エキマニ 遮熱板 ボルト 塗装1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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エキマニ 遮熱板 ボルト 塗装 です。
箱換え修理でエンジン換装の際、ついでに新品のエキマニと遮熱板に交換してリフレッシュしたところでもあります。
新品の純正エキゾーストマニホールドにはタフトライド処理をして、同じく新品の遮熱板はステンレスコートで塗装して防錆処理を施しました。
そのかいもあって、エキマニ遮熱板は3ヶ月経過した現在でもまったく錆びは出ていません。
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まだ3ヶ月程度なんで、純正の遮熱板そのままでも錆びは出ないのかもしれませんが、やっぱりステンレスコートの耐熱性と耐腐食性はかなり高そうですね。
で、今回のお題、エキマニ 遮熱板 ボルト塗装・・・
ちょうど、S660でも錆びると話題になっているようなんですが(^^;)
ただ、サスペンションの部品とは違い、排気系のボルト類が錆びるのは、ある程度仕方の無いことなので騒ぐのはかえっておかしいことです。
逆にサスペンションパーツが数ヶ月で錆びるのは騒いだ方がいいかもしれませんよ(^^;)
何せ高価なクルマですからね。
中には「何ですぐ錆びるスチールボルトを使うんだ?ステンレスボルトにすればいいのに」なんて、なんにも知らずにアホなこと言ってる人もいますが・・・
コストダウンや意味無くスチールボルトを使っているわけではありません。
その部分に その素材を使用するのは、それなりの理由があるということです。
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これは以前、エキマニ、遮熱板と一緒に新品で取り寄せた排気系のボルト/ナット類です。
これらの排気系に使用される純正のスチールボルト類は、耐熱性の高い特殊なスチールボルトが使われています。
ホームセンターで安売りされているようなボルト類とはまったく異なるものです。
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こちらはエキマニをシリンダーヘッドに取り付けるための純正ボルト、ナット類(ナットは銅製)
特に軽自動車の純正エキマニは鋳鉄製ですから、それと結合される遮熱板等にステンレスボルトは基本的に使えません。
例えスレッドコンパウンドを使っても、長期付けっぱなしの状態では齧りを完全に防ぐことは出来ないし、その上、「電蝕」の懸念もあります。
簡単に説明するとステンレスは異種金属と接すると電蝕を起こす=錆が発生するためです。
※ステンレスの流しに空き缶やヘアピンをおくと極端に錆びるのはこのせいである。⇒wikiより抜粋
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純正エキマニ遮熱板
スレッドコンパウンドやアンチシーズなど耐熱グリスで齧り防止したところで、長期間高熱に晒される排気系では確実に防げるものではありません。
緩める時に齧ると、ステンレスボルトはあっけなく折れてしまいます。
自動車メーカーは強度、使用部分、素材特性などを考慮した上で使用するボルト類を決めています。
メーカー純正で排気系に使用されているボルトは、スチールで確かに錆びやすいのですが、使用されるにはそれなりの理由があるのです。
すぐ錆びるから、見た目が悪いからと安易にステンレスボルトに交換するとエンジン本体や、スチール、アルミでできている部分が思わぬ腐食で全交換になってしまい大変なことになります。
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エキマニ遮熱板のボルト類
今回塗装するのは赤矢印部分の中央のボルト。
遮熱板は3本のボルトでエキマニに取り付けるようになっていますが、錆びが出ているのは中央の一本だけです。
同じボルトの青矢印の右側のボルトは全く錆びていないですね。
黄色矢印のボルトは、エキマニと共締めされているエンジンフック取り付けボルトですが、そのボルトだけはエンジンフックをステンレスコートで塗装した際、ついでにボルトも塗装したので遮熱板と同様錆びはまったく出ていないです。
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エンジンを載せ換える前のエンジンフックとボルトの状態
純正のエンジンフックと、その固定ボルトもスチール製でしたが、エキマニに共締めされているため、エンジンを載せ換える前は、熱の影響でエンジンフックの根元部分と取り付けボルトが錆び錆びでした。
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そこでエンジンフックとボルトは、用意してあった交換用の新品部品をステンレスコートで塗装。
エンジンを載せ換える前に、このようにステンレスコートしてから交換しました。
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