4日目 … 5月4日(日)
起床してすぐにホテルの窓から外を眺めると、昨夜の雨で路面が濡れています。
凍結が心配ではありますが、長丁場の一日なので早朝からの出発です。
稚内ではホテルニューチコウに泊まったのですが、写真を撮り忘れてしまいました。
宗谷丘陵

6時30分頃に到着。
国道238号(宗谷国道)から
道道889号へと右折すると、いきなり鹿の群れが道路上に居て驚きました。
ここは2万年前の氷河期に形成された地形で、周氷河地形と呼ばれるのだそうです。
初めて知って以来、ずっと来たかった場所なので感激でした。
宗谷岬

宗谷丘陵から北に向かって丘を下ると、
日本最北端の宗谷岬に到着します。
ここは岬らしい岬ではないのですが、到達の達成感はそれはもう相当なものでした。
晴れた日には、約40km離れたロシアのサハリンまで見えるそうです。
本当に最果てまで来たんだなあ…と感無量。
宗谷岬を後にすると、ここから一心不乱に走ります。
2日前に知床横断道路が通れるようになったとはいえ、
通行可能な時間は15時30分まで。
間に合わないのは論外として、出来れば知床五湖にも行きたいのです。
そういうわけで
知床に到着。

ブログでは一瞬ですが、あちこち寄り道もして、稚内から既に
約450kmも走っています。

この
知床横断道路、標高1661mの羅臼岳が、走るにつれて圧倒的なスケールで迫ってきます。
なんかもう感激しっぱなしです。
知床五湖については、駐車場前から車が行列していて、警備員の方に約30分待ちと言われたため諦めました…。
知床峠に到着。

車のドアを開けると、強風で押し戻されて挟まれそうになりました。
三脚がまるで氷のように冷たく、それを持つ手が凍傷を起こすんじゃないかと思えるほどの寒さです。
でもテンションが最高潮のためそんなに寒くは…やっぱり寒かったですw

知床には必ずまた来て、今度はクルーズ船や温泉も楽しみたいな。
今回は断念したも知床五湖も、次回は十分な時間を用意して散策したいです。
知床の次は、中標津町の展望台を目指します。
中標津町の道は、とにかく真っ直ぐです。
走ってる道はひたすら真っ直ぐ。交差点毎にそちら側を眺めてもやっぱり真っ直ぐ。
感覚的には、もう全部が全部真っ直ぐです。
開陽台展望台
<南東>
<北東>
<北西>
<南西>
「地球が丸く見える」のキャッチフレーズに負けず、360度全て素晴らし過ぎ。
ここに来て好天に恵まれたおかげもあり、目の前の景色はまさに感動でした。
イメージしていた北海道ならではの光景。
あまりの気持ち良さに、予定よりも長い時間を過ごしました。
ミルクロード

この道路、事前の下調べでも場所がはっきりしなかったんです。
展望台の近くという事まではわかっていたものの、あとは現地での出たとこ勝負でした。
写真の場所は、
展望台から帰りの一方通行を、道路に出た所で左折すればOK。
この下りの気持ち良さは格別ですよ。
キタキツネと遭遇。

道路を横断中に発見し、車を近くに寄せて写真を撮ったけど、道端から全然逃げようとしませんでした。
エキノコックスさえなければ、人とも仲良く出来そうなだけに残念ですよね。
野付半島

細長い半島で、
28kmにも渡る日本最大の砂嘴なんだそうです。
なんとなく物悲しさを感じる場所だけど、ここで見た夕日はとても綺麗でした。
日も落ちかけ、後は根室のホテルに向かうだけだったのですが、ナビに入力するとまだ100kmも離れていました。
野付半島は後から予定に加えて、しかも予備プランだったため、距離の計算をミスしていたようです。

4日目の走行距離
711km(累計 2,396km)
文句なしに最高の一日でした。
5日目 … 5月5日(月)
3時起床。まずは天気を確認。
曇ってはなさそうです。
でも意外と明るい気がしたので、急いで出発します。
根室半島を東に30分ほど走ると、目的地の
納沙布岬に到着です。

既に多くの人が集まっています。
それにしても寒い。
車の外気温計は 0℃を示し、遮るものの無い強風に晒されると、体感的にはさらに低く感じます。
もう5月だというのに、四国だと真冬でもなかなか味わえない程の寒さでした。
待つこと約20分。

この日、北方諸島以外の
日本で最も早い夜明けを、ここに集まった人達と共に迎えました。
余談ですが、元旦を含む11月下旬頃~1月末頃の間だけ、ここよりも
千葉県の犬吠埼の方が早い日の出を迎えるとのこと。
これは地球の地軸の傾きによって、南東の方角がより早くなるのだそうです。

眠い目を擦りながらだったけど、本当に来て良かった。
昨日からやっと運が向いてきたかな。
イーストハーバーホテル

根室は稚内よりもさらにホテルの選択肢が少なく、ネットに情報もなくて心配だったのですが、普通に十分なホテルでした。
少し寝てから再出発の予定だったのですが、出来れば行ってみたい所もあったのですぐにチェックアウト。
細岡展望台(釧路湿原)

