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イイね!
2013年05月22日

素朴な疑問

素朴な疑問 今回は、動画と画像多めです(^^ゞ

まずは、こちらの動画をご覧ください。



これが運輸支局での検査の様子です。
ホントは、これの前段に受付での書類確認と、検査後に書類を更新窓口に出して新しい車検証を受け取ればOKという流れになります。
 
最近はユーザー車検も盛んになり、それにちなんだ情報などもネットで簡単に入手できるようになりましたが、これが法律で規定されてる「車検」なのです。
ただ、あえて苦言を呈すると、ユーザー車検が「自己所有車の管理」という面より、対費用面ばかり(要は車検費用が安上がりになるってこと)に主眼が置かれてしまってることに、どうにも首をかしげてしまうのですが…。

まぁ、今回はこれが主題じゃないんで、この辺りで矛を収めますが(笑)、以前までの仕事で運輸支局の検査ラインに行くようになってから、

三輪車の検査ってどうやってるんだろう?

と考えるようになったのですよ。

三輪車と言っても…、



あぁっ、あやち愛しいよあやちBy花澤香菜(笑)
っていうか、三輪車がギシギシ言ってるよあやちw


合法ロリなこの人が乗ってる子供用じゃなくて(^^ゞ



旧車ファン&高速有鉛読者にはおなじみの某姐さんが見た瞬間、至る所を決壊させそうな(笑)、「オート三輪」と呼ばれたこの三輪自動車のこと。

数年前に検査持ち込みで札幌運輸支局に行ったときに、たまたま上の画像と同じマツダ製の3輪トラックを構内で目撃したんですが、運悪く、こちらは当時いた会社に戻るところに入れ違いで支局へやってきたため検査ライン上での三輪トラックの勇姿を拝むことが出来ず、それ以降も見かけることがなく今日に至ります。
一応、整備士としての経験も持ち合わせてる私ですが、如何せん触ったことがあるのは、トラックを含めて4輪車と自転車だけ…。
「旧車」と言っても、トヨペット転勤時に私がいた工場へT20系コロナが車検で入庫したことがありましたが、結局触ることが出来ずで…。
っていうか、正直悶々としてる部分も否めないんですが(^^;、あの時三輪トラックを見て以来、ずっと疑問に思っています。

想像するに、整備作業に関しては、フロント部分でバイクの要素が関わってくる程度で、そのほかの部分は普通の4輪トラックと殆ど同じような感覚ではないかと。
また、検査に関しても、外見検査はともかく、ヘッドライト検査と排ガス検査は特に支障はないと思うんです。
そう。問題はこれ以外の検査項目をどうやっているんだろうって事。

車検での検査項目の内、直進性を検査するサイドスリップブレーキスピードメーター検査については、



このような複合型テスタ(ABSテスタ)を使い、車の前後それぞれの車軸ごとに検査します。
このタイプは運輸支局や軽自動車検査協会の検査ラインだけでなく、所謂「民間車検場」と呼ばれる指定工場の検査ラインでもよく使われています。
 
これだと、リアブレーキ・パーキングブレーキ検査とスピードメータ検査(オート三輪って後輪駆動ですし)は問題なく出来る(はず)ですが、検査時はテスタにまっすぐ乗り入れなければならないため前面中心にタイヤがあるオート三輪だと、テスタのローラーに乗り込めないため検査が出来ない様な気がするんですね。
確かに、車体位置を左右にずらすことも出来ることは出来るんですが、レーン幅がそのラインで受けられる車輌幅ギリギリで仕切られてるんで、せいぜいタイヤ幅一本分がいいところですし、それ以前に検査官から注意されますが。

それに、この複合型テスタの発展系である、



この「マルチテスタ」と呼ばれるタイプならなおのこと。
このテスタ、4輪同時にローラーが回転でき、4輪同時にブレーキ検査が出来るため、フルタイム4WD車の普及率が半端ない寒冷地・降雪地の検査場の必須アイテムです。
ただ、値段も半端ないんで、ディーラーでも持ってるところは少ないですけどね(^^ゞ

尤も、運輸支局には登録対象の2輪車用検査ラインってのもあるんですが、



こっちだと、今度は「リアはどうするのさ?」って問題が発生するはず。
っていうか、抑も、「2輪専用ライン」なので軽自動車でも入らないぐらい狭さでも有りますし、2輪にゃサイドスリップ検査がないわけで(笑)

そして、下回り検査の場合、



このように「半地下ピット」や、車を乗り入れたままリフトアップさせる事が出来るリフトが使われてることが多いのです。
…という事は、こういうところにオート三輪が乗り入れてしまうと、こうなることも考えられるわけで。



支局や軽協会曰く、ピットに車落として大変なことになった例は4輪でも結構あるとか…。

つまり、「左右にタイヤがある車」が受験することを前提に作られた検査ラインだと、三輪車にとって不都合な面があると思うんです。

だけど、「三輪専用検査ライン」とか、再検査受験時に項目を申告する際に操作する「申告ボタン操作盤」にも該当するスイッチは見たことがありません
それにもかかわらず、検査機器は既設のままで特に問題なく三輪車が受験してる訳ですから、たぶん何かしらの対策なり方法があるのではと考えてます。

う~ん…。他にやらないといけないことばっかりなのに、なんだか気になるf^^;
もし、この記事をお読みの三輪自動車乗りの方や、三輪自動車の車検をやったことがある方は、是非検査の様子を教えていただければ幸いです。
あ、勿論、検査員や検査官の方からのコメントもお待ちしてます(^^ゞ

余談ですが、1990年代後半、小型乗用車のナンバーで分類番号(ナンバープレートの上に書いてる数字)に「7」が割り当てられた時期がありました。
これは、本来であれば割り当てとなる「5ナンバー」枠において、一連番号(所謂ナンバーの4桁数字)の在庫が枯渇した事によるもので、ここ札幌でも1996年から、分類番号が3桁となる1999年にかけて登場し、今ではかなりのレア度を誇る物になっています。

この「7ナンバー」、元々は「小型三輪乗用車用」として設定されていたものなのです。
ちなみに、本来4ナンバーとなる「4輪小型貨物車」の場合、この枠が枯渇した場合、「小型三輪貨物車」用であった「6」が割り当てられることになってますが、未だかつて見たことも聞いたこともないですな。

それよりも、このままでいくと「3ナンバー」枠の方が枯渇するのが早そうな気がしますし、もし、そうなったときにどうなるのかに興味が湧くところではありますが。

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この記事へのコメント

2013年5月23日 7:34
そう言えば確かに・・・

案外、検査出来ないからブレーキは無し?・・いやいや待て待て・・

う~ん謎ですねf^^
コメントへの返答
2013年5月23日 11:06
こんにちは。毎度です!

そうなんですよ!
三輪車を既存設備で検査を行うと、絶対不可能な検査項目が出てくるはずなんですよね。
三輪と言えば「トライク」(よく調べてたら、三輪自動車全般を指すそうで…)とか「サイドカー」の検査も、未だかつて見たことも通したこともないので、恐らく同様の疑問が生じそうな気がします。

こうなったら、物は試しで三輪トラックの抹消車引っ張ってきて、社会復帰させてみますか(笑)

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