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ひろくん@北海道のブログ一覧

2013年05月16日 イイね!

「高田号」展示中!

「高田号」展示中!昨日の記事と若干リンクする部分が有りますが…。

今月11日に最新作が公開となり、その翌日の12日夜には前作がTV放送となった「探偵はBARにいる」シリーズ。



舞台は、ここ札幌のすすきの!

主演は、北海道が生んだ俳優、大泉洋!

しかも、原作者は札幌在住の作家、東直己氏!
たまに、道内ローカルの「奥様番組」でお見かけしますが(^^;

やはり、生まれ育った街が舞台となって、こうしてスクリーンを通して見て貰えるって言うのは、いち札幌市民としてこれほど喜ばしいことはありません。
 …って言ってる割には、まだ2本とも見てないんですが(笑)

その劇中に登場した「高田号」こと光岡ビュートが、現在「札幌ステラプレイス」1階・東コンコースにて展示されています。
…といいますか、昨日JR乗り換えのために札幌駅に行ったら、たまたま置いてあった訳ですが(^^ゞ
ステラプレイス内には、「映画版けいおん!」を見に行った「札幌シネマフロンティア」が有り、そこでも公開中なのですが、特段これと言って告知は全くなし!
そこで、映画の公式サイト読んでみると、先月の19日から6月10日まで、新東名高速清水PAで展示されてることになっていて、こちらでも札幌でのこの展示については、一切ノーコメント…。
そこでさらに調べてみたら、今回札幌でお飾りになってるのはどうも予備車らしく、ここで見つけた画像(たぶんこっちが劇中で実際に使った車っぽい)と見比べると、外装の損傷状況も結構違うことがわかりました。

ここで、光岡ビュートを軽くおさらいしておくと、1993年に当時のK11マーチをベースに、ジャガーMK2をモチーフとした外装に変更しただけでなく、HBしかないマーチの後部を大改造し、トランクルームを持った3BOXスタイルに仕上げてきたというパイクカーの一種。
その後、ベース車がモデルチェンジしても基本的なコンセプトは変わらず現在はK13ベースのモデルが発売中で、「認定中古車制度」や、オーナー向けのリフレッシュプランというのもあるそうです。
なお、ベース車からの変更部分については、光岡自動車の専門工場でオールハンドメイドで製作されているため、基本的に受注生産となります。
 
一応、ここ北海道にも光岡グループの販売店である「北海道BUBU」が札幌市内を中心に存在しますが、残念ながら光岡ブランドの車輌は取り扱ってないため道内での新車購入は恐らく不可能と思われます。
あそこも、なんだか「お高くとまってる」というか、北海道で言うところの「いいふりこき」っぽくて余り好きじゃないですし、評判も…、ゲフンゲフン
とはいえ、札幌の街中でごく希に見かける訳ですが、恐らく本州の業者オークション経由で引っ張ってきたものではないかと思われますね。

では、各部を細かく見ていくことにしましょうか。
「劇中車」と言えば、一昨年の初夏に石原裕次郎記念館で西部警察に登場したマシン達を撮影した以来と言うことになるんですけど、あの時と違って、車の周囲にはガードロープが張られてたため、残念ながら余り肉薄することが出来ませんでしたが(^^ゞ



一見すると、GF系インプレッサワゴンにあったクラシック仕様の「カサブランカ」っぽく見えなくもないのですが、全く手が加えられてないルーフラインを見れば、ベースがK11マーチであることは一目瞭然です。
ちなみに、現車は来年8月まで車検残がありましたが、左上の定期点検ステッカーが平成23年と食い違ってるため、昨年はユーザー車検で継続検査をやったようですね。
…あぁぁもぅ嫌だ嫌だ。こんなところで車屋根性丸出しするなんて(^^ゞ
 
