の旅去年のGWに続き、今年も東北地方を旅してきました。

「三陸」とは、陸前(宮城) 陸中(岩手) 陸奥(青森)を指します。

ただ、三陸の定義は存外に曖昧で、三陸海岸を指す言葉としての定着もあるそうです。

実際のところ、去年のメインだった青森県は未訪問なのですが、計画当初のタイトルでブログを書こうと思います。


(※運転中の撮影は、バイザーホルダ改+リモートスイッチを使用)


1日目 … 5月3日(水)

四日市JCTは渋滞名所。

でも午前2時台という深夜の渋滞は想定外。

GW後半の初日とあって、午前1時の予定を2時間繰り上げて出発しました。
今年は首都圏を突き抜けるため、渋滞は覚悟の上なのですが、今にして思えばこれが前兆だったのかもしれません。


日本平に到着。

奥に見えるのは静岡県の集約電波塔、日本平デジタルタワー

ここまでの行程は約530km
全行程(約1,170km)の半分にも達していないのに、余裕綽綽の寄り道です。

茶畑越しに清水の街と港。

奥には富士山が控える有名な撮影スポット。


続いて湘南平に寄り道。

ここには平塚テレビ塔があります。
今回の目的の一つがタワーの神様バッジであり、ついでにタワーと一緒に車の写真を撮る事でした。(※撮影後すぐに移動しています)


余談ですが、自分的ハイドラの鉄則。
それは取り捨て選択を徹底すること。
特に遠方を訪れる際は、道中はバッサリと切り捨てる。

しかし今回はタワーという理由を付けて、その鉄則に反してしまったのです。


話を戻して、次のタワー?は牛久大仏。
そして今年のGW最大の難所である首都圏突入ですが、ここまでで貯金が約3時間。

少々の渋滞にハマったところで、これだけあれば余裕でしょう。


牛久大仏に到着。

平塚から牛久まで4時間以上かかりました\(^o^)/
3時間あったはずの貯金が、一気に40分の貯金にまで減少。
精神力も大幅に減衰。

そもそも、別に今回の旅でタワーの神様を獲る必要はなかったのですよ。
ついでに言うと、何で初日の宿が自宅から1,100km以上も離れた宮城県なのか、この計画を立てた当時の自分を問い詰めたい。

愚痴っても仕方がない。
再度貯金を作れるよう頑張って走ろう。


大洗マリンタワー

大洗の那珂湊おさかな市場周辺が大混雑する事は、事前にリサーチ済み。
ただ、ICからタワー周辺、水族館周辺広域からICまでもが大混雑なのは完全な誤算。

ついに貯金から借金生活に転落。
ホテルまでまだ300km近くもある。

このままだと寝る時間が減る一方です。
だからと言って今更タワーを諦めるわけにもいかず、代わりに日立市周辺の予定CPを4箇所断念。


いわきマリンタワー

予定を短縮したおかげで、旅程のペースには復帰。
精神的には敗残兵。


仕事から帰宅後、2時間程の睡眠で自宅を出発して22時間
宮城県名取市のホテルに到着。

走行距離 1,170km



2日目 … 5月4日(木)

混雑回避のため、仙台市内のCPは早朝に回収します。

大年寺山テレビ塔

近過ぎて収まりきらないの巻。


トリシャイン

だんだんと写真が適当になってきた。

ここから先は、昨日のトラウマを振り払うよう一心不乱に走ります。
今年のGWは舐めてたら死ねる。

ただ、この日は順調に行程を消化でき、予定通りに達谷西光寺を訪れました。
ここはお寺なのに鳥居がある一方、神域の毘沙門堂と達谷西光寺境内は厳密に区別されているそうです。

写真は、高さ35mにも及ぶ崖に埋まるように建てられた達谷窟毘沙門堂

次は毛越寺の予定で、当日の何シテル?にも書いたのですが…。
到着すると駐車場がオーバーフローしており、道路上に長い車の列が出来ていました。

非常に残念なのですが、この後に控える夜間通行止め(17:00~8:30)の道路が最優先のため断念。


そして2日目のメイン、秋田県と岩手県をまたぐ八幡平アスピーテラインにやって来ました。
写真は標高1,260mの源太岩。

朝廷から賊軍征伐の勅命を受けた征夷大将軍坂上田村麻呂が、家来の源太忠義と忠春に偵察を命じ、ここから敵の様子を探ったと言われているそうです。


源太岩から先は徐々に積雪量が増えていき、見応えのある景色が続きます。





天気も景色も最高で、歴代でもトップクラスの爽快ドライブでした。

アスピーテラインの最高地点、標高1,613mの見返峠に到着。



そしてこの絶景。
ホテルの場所がすぐ近くなので、時間を気にせず楽しめたのも良かった。

十分に満足出来た頃、ふと来る途中に気になる場所があった事を思い出し、せっかくなので行ってみようと駐車場を後にします。

雪の壁はこの辺りが一番高かった!


