実は、知人の車を預かることになりましてね…。名前は「EP95スターレット・ルフレX」と言います。
まぁ、正確にはこの車の鍵なんですが(^^;

(゚Д゚)ハァ? これルフレじゃないじゃん!バカジャネーノwww
と思った方、その言葉、
熨斗付けてそっくりそのままお返ししときます。
確かにグランツァマスクにターボ用ボンネット付いてますけど、スターレットにターボ付エンジンが搭載されたのが「韋駄天ターボ」ことEP71ターボからとなりますが、その歴史の中で
「5ドア」のターボ車が設定されたのは、EP71の「ターボS」しか無いのですよ!
更に付け加えれば、EP95とは
「フレックス・フルタイム4WD」(機構上はフルタイムじゃなくて、
スタンバイ式4WDが正確なところだと思いますが…)搭載の所謂「生活4駆」と呼ばれるタイプでして、エンジンもNAとの組み合わせしか有りません。
つまり、
「5ドアで4駆のグランツァV」なんてのは、
基本的に存在しないってこと。
ただ、世の中にはその存在しないモデルを作っちゃう方がいるものでして…。

このみんカラでも製作された方が結構いらっしゃいますが、この車も例外にもれず
4E-FTEにスワップ済みで、その流れでフロント周りもグランツァ仕様になってしまったと言うわけです。
ご存知の方も多いと思いますが、グランツァ系とそれ以外とでは、
フロント周りの外板部品で共通するのが左右フェンダーしか無く、
前置きインタークーラー仕様にしない限りボンネット交換が必須となるため、必然的に前回りをグランツァ仕様にせざるを得ません。
「前置きインタークーラー仕様」にしてない理由(の推論)は後述します。
事の起こりは、先週水曜日仕事中に来た一本の電話。相手は、
以前ブログで書いたGX105乗りの友人T氏でした。
我が家の近くに、T氏の親戚が所有する土地があるのですが、「
急遽この車を預かることになったためこの土地においていくから」とのこと。
まぁ、我が家で移動させることはないにせよ、一応念のためこの土地に近い場所にある我が家で鍵を預かることにしました。
ちなみに、スターレットの前オーナーは、
T氏と私に共通するトヨペット店勤務時代の先輩に当たる方で、以前お遊びで作ったようなのですが車検切になってしまい、T氏の勤務先店舗で保管していたとのこと。
ただ、
基本的にディーラーはこういう「やばっちい」車は禁忌ですので、あまり長期間おいておくわけにもいかず、先述の土地に移動させることになったようなのです。
…実は、その先輩から
「この車を15万で買わんか?」という話をされていたりもするんです(^^ゞ
しかし、少々懸念事項が…。
車自体は面白い仕様ですし、
腰椎ヘルニアを患う者にとって願ったりかなったりのAT車です。
余談ですが、
市販の「前置きインタークーラーキット」って、何故かMT車専用となっています。
費用的な面もありますけど、多分これがネックになって前置きに出来なかったのではないかと考えられます。
インタークーラー(配管含む)の取り回しにおいて、ミッション型式は関係無いような気もしますが…。
車両自体も、タイミングベルト交換履歴のステッカーがないため、その一式交換をはじめ、少々手直しが必要な部分があるものの…、
元々90馬力そこそこのエンジンとの組み合わせで使われるミッションが、果たして135PSのエンジンと組み合わせて持つのか?
とか、
ローダウンしてるのはいいけど、ダウンサスで落としたような形跡がない。つまり「バネカット」?
といった疑念があるんですが、それ以前に、
バッテリー上がってて、動作確認できねぇorz
という最大の問題を抱えています(^^ゞ
現状は一時抹消済みではありますが、車検証の「エンジン型式」が変わらないため、
極普通に中古新規登録できちゃったりします(^^ゞ
エンジンスワップというと、何が何でも「公認取得が必要」と思うかもしれませんが、検査や登録に関してのエンジン型式とは
エンジンブロックに刻印されたものを指します。
検査時も、検査官がエンジンを覗き込んで刻印を探し、車検証と相違がないことを確認してます。
即ち、これが変わらなければ
ターボ付いてようが何しようが全く関係ないってこと。
排ガス規制関係で必要な触媒や、年式によっては排気温センサ、排気温度警告灯がついてないとか、油脂類漏れがあるとかってのは論外ですが、それらがクリアできるのであれば構造変更は不要なのです。
つまり、
「RB20DE」搭載車から「RB20DET」へとか、
3S-FE搭載のST195コロナにST205セリカGT-Fourの3S-GTへスワップしても、
理屈上はOKということ。
勿論、エンジン型式変更を伴う場合は構造変更が必要ですが…。
まだ、下回りの点検が出来てないため、結論を出すには早過ぎるのですが、今のところはタペットカバーのパッキンとデスビのOリングからと思われるオイル漏れ、ラジエーターに水漏れと思われる跡があったため、それらを直せば車検取得は簡単かと(^^;
見た感じ、エンジンとコンピューターを4E-FTE用に変更しただけっぽいので、多分排ガス濃度も心配するほどではなさそうだし…。
となると、上手く行けば
総額30万ほどで路上復帰までは持っていけそうな感じですね。
さーて、どうしましょうか…。
思い切った仕様にするのは厳しいでしょうが、少なくとも
「生活快速仕様」にはできそうだし!
…それ以前に、ない袖どころか、
振れるだけの袖があるような着物もない状態ですが(笑)。
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【元】車屋のへっぽこ整備士、かく語りき | クルマ
Posted at
2011/10/24 00:29:30