
今回はCTEKマグネットカプラーを取り付けて、常時充電環境を作った話です。
自宅は駐車場に電源がある環境です。前車B3 GT3の時には、購入店舗にてエンジンルームのジャンプ端子にCTEKケーブルを取付てもらっており、ボンネットの隙間から接続し、CTEKによる常時充電を実現していました。
今回、RS4も同様のやり方で常時充電を実現したいと思い、2社に打診しましたが結果として断られました。ジャンプ端子からCTEKケーブルを接続する方法は実績がなく、リスクがあるためやらない、という回答。ボンネットの隙間から出す作戦だが、実は危険だったみたい。。なんと。。。
おそらく気がつかずにボンネットがケーブルを挟み、抵抗になり発熱、最悪は発火というシナリオなのではないかと予想しました。今回、プロのアドバイスを無視するわけにはいかなかったのでボンネット隙間案は諦めることに。
以下、各社の回答です。
A社
お問合せありがとうございます。最近の車はバッテリーが大型化したこともあり、シート下やトランク床下などに本体があります。シーテック等の充電ケーブルは基本バッテリー本体から配線しますので、エンジンルームにあるジャンプ端子には繋げません。
B社
ご相談頂いた件で御座いますが、作業としては可能で御座います。
しかしながら、ご相談頂いた使用方法ですとリスクが御座いますので、ご依頼として承る事は難しいと存じます。
ナメ様が電気に精通しておられて、想定される使用に関しての知識と対策がおありでしたら良いのですが。
そうでない場合は命に関わる危険性も考えられますので、本作業自体をお勧めできません。
複数台の車両をお持ちであったり、お車に乗られる頻度が少なかったりで、バッテリー上がりのご心配がおありでしたら。
例えば以下のような製品をご自宅に備えておかれる方が、安心で安全です。
https://www.bellof.co.jp/products/?term_id=20
電気的な知識があるお店であれば少々考える作業ですので、恐らくは何処の電装業者様も同様の回答になるかと存じます。
ご期待に添えず申し訳御座いませんが、別の方法をお勧め致します。
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うーん、渋い回答。。CTEKの配線を綺麗に外に出す方法はないのか、と根気強く探し、今度はC社を見つけます。そこでマグネットカプラーという新たなソリューションを提案いただきます。
C社
お問い合わせいただきありがとうございます!
通常ですとバッテリーの端子にマグネットカプラーを装着させていただき、見えにくい車両の裏側にカプラーを固定すること方法が多いです。
取り付け例をURLでお送りいたします。
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C社からの情報でエンジンルーム配線以外の方法で常時充電を実現するやり方がわかりました。
案1. バッテリーにCTEKケーブルを接続し、後部座席まで延長し、窓を少し開けてケーブルと接続
案2.バッテリーにCTEKケーブルを接続し、マグネットカプラーでタイヤハウスに出す
案1.は充電中ずっと窓を開けないといけないので虫の侵入が嫌だし、施工が何より大掛かりで工賃やばそう。スマートじゃない。
案2.はめちゃくちゃスマート。クルマ停めたら、マグネットではめるだけ。ボンネット開ける必要ない。ただ、専用マグネットカプラーと取付工賃かかる。
圧倒的に案2.ということでお願いすることに。作業が実績豊富なジェミーズ様に依頼することにしました(C社)。
ジェミーズ様HP
https://www.ge3ys.com/
取付例
https://www.ge3ys.com/222385
マグネット充電端子インストール・キット (CTEKコンフォート・コネクト・インジケータ付き端子)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/truemanhope/tmh12vkiti.html
※注意※
CTEKマグネットカプラー自体はCTEK正規品でらありません。フェラーリ、ベントレー、ロールス・ロイス、アストン・マーティン、マセラティ等の車両に純正採用されているものを別業者が汎用品化したものです。CTEKに問い合わせはしないようにお願い致します。(約2万円)
今回、駐車場のレイアウト都合により右フロント、タイヤハウスにインストールしました。マグネット自体には蓋が付いているので、走行時のゴミの侵入はなく、また防水。バンパーは脱着せず、タイヤのみ外して取付いただきました。
また、バッテリー端子ではなく、ジャンプ端子から配線いただけました◎
参考取付手順
https://ameblo.jp/truemanhope/entry-12808421171.html
https://ameblo.jp/truemanhope/entry-12808614336.html
https://ameblo.jp/truemanhope/entry-12808632108.html
さて、完成した絵がこちらです!