余談ですが、定期点検ステッカーって「貼付期限」があって、それを過ぎても剥がさなかった場合「保安基準不適合」になります(^^

また、フロントウィンドゥには配線こそ撤去されてるものの、アナログ用のTVフィルムアンテナが貼られているんで、恐らくナビかTVが取り付けられていたと思われますが、室内を見ると、カロッツェリアのものと思われる社外2dinオーディオに載せ替えられてました。
K11系のモデルライフが1992年1月~2002年2月であり、途中インパネの変更を伴うマイナーチェンジがありましたが、現車の場合、先述の通り社外の2dinオーディオに載せ替えられてますので、インパネ変更後の後期型ベースと推測されます。
ちなみに、一部車種に設定のあったNCVTやハイパーCVTではなく、一般的な4速ATのシフトゲートでしたので、この時点でCG10DE搭載の1.0Lモデルが確定します。

それにしても、いい使い込みっぷりというか「良い枯れっぷり」ですね(^^
流石に一般乗用でここまで「つや引け」やらかしてる車ってのは、仕事兼用とかでほったらかしにされてる個体以外じゃ、まずお目にかかれないですな。
見た瞬間に、「あぁ、かわいそうに…。手を掛けられてないんだな」と思ってしまうのは、整備士としての職業病からくるものでしょうか(^^ゞ
それに、ショック2本ぐらい抜けてそうにも思える、いい塩梅の車高の下がり具合もヤレた外見にマッチしてます。
ただ、ベースとなる日産車にありがちな「右下がり病」(経年劣化で車体が右下がりになりやすい)が出てないのは素晴らしいですね!
いずれにしても、ショックやブッシュ類を新品に交換すれば、もう少しシャキッとするかもしれないですな。

続いてリア周りを。



それにしても、錆び方といいヤレ具合といい、実にリアルです。
プラモデラーな方にはおなじみの技である「ウェザリング(汚しテク)」だけですべて賄ったとは思えないですし、実際これぐらいの道内車いますよ、結構(笑)

特に、この時期の日産車特有の症状である、リアフェンダーの腐れ具合なんて山程有りますし、実際見てきました。
私が以前乗ってたP10プリメーラもこの時期に当たり、当時お付き合いのあった地元のオーナーズクラブのメンバーさん所有車でも、まず錆びてない車がないといった具合で、最悪になるとリアバンパーのフェンダー取付部がボルト留めできなくなり、やむなく車体とバンパーに穴を開けてタイラップで釣ってた方もいましたよ。

ビュートの場合、フロントセクションとリアのハッチ開口部、およびリアクォータパネル専用品に作り替えてるため、恐らくこの症状には当てはまりにくいのかもしれませんが、特に、

平成元年から7年辺り

にかけて、新型車として販売された日産車の場合、てきめんに錆びてボロカスになります。
この年代というと、日産車が一番輝いていた時期でもあり、R32やS13、A31やY31(Y32も来ます(^^ゞ)と言った今でも人気のあるモデルが集中する時期でもありますな。
ですから、この辺の年代の日産車をこれから買うつもりでいる方は、

・足回りのリフレッシュ作業(ショックだけじゃなく、ブッシュ類も全交換)
・徹底的な防錆処理

を実施されることを強くお勧めします。
特に後者は、シャシブラックのような中途半端で弱いものではなく、多少手間や時間、費用がかかってもノックスドールなどの専用品を使っての施工が非常に効果的で有り、年単位で長期的に乗るための秘訣でも有りますね。

いずれにしても、外見はノスタルジックだし、中身はマーチそのものですから内面的には弄り甲斐のある車だと思います(^^
車の雰囲気的には、スポーツインジェクションによる多連スロットル化ではなく、ここは一つ「キャブ仕様」にして遊ぶと、面白いかもしれないですなぁ(^^