焼走り熔岩流

1719年の噴火で、岩手山中腹から流出した溶岩流により形成された岩原だそうです。
現在でも風化が進んでおらず、学術的にも貴重な場所とのこと。

1km程の遊歩道がありますが、歩き難いので足元にはお気を付けを。

広大な駐車場にて撮影。

ここは八幡平温泉郷へと繋がる道路。



岩手山をバックに撮影。


八幡平ロイヤルホテルに到着。

今回の旅は、この2日目のホテルが最高でした。





3日目 … 5月5日(金)

見事な青空の朝です。

この日の岩手山もとても美しい。
3日目は今回のタイトルでもある、三陸海岸沿いがメインのルートです。


カシオペアメッセ・なにゃーと

神様バッジ獲得条件である、69箇所目のタワーに到着。
ここから先は国道281号で久慈市に抜け、宮城県に向けて三陸海岸線を南下します。


国道45号から岩手県道44号に入って間もなく、太田名部防潮堤が現れました。

岩手県下閉伊郡普代村にある、高さ15.5mの防潮堤。
計画時に「高すぎる」との批判が渦巻く中、当時の和村幸得村長が明治時代の津波を教訓に、絶対に15m以上を譲らなかったそうです。

反対を押し切って建設した結果、東日本大震災において内側の住宅の浸水及び死者はゼロ。

世界中から喝采を浴び、各メディアが絶賛した普代村の奇跡
今回の旅で必ず訪れたい場所の一つでした。

普代村から先の陸中海岸シーサイドラインは、快適快走のワインディングロード。
去年も走った道ではありますが、今年は道中の景勝地に立ち寄りました。


北山崎(北山崎展望台)

200m級の断崖が続く三陸海岸の景勝地です。
日本交通公社の全国観光資源評価「自然資源・海岸の部」で、最高ランクの特A級に格付けされたとのこと。
さすがの見応え十分でした。


鵜の巣断崖(鵜の巣断崖展望台)

崖の中腹に「ウミウ」の巣があることが名前の由来。
こちらは200m級の断崖が5層に連なり、巨大な屏風とも例えられるそうです。

売店など全くない静かな場所でありながら美しく整備されており、強く印象に残った場所になりました。


次は宮古市の浄土ヶ浜なのですが、第1~第3まである駐車場は全て満車。
一応車列に並んだものの、全く動く気配がないので早々に断念しました。

こういう時、GWに動くのは本当に損だと思いますが…まあ仕方がないですね。


さらに南下を続けて大槌町に到着。

大槌湾に浮かぶ蓬莱島は、NHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった島なのだそうです。

ここも東日本大震災で被災し、防波堤が破壊され灯台も根元から倒壊。



それでも弁天神社の弁才天像は流出を免れ、2016年の4月に一連の復旧プロジェクトが完了。

風が強いとちょっと怖いかもしれませんが、訪れる価値のある場所だと思います。

実際に歩くと結構な距離です。


ここからは国道283号で西に移動し遠野市に到着。

田んぼが続く風景に、突然小さな茅葺き屋根が現れると、そこが目的地の荒神神社でした。
名前とは裏腹に素朴で落ち着く風景です。

次は遠野市で行きたかった場所その②を目指します。
道中はそれなりに狭くて荒れており、GWだからか意外なほど対向車があって大変でした。


高清水展望台に到着。

パノラマ状に遠野市を見渡せる絶景スポット。

こういう景色は大好物なのですが、9月下旬から11月初旬にかけて早朝に現れる雲海は、もはや言葉が出ないほどの素晴らしさだそうです。

元の道に戻ってからは、遠野市で行きたかった場所その③を目指して北上を続けます。…が。

完全に想定外というか、出発前に岩手県の道路規制情報を調べたけど、ここの規制は載ってなかった(はず)
これは単純に困るというよりも、予定が破綻するレベルの不意打ちでした。

後ろから来た軽トラ(関係者)の方に聞いたところ、通り抜けは出来ないけど目的地までは行けるとの事。
ここまで来た以上、せめてそこまでは行きたい。


荒川高原牧場

牧場の中を抜けて行く快走路でした。
とても気持ち良く走れたのですが、惜しむべくは動物の姿がなかったこと。
ここは夏に来ると、より一層楽しめると思います。

この先でUターンして来た道を引き返します。

そして国道340号、立丸峠から宮古市に。

この迂回のため予定では27kmの区間を、60km以上も走らされました。




4日目 … 5月6日(土)

花巻市のホテルから大船渡市へと移動し、碁石海岸に到着。
この日は雨の予報ですが、楽しみの多い一日なので空に祈りながらの進行です。

写真は碁石岬灯台奥の展望台にて撮影。

ここも迫力があって良かったのですが、出来れば穴通磯が見たかった。
船でしか無理だと思っていたのに、どうやら陸からも見れると知って今更ながら後悔しています。


次に向かった陸前高田市は、数多くの傷跡を現在でも残していました。



あの日あの時以来、ここは時間が止まっています。
写真で見た事があったとはいえ、実際に見るとショッキングです。


奇跡の一本松

高田松原の約7万本の中で、たった一本だけ津波から耐えた奇跡の一本松。
その後の塩害によって自力での生息が不可能になったとはいえ、その存在は紛れもない奇跡だと思います。