普通に見る限り、マグネットカプラーがついているようには見えないです。
配線はエンジンルームのジャンプ端子にCTEK配線を繋ぎ、タイヤハウスまで誘導。インナーライナーに穴開け加工して、取付って感じです。
何かの際にバンパー脱着されることを想定し、CTEK配線が邪魔にならないよう防水カプラーでジャンプ端子側とマグネット側が分離可能に加工。意外に手が掛かっています。
使い勝手ですが、、、いや、めちゃくちゃ楽ちんです。まるでEVカーみたいに乗り終わったら最後にパチンするだけで充電🔋
仮に外すの忘れてもマグネットなので勝手に外れて車体側に影響は出さないです。(重要なポイント)
RS4の場合、CTEK充電は今まではボンネット開けて充電していたので、イタズラされないかと不安でした。それを気にしなくて良くなったのはデカいです。ご自宅の駐車場に電源がある方はおすすめの内容です♪
おすすめですと言っておきながら、、、まあ、ここまでするかという意見は当然あると思ってます。やりすぎじゃないかって。ごもっともです。
もはや自己満です笑
常時充電のかわりに、小まめにクルマに乗ってれば良いだけの話です笑
ここまで拘った理由として、実は私は兼ねてからバッテリー常時充電、バッテリーモニターによるバッテリー状態の見える化が夢でした。通常、目に見えない情報を見えることに喜びを感じてて、例えば計器類がたくさんある車が大好きなんです。ただ後からごちゃごちゃ付けたりは嫌いで、純正のテイストは残したいわがままなタイプです。スマートが大事。
という私なので今回の施工は非常に満足度高いです。バッテリー劣化を遅らせることでき、何より安心ですし。見える化に関してはOBDⅡ経由で色々見れる・やれる時代ですが、車両への影響も噂されてますので、時間とお金は掛かりますが、このやり方がベストだと判断しています。
おまけです。
駐車車両に対しバッテリーモニターで6日間のSOC、バッテリー電圧の減少具合を見てみました。CTEK充電なし、純正セキュリティ、バッテリーモニター以外は電力消費はない状態です。
2/2(日) 89% /12.57V /8℃
2/3(月) 86% /12.55V /9℃
2/4(火) 84% /12.54V /9℃
2/5(水) 82% /12.53V /8℃
2/6(木) 79% /12.47V /8℃
2/6(金) 72% /12.46V /9℃
SOCは2〜3%/日ダウン、電圧も0.01V/日ダウンですが、一気に下がっている日もあり、一概には言えない気はします。
(バッテリーの世界は奥が深いです)
一番バッテリーに厳しい真冬でバッテリー温度9℃前後、SOC100%でSOH60%なので、これが下限でしょうね。今回の常時充電でSOH回復は難しいかもしれないですが、SOH減少を止めるはできるかもです。要経過観察。
あと、充電ネタでもう1点、走行充電について。今回、SOC50%台から都内一般道を渋滞込みでダラダラ1時間弱走らせてみました。ヘッドライトオン、エアコンオート22℃、運転席シートヒーターLv.1です。結果、ノロノロ運転でも90%強まで回復。いやいや当たり前だろと思いつつ、最低1時間は乗らないとダメだということが分かりましたね。世間の言うようにちょい乗りでは充電不足。
クルマのエネルギーマネジメントシステム側でもバッテリー充電量を見てるんでしょうね、積極的にアイドリング中も13v以上出して発電しています。(オルタに仕事させている分、燃費は犠牲になってそうだけど)
https://www.audi.co.jp/ja/accessory_service/vehicle_inspection_check/genuine_parts/engine/audi_battery/
抜粋:
Audiには、エネルギーマネジメントシステムが搭載されています。細部にいたるまでコンピューター制御され、バッテリーの充放電を緻密にコントロール。高性能を維持しながらバッテリーの寿命を最大限に活用します。
今回、バッテリーモニター取付やバッテリー常時充電環境構築を行い、電気関連でやりたかったことは完了です。バッテリー延命装置やら禁断のCTEK RECONDモードとかありますが、これ以上は沼に入る気がしましたのでやめます。
最後までお付き合いありがとうございました。
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2025/02/15 17:57:52