さて、いつまでも正月気取りでは居られませんね。前話の続き。
今日も書き出すと、長いんです。スルー歓迎しますよ。
と言うことで今回の主役は・・・・・・・・
この子です。
時は少し遡り、昨年末のお話。
仕事納めが差し迫ったある日、エクザンティアを受け取った。
黒いハイエースは気にしないでください・・・・・。
自宅へ回送ついでにせめて肉体労働をとエクザンティアのスタッドレスタイヤ入れ替えを約束していたので決行。
ピカソもそうだけど、裏側のブレーキパッド残量が見にくいシトロエン。フロントヤバめな感じ。
自宅回送まで延べ200キロの雑感
1、EGS然り、AL4然り、今回のZFもホントにシトロエンのオートマチックは引っ張るのがお好きね、時代背景的におかしいような気もするがアイシンだけは知らない(笑)。
オーバードライブである4速へ上がるのが70キロ、3速へ落ちるのが60キロ。市街地は、3速で走るので正直少し煩い。
とはいえフランス国内の高速道路の制限速度は郊外に出たら、140キロ(10年前の自分の記憶が正しければ)日本からみたら高速重視なのは予想に難しくない。
言葉を言い換えれば、市街地はあまり快適だとは自分は思わない。
2、暖房効くのか、効かないのか、良く解らない(これは解決、コツがある)
3、ハイドロ+コンフォート玉との事、ハイドロ自体が始めてなので、とりあえず市街地をウロウロした感じは、そこそこ、凹凸を拾うんだね、特に小さい奴。
4、これは、ものすごく、癖がある。人が慣れるべきだな。
5、走る、曲がる、止まる、何も不便が無い。意識をして、アクセルを強く踏むこともないし、とにかく普通。いいペースで高速走行しても、ATは4速を外すことはまず無い。
でもこれって凄いことだと思う。普通が一番大変なんだから。
そんなところでとりあえず我が家にエクザンティアが納まったのでありました。
そして年は明けて・・・・・・
来たからには乗ろうと元旦早々実家を往復してみた。
元旦早々、富士山は見えず、残念。
静岡市まで走りなれた中央道~河口湖~富士~静岡市まで。
道中ぐねぐね道での癖は把握できたが慣らしなんで飛ばしてない。
峠道について、面白い印象を得た。
峠道で自分が過去に味わったシトロエンといえば、
ある方の初代C4HDIと家のピカソ。
以前、C4が走る姿を見てイルカのようだと形容したことがあるんだけど、エクザンティアは、クジラだ。
親クジラは、C6とかがいるんだろうから、子供のクジラってところか・・・・・・。
一時的に嫁も運転した。ピカソより乗りやすいそうだ。
何だか知らないが、事ある毎に、嫁が運転するという、気に入ったようだ。
静岡から帰る途中、給油予報点灯、評判よろしい貝印のハイオクをいれるがため、途中10リットル足した。その燃料も東京で無くなり、久々ハイオク満タン、燃費は11、9、車格を加味したら悪かない。
ここまでで追加の雑感
A,右ハンドルのペダルレイアウトがダメ過ぎる。乗り込む時にアクセルふんぢゃう。これはピカソの方がいい。
B,車側の波長にやっと自分があってきたような気がする。
C、やっぱブレーキパッドがないようだ(これには既に続編が)。
D,右フロントから「コトコト」音がする。
そして、いよいよ何してるにもお書きした山形編、日曜朝の東北道を北上。
解決しているんだけれど、暖房が効かない疑惑があり、寒がりな嫁には寝袋を支給。
嫌がっていたけれど、山形到着してみると
「こんなに車中で爆睡したのはじめて♪」
と喜んでいた。何のおかげかは知らない。。。
嫁は、何でそんなにエクザンティアを気に入るの??