それにしても、何ですかね。この置いてけぼり感は…。
尤も、札幌の方は「とりあえず置いときゃ勝手に来るわw」って言う、目先の利権や金ばかりに執着しがちで、肝心の種まきは一切やらないって言う、北海道経済気質丸出しでもあるんですがね。
そりゃ、ちょっと前にステラプレイスのサイトを開こうとしたら、全くつながらないわけで。
いくら「ロケ地」や「聖地」を呼び込んで観光につなげたいとか言っても、肝心要の呼び込みがこのお粗末さなら、別にやる必要もないと思うんですが…。
映画の中で、渡部篤郎と握手してる場合じゃねぇっつうんだよ!この左巻きのブタ市長が!
だからいつまで経っても生活保護者が減らねぇんだっていうのに…。


という事で、いつまで展示されてるか不明ですが、ご覧になりたい方はお早めに!
2013年05月10日 イイね!

風前の灯火(泣)

先日、T100系コロナへの思い入れっぷりをブログに書き連ねたわけですが、なんと記事に載せた動画に登場したコロナのオーナー様から直々にコメントをいただきました!
しかも、その方もみんカラユーザーさんで、その車の近況や現在お乗りのRT132コロナGTのお話などをお寄せいただきました。
いやぁ、もう、嬉しいやら申し訳ないやらで(^^ゞ
どうも世の中って奴は、リアル・仮想問わず広いようで狭いようでf^^;

と、いうことで今回も「コロナネタ」です(^^ゞ

ところで、最近コロナって見かけたこと有ります?
今、コロナにお乗りの皆さんにおいては、ご自身の車やお知り合いの方の車以外で現役のコロナって最近見たでしょうか?

思うに、現役で走ってる個体って、以前と比べるとかなり減ってるような気がしてならないのです。

先日の記事でも書いてますが、我が家では、私が生まれてまもなく親父殿がTT100コロナを買って以来AT140ST170、AT175カリーナを挟んでST195と乗り継ぎ、現在、奇しくもTT100と同じシルバーメタリックのZZT245プレミオ後期に乗っていています。
そして、私自身もコロナ取り扱いのトヨペット店でメカやってたことも有り、いわば生涯のほとんどを「コロナと共に過ごした」といっても過言ではなく、コロナへの思い入れも非常に強いのです。
まぁ、ぶっちゃけた話プレミオ自体見かける機会もかなり少なく、現在の販売のメインストリームからももすっかり外れたセダン自体が街中から消えてしまいかけてる昨今ですが、その中にあって自分の好きな車がほとんど見かける機会がなくなっているというのは、やはり寂しさを覚えるのです。
今回の記事用に画像をネットで探しましたが、「コロナ」と言っても暖房器具だったりビールだったりと、およそこちらが探してる物とはかけ離れた物の方が大半を占めていることも、この事実をまざまざと見せつけられたような気がしています

特に、我が家でも乗っていて、新車時にもかなり見かけたような気がする、



このT190系が全くといって良い程、街中から消えてしまったなと思うのです…。
一応、当時の「P10プリメーラ有利!」とまで言われた下馬評をひっくり返し、時のJTCC初代チャンプという栄冠を勝ち取ったこの車が、ですよ。

そこで、現実はどうなっているのかと思い、中古車情報サイト大手2社の物件情報を調べてみると、驚愕の事実が浮かび上がったのです。

2013年5月10日現在の掲載数(以下同じ)が、

・Goo-net…32台
・カーセンサー…21台

これ、単純に「コロナ」と「コロナバン」でカウントした台数です。
しかも、コロナのカテゴリーなのに何故かマークIIまで紛れ込んでしまっている状態(しかも結構大手の販売店ですら間違えてる)でっていうんですから、何ともまた…。



内訳を見ると、FFで出ているのがT170系のみで、T190系は一台もなし(-_-;)
そのT170系にしても、500台という限定数の割に生き残りが多い、

このスーパールーミーがGooで2台、センサー4台あって、他はAT170のGXと、カーセンサーで見つけた埼玉にあるこの強烈な一台
ST171ってだけでも超弩級の希少車なのに、前期GT-Rの液晶メーター付きって(笑)
後は、T140系以前の「オールドコロナ」しかないという状況で、いつの間にか、コロナは「希少車」の仲間入りをしていたのです。
どっちにしても、北海道内には一台も在庫がなく、道内でコロナを買うとなると本州からの取り寄せになりますが(泣)