場所は変わって、ここは宮城県宮城郡七ヶ浜町の多聞山
松島四大観のひとつに数えられる景勝地で、隠れ名所とも言われているそうです。

北端・代ヶ崎の毘沙門堂裏手から眺める松島の景色。

この後は、三陸自動車道、仙台南部道路、東北自動車道を走ります。
次の目的地は、この旅で裏のメインとも言える場所です。


宮城蔵王キツネ村

夢にまで見たキツネ村にやって来ました。

6種・約250頭が飼育されており、人間がキツネの檻の中に入るという一風変わった施設。

普通に足元を歩いていたり通路で寝ていたり、イヌ科だけあって犬っぽい。

でも身体能力は非常に高くて2m近い跳躍も可能。
猫みたく高所でも平気で寝ています。

白い個体はホッキョクギツネですね。

専用の餌やり場にはキツネがいっぱい。





下のキツネは、餌めがけて今まさにジャンプしようとしています。


目が合ったキツネに餌をあげました。


喧嘩が勃発。



キツネの喧嘩は相手を噛むのではなく、組み合って押し合う相撲のようでした。
見ていて勝敗はわかりませんが、彼らの中では判定が付いてるのかな。

唯一の入り口付近で睨み合うキツネ達。

ドアを開けることが出来ず、入る人も出る人も困っていました。

争いが終わり、ようやく人の通行が許されました。

ここではキツネ達の方が地位が上のようです。
それにしても楽しい時間でした。


さあ次は因縁の場所。

過去2回の訪問は濃霧と通行止め。
三度目の正直を願い蔵王エコーラインに突入です。

山頂は雲が掛かっているけど青空も見える。
例え一瞬でも良い。御釜が見られればそれで満足。

気持ちの良い新緑のトンネル。

高度が上がると寂しい景色になってきました。

なんか小雨が舞ってるけど、きっと大丈夫。

さらに登ると蔵王版、雪の壁が現れました。

なんか雲が目の前だけど、きっと大丈夫………のはず。















ホテルの部屋からの景色です。

キツネ村は楽しかったし、蔵王の温泉は気持ち良かった。

一部記憶が飛んでいますが、今日も良い一日でした。




5日目 … 5月7日(日)

宮城蔵王ロイヤルホテル

最終日は前日と打って変わって良い天気。
というか蔵王に泊ったのだから、予定をちょっとだけ変えれば、もう一度行く事だって可能。

この天気なら御釜も拝めるはず。

実際のところかなり悩んだのですが、予定表の進行を優先することにしました。

それにこの日だって2年前のリベンジがあるのです。



念願の磐梯吾妻スカイラインを初走行。

前回は火山性ガスのため通行止めでした。



って、この人大丈夫?

浄土平の光景は、凄いというより、凄まじいという表現が近いかもしれません。

一往復半してレストハウスに立ち寄り後、帰宅に向けて下山しました。
これにて今回の旅は終了。

帰りの北陸道はとても快適な流れで、予定よりも早く帰宅しました。

少なく見積もっても満足度 90点は付けられる旅。



2011年の東日本大震災以来、2013年、2016年、そして2017年に東北を訪れています。
三陸の海岸線は、広範囲で大規模な堤防の建設が進み、以前よりも確かな形で復興が進んでいるのを感じました。

ただ、それは目にしやすい部分だけなのかもしれません。
応援というには余りに微力かもしれませんが、今後も機会を作って訪れたいと思います。



最後にこの画像を上げておきます。
左がCP履歴で、右はタワーの神様獲得済みの方からお借りしました。

実は69箇所を達成したにも関わらず、神様バッジが獲れていません。
この原因が単なる通信エラーのレアケースなのか、別の要因なのかは不明です。

個人的には牛久大仏を疑っています。

何故タワーなのか。
何故公式一覧から漏れているのか。

確かに登れるとはいえ、大仏をタワー扱いして関係者に怒られないのか(^^;

謎は深まるばかりです…。
Posted at 2017/05/10 13:28:23 | コメント(5) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2017年01月04日 イイね!

2016-12 沖縄の旅

2016-12 沖縄の旅遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

さて、新年の初ブログ。
2016年ラストにして、一つの区切りとなった旅について書こうと思います。

目指したのは長年の念願である沖縄県。
例年と同じく、仕事納めから大晦日にかけて旅をしてきました。



1日目 … 12月29日(木)

高松空港

空路が多いとは言えない高松空港。
しかしながら、嬉しい事に那覇空港への直通便があります。

上の写真はANA1621便
羽田空港からの到着便が遅れたため、10分遅延での出発となりました。

離陸後は約2時間の空の旅。
向かい風が強くて若干揺れはしたものの、無事に那覇空港へ到着。

レンタカーの手続きを済ませ、最初に向かったのは那覇の市街地。

国際通りは沖縄県随一の繁華街であり、日本でありながら異国情緒溢れる街に感じました。
まずは通過だけで、翌日レンタカー返却後に散策の予定。


首里城に到着。

首里城にて最初に訪れたのは守礼門。
「琉球は礼節を重んずる国である」という意味があり、琉球王国の国王自らが、ここで中国からの使節を出迎えたといわれています。

伝説の獣の像シーサーには魔除けの意味があるそうです。

写真は瑞泉門、左側のシーサー。
公共の場のみならず、一般民家の門や屋根等、沖縄県の至る所で目にしますね。

御庭(うなー)から首里城正殿を撮影。

中央の道、浮道(うきみち)は限られた人だけが通行を許されたそうです。
訪問時には、真っ直ぐ正殿まで歩くと気持ち的に盛り上がるかも?

