「ちびまる子ちゃん」お姉ちゃん役の声優・水谷優子さんが死去
スポーツ報知 5月19日(木)15時40分配信
人気アニメの「ちびまる子ちゃん」のお姉ちゃん役などで知られる声優の水谷優子さんが17日に乳がんのため亡くなった。51歳だった。所属事務所が19日、公式サイトで発表した。
「弊社所属俳優 水谷優子 儀(51歳)が、平成28年5月17日乳がんの為永眠いたしました。生前、皆様から頂きましたご厚情に心より感謝致します。」(原文まま)
水谷さんは「ちびまる子ちゃん」で、1990年1月の放送開始からお姉ちゃんのさきこ役を務め、ほかにも「エースをねらえ!2」の岡ひろみ役など数多くのキャラクターの声を担った。
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20160519-OHT1T50083.html
…という事で、既に記事にされている方も多く、ご存じの方も多いと思うんですが、最近、殆ど仕事してなかったyahooアプリからの通知音が鳴ったと思ったら、このニュースでした。
ここのところ、アニメ関係者、とりわけ
「女性声優」の方が早世されるニュースが多いような気がしているのと同時に、
自分自身もそういう年齢に近づきつつあるんだなと認識させられている次第です。
考えてみりゃ、年齢や風貌、時には性別までをも超え、様々なキャラクターを一人の人間の声だけで演じるってのは、ご自身の努力もさることながらそれはそれは希有にして非凡な才能なわけで、
神様は何だってこういう人を早々に連れて行ってしまうんだろうという思いが募ってきますね。
wiki等でざっくり略歴を追っかけてみたんですが、所謂「次世代ゲーム機」の登場が端緒となる
「第2次声優ブーム」の頃に活躍されているんですね。年代で言えば
80年代最後期~90年代って事になりますか。
あれですよ、PCエンジンから始まり、プレステやらセガサターンが発売されて、それまでの「任天堂一強」状態が崩壊。
その後、Win95やWin98が登場し、それまで「持ってるだけでマニア」だったPCが一般的な家庭にまで一気に浸透し、現代の日常生活で当たり前に使っているインターネットが爆発的に普及した頃。
今や、スマホ向けのアプリですら珍しくない「フルボイス仕様」ってのが、当時最大の
「売り」になってたんですよ。
そういえば、私が水谷さんのお名前を知ったのもちょうどこの頃。
何故知ったのかは後述するとして、同時期に活躍された声優さんとしては、この春に始まった「ばくおん!!」で、
思わぬ配役で久々にお声を聞いた、
「永遠の17歳」(ヲイヲイ)なお姉さんとか、浅倉南役で一気にブレイクし、つい最近まで
パナ製ETC車載器の「中の人」だった、
この方等々、今や「ベテラン」と呼ばれるそうそうたる面々。
※余談ですけど、国交省が普及を進めている「ETC2.0」対応の車載器のうち、現在発売中のパナ製ってのがもろ機械音声で萎えますな。しかもパナ製ナビとの連動モデルしかないって言う…。
何故日高さんにしないんだろう(´・ω・`)情報が多岐にわたりすぎて収録しきれないとか…。
あ!そうだ!7月の「Sapporo City Jazz」出演予定になっていて、今年になってから椎名林檎ちゃんとコラボした曲が、これまたいい感じな
林原めぐみ閣下もそうだった!