T190系と言えば、コロナバン・カリーナバン・カリーナサーフ(これも希少ですが)を統合し、この代からデビューした、



私が新車で買った事がある、このカルディナ
これの台数もカウントしてみると、ワゴン・バンの掲載数は全体的には

・Goo-net…277台
・カーセンサー…286台

と一見すると物件数が豊富に思えますが、これをT190系だけに絞るとGooで11台、センサーで16台と、グンと少なくなります。
しかし、カルディナの場合、ワゴンはモデルチェンジを重ねたのに対し、バンは後継となるサクシード登場まで一度もモデルチェンジしなかったこともあって、現在の生き残りはほとんどバンという状況
ちなみに、ワゴンはというとGooで3台、センサーでも7台という有様ですから、いかにバンが残っているかというのがよくわかると思います。

これに対し、兄弟車種であったカリーナはかなりの物件数が確認されていて、

・Goo-net…65台(うちT210系43台、T190系2台)
・カーセンサー…56台(うちT210系47台、T190系1台)

とかなり健闘していて、こちらでは逆にT190系の物件があるという状況。
しかも、カリーナとしては最終型となるT210系が思っていた以上に残されてるのは羨ましいところで、同じT210系であり、コロナ」の名が付く最終となったコロナ・プレミオと比べても

・Goo-net…35台
・カーセンサー…45台

と、ほぼ遜色なしという結果。(それでもプレミオの方が少ない…)
しかも、イメージリーダーであった



この1.6GTが数多く残ってるというのも特筆すべき点ですが、その割に目撃率が少なくなっているような気もします。

こうまで少なくなってしまった要因を推測すれば、特にT210系で挙げられるであろう販売台数そのもの少なさもありますが、コロナ・カリーナ共に最終年式が2000年前後という事もあり、車税の10%上乗せ対象になっている事や、先のエコカー補助金の犠牲になったり、良くても輸出されてしまうというケースが考えられるのではないかと思います。
特に、コロナの場合T190系まで海外向けモデルがあったこともあり、ここ数年で急激に減少したのではないでしょうか。

セダン系の場合、比較的程度の良い高齢者のワンオーナー車が格安で出やすいという特性も有り、特にT190系を狙うのであれば業者オークションを根気強く注視するしかなさそうと言う状況になってますが、この分だとそう遠くない将来には、日本国内からコロナという車自体が消滅する事になりそうな予感がします。
それはそれで、非常に寂しいですけどorz

今、お乗りの皆さんは心して大事にしましょう(^^;
2013年05月04日 イイね!

或る「昭和」の追憶

先日、ブログのネタ探しでyoutubeを彷徨っていたときに、思わず見入ってしまった動画がありました。



ドアミラー車が大半を占める昨今では考えられない位置に貼ってある、助手席ウィンドゥの丸いステッカー。
ノーズの先に見えるのは、ペラペラで何とも頼りない感じのするフェンダーミラー。
そして、細身の3本スポークステアリングの前にあるのは、これまた見覚えのあるインパネ。
そして、ドア内張にはメッキのドアインナーハンドルと、手で回すウィンドゥレギュレーターのハンドル。

確かに、何の変哲のない「車載動画」では有ります。
しかし、その動画で見たのは、私の記憶の奥底に焼き付けられている約30年程前まで繰り広げられていた、ある車の助手席から見た我が家の日常の光景とほぼ同じものでした。

