「肺気胸」ってご存知ですか？

出生時、羊水の中から空気のある所へ出てきて、
一生懸命に空気を肺に取り入れようと無理をして、
肺に穴が開き、体内（胸腔）に空気が漏れて
しまうことを肺気胸といいます。

胸腔内への空気の流入が多いと、肺を圧迫して呼吸を妨げて、
時には呼吸障害、酸素不足から血液中の酸素濃度が低くなり、
顔色が悪くなるチアノーゼを引き起こします。

新生児の約1％に発生することがあるといわれています。



実はウチの下の子（娘）、誕生して間もなく上記のような事態に…。


生まれて間もなく、抱き上げた我が子は、とても元気な顔を見せてくれました！！


満足して帰宅後、
おびただしい数の着信履歴が残っており、しまいには義母から連絡が入り
「大至急、病院に連絡入れなさい」

良く分からないけど、カミサンの容態がおもわしくないのか？？

ひとまず病院に電話。

「先程お生まれになったお子さんなんですが、呼吸が苦しそうで処置をしていましたが、
　症状が改善しないので、もっと設備的にしっかりとした所へ救急車で搬送しますので、
　ご連絡差し上げました」

はぁ？

最初は理解できませんでした。

ちょっと前に元気な姿の我が子、抱っこしたばかりなのに…。



搬送予定の病院を聞き、大至急病院へ駆けつけることに。

夜も遅く、静まり返った病院、当然受付も日中のようににぎやかでなく…。

ひっそりと守衛さんがいる受付にて事情を説明、そして、記帳。

自分の名前を書くと共に患者（つまり娘）の名前も記入する欄もあり…。


まさか、おまえの名前を一番最初に書く機会が、この時になるとは…。


事前に名前は決めていたものの、当然、出生日当日に市役所に届け出済ませている訳も無く。
自分でも、色々と悪い事態を考えてしまったりして、
「この名前、使っちゃっていいのだろうか…」
とか考えてしまって…。

いま思えばヒドいことを考えたもんだ。ホント反省。


新生児集中治療室（ＮＩＣＵ）にて処置。
新生児の１％くらいに起こりうることで心配しないで大丈夫ですよ！

先生の言葉がありがたく感じた。

と同時にこんな話もされた。
「新生児高度医療なので、申請できちんと療養費は戻ってきますが、
　早めに申請しないと通らなかったり、役所でイヤな対応されることが
　多いので明日すぐにでも申請して下さい」

なるほど。
さらには

「ちょっとした（ちっちゃい）ベンツ買えちゃう位の費用なので、一時負担っていっても大変ですからね」

と笑いながら言われ、おどかされる。

（ウチの車、ＢＭＷなんですけど）
と冗談を返す余裕も無く、言われるがままに返事。
（当時は、まだＢＭＷに乗っていました）


約１ヶ月弱の入院期間を経て、無事退院。

ＮＩＣＵは入室時の衛生管理がシビアで大変。でも新生児は耐性が弱いので当たり前といえば当たり前ではある。


とまぁ、長々と綴ってしまいましたが、今はとても元気。あの時の出来事はいったい何だったのか？　という位に！！

しかも激しく元気！？

女の子で元気だと「おてんば」という表現をしますが、
ウチの子は、ハッキリ言って「おてんば」の域を超えてます、ありゃ「野蛮」(笑)

でも、元気が何より！！

と同時に、言うこと聞かなくてイライラ（怒）

な時も多々ありますが、この生誕直後の出来事を思い出させられる「誕生日」のたびに

「生まれてきてくれてありがとう！！」
「元気に育ってくれてありがとう！！」

と、イライラをリセットしてしまうわけです（苦笑）


今日は、そんな娘の３歳の誕生日。
仕事で帰りが遅いの分かっているので、昨日のうちにフライング！？で誕生祝いしちゃったんですけどネ(笑)



スミマセン、親バカな日記にお付き合い頂きありがとうございました。


※追記
　肺気胸自体は新生児だけに発症するものではありません。
　つい最近では、人気グループ・「嵐の相葉クン」もなったようでニュースになっていました。