首里城は中国の宮廷建築と日本の建築様式を元にし、琉球王国の意匠で建築されています。

内部はさらに興味深い造り。
写真は国王が座る玉座、御差床(うさすか)

琉球王国の栄華を感じます。

実を言うと、人工物且つあからさまな観光地はそれほど好きではありません。
出発の10日前まで、首里城訪問は予定していませんでした。

しかし、一足先に沖縄を訪れた96くろさんのブログで興味をそそられ、急遽予定表を調整。
今では行って良かったと心から思えます。
直接肌で歴史や文化を感じる事も、旅の面白さだと再認識しました。


喜屋武岬

沖縄本島の最南端、喜屋武(きやん)岬に到着。

この一帯の断崖は、琉球石灰岩の海岸段丘で形成されているそうです。
沖縄戦で米軍に追いつめられた兵士が、自決するため身を投げたという悲しい歴史があります。

写真はレンタカーのデミオ。
1300のガソリンエンジンなのでディーゼル程のトルクはなく、安いグレードのため内装もややチープ。
ただ普通に走る分には、静かなこっちの方が質感が高い気がしないでもない…。


ひめゆりの塔

看護要員として戦場に動員され、亡くなっていった「ひめゆり学徒隊」の慰霊塔。
悲惨な戦争の歴史においても、ここはまた特別な場所に感じます。

沖縄戦の悲惨さと、今の沖縄が直面している問題について、もっと知る必要があるのかもしれません。
若干しんみりしつつも、せっかくの沖縄なので観光を続けます。


ニライカナイ橋

12月の日没は早い。
首里城の順番を繰り上げて訪問したため、やはり暗い時間の到着になってしまいました。
望んでいたエメラルドブルーの海ではありませんが、これはこれでなかなかキレイかも。

沖縄市のホテルで初日は終了。

途中で終了してしまったので、ログは沖縄市まで届いてないです。




2日目 … 12月30日(金)

万座毛

旅の朝は早く、夜明け前に到着してしまいました。
西海岸の恩納村にある景勝地で「万人が座れる毛(野原)」が名前の由来だそうです。
象の鼻のような奇岩が有名ですね。


宜野座村漢那ビーチ

沖縄のビーチは西海岸が優勢ですが、ここは東海岸の穴場的存在とのこと。
時間が早いこともあり、誰も居ない海岸を楽しめました。

日の出を拝めると良かったのですが、雲の多い一日のようでちょっと残念。
ここから先は国道329号〜331号で東海岸を北上します。


慶佐次湾のヒルギ林

沖縄本島では珍しいマングローブを観賞出来るスポット。
カヌーに乗ることができ、慶佐次川の下流10ヘクタールに生息する貴重な動植物を楽しめるそうです。

丁度、カヌーの講習をしていました。

興味はあるのですが、残念ながら時間がありません。

でも立派な遊歩道が整備されており、陸上から眺めることも出来ます。

ヒルギ科に代表されるマングローブは、海水と淡水の混ざり合う汽水で生息し、写真のような特異な根が特徴とのこと。
奄美大島が有名ですよね。

この後は沖縄を代表するワインディング、県道70号へと進みます。

この写真の公開はかなり迷ったのですが、情報として挙げておこうと思います。
おそらくご存じの方も多いであろう、高江ヘリパッド問題の抗議場所です。

この日は抗議団体と機動隊が睨み合っていたのですが、以前は座り込みによる工事車両の通行妨害が行われていました。
抗議方法としての是非をここに書くつもりはありません。

ただ、沖縄を訪れて県道70号を走る予定の方は、情勢と情報には十分に気を配ったほうが良さそうです。


ヤンバルクイナ生態展示学習施設

国指定の天然記念物「ヤンバルクイナに会える!」施設です。
ここも96くろさんの情報で予定に加えました。

すぐに寄って来てくれました。

野生の個体はとても警戒心が強いそうですが、卵から育てられたこの子(キョンキョン)は好奇心旺盛な性格。

やんばるの森を再現した広いゲージ。

1羽での飼育は可哀想に思うかもしれませんが、縄張り意識が強いため複数の飼育は出来ないそうです。

丸っこい容姿もそうですが、動きがまたカワイイ。

またね。


辺戸岬

沖縄本島最北端、辺戸岬に到着。
写真中央左の「日本祖国復帰闘争碑」は、アメリカの統治下から日本に返還され、沖縄県になった1972年に建立。
美しい岬であると共に、平和を祈る場所でもあります。

透明度の高い海が楽しめる場所ですが、吹き抜ける風が物凄くて歩くのも大変でした。
岬を後にすると、ここから先は国道58号を南下します。

というか、本当に風が強くて海が荒れています。

写真で伝えるのは難しいですが、波しぶきの高さでわかるかな?