その車とは、「安全コロナ」ことT100系コロナ



この画像は、当時の上級グレードであった「1800GL」のものですが、我が家にいたのはシルバーメタリックの「1600GL」(TT100-MNFかも?)。
残念ながら衝撃吸収バンパーでもなく、現代のパッシブセーフティ面ではおよそ考えられないスチール製のメッキバンパーが前後に付き、サイドモールは付かず、フェンダーミラーの形状が違う以外見た目はこれとほぼ同じ

wikiの記述を読んでみると、1973年(昭和48年)10月に2ドアセダンが追加されたとあり、拙くかなり怪しい自分の記憶をたどると、取説にそんなことが書いてあったような気がするのに加え、5歳違いの弟が生まれた頃にはすでに家族の一員であったので、恐らく私が生まれて間もなく親父殿が買ったのではないかと思われます。

動画はバンのもので有り、トランスミッションも3速コラムMT(!)なのに対して、ウチのは、当時このクラスの同排気量車としては珍しかったであろう5速フロアMT
動画とはいえ、自動車学校の教則本で初めてその存在を知り、実物を一度も見たことがない3速MTをここで拝めるとは(^^;

さらに細かく見てみると、スピードメーターを中心とする3眼メーターの内、動画では左側が3針式の時計であるのに対し、ウチのコロナには「EDモニター」エコノミードライブ・モニターの略。念のため。)が付いてました。
…尤も、EDモニターと言う程大層なものではなく、ただのバキューム計だということを知るのはこれよりずっと後になりますが(笑)

しかし、偶然にも一致していた物がありました。



この如何にもアナログなAMラジオと、富士通テン製の8トラデッキ我が家のと全く同じ。
電子チューナータイプしか見たことがない最近の若者の皆さんの中で、このラジオの周波数プリセット方法を知ってる人はまずいないでしょうし、知ってても私と同世代でギリギリでしょうなぁ。
それに、せっかく同調が取れてプリセットしようにも、希望のボタンを押し込んだ衝撃で微妙にずれてしまいなんだか悔しい気持ちになることも(^^ゞ

ちなみに、つい最近になってようやく入手できた新車時のカタログによると、ラジオのスピーカーはインパネ上部中心部に1個だけで、8トラデッキ用スピーカーはリアシート背面のボード上に左右2つ。
一部のグレードにはカセットデッキやFM/AMラジオのオプション設定があったようですが、この頃の「カーステレオ」と言えばこの組み合わせが主流で、丁度葉書と同じぐらいのテープカートリッジがあちこちで売られていました。
このカートリッジは初期のカラオケ用に使われていたものの、現在では路線バスの車内放送用に使われていた物か、運良く生き残った中古品がマニア向けに流通する程度で、新品は完全に姿を消しています。
そうそう、テープカートリッジと同じ形状で、8トラデッキに挿入するとFM放送が受信できるパックも存在していて、ウチのコロナにも積んでましたが、結局使うことはなかったですな。

そして、ブロアファンの風量調整が一発で理解しにくいヒーターコントロールも全く同じでした。
一応、エアコンのオプション設定もあったようですが、内気循環時のみに作動できるタイプだったようで、現在のように除湿運転が可能ではなかったようです
まぁ、動画もそうですが、ウチのコロナにもエアコンなんてのは付いてませんでしたし、我が家の車に初めてエアコンが搭載されるのは、平成の世になってから。
私の免許を取得した直後、脇見運転が元で当時親父殿が乗ってたST170コロナを事故で廃車にしてしまい、急遽購入したAT175カリーナまで待たねばなりません…。

エンジンは、これまた現代では全く見られなくなってしまった直4OHVの「2T」型。
AE86と同時デビューした「4A-G」の祖先であり、70年代から80年代中盤に掛けて、2.0Lの「18R-G」系と共にトヨタの直4DOHCの屋台骨を背負い、後に3T-GTEUに昇華することになる「2T-G」系の基となったエンジンです。
これまたwikiの記述だと、1975年(昭和50年)に排ガス対策の「TTC」(トヨタ・トータルクリーンシステム)が装備された「2T-U」搭載車が発売となるため、我が家のコロナは所謂「対策前」のエンジンと言うことになります。

