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2024年01月27日 イイね!

キュビスム展を観て来ました

キュビスム展を観て来ました先日、四国から一時帰京するタイミングに合わせ高校時代の友人二人と久しぶりに会う目的を兼ねてキュビスム展を観て来ました。
(この写真は、後日購入したキュビスム展図録です)

まず、展示館入口の当日入場券を求める人の列は(平日昼過ぎでもあり)それほどでも無く10分足らずで券を求めることが出来ました。
近くの美術館でモネ展が開催されていたそうですが、そちらの人気のほうが高いらしいと列に並んでいた誰かが口にしてました。
確かに、モネの絵は綺麗で分かり易く見ていて心暖まる感じがしますよね。
比べて、キュビスムのほうは良く知られるピカソ顔の絵やゴツゴツの四角形が集まった抽象画にしか見えない絵だったりと、絵を楽しむ以前の理解不能感による苦しみを伴うイメージが付きまといますよね。どう考えても人気面では不利です。
しかししかし、理解不能に見える抽象画っぽいブラック(←画家の名前です)の絵などは他に何もない殺風景なモノクロ壁面に飾るには実に知的な落ち着き感を醸し出す素晴らしい絵画だと気付くはずです。
「〇〇〇は良きかな」などの筆文字を載せたカボチャの絵を飾る場合との差も考えてみてください。
どれがこの絵を飾っている住人の「人と成り」を見せるにふさわしいかと自問するに、(かっこよく)自分を見せるには偽善的ワタシ的には抽象画だと確信してしまうのですよ。。。
なので、理解不能と感じつつも少しでも絵の意味を知ろうとフムフム頷く振りをしながら解説付きの絵を(自分ちの壁に飾るに相応しいかどうかの)取捨選択の意図を込めて眺めまくる閲覧ツアーになってしまいます。
こうして見て廻ったキュビスム展の印象を少しだけ記します。

貴重な絵画に強い光線を浴びさせない配慮なのか、作品展示用の明かりは暗すぎたように感じました。あるいは、ちょっと暖色系過ぎるのかも。
例としてセザンヌの絵、ずいぶん前に横浜の展示会で見て感動した時のセザンヌでは特に白い色が際立つ絵がどれも特徴だったと記憶しています。
それが今回はその感動が無かったのです。ワタシとしては作品展示用ライトのせいではないかと疑っております。あるいは、感動を覚えるには既にワタシは年を取り過ぎてしまったのかも。。
(セザンヌに関してですが、今展示会のweb動画解説として山田五郎さんは「セザンヌは絵を描くのが下手くそだったのだがその事がキュビスム発端に繋がっている」と述べていたのが笑えました)

色の感動としては、有名なモディリアーニ「赤い頭部」を初めて見ることができ、周辺部分の乾いた感じのある深い緑色および対比するような赤い顔の色が印象に残りました。
印刷物やモニター画面ではなかなか再現できない色のような気がします。

彫塑とかの立体物は、やはり本物を目の前にしてこそ全体像を捉えることが出来るのだと改めて思いました。そして感動もそこに起因していると思います。
小さいながらもピカソ「女性の仮面」は、目の部分の表現といい全体の立体表現によるからこその動き感など伝わることは多かったです。
モディリアーニ「女性の頭部」もその大きさに威圧感すら感じましたし、ブランクーン「眠れるミューズ」は想像していたよりもちょっと小さめなれどかえって金色による効果なのか重量感がひしひしと伝わってきました。

難解なれど好きな絵としては、ピカソ「ヴァイオリン」「若い女性の肖像」、ブラック「果物皿とトランプ」、ジャック・ヴィヨン「行進する兵士たち」、シャガール「キュビスムの風景」、ブランシャール「輪を持つ子供」、レジェ「タグボートの甲板」、コルビュジエ「静物」等々がありました。

最後に、、この展示会の図録は良く出来ています。
展示を見た時は買わなかったのですが、そのボリウムといい解説記事といい印刷の出来の良さといい買う価値があるとの考えを持って四国帰還の日にわざわざミュージアムショップに出向き入手しました。
Posted at 2024/01/27 01:06:16 | コメント(0) | 絵画・アート | 日記
2019年03月22日 イイね!

田中達也 見立ての世界 展

田中達也 見立ての世界 展NHK朝の連続TV小説でお馴染みになったユニークなミニチュア作品です。
日常で使い馴れた道具が大地のモニュメントになったり建築物になったりと巨大に化けて見えるミニチュア人の世界。
壁には写真で撮られた作品が、手前の台上には撮影対象として製作されたミニチュア模型が置かれています。
手に取れるブラシの上に整然と並ぶ稲がある訳ですから稲を刈る人は物凄く小さいミニチュア人なので驚いてしまいました。
この小ささで立派に人間らしく見えているのですから素晴らしく正確な模型です。



さて、
この作品は何?、、とジロジロ眺めて見ると会場内の湿度状況を記録する器械でした。
紛らわしい置き方はしないで欲しいです。

何年か前に九州の九重温泉へ行った折、露天風呂へ入りましたが、幾つかの小さな露天風呂が点在する造りになっていて、順に渡り歩きながら次々と入浴していると小じんまりした風情ある露天風呂を発見。
足を入れようとしたら、鯉が泳いでいるではありませんか!
紛らわしい池は併設しないで欲しかったです。
Posted at 2019/03/24 23:00:44 | コメント(1) | 絵画・アート | 日記
2019年03月22日 イイね!

