早いもんですね~。
今年も残り4ヶ月ですか…。
ここ札幌も、車に乗るたびに、
「そろそろエアコン使わんでも…」
と思いつつ、でも、なんだかスイッチOFFにするのも気が引けてしまうと言う気温に落ち着きつつあります。
って事は、あと2ヶ月ほどで真っ白な世界になり、
ド早朝出勤を強いられる日々になる時期になるんですね(^^;
サンバーさんの冬靴を仕入れなければならない時期も、いよいよ近づいてきましたよ。
さて、ちょいと前の話になりますが、
家を建ててきました。
…といっても人の家であり、家造りの手伝い、つまりは「現場作業員」として行ってきました(笑)
その場所とは、
洞爺湖町。
その名の通り、日本有数のリゾート地であり、
夕張まんがメロン祭りと、
いよいよ開催が来週末に近づいた「きたまえ」と並ぶ、
北海道内の3大漫画・アニメイベントである
「洞爺マンガ・アニメフェスティバル」の会場でもあるところです。
一方で、別荘や移住者を見込んでの宅地造成が最近盛んなようで、うちの会社でも過去に数棟の建築実績があるんだそうな。
そこのとある場所に別荘建築を受注した事から、1日~2日にかけて泊まりがけでの出張と相成った次第。
1日早朝、ベテランの作業員さんと共にユニック付きの4t車に揺られる事、およそ2時間かけて到着した先で見た光景とは…、
完全な「レイクビュー」ではないにせよ、
眼下に洞爺湖!
そして、後方に目を転じると、
蝦夷富士こと
「羊蹄山」がそびえるという絶好のロケーション。
まさに
格好の「別荘用地」であります。
尤も、今回建てたのは
10畳ロフト付きというこぢんまりとしたものですから、どっちかというと
「大人の秘密基地」的な感覚でしょうか(^^ゞ
別荘でも同じかもしれませんが、おそらくは避暑がてらとかで体のいい「ホテル代わり」に使う「一時滞在」ってのが主な用途になるんでしょう。
ちなみに、うちの会社の場合、所謂「不動産売買」を取り扱っておらず、いわば「建てるだけ」になるわけですから、当然ながら土地はお客さんが用意しなければなりませんし、そこに建築費用加算されます。
今回のケースでの総工費は聞いてませんけど、やはりそれなりの金額にはなってるはず。
「アベノミクス」とやらを唱えてる割に、いまいち景気が良くなった実感がまるで感じない昨今ですけど、いるんですね~、
金持ちって奴ぁ…。
そういえば、「贅沢品」ってイメージが強いキャンピングカーを、最近やけに見かけるようになった気がしてますけど。
今回、私に課せられたミッションは、
建物をある程度形にせよ!
というもの。
といっても、お盆休み明け頃から、建築用の資材関係が続々と入荷し、社内の作業場では、大工さんがある程度モジュール化した部材を組み立て、あとは現地に搬入するスタイルだったこともあって、現地でやること言えば、そのパーツ類を
プラモデルのように組み付けていくだけというもの。
おかげで2日のお昼過ぎには、屋根全面にコンパネを取り付け、ひとまず雨風はしのげるレベルまで完成していました。
今日は全道的に雨降りの一日で、現地も大雨に降られてどエライ騒ぎになったようですが、ほぼ外装の組付けは完了していて、今頃は内装の造作の真っ最中。
この分だと、予定通り今月末ぐらいには引き渡しになる予定です。
ところで、現場から洞爺湖を眺め、目線を右方向へ移してくると見えてくるのが
ウィンザーホテル洞爺。
2008年の「洞爺湖サミット」の会場になった場所ですよ。
あのとき、洞爺湖半のホテルだけでは足りず、札幌市内の一部のホテルまで派遣された警察官の宿舎となり、さながら
「全国警察博覧会」チックな様相を呈していたことを昨日のように思い出します。
そういえば、
国内外のプレス関係者だけでなく、警官にまで木刀が大人気になったっていう話もありましたなぁ。
確かに、ここならVIPだらけにしても警備がやりやすいでしょうし、いいところに目をつけたんだなと、今更ながら感心しますね。
尤も、私たち道民から見ると、
「ホテルエイペックス洞爺」と言った方がわかりやすいかもしれないですね。
未だに
「底辺のさらに下」を這いずり回る北海道経済の没落のきっかけの一つとなった、あの
「拓銀破綻」を象徴する建物であり、まさに「負の遺産」でもあるんですから。
あの当時、まさか数年後にサミット会場になるなんて、誰が予測できたでしょう…。
それよりも強烈に印象深いのは、
2000年の有珠山噴火ですね。
あれは、確か年度末の押し迫った3月の、昼一番の頃だったと思います。ラジオの速報で流れたのは。
この年の夏、私は自動車整備業向けのPCシステムの会社に転職したんですが、東京での導入研修を終えてまもなく向かったのが「旧洞爺村」にあるユーザーさんのところでした。
先述のように、噴火したのが3月の末だったとはいえ、まだまだ雪が残っていたであろう事は容易に想像出来、私が行ったちょうど今頃でも、湖畔を周回する道路の復旧までは手がつけられておらず、まるで
メーカーのテストコースにありそうな感じで、路面が見た感じ5~6cmは隆起と陥没を繰り返しているという状態でした。
そして、洞爺湖温泉の対岸辺りで見かけたのが、
被災者用の仮設住宅の団地。
これが、私が
生で仮設住宅を目にした瞬間でしたっけ。
付近を走る高速道路のインターも使えない状態となり、しばらく「仮出入り口」が設けられた上に、復旧するまで、いったん一般道に迂回させられた事もありましたね。
今では、あのときの遺構を含めた形で「ジオパーク」として整備されています。
な~んてなことをあれこれ思い出してみたんですが、私自身洞爺に来たのは以前の会社の忘年会以来数年ぶり。
ここ10年で、仕事がらみじゃないと来てない(笑)
次回は、プライベートで来れるかしら(^^ゞ
ブログ一覧 |
戯れ言問わず語り | 日記
Posted at
2014/09/05 00:28:37