TT100に10年程乗った後、親父殿は「最後のFRコロナ」であるT140系に乗り換えるわけですが、その際、当時最新鋭だった「3A-II」(これが4A-Gのベース)搭載のAT140・GXエクストラの5速MT車を購入。
余り車には関心がない親父殿ですが、どうも2Tと同じ感覚で決めたらしく昭和53年排ガス規制の洗礼を受けた3Aの余りの非力さに、

1800買えば良かった…

と、時々愚痴をこぼしてたのを思い出します(^^ゞ
その後、その息子である私がST195Gカルディナを事故で亡くした後に、とりあえずの足で1S-Ci搭載のST150コロナに乗り、親父殿に黒メタのST195後期型コロナを買わせるに至る訳ですがf^^

それよりも、TT100があった頃、まさか20年以上後に自分がトヨペット店でメカやることになるなんて考えもしなかったですね。
…同時に、随分と親不孝な息子になってしまったな、とも思ってみたり(^^;

それはともかく、あのとき親父殿がTT100を買ってなかったら、もしかすると違う歩み方をしていた…、かもしれないですなぁ。
2013年04月24日 イイね!

あるあるw

youtube見てたら、こんな動画を見つけました。



これ、「あるある」というか、実際に同じパターンをやったことが有ります(^^ゞ
以前の職場で2tの搬送車運転したときとか、昨年排雪の仕事で4tダンプ乗ったときもやりましたなぁ。
まぁ、焦りもさることながら、恥ずかしいっちゃありゃしませんが(笑)
種明かしは後述するとして、これやっちゃう時って大概発進時で、ギア入れ直して無事発進できても、後続車の車間が大体車1台分空いてますな。

こういうことが何故起きるのかというと、トラックのギアポジションに理由が有ります。
メーカーさんにもよるんですが、トラックのバックギア位置って「左上」な事がほとんどで、2t積み以上であれば大体このパターンになっていることが多いです。
ちなみに、1.5tクラスまでは何処のメーカーさんも、一般的な乗用車と同じ「左上1速」のパターンになってる事が多いですね。

実は、トラックやバスのギア比って、元々重い車重であり、積載時にはさらに重量が重くなる事もあって、乗用車のそれと比べると低いギア比になってる事が多く、乗用車のように1速で発進しようものならあっという間にエンジンがレブるぐらいまで回転が上がる割に車速が出ないため、大体2速発進な事が多く、滅多なことではロー発進することはありません。
このため、ニュートラル位置からすぐ真上にレバーを動かせば発進ギアになるこのパターンがよく使われてます。

前述のように、左上って言うと一般的な乗用車だと1速に当たる事もあって、俗に「ローバック」とも呼ばれることも有り、その昔FRだったサニーの「GX-5」用ミッションがそうだったとも聞いてます。
…実物見たことがないですけど(^^;

昨今、乗用車でも6MT搭載車が販売されていた時期がありましたが、リバースギアに入れる際は、シフトミス防止のため、シフトノブを押しながらだったり、ノブの下に付いてるリングを引き上げながらといった対策がなされてる事が多かったですし、特にトヨタの横置きタイプ6MT車だと、ローギア左隣がリバース位置であることもあって、まるでAT車のようにアラームが鳴るようなものまでありましたっけ。
余談ですが、AL25系ターセル・コルサ、初代カリブのMT車で設定のあった「エクストラロー(EL)」も、4WD走行時でなければシフトできないような構造になっています。

ところが、トラック用のミッションにはそういった「親切装備」ありません…。
せいぜいダイナ・トヨエース・デュトロで見られるような「リバース位置警報アラーム」が装備されるぐらいですし、トラックに付きものの「バックブザー」にしても、窓閉めてしまえばほとんど聞こえないぐらいの音量になりますし、最近ではヘッドライト連動型の消音タイプがほとんどになりました。

つまり、2速に入れたつもりがリバースに入ってしまい、それに気づかずにクラッチつないだとたん「思いっきり後ろに下がって」から、

うわぁ!やべぇ!!