女心はさっぱり解らんっす。
東北道では一定速度を維持し燃費測定のつもりが、何だか知らないけれど、少し古い輸入車で周囲が埋まる。そして何故かペースが上がってしまう。
周囲に同化して(先導したという説もある)あっという間に山形到着。
確信しました。飛ばしたほうが楽です♪
なんじゃこれ全然疲れません。
とても普通です、盛り上がりも何もありません、ただただ普通。
構ってくれた方々は、ランチアデルタインテグラーレ、アルファ147、ゴルフ5、E46,BMW330・・・・。
蔵王へはお山登り。雪は多くは無いけど突然雪道現れる。
感想は、
「ない」
んじゃなくて、あまりに普通。凍った雪山を乗り越えても、振動が来ない・・・・・。
もっと豪雪で試してみたいと思う内に蔵王着。
蔵王に就いては、噴火の風評被害で閑散としたものであった。
これはまた別に触れましょう。
そして宿に到着やっと我に返る。
低温、雪上、どうやって駐車するのか解らない。
もう一つ、このお宿、雪が降ると、車を動かして除雪をしてくれる。その為鍵を預けスタッフさんが動かしてくれる。
どうやって説明しよう、宿の駐車場はシトロエンの鬼門だな、ピカソでもそうだから・・・・・・
このお宿は、仕事柄何度も宿泊しているし、相手も自分の事を知っているのでちょうど居合わせた仲居頭にこう話した。
「この車動かすの難しい、儀式がいるのよ、まずは、エンジンかけてから2礼2拍手1礼ね。色々めんどくさいから除雪するなら呼んでよ」
と話していると
まず動かされることが無い屋根下が偶然あいたので確保。これで安心。
そういえば、駐車するとリアだけ車高が下がるんだよね、こんなものかな??なんだかアンチエイジングがどうだったとかなんだったとか・・・・・・・。
駐車といえば山形市街の立体駐車場でも迷った。
タワー式に入れろとのこと。
どうしたらよいのか解らないので、
「これエンジン切ると、油圧で勝手に車高が下がるの。腹摺って、お互い壊すの嫌なんで、屋根無しに入れてくれない??」
と言うと、係員さん疑惑の目で、青空駐車場へ。
サービスして、最低車高で車から離れたら、係員さんは満足げな顔をしていた。
山形市街と言えば
知っている人は知っている十字屋です。
使い方が正しいのすら解らないけれど、意外と普通だ。
スキー場併設のお宿で屋根下に駐車したエクザンティアは、ミニバンの中に混じり異彩を放っていた。
写真撮る人もいたっけな。
王道系四駆にも引けをとっていないでしょ?
家族4人、2泊3日の荷物、ソリにスキー板3セットと自分お仕事道具を突っ込んで、エクザンティアのトランクはまだ余裕。動画見れない(準備はしていったけど使わず)し何も無いながら家族から文句が出るわけでもなく、ミニバンの必要性ってあまり無いのかもしんないなと感じた。
そして帰り道、まずは給油をしてみる。
500キロ弱走行して、まだ半分あるの?
燃費は14.8・・・・・・・。やりたい放題やってこれか・・・・・・。
帰りは、夕刻の帰宅ラッシュの中、R13で福島飯坂ICまで走り、東北道へ。
凄い強風で、終始最高速度50キロ規制。往路で出来なかった割とゆっくり目な巡航で帰る。
個人的感想としては飛ばしちゃったほうが、いいなこれって感じ。
感想はない、でも無いのが不思議、とにかく疲れない、何だこれはすっかり気に入りました。
復路の燃費は、11.8。そんな訳無いでしょうと、往復で纏めると13.1。不満はなく、旅を終えたのでありました。
さてある人が言っていた。
ハイドロシトロエンにはドラマがあると。
下血か?なんだかがストラットを突き抜けるのか??ハイドロが動かなくなるのか???さあ知識は全部だした、何が起こるんだ??と思うと、遂に来た。
ブレーキパッドの警告灯でした・・・・・・。
ブレーキパッドのセンサーって、大別すると2種類あって、ヒューズのように切れたら終わり系と、再使用可能なちゃんとしたスイッチ式があるはずなんだけど、後者と見たけど違うかな??
ということで無事に駆け抜けてまいりましたとさ。
一気にまとめて乗ってみて良さはもの凄くよくわかりました。
こりゃあ、すぐにはわからないですよ。でもドイツ車乗りとかでもわかる人たくさん居るんだろうね、長時間乗る機会がないだけのことで・・・・・・。
誰かにも言われたけれど、これ試乗レベルで解る人は少なかろう。
帰京の翌日、早速仕事のため、サンバーで中央高速を走ってみた。
前夜ほどではなかったものの、風があったんだけど、上屋が揺れるというのは、こんなにしんどいのかと痛感しました。
こりゃあ、自分も灰泥沼に片足突っ込んでしまったか?ヤバイヤバイ、さっさとオーナー氏に返さないと病気になってしまいそう。こりゃあ毒だ、毒。
ということで、どこまで洗ってよいのかも解らず、恐る恐るながら大胆に洗車。
エクザンティア、おまえは我々の前を走りぬけた爽やかな風だった。
お借りしたものなのでオーナー氏にお返ししないと、なーんていつまでも嘘をつく気もなかったのですが、この車、カーシェアリング制度(笑)を導入し、自分もオーナーの末席に入れてもらっている。
単独で所有しようにも、ピカソですら月の実働日数が5日無いし、色々問題もございまして・・・・・・気が付いたら自分もびっくりな展開となりまして、その~あの~・・・・・・・。
長距離出張の足としては最高だろう、最近中古C5の相場なんかを無意識にチェックしてしまう自分が居る。
まさか自分がこんなに気に入るとは思わなんだ、結局、自分は知ってはいけない世界の入り口を見てしまったのかもしれない。
SX男爵からのバトン、大切にしようと思います。