
先日、残っていた後半7話を一気に見て、やっとこさ
「WORKING!!」第一期の全話鑑賞が終了し、DVDに焼いておきました。
「果たして小鳥遊君と伊波ちゃんとの関係はどうなっていくのか?」とか、
「OPの『ちっちゃくない人』の集団から2~3人もらってもいいすか?」とか、
「伊波ちゃんに殴られてェ(^^ゞ」とか色々気になる所がありますけど、
今から第二期見るのが楽しみです!
…と言うか、これにしてもすっかり見逃してるんですが(笑)。
キッズさんだと後々編集メンドイから、AT-Xで放送しないかなぁ(^^;
ただ、札幌市南区民としては8話で定山渓温泉が登場したということもありますが、個人的に冒頭の画像が一番の収穫です。
なんせ、
普段見慣れたカラーリングの車体が(BS・CSでの放送を含めると)全国に流れたんですから!
これの元ネタの画像がこちら。


これは以前持っていた個人サイト用に撮影しておいたものですが、
ほぼ同じカラーリングでしょ?
まさか、これを忠実に再現したアニメに出会うことになろうとは…。
こちらが、
我らが南区民、特に国道230号線沿線住民唯一の公共交通機関であり、
道内唯一の東急グループ所属のバス会社「じょうてつバス」です。
「じょうてつ」はその名の通り、その昔
札幌市内にあった唯一の私鉄「定山渓鉄道」がその始まりになり、
その時の略称が「じょうてつ」なのです。
この鉄道自体は昭和44年に廃止され、現在も南区内を中心に線路や駅舎の跡が残っていたり、南区・石山の「石山中央」バス停近くには、現在も当時の駅舎が残されています。
ちなみに、
札幌市営地下鉄・南北線「真駒内駅」の辺りも元々定鉄の線路だったとのこと。
また、現在休日の早朝のみに定山渓から運行される
札幌駅行き「特急」便や、今は廃止されたものの、同じく札幌駅発着の
「急行」や
「準急」便もあったということは、元々が鉄道であった名残といえるでしょう。
その後バスへ転換となり、ほぼ現在と同じ南区内と豊平区内の一部に路線を持っていましたが、1971年の地下鉄開通を機に、翌年72年には当時の
「札幌市営バス」へ一部路線と営業所
(現在の東光ストア自衛隊駅前店の場所にあったらしい)を譲渡し路線規模を縮小することになります。
しかし、2000年から始まった市バス再編から、南区内の一部路線を移譲され、2003年の市バス撤退により、1972年に譲渡した路線の殆どを市バスの営業所と共に取り戻すことになります。
こうして、
現在では南区内において、一部を除きほぼ全域をカバーする路線網を確立することになりました。
さて、アニメでも登場した現在のカラーリングは、私が高校2年生だった平成元年に切り替わった
「マーキュリーカラー」と呼ばれるタイプになります。
登場当初は「観光バスみたい…」との声も聞かれたようですが、それもそのはずで、
当時の東急グループバス事業者の観光バス用カラーリングがベースとなっているのです。
これ以前のカラーリングは
赤白塗装といって、
「映画けいおん!」でもプロモーション協力した京阪グループのバス会社「京阪バス」のカラーリングに似たものでした。
余談ですがこの赤白塗装は、その昔道内のバス事業者でも道内最大手のバス会社である「北海道中央バス」や、苫小牧・室蘭方面をエリアとする「道南バス」でも似たパターンが使われていた時期がありましたが、現在ではこのカラーリングの車両はすべて廃車になっています。
そういや、じょうてつの旧塗装最後の車両は
同社初の冷房車でしたが、
マーキュリーカラー車両は冷房車専用だと思っていた時期がありましたね(^^
さて、8話で小鳥遊君と相馬君が札幌駅のバスターミナルから定山渓温泉に向かうことになりますが、
このへんのシーンの背景も実によく再現されてました。
…
私も札幌駅から自宅に帰るときに使ってる場所ですんで、ホントびっくりでしたよ(^^ゞ
彼らはそこから
7系統か
8系統の
「定山渓行き」か「豊平峡温泉行き」に乗車して、「定山渓湯の町」バス停まで向かうことになります。
時間にして1.5時間ぐらいでしょうか。
多分、彼らもバス車内でこの車内放送を聞いていたはずです。
この動画で登場するドライバーさんは、こまめにアナウンス入
れることでじょうてつユーザーの間では有名な方だったりします(^^;
両方共国道230号を走行してますが、下の動画の
1分40秒辺りから温泉街へ入って行きます。
なんだか見たことのある物が出てきてますよね?
それと、下の動画の最後の方でもありますが、
温泉街へ続く道は狭いうえに見通しが効きにくい場所もあり、舗装も石畳であることから、特に今の時期の様な冬場や雨が降っているときなどは滑りやすくなっています。
また、
時間を問わず観光客がそぞろ歩いていますので、
車で行こうと思ってる方は充分にご注意ください!
特に夜間は街灯があるものの、かなり薄暗くなっています。
私も走ったことが何度もありますが、数回危ない思いをしたことがありますので…。
また、この辺を歩く時も車の往来には充分に気をつけましょう。
ちなみに、
地下鉄真駒内駅からも定山渓行きが1時間に2本ぐらいの間隔で発着していて、それだと1時間程度で同じバス停に行くことができます。
料金は札幌駅からだと片道750円、真駒内駅からで同600円となります。
じょうてつの場合、
ある地点から乗車距離に応じて料金が変わる「対キロ」という料金体系になるため、結構割高になることがあるんです(泣)。
経験上、会社の経理に一度は嫌な顔されますが、交通費でホクホク状態になります(^^;
しかし、ここまで登場してるんだから、
じょうてつや温泉街でも何かしらタイアップやればいいのに…。
特にこれといって話を聞かなかったしなぁ(´Д`)
フルラッピング車両ぐらい走らせても良かろうに…。
尤も、じょうてつの場合、グループ親会社の東急にお伺いを立てないとならないかもしれませんが、不動産事業の方が忙しいようで…。
あ、そうそう、
9話アバンでもじょうてつの車両が登場してますよね。
先日アップしたこの記事の仮定でいくと、JR北海道バスか北海道中央バスの営業エリアなんですがねぇ…。
まぁ、厚別にはUDトラックスの支店があって、そこに修理関係で出入りしてるらしいので、そこから営業所に戻る車両だったということで…。
おもいっきり日野の車両ですが(笑)。
あらら、どうも地元の話になると長くなりますね(^^ゞ
年末も迫ってきましたし、この冬は聖地巡礼も兼ねてじょうてつで定山渓温泉に来てみませんか?
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Posted at
2011/12/18 00:57:06