となって、慌ててギアを2速に入れ直すという流れになります(^^ゞ
勿論、まかり間違うと事故の元になりますから、決して笑い事じゃないんですが…。

最近では商用車の分野にもトルコンATやAMTなどの「2ペダル化」が進み、シフトレバー周りも一般のAT車と同じようなタイプを使ってる車も多くなってきてますから、こうしたミスも今後は減ってくるんじゃないかと思います。
ですが、プロドライバーでも時よりこうしたミスをやるみたいですし2~3tクラスだとレンタカーなどで「トラックの運転に慣れてない人間」が運転してる事も少なくありません。

トラックを見かけたら、やたらむやみに近づかない方が身のためですよ(^^;
2013年04月19日 イイね!

「駐車場」から発想するクルマ選び考

ちょっと前になるんですが、みん友の町山絢香が書いたこの記事にコメントを入れてきた訳ですが、今回はその時書き漏らした部分を含めたお話を。

ここのところ、札幌市内中心部勤務でマイカー通勤OKという「超激レア求人」の面接が続きまして、先日もそのうちの一社に行ってきまして、現在結果待ちです。
いかにも「すすきのならでは」という場所の中心ぐらいに事務所がありましたが、ちゃんとした会社でしたので念のため(^^ゞ
先方との話の中で「マイカー通勤」の話になり、そこで出たのがこの条件。

「一応許可制で、立体駐車場に入る車であればOKですよ」

ちなみにこの会社では駐車場も何カ所かで持っているんですが、そのすべてが「タワー型駐車場」
たぶん、普通だったら別に不思議に思うこともないことですし、正直これまで私も深く考える事がなかったのですが、いざこの条件で中古車情報を探ってみると、思いの外高いハードルになっていたことに今更ながら気づかされます。
基本的に通勤がメインになるので、狙い目としては軽自動車かコンパクト系の格安物件狙いなのですが、ギリギリ「アウト」なクルマのなんと多いことか…。

国内にあるタワー型パーキングの平均を取ってみると、対応できる車両寸法が全長5m以下、全幅1.8m以下、全高が1.55m以下というところが多いそうで、日本で初めてタワーパーキングを製作・納品した「IHI運搬機械株式会社」のサイトを見ても、「背高のっぽの大型車」に対応できるタワーパーキングはラインアップされておらず、機械式パレット移動型か自走式の立体駐車場でようやく対応できる(かな?)という程度だそうな。
そういえば、最近建設される商業施設では平地か自走式の立体駐車場が併設される事が多くなったなぁと感じてたところですが、こうした要因があったのですね。
それに、大型車やRV・SUV系に対応できるスペースがあるところでは、そちらばかりがすぐ埋まるようになったとも…。

カリーナEDやマツダ・ペルソナのヒットがきっかけとなって、昭和末期から平成初期にかけ「背の低い車」がウケたわけですが、2000年代に入ると一転してだんだんと背が高くなり、ミニバンはともかくとして、「タワーパーキング不可」なクルマが主流となっています。
しかし、我が札幌市中心部で主流なのはタワー型で、立体駐車場の数は私が覚えてる限りだと一桁台という競争率の高さ。
これに通勤で必須となる「月極契約」を条件に含めると、選択肢はさらに狭まるのです。

ところで、国内で登録される車には寸法や排気量が法律(道路運送車両法)によって規定されていて、その数値をまとめると以下のようになります。



流石に「普通車規格」ギリギリの大きさの3ナンバー車となると、それこそストレッチリムジンとかストレッチ霊柩車ぐらいなもので、乗用車として最大級の大きさとなるとハイエースやアルファード辺りかと思われますので、参考値として付け加えてみました。
ちなみに、日本人の青年男女の平均身長は、男性で170cm女性で158cmとのこと。
先に述べたように、タワー型では1.55mが対応できる最大の高さであることが多く、立体駐車場でも概ね1.7~2.0mの高さ規制が掛けられていることがほとんどですから、女性の場合、タワー型に駐車する時は頭がぶつかるかもしれませんな。