他にも、宮村優子とか緒方恵美とか高山みなみとかもそうだったっけ。
まぁ、とにかく、
アニメも「熱い」時代だったのですよ。
そんな頃でしたね。
ファミ通と電撃G'sマガジンを愛読し、既にプレステとサターンの2台体制を敷いていただけでなく、
「ゲームがやりにくい」と言うだけで、当時住んでいたアパートの部屋には不釣り合いな28型ワイドTVに買い換えたって言う、
きわめて健全(?)な生活を送っていた私が、つい仕事帰りに立ち寄ったゲーム屋で中古で買ったこのソフトが、「水谷優子」を知るきっかけになりました。
PCゲームとしては大ヒットとなり、後にときメモを筆頭とする「恋愛シミュレーション」というジャンルを確立することになるゲーム界の金字塔
「同級生」。
そのサターン版がこの
「同級生if」という作品。確か、まだ部屋の片隅のどこかにあった筈(^^ゞ
「街中を歩き回って女の子をナンパして(以下自主規制)」ってのが大まかな内容でして、PC版同級生をインストールすると作成されるフォルダまでが
「nanpa」という徹底ぶり。
所謂「ギャルゲー」黎明期(Windows以前の頃)、最も多かったのが「ナンパ物」で、あの
エニックスまで作ってたという代物だったりもするそうな。
んで、同級生も当初はナンパ物として開発が進められていたのが、余計な物をそぎ落としていくうちに洗練された結果見事大ヒットにつながり、後に雨後の竹の子の如く登場した多くのフォロワーを産むことになるんですが…。
やはり、物事何でも「シンプルイズベスト」なんですね(^^
元々が所謂
「18禁」で、若干のアレンジを加えつつほぼほぼ完全移植されたため、
見事に年齢制限付き(ちゅーても、家庭用ゲーム機用ソフトにおける「18禁」なんで、たかが知れてますが)。
そして、その中で登場するキャラの一人である
田町ひろみの声を当ててたのが
水谷さんだったんです。
役どころとしては、主人公(プレーヤー)の一つ年上のOLさんで、所謂「オタクっ娘」なんだけど、それをコンプレックスに思っていて、オタク趣味に走っていた頃に知り合った「彼」ってのが、
これまた
見事に「ステレオタイプ」な奴で、しかも
未練タラタラっていう始末の悪さ。
そんな彼を吹っ切りたいと思っていたところに、主人公と「出会う」事になります。
まぁ、正直メイン級のキャラじゃないんでゲーム序盤で早々と「攻略」出来ちゃったりしますし、どっちかというと、登場キャラ中一・二を争う程の人気っぷりを誇った
「田中美沙」派だった
(故に、2年ほど前のインカレで、ゲーム上の設定と同じ陸上部の漢字まで同じな同姓同名の選手が出てきた時には心底びっくりしましたが)事もありましたけど、
あの頃はいろいろとお世話になりまして(^^;
そういや
「コスプレ」なんていう単語や、
女の子でもアニメ・マンガ好きが居るって事を知ったのも、彼女のおかげ。
尤も、同級生自体も思い入れが強い作品でして、気がつきゃ
原画集を買い漁り、
ノベライズ(「まほろまてぃっく」の原作者さんが書いてます)されれば本屋をはしごしてすべて揃えてみたり(最終巻だけが異様に厚かったっけ)、
OVAがレンタル屋に並べば借りて全巻見たり…。
挙句、どうしてもPC版がやりたくて、
大枚はたいて新品のパソコンを買い、「windows版の同級生が出るゾ!」と聞くやいなや、当時勤めていた会社の直近の
狸小路3丁目にあった家電屋(今、
ドンキホーテになってますが…)に予約を入れて、
昼休み中にもかかわらず買いにいった思い出があります(笑)。
結局、続編となる
「同級生2」もPC版で買って、メインヒロインであり
「史上最強の妹キャラ」とまで言われた、
鳴沢唯に傾注することになり、「いつか同級生シリーズを一からちゃんとやろう」と思って、それ用に
わざわざWin98搭載機まで仕入れていたりするんですが(^^ゞ
なんて言うんでしょうね。そもそもはときメモのサターン版が出る時に、
サターンの方がグラフィックの規制が緩い!
っていう邪な理由で
本体ごと買った(笑)のが運の尽きというか、
道を踏み外したというか(^^;
ホント、あの頃は若かったなぁ、オレ…。
ということで、そんな感謝を含め、水谷さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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Posted at
2016/05/20 01:22:09