これだけ荒れていてもこの透明度。

南国ならではの、エメラルドブルーの海が本当に美しい。


古宇利大橋南詰展望所

名護市の屋我地島と、今帰仁村の古宇利島を結ぶ1960mの橋。
古宇利島周辺の海は本島のトップクラスとのことで、多くの観光客が訪れています。


あまりにもキレイなので潜ってみました。


というのは冗談で、美ら海水族館に立ち寄りました。

「チュらうみ」は沖縄弁で「清らしい海」という意味だそうです。
国営沖縄記念公園には、水族館以外にも様々な施設があり、一日中でも楽しめそうな場所でした。

お目当てはもちろん、世界最大級の水槽「黒潮の海」です。



間近で見るジンベエザメは圧巻の迫力。
大阪の海遊館も素晴らしい施設ですが、シンプルな構造の分、大水槽感は美ら海の方があるかもしれません。

この後はネオパークオキナワと、道の駅 許田を訪れてハイドラの目的は終了。
許田ICから高速道路に入り、完全トレースで那覇空港へと向かいました。


沖縄都市モノレール「ゆいレール」

レンタカー返却後に送迎車で空港に到着。
ただでさえ時間に余裕があるのに、予定の便に25分の遅延が発生していました。

ゆいレールで那覇の街に繰り出します。

那覇市は近代と独自の文化が融合した、他のどこにもない魅力的な街でした。

その後は空港に戻り、搭乗機ANA3749便(右端)を確認。

全日空の便ですが、機体も運行もソラシドエアです。

ソラシドエアはLCCではなく、金額も業務提携先の全日空と変わりません。
北海道のAIRDOと同じような感じですね。

出発の時間には既に薄暗く。

さらば沖縄本島。

また訪れるその時まで。





3日目 … 12月31日(土)

そういうわけで石垣島にやって来ました。

まさか石垣島まで来て、東横インに泊まるとは思わなかったです。
石垣島のホテル事情、特に繁忙期は厳しいようで、当初想定していたホテルが軒並み満室状態でした。

とは言え、東横インでも全く問題はなく、日本中どこでも基本的に同じという安心感があります。
ホテルを午前6時前にチェックアウトし、2016年最後の日に、最後の日の出を拝むべく出発しました。


国道 最西端 国道390

最西端は国道390号の起点で、とてもわかりやすい場所です。


国道 最南端 国道390

最南端は特に何もないこの場所ですが、ずっと欲しかったバッジだけに感激もひとしおでした。


サザンゲートブリッジ

八島公園のある人工島へと繋がる橋。
夕日がキレイな場所であると共に、元日には初日の出を見る人で賑わうそうです。

ここで見ようかと思ったのですが、時間に余裕があるので次を目指しましょう。


エメラルドの海を見る展望台

バンナ公園の北口と南口をつなぐ、バンナスカイラインの途中にある展望台です。

その名の通りに美しい海を眺められる展望台ですが、市街地の夜景もとてもキレイでした。

ただ、既に日の出時刻を過ぎているのに雲が多くて見えません。
出発前の天気予報だと雨も覚悟していたので、曇りであれば御の字といったところでしょうか。

バンナ岳の山頂を撮影。

とても気持ちの良い朝です。
これほどまでに「空気が違う」という感覚は初めての体験でした。


南の島の展望台

先の展望台から少し北に走ると、この場所に到着します。

聴こえてくるのは鳥の声。

喧騒とは無縁の光景。
時間を忘れ、ずっと眺めていられそうです。

後ろを振り返ると、何やら不思議な建造物がありました。

割れた卵の殻?


渡り鳥観察所

行ってみると観察所という名の展望台でした。
内部に螺旋階段があるのは確認できるのですが、真っ暗で入るのがちょっと怖い。

でもせっかく来たので登ってみます。

あー…やっぱり気持ちの落ち着く光景です。
先程の展望台が下に見えますね。


名蔵湾

風が殆どなく、とても穏やかで美しい水面でした。

石垣島でのレンタカーはヴィッツ。

軽を予約したつもりだったので驚いたのですが、とても使い勝手の良い車でした。

石垣島のレンタカー事情についても、少しだけ書いておきます。
早めの予約が無難なのはもちろんですが、レンタカーの事業所は十分にある印象です。
繁忙期であっても、どこかでは借りられるのではないかと思います。