しかし、この規格寸法にはちょいとした「からくり」が存在します。



これはP10プリメーラ(I型)のカタログ巻末に掲載されている寸法図。
コイツをよく観察すると、上の一覧表が「車両本体の寸法」であり、ドアミラーやラジオアンテナの分が含まれてないことがわかると思います。
別にこれは手を抜いたわけではなく(笑)、国交省令でサイドミラーやアンテナを取り外した状態で寸法測定を行うこととなっているためで、車検証やカタログ等に記載される寸法もまた同じです。
即ち、実際の車体有効寸法は、カタログや車検証の寸法より、全幅でおよそ60cm、全高でおよそ15~20cm加えたものになるため、車を運転する際や駐車場を探したり、車庫証明を出す際はこの辺を頭に入れておく必要があります。

それはともかく、車内の居住性を向上させるためには寸法を拡大させるのが手っ取り早い方法ですが、全長と全幅に関してはあらかた決まってきて、伸ばす余地がある程度残されてきた全高に注目が集まり、結果「タワー型不可」な車が増えたとも言えそうな気がします。
特に、規格ががっちり決まっている軽自動車では特に顕著で、それまで1BOX型やジムニー辺りでようやく「背が高い」と思っていたものが、気がつけばその辺のミニバンとまるで遜色ないぐらいの高さがある軽自動車が幅を利かせているという状態になってしまいました。
初代タントを初めて運転したとき、旋回時にヨーモーメントをハッキリ体感できる程でしたし(^^;

ただ、このような最近の傾向に対し、正直「やり過ぎ」感は否めませんな。
東京・大阪・名古屋といった「大都市圏」であれば、JR・私鉄を含めた鉄道路線やバス路線などの本数が多く、路線自体もかなりきめ細かく対応しているため、特段自動車の必要を感じさせない部分も有りますが、所謂「地方都市」となれば、車はまだまだ生活の一部
札幌もその例に漏れず、中心部や、最近再開発が進む「創成川イースト」と呼ばれる一帯(下図の水色部分辺り)、地下鉄の駅周辺ぐらいでようやく「車無くても、何とかなるかな?」という程度。

そこからだんだんと離れていくに従い車の重要度が増し、郊外ともなれば、通勤はともかく家の近くのコンビニに行くにも車で行かないと不便ということも珍しく無いのです。

…えぇ、我が家がそうですよ(笑)たばこ1個買うのも車で行きますよ(´・ω・`)

例えば、中心部に用事があっていくにしても、駐車場代より交通機関の片道運賃の方が高かったりしますが、かといって駐車場探ししながら、ただでさえ混雑してる中心部を自家用車で走る気にもならず、仕方なく往復で1000円札がすぐなくなろうともバスでいくことになります。
それに、仮にタワー型が使えない車を所有していたら余計選択肢も少なくなる事になりますから、いくら室内の広さが自慢の車に乗っていても逆に不便すぎると言うことにもなりかねないのです。

確かに、タワー型に入れる車が全くなくなったわけじゃありませんし、あえて立駐に対応できる全高に抑えた車もあるわけですが、同じタワー型でも古い機種になれば最大で全高1.5m以下、全幅1.7以下という場合もあるようですから、真の意味での「立駐対応サイズ」の車がもう少し増えてくれればいいのになぁ、と思う次第です。

プロフィール

「とりあえず現地報告-その2- http://cvw.jp/b/929608/41169412/
何シテル?   03/03 00:46
世間からは「いい年して…」と言われる年代の割に、いつまでも車いじりが止められず、頭の大事なネジを10本単位で無くしてしまったらしい(笑)「ひろくん@北海道」と申...

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ダイハツ ミラ ミラ弐号機 (ダイハツ ミラ)
しばらくぶりの自分名義の車として、またミラに戻ってきました(^^; しかも、前車と同じ後 ...
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