ナビの案内通りに進むとダートに突入。
少し不安を感じながらもそのまま進むと、広い駐車場に到着しました。
あとは遊歩道で2つの展望台まで行くのですが、
ヒグマの目撃例があるらしいんですよね…。
まだ8時前なので、他に人の姿は見えません。
万が一の事態に備えて、
右手に最大まで伸ばした三脚、左手にビニール傘で完全武装し、小動物並みの全方位警戒で進みました。
頭に
! マークが付く事態にならなくて良かったです。
ここの景色は素晴らしかった。
キリンや象が居ない事にむしろ違和感があるぐらい、日本離れした景観でした。
美幌峠&屈斜路湖

早起きは三文の徳。
予定表より3時間近く先行しているので、美幌峠に来てみました。
屈斜路湖と川湯温泉は、知床横断道路が通れなかった時の、代替プランとして考えていたんです。
美幌峠は、その名の通りとても美しい峠ですね。
オンネトー湖

こちらは阿寒国立公園内にある湖で、北海道三大秘湖の一つだそうです。
天候や見る角度によって、湖面が様々な色に変化することから五色湖とも呼ばれ、パワースポットとしても人気なんだとか。
とても美しく神秘的な湖でした。
オンネトー温泉 景福

車を降りてすぐに感じた硫黄の匂いは、建物の中に入ると強烈なまでに漂っていました。
源泉掛け流しの贅沢かつ趣のある温泉です。
今まで、温泉は泉質よりも清潔さや優れた景観が好みだったのですが、そんな素人でもこのお湯の良さはわかりましたよ。
十勝平野の夕暮れ

とても美しい夕暮れですが、明日にはもう帰らなくてはいけないのが残念でなりません。

5日目の走行距離
757km(累計 3,153km)
前日に続き、大満足の一日でした。
6日目 … 5月6日(火)
リッチモンドホテル 帯広駅前

このグループのホテルは、いつも余裕で平均点を上回るので安心して予約出来ます。
その中でも帯広は特に良かったかも。
十勝平野

最終日も良い天気です。
明日の今頃なんか仕事ですよ…うん、今は考えまい。
襟裳岬

上の写真の天気から一変。
襟裳岬が近づくにつれて雲に覆われ、いつしか周囲は霧に包まれました。
序盤に霧に泣かされたこの旅も、十分に満足出来た今ならば気持ちに余裕があります。
霧の襟裳ならば
「襟裳の春は何も(見え)ない春でした」なんて、ショウモナイ事を書こうと思ってたら見事に晴れました。
北海道の岬はかなりの数を周ったけど、岬らしさと景観ならここが一番かも。
強風で知られる風の名所ですが、その風がとても爽快でした。
二十間道路桜並木

初日に函館の桜に迎えられ、ほぼ一周まであと僅かとなったこの旅は、新ひだか町で再び桜と再会しました。
ここは実に
約7kmにもおよぶ桜並木です。
波乱はありつつも無事に進んだ旅の、ラストを飾る凱旋パレード。
そんな想像さえする、至福の一時でした。
道道209号(サラブレッド銀座通り)

二十間道路桜並木から、道道209号に向かうと、今度はサラブレッド銀座通りに出ます。
この辺も見所が多いですね。
馬の親子が仲良く歩いていたので写真を撮ろうと近付いたら、仔馬だけ駆け寄ってくれました。
他の仔馬達もなぜか集まって来ます。
とてもカワイイんですが、たまに親馬が怒ったような低い声を挙げるのが気になって(^^;
ここから先は、時間を確認しつつ千歳周辺のCPを集めました。
知らない街を走るのは、それだけでも新鮮で楽しいけど、ハイドラはその楽しさを増幅させてくれます。
ハイドラを旅のメインにするのは、余りにも勿体無い。
でも旅のきっかけを作ってくれたり、旅先の楽しみを提供してくれているのは確かです。
決して広くはない日本。
生きてる間に、出来るだけ多くの土地を訪れ、可能な限りたくさんの景色を見たい。
いつかハイドラが終了する日が来ても、この気持ちは一生変わらないと思います。
これで北海道一周の旅は幕を閉じます。
ダイジェストでお送りしましたが、最後まで見てくれてありがとうございました。

6日目の走行距離
447km(累計 3,600km)
おまけ

初日の犯人は、
ユピテルのレーダー探知機 FTM10si(写真中央上)と判明。
右のCDは、堪りかねて小樽のGEOで買ったゆずのアルバム「LAND」
昔、ゆずのコピーをしていた時期があって、その頃に上下ハモの練習もしました。
上ハモはそれほど難しくないけど、下ハモは曲を完全に覚えてからでないと無理なんです。
そんな事をしてたら、たった1枚のアルバムで残り4日間を飽きずに聴く事が出来ました。