注意する必要があるのは営業時間。
最終便で到着してしまうと、時間外に対応してくれるお店は殆どありません。

航空機のチケット購入後にこの事実に気付き、キャンセルからの再購入で余計な出費をしてしまいました。


御神崎

石垣島最西端、御神崎に到着しました。
予想外の青空に真っ白な灯台が映えます。

一方で足元の断崖は険しく、打ち寄せる波には大海原の荒々しさを感じます。



いつも思うのですが、岬を訪れると旅をしている実感が特に湧くんですよね。


川平湾

そして…やって来ました川平湾!
美しすぎるこの海を、写真で伝えきれないのが残念極まりない。

かと言って、この透明度を言葉にするのも難しいです。

朝日が反射すると、眩しいほどの水面でした。

反対側から川平湾を撮影。

ちなみに12月31日の石垣島ですが、この日の最高気温は24度。
虫達も元気いっぱいに飛び回っていました。

県道79号〜206号で北上。



本当に穏やかな島です。
風も空気も日差しも、その全てが気持ち良く、窓を全開で走り続けました。


平久保崎

石垣島最北端、平久保崎に到着。

はっきり言います。
ここ最高です。





沖縄に来てから数々の素晴らしい場所を訪れましたが、個人的にここは完全な別格。
これから先の旅が心配になる程の感銘度でした。


本当に名残惜しいのですが、石垣島の景色を撮影しながら南下します。



道路事情は思いのほか良いです。


牧場では牛さんと鳥さんが仲良く食事中。


玉取崎展望台

予定表の最後は、東側の海を一望できる展望台。
白波を境に、海の色が違うのがわかると思います。

エメラルドブルーの海は水深が浅く、海底は白い砂か珊瑚礁。
青い海は急激に水深が深くなるそうです。
これも南国ならではの光景ですよね。


宮良川のヒルギ林

時間が余ったので、空港からそれほど遠くないスポットを訪れました。
ここは石垣島のマングローブ。

国道390号を走っていれば必ず訪れる場所ですが、知らなければ通過してしまうと思います。

橋の上から撮影。

橋の下に降りてヒルギ林を撮影。

駐車場は橋の西側すぐに、4台ほど停められるスペースがあります。
見るだけであれば短時間で可能な、お手軽オススメスポットです。


新石垣空港

愛称は「南(ぱい)ぬ島 石垣空港」

2013年に開港した、新しくて大きな空港でした。



場所が場所だけに、また来るとは言い切れませんが、いつか必ずまた来たい島でした。
離島に魅せられる人達の気持ちがわかった気がします。

人気のある石垣島は離島としては施設が充実しており、例えば24時間営業のファミリーマートが5店舗もあります。
離島の入門に丁度良い島かも?

空港がテリトリーになっているようにも見えますが、たぶん気のせいです。


さらば天国の島。

素晴らしい島は、飛行機から眺めてもやはり素晴らしい。

那覇空港にて、飛行機乗り継ぎ後の一枚。

左上の飛行機、実は車輪を出して着陸姿勢に入っています。
後ろの客が「当たるんじゃないか?」なんて言うものだから、当たるわけがないのに内心ドキドキでした。

那覇空港よりテイクオフ。

地球は丸かった。



今回の収穫

ハイドラを始めた当初、最大の目標は県庁所在地の神様バッジでした。
やがて観光名所CPが追加され、目標もそちらに移行。

2012年から始めたハイドラですが、目標を達成したこの旅をもってエンディングです。
脳内でスタッフロールが流れています。

4年間、本当に楽しかったです。


ただ、これからも旅は続けるし、旅の間はハイドラを起動するだろうし、当然の如くCPをトレースするルートを走ると思います。
今までと何が違うの?と問われたら、違いを説明できる自信はありません(^^;
Posted at 2017/01/04 15:01:30 | コメント(5) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2016年10月19日 イイね!

2016-10 OPM2016+長野の旅

2016-10 OPM2016+長野の旅今年のOPM
長野県の道の駅コンプと、絶景巡りをセットに計画を立てました。

過去の経験から得た長野県の印象。

絶景と温泉の宝庫。
自然を感じるドライブに最適の県。
蕎麦とリンゴが美味しい。

そう、旅の舞台として間違いなく日本トップクラスの県です。

出発の一週間前から、毎日欠かさず天気予報を確認。
週末は天気に恵まれそうで、ワクワクが止まりません。

(※運転中の撮影は、バイザーホルダ改+リモートスイッチで行っております)


1日目 … 10月15日(土)

道の駅 田切の里

予定表では8時10分着ですが、4時13分に到着。

ワクワクしすぎて今回も眠れず、GWの東北に続き、寝るのを諦めて出発する羽目になりました。
完徹2日までなら自信はあるのですが、いつか体を壊しそうなので控えようと思います。

この田切の里は、先日のCP追加で設定されたばかりの場所。
高速のICから地味に遠かったものの、予定ルート沿いの立地で助かりました。


鷹狩山展望台

安曇野市から道の駅を巡りつつ北上し、本日最初の絶景ポイントに到着。
信濃大町の鷹狩山にあるこの展望台は、白馬岳から常念岳まで、北アルプスが一望出来るスポットです。

朝日に照らされた山々と街並みがとてもキレイでした。

続いて、日本アルプスと雲海を眺めながらのドライブ。

ここは道の駅 大岡特産センターから、道の駅 さかきたに抜ける道だったかな。
この後は長野の市街地に向かって北上します。


善光寺



信州を代表する観光地、善光寺に立ち寄ってみました。
ここは無宗派の単立寺院であり、本堂は国宝に指定されています。

ハイドラCP的には獲得済みだったのですが、この日は別件で訪れました。
その話はまた後程。

ここから先は怒涛の絶景続きです。


山田牧場

長野県道66号 豊野南志賀公園線は、この地方の幹線道路であると共に観光道路としての側面もあり、素晴らしい景色が楽しめました。

空が近く感じます。

まさに天空道路。

少し走ると笠岳が姿を現します。

峠の茶屋周辺は、大勢の登山客で賑わっていました。

さあ、次はいよいよ数年越しのリベンジの刻。
この天気なら勝ったも同然です。
期待に胸が高鳴りますよ!