バレル・コレクション展

バレル・コレクション展海運王バレル氏が収集した絵画の展示会。
東京よりひと足早く松山で開催されていました。

入口すぐのところにあるゴッホが描いたリード氏の肖像画はとても印象的でしたね。
他にも、シダネルの「雪」とかセザンヌの「エトワール山稜と・・」とかブーダンの「トゥルーヴィルの海岸の・・」などが印象に残りました。
さて、
この展示物中、ボスボームという画家の描いた「スヘーフェニンゲン」という名前は、、、たしか自分が中学だか高校だかの頃に世界地図を見ながら妙な地名を探し出した「スケベニンゲン」のことではないでしょうか??
画そのものより画名が気になりました。

展示会場を出ると、展示されてた作品にイイネ・シールを貼るコーナーがありましたよ。(この写真)
やはりセザンヌの静物画は人気が高かったです。(右上の作品)
私としては左上のラトゥール「桃」(シールの少ないやつ)のほうが桃の表面の産毛っぽいゾワゾワ感まで伝わってきてて好きでした。

今回のように絵画展を楽しんで改めて感じるのは「やはり実物を見ることでこそ本当の感動が得られる」ということです。


※余談になりますが、展示会場内でメモを取る場合には万年筆・ボールペン等のインキを用いる筆記具は厳禁です。たぶん入口受付あたりにメモ用鉛筆が用意されていると思うので遠慮なくお借りしましょう。
Posted at 2019/03/24 00:37:51 | コメント(1) | 絵画・アート | 日記
2018年01月18日 イイね!

堀文子展を観に神奈川県立近代美術館葉山まで、

堀文子展を観に神奈川県立近代美術館葉山まで、Eテレの日曜美術館で紹介されていた堀文子の絵画展、気になっていたので帰京ついでに観に行ってきました。

それはそれは恐るべき描画力でした。
まず色彩。印象的な色がパッと置かれていて、描かれた物の存在感を際立たせています。
水彩のグラデーションがかかる色の使い方も見事だと思います。
全体のバランスや技法ももちろん素晴らしいのですが、デッサンも凄いです。
そして、絵の好みも今まで観た中で最高でした。

好印象だった記念にと、ギャラリーにて画文集を買いましたよ。
いくつかあった印刷物のなかで特に原画に近い印象のものを選びました。
デッサンも多く載っていて大満足です。


※絵画展は3月下旬まで開催されています。葉山の海も見れますし、お奨めですよ♪
Posted at 2018/01/22 00:33:31 | コメント(0) | 絵画・アート | 日記
2017年07月13日 イイね!

この立体感は凄い

この立体感は凄い空港へ向かう途中、まだ時間が余っていたので東京駅で降りて美術展を見てきました。
レオナルド×ミケランジェロ展。
同時期に2人の巨匠が共存していたことに驚きつつ、両者の描写を堪能させていただきました。
どちらかと言うと力強さ躍動感の面で私はミケランジェロの描写が好みだと改めて思いました。
しかし、ぎっ!と睨みつける眼光の鋭さや溢れんばかりの優しい顔の表情などは、一度目にしたら忘れなれないほど印象に残る点で作品としてはダ・ヴィンチのほうが覚えがある気がします。
今回の展示会で、はっ!とした作品は「《キリストの洗礼》の天使のための習作」、おそらくダ・ヴィンチ作。
(このタイトル画像ではありません。どうか、その絵は御自身でご覧になってください。)
とにかく立体感が凄いのです。
平面画像を見て感じる立体感は、たぶん錯覚であると個人的には思うのですが、同様な経験値を持つ方であれば同様な感覚に陥るのではないかと思います。
で、この絵をネットで調べたのですが、美術展ほどの立体感の感動がないのですよ。
ほんとうの絵でないと何かが伝わってこない。

以前、立体感に驚いた絵がひとつあります。
この絵(版画)、柄澤斎(からさわ・ひとし)の「その星の名は苦艾(にがよもぎ)といふ」です。
これも、PCのディスプレイで見てもいまいち立体感が薄いのですよ。
人間は何を見て立体感を感じているのでしょうね。。
Posted at 2017/09/10 00:53:06 | コメント(0) | 絵画・アート | 日記

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「一週間ぶりにプリメーラを走らせた際、ふと速度計を見るとゼロ位置のまま動いていないではないか! 速度が分からないままで走るとスピード違反の危険があるのでGPS付きレー探の電源スイッチをON。 すると10分も経たぬうちに速度計が動いていた。 また同様の事が起きそうな予感。」
何シテル?   05/13 07:43
og@です。 HP10歴はついに30年を超えてしまいました。 最近はチャリツーリングや山登りを細々とやっています。
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