トランスファフロントシール交換

数年前、フロントプロペラに思いっきり牧草が絡まった事がありました。
牧草って、絡まると結構な回転抵抗になり、マジで走れなくなります。
カッター片手に畑で車体下に潜り、かれこれ2時間ほど草を切り刻んで動けるようになりましたが…

何やら、トランスファ前側フランジから微妙にオイルが滲んでる…

後ろから撮った写真しか無く、肝心のフランジが写ってませんがｗ
漏れとまでは行かず、油分でケースに若干汚れが付着する程度。
これは、そのうちシール換えないとな…

そして、更に数年経過ｗ
いい加減そろそろやらなアカン。

シール位さっさと換えちゃいたいんですが、今回のフランジ、トランスファケース剥がして裏から手を掛けないと抜けないんですね。
それが面倒で長期放置してました。

さて、やりますか。

いきなりケース剥がした写真ｗ
手がオイルまみれなので、写真ほとんどありません。

手順としては

・ミッションオイル抜く
・4WDとバックスイッチ撤去
・前後プロペラ切り離し
・トランスファシフトケーブル切り離し
・シフトシャフトカバー撤去
・シフト関係の色々撤去
・ケース剥がす

大まかには、こんな感じ。
で、この状態です。
ミッションオイル過去3回交換＆そもそも距離走ってない（2万キロ未満）ので、中身はメッチャ綺麗ｗ

写真左がフロント側フランジになります。
このように、裏側から叩かないとフランジが抜けません。

回り止めを付けてカシメナットを外し、真鍮棒等を当てて軽くコンコンしてフランジを抜き取ります。
ついでにベアリングも点検。問題無し。

外したフランジの裏側。
案の定、草の破片が残ってますね。
しっかり掃除して、シール当たり面を確認。
ペーパー当てるほどでも無かったので、掃除だけで十分でした。

シール側にも、やっぱり破片が残ってますね。
古いシールを撤去して、掃除してサクッと新品打ち込み。

後は、元通りに組み込むだけ。

ナットは新品を用意していましたが、悩んだ挙句再使用しました。
思いの外カシメがキレイに取れた事もありますが、一番の理由は、ココの規定トルク情報が曖昧だったから。
元の状態と同じ位で締めて、カシメの位置が合えば間違いないですからね。

当たり面を脱脂して、ケースを貼り付けます。
シフトケーブルやシャフトカバーを付ける前に、手でフォークを動かして作動確認。

2H-4H-N-4L

手でプロペラを回しながら、タイヤの回転具合を確認。
コレで異常があれば大事になりますｗ
問題無ければ、ケーブルとカバー取り付け。
シーラー乾燥後、スイッチ付けてミッションオイル入れて走行テスト。

現在、作業から結構時間が経ちましたが滲み等異常無し。
OK。