志賀草津道路 (国道292号)









なんという絶景。

今更?と言われそうですが、過去2回の訪問はいずれも濃霧で何も見えず…。
前回に至っては、超徐行の観光バスに、渋峠から草津まで延々と引っ張られました。
3回目にして初めてその全貌を眺める事が出来たのです。

日本有数の山岳道路と言われていますが、個人的には最高峰と言っても過言ではありません。
停められる場所のほぼ全てで停車し、写真を撮りまくりました。


草津白根山

常時観測火山の一つで、2016年10月現在も噴火警戒レベル2(火口周辺規制)が継続中。
エメラルドグリーンが美しい湯釜にも近付くことが出来ません。

この付近は駐車はおろか停車すらも禁止されているため、走行中の車内より撮影。

これは唯一ブレていなかった写真(^^;


万座道路 (長野県道466号)

志賀草津道路を殺生河原まで下った後、再び来た道を戻って万座道路へと左折しました。
上の方に見えるのは、渋峠へと続く志賀草津道路。


万座峠

万座峠で一休み。
本格的な紅葉には少し早いものの、色トリドリの景色を楽しめて気分は上々。

万座峠から西に進むと、この分岐が現れます。

反対側から来ると案内標識があるのですが、草津方面からだとわかりにくいかもしれません。

左折後も強烈に狭いという程ではないのですが、この日は対向車が多く、側溝もあるため運転に気を使いました。

長野県道112号 大前須坂線のこの区間は、毎年11月中旬~5月中旬まで冬季閉鎖され、幻の峠道とも言われています。


毛無峠

ずっと来たかった場所の一つ、毛無峠に訪れました。
この周辺は常に強風が吹き抜けるため、木々が育たず荒涼とした風景が続いています。

↑の写真は、鉱石を搬送した索道跡(鉄塔)の上辺りで撮影。

足元はとても崩れやすいので、登る際は十分にご注意下さい。
滑って尻餅をついた人からの忠告ですよ(^^;

毛無峠の最後の区間はダート。

最後まで車で行こうか迷ったのですが、ここは徒歩でてくてくと。

そして行き止まり。
文字通りの最果ての地です。

最果ての向こう側は群馬県。
ネット上の未開の地グンマーの、元ネタの一つだそうです。
国境とか言われてるみたいですね(^^;

もちろん、あくまでもネタであり、実際の群馬は魅力あふれる県です。
ちなみに来年のタイトルは、OPM2017+群馬の旅です…って気が早い?

下を眺めてみましょう。

写真右に見える九十九折(ジロー坂)を下った先に、日本有数の硫黄鉱山であった小串硫黄鉱山跡があります。
最盛期には約2,100人が暮らしており、学校はもちろん、スーパーや映画館まであったそうです。

1971年に閉鎖されて、現在は廃墟と化しています。
立ち入り禁止ながらも、ネット上では多くの探訪記がありますので、興味のある方は検索してみて下さいね。

復路の道中で撮影。

本当に圧倒される景色です。

この後は須坂市の動物園CPを獲得し、この日のCP巡りは終了。

上越自動車道~長野自動車道で、一気に塩尻まで移動。
次の絶景スポットを目指します。


高ボッチスカイライン

ここもまた、最近妙に縁のある似非スカイラインでした。

でも大丈夫。
経験上、スカイラインを名乗る道には、必ず何かしらの優れた要素があるはず。


高ボッチ高原

そしてこの景色である。
写真で伝えきれないのが残念ですが、まさに至福のひと時でした。

場所を移動して、反対側の景色を眺めてみましょう。

三脚がズラッと並んでいます。
非常に残念なお知らせですが、コンデジを手持ちでこの中に紛れる度胸はありません(^^;

でも勇気を振り絞ってヒットアンドアウェイ。

なるほどなるほど。
諏訪湖と岡谷市が一望できるスポットで、素晴らしい夜景が拝めそうです。
この日は残念ながら靄がかかっていましたが、空気が澄んでいれば富士山まで見えるとの事。

夜景は諦めよう。
大丈夫、次の撮影スポットもリサーチ済みです。


塩嶺王城パークライン

水鏡の諏訪湖に月が浮かぶ、とても幻想的な光景。
この景色を見た瞬間、滅多に使わないミニ三脚を取りに車に戻りました。

撮影場所は、鳥居平やまびこ公園から南西にある塩嶺王城パークライン。

絶景続きの一日に満足したので、もうこれで帰ってもいいや…(注:明日はオプミ)

1日目の走行距離は 1,042km




2日目 … 10月16日(日)

宿泊場所は、今年も茅野市のカンデオホテルズ。
中央道諏訪インターのすぐ近くにあり、ハイドラ起動で放置していたら前日の夜にHIYOさん、当日朝に96くろさんとハイタッチ。

