えー、最初期型のSCP90です。
建造はトヨタの高岡工場、フェーズ1というやつですね。
今年の車検で就役から11年経過の古参艦です。
このころの同型艦はぼちぼちと退役してますね。
インパネは白メーター、電波時計実装、プラズマクラスタオートエアコン標準装備の快適(爆)仕様のUグレードです。
うちに来たのは7万キロちょっと手前です。
来た時の惨状は目も当てられぬ状況で・・・・
約1年かけて保証修理という名のもとに大改修をと。
かなりの部品が新品に変わっており150日ほどネッツ工廠に入渠していたという何とも言えないヴィッツです。
そして、大改修と並行して「魔改造」とも言えるモディファイをやってしまいました。
平たく言うと、競技車両のパーツをスワップして・・・・
ブレーキ関係を詰めて・・・・とか。
レーシングエンジニアのお遊び的な感じではないのかと。
不具合の解消がいつの間にか「魔改造」にと。
さらに、さらなる改造で夜戦能力の増強として、
主にヘッドライトのリフレッシュとHID化、フォグの増設とLED化を行いました。
ライティングシステムはBELLOFさんのものを採用しました。
特徴としては・外観はぱっと見何らノーマル車と見分けつきませんし、走りオーラは全く無いと。
普通に走っていると良く煽られます(泣)
スーパーの駐車場が似合う感じで。。。。
車高も言われないと落ちてるなんてわからないです。
真っ黒けの外観に真っ黒のホイール、にょきっと出ているチタンカラーのロッソ管が目印なだけ。
夜間は夜戦用に増設した探照灯(フォグ)とヘッドに仕込んだBELLOFの白い光がうちのびつさんのアイデンティティかなあとか。
ところが実際にはパフォーマンスとQDRの向上を意識してチョイスした仕様になっております。
足回りはネッツカップ車のモノをそっくり移植、
ボディもブレース類で補強、ハンドリングも精度を上げるべくタワーバーとロアアームバーでサンドイッチにし閉断面での剛性を向上させています。
また、中期にリリースされたスマートパッケージ?の小物エアロ、後期型のカナードなど床下の整流を狙った改修も施されています。
エンジンは異音修理の際に分解しバルブをすり合わせクランクはバランスを取ったものが載っています。
マフラーは低速のトルク抜けが少なく、かと言って抜けの良いロッソモデロ管に交換しています。
奇を衒った改修はしておりませんしスロコンも未搭載です(笑)
ブレーキシステムはアクレ社の製品を主に採用、
最大戦速で走行中フルブレーキングしてもフェードしないようにということで、セットアップしております。
さらに今回の改修でスリットローターを実装w
ブレーキラインもプロト社のスウェッジラインを採用してコンペティティブで安定したブレーキにと。
油脂・ケミカル系はNUTECをメインで使っています。
現在のタイヤはBSポテンザ RE-11Aです。
サイズもカップカーのサイズにしています。
メインのホイールはRacingDynamicsです。
ホイールはあまり見ない黒色です。
黒に黒っていうコーディネートは、リスペクトする水戸岡先生の影響もあるかもですw
油脂類・ケミカルはNUTECがメインです。
「ロリー・バーン」のまがい物的なテクニカルディレクターNZさんのアイディアを「ロス・ブラウン」的なピエール瀧に雰囲気の似た某マネージャーが形にし、軽四でアレなクルマを追っかけまわす方がエッセンスを効かせたというなんともはや罰当たりなクルマなのです(笑)
また、あのぐらぐら状態から復活し横っ腹に突っ込まれても奇跡的に足周りは無事でwネッツ工廠の大修理で甦るという雪風並みの幸運艦ぶりを発揮しましたw ウオポン吹っ飛んでもエンジンは無事とかw
まあ、乗り手が乗り手なので・・・・
そんなこんなで怪しくなってしまいました。
一応、完全コンプライアンス仕様で・・・・
でらに持ち込んでも車検適合します。
最後に車名にしているU-99というのは・・・・・
ドイツ海軍の潜水艦で最高の戦果を上げた潜水艦です。
艦長のOtto Kretschmer少佐は乗艦を撃沈されてのち、英軍の捕虜になりましたが、プロイセンの騎士の誇りを失わない高潔な人物で、戦後のドイツ海軍の復興を支えた方です。
初めてネッツで見た時に真っ黒でうずくまっているように見えたびつさんの印象が「潜水艦みたい」ってことで、命名しナンバーも希望ナンバーでそうなってます。
まあ、それにあやかっての事なのですけど、こいつは私が連れて帰ったおかげで命拾いしたような物で・・・・
本来ならば解体屋に直行してもおかしくないレベルだったと。
そういうことで、結構愛着もあるんですけどねと。
ということで、追記ばっかりで読みにくくなったので。
詳細を追記しました。
少しだけ修正と加筆しました(笑)
2018/07/29 正式に退役が発表されました。8年間にわたって当鎮守府のワークホースとして活躍されました。感謝します。
NZ
2018/10/23 新造艦就役のため退役。
びーちゃんにバトンを渡して、当鎮守府から去っていきました。
ドキドキハラハラ、いろいろな人との思い出を
ありがとうございました。