その後、中央道原PAで、先月の四国以来の再会となりました。
積もる話もありますが「また後に会場で…」と一旦お別れ。

これが死亡フラグで、今生の別れにならなくて良かったです(笑)


中央道から富士五湖道路へと進み、山中湖ICで高速を降ります。

ここまで来れば会場はもうすぐ。

…なのですが、アイコンの塊から離れて行きます。

ここは忍野村から都留市へ抜ける鹿留林道。
The 林道って感じの、とても林道っぽい林道ですね。


二十曲峠

富士山の撮影スポット、二十曲峠を訪れました。

本当はオプミの後に来る予定。
ですが、午後から天気が崩れる予報だったため、朝一での訪問に変更。

ここに来るため、本来予定していた麦草峠と白駒池を断念しました。
でも、それだけの価値はありますね。

さあ、次こそ会場に。

…の前に、三国峠を訪れました。
超人気撮影スポットのパノラマ台は満車(+少々はみ出し)状態なので、少し上の場所から撮影。

素晴らしい眺めですが、撮影中ずっと雲が掛かっていたのがちょっと残念。

三度目の正直で会場入り。

去年の大渋滞がウソのように、スムーズに駐車場所まで行く事が出来ました。
様々な対策を施してくれた運営に感謝です。


みんカラオープンミーティング2016 in山中湖





今年のオプミ富士山 in山中湖。

結局、雲が途切れることはなく、15時頃には山体の確認も出来なくなってしまいました。

あと、帰ってから気付いた事があります。
会場内で撮った写真は、たったこれだけでした(^^;

今年は同じ四国から訪れた鵞鳥使いさん、富士御室浅間神社から無事生還した愛知県の96くろさん。
そして福岡県のHIYOさんとも無事に合流。
話が盛り上がっていたため、写真の事をすっかり忘れていたというわけです(笑)

他の大規模な集まりと違い、たった5人のささやかな集まり。
それでも個人的にはこのぐらいの方が性に合っているし、同じ感性の人達と巡り合えただけでも、みんカラとハイドラに感謝です。

2日目の走行距離は 426km

ハイタッチ数 1,647回




3日目 … 10月17日(月)


カンデオホテルズの魅力の一つはスカイスパ。
特に茅野のカンデオは、正面にアルプスの山々、下に高速道路を眺めながらの入浴が出来ます。

この時間帯は他のお客さんが居なかったので、フロントで許可をもらって撮影しました。
…って雨ですか。


控えめに言っても大雨です。
困ったものです。

こういう時、どんな天候でも楽しめるハイドラは、本当に有り難い存在ですよね。

長野県の道の駅(全43ヵ所)、ラストとなる風穴の里に到着。

32県目のコンプ、長野県は好敵手(と書いて友と読む)でした。

残る強敵は岩手県と鹿児島県。
ただ、ラスボス北海道には勝てる気がしません(^^;

この後は、もし快晴ならば、初の乗鞍エコーラインを考えていたのですが…。

行っても何も見えそうにないのでスルー。

もし曇り以上ならば、白骨温泉の泡の湯を考えていたのですが…。

どしゃ降りの露天風呂もどうかと思いスルー。

残念は残念ですが、どうせならゆっくり泊まりたいと思っていたので、また来ようと思います。


場所は飛んでここは岐阜県。

とても良い雰囲気のお寺です。


西国三十三番満願霊場 美濃国谷汲山 華厳寺

岐阜県揖斐郡揖斐川町にある天台宗の寺院。
帰路から大きくは外れていなかったので、この機会に参拝しました。

実は御朱印で掛軸を作っています。

この掛軸、両親が途中まで作っていたのですが、父親が亡くなって以来止まっていました。
今年になってその存在を知り、順番通りではないものの、完成に向けて再始動したというわけです。

そして2日前に立ち寄った長野県の善光寺は、西国三十三所の番外札所。
本来は四国霊場における高野山のような位置付けですが、先に行っても構わないと聞いて御朱印を頂きました(左下)

これにて今回の旅の目的は終了。

さあ帰ろう。
帰ってうどんを食べよう。


明石海峡大橋


大鳴門橋

最近は新潟や山形からの帰路が続いていたので、長野県茅野市からだと楽に感じました。

3日目の走行距離は 660km



デミオは早くも60,000kmをオーバー。
去年の12月に35,000kmでエンジンを載せ換えたので、今年は30,000km/年間のペースです。

ハイドラ的には、年内に個人的なエンディング(観光名所コンプ)が現実的になりました。
その後は所謂やり込み要素なので、ゆっくりと長く楽しめればと思います。

元々旅は大好きでした。
ハイドラがあってもなくても旅はします。

でもハイドラは旅を豊かにしてくれる付加価値。
そして掛け替えのない友達を作ってくれた、大切な存在です。

みんカラブログ、オプミも含め、運営の方々には心より感謝申し上げたいと思います。



※この記事はみんカラオープンミーティング<OPM(オプミ)>2016 について書いています。

イベント:みんカラオープンミーティング<OPM(オプミ)>2016
Posted at 2016/10/19 12:21:26 | コメント(6) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記

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