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ひろくん@北海道のブログ一覧

2013年12月23日 イイね!

もう、そんな時期か…

今日で天皇陛下が80歳の「傘寿」を迎えられました。

早いもので平成の世に入ってから間もなく四半世紀が終わろうとしている今、ちょくちょく大きな手術をお受けになられながらも、お変わりなくお元気でおられることは、誠に喜ばしい限りです。
そういえば、我が家の母親が乗っていたAE95スプリンターが納車されたのが、亡き昭和天皇の「大喪の礼」当日だったことを思い出しますわ(笑)
日本国民の一人として、心よりお祝い申し上げます。

「お変わりなくお元気」といえば、



「天皇陛下のインテグラ」こと、2代目インテグラ。
今日公表された写真でも、陛下共々ご健在であることが判明しました。
平成3年式とのことですから、なんと22年物の正真正銘ワンオーナー車ですよ!
平成3年って言うと、私が自動車短大に入学したトシですぜ…。
たま~に、割と古い年式(10~15年ぐらい)のワンオーナー車ってのも中古車市場で出てきますが、恐らく国内でこれほど有名で、出所が確かな物件ってのはまずないでしょうな(^^;

車輌仕様は、前期型の4DHTでRXiの5速MT車。
エンジンはZC型(ホンダZCってDOHCとSOHC版があって、うかつに「ZC」と聞いただけだと部品発注時に大変なことになったりも…)のインジェクション仕様。



最近の若い方であれば、インテといえば「インテR」なんでしょうけど、私ら40代前後の人間にとっては、マイケル・J・フォックスが出ていたCMのこの車。

カッコインテグラなのですよ。

しかも、今やホンダ、いや、「可変式バルブタイミング&リフト量可変」エンジンの代名詞となったVTECの4輪版(B16A)の初搭載車がこのDA系インテなのです。
尤も、B16A登場前にホンダでは、2輪車ですでにVTECを登場させてたわけですが…。

ぶっちゃけ、この型のインテは販売面は芳しくなく、むしろ、当時のシビックとCR-X(EF系)のマイナー後モデルにB16A搭載車が出て、ようやく日の目を見たという感じは否めないんですが、このときは、まさにお祭り騒ぎでしたなぁ。
「リッター(当たり)100馬力」はさることながら、それまでエンジン本体のチューニングか、吸気ポートにバルブを設けて、エンジン回転数か負圧で開閉させることで低負荷時のトルクを確保するか、むしろ逆に、低回転域指向か高回転域指向のどちらか一方のセッティングしか出来ないと思っていたものが、2つの性格を1つのエンジンに持たせられるっていう画期的な機構だったわけですから、そりゃ無理もないわけで…。

ですが、今後部品関係の調達はどうなるんでしょうね。
まぁ、言っても、純正品に限らなければ消耗品関係は何とかなるでしょうし、こういう物って、大概共通性なり規格といった面があるんで、「ファンベルトが生産停止になった!」なんてことはまず起こりません。
問題は、純正品じゃないと賄えない部分。
つまり、外装とかの、その車じゃないと使ってないような部品のこと。

先日、試しにヤフオクの「自動車パーツ」のカテゴリで検索してみたら、



なんと、このEP82スターレット用の中古部品とにかく少ないのにびっくり。
オマケに、この次の型になるEP90系ですら、最近怪しくなりつつあるという始末。
流石に90系の時点で最終型からカウントしても10年以上は経過するわけですから、80系ともなると、ソロソロ新品の純正品が「生産停止」になっていてもおかしくないだけに、この辺にお乗りの方は気が気じゃないかも。

あそこで「新品」まで含めて検索すると、全く関係ない物まで引っかかってウザイ事この上ないのですが、つい最近まで街中でよく見かけていた様な気がしていただけに、「あぁ、ついにバラされ尽くされてしまったのか…」と。

尤も、中古部品って大体新車発売から10年前後ぐらいが1番美味しい時期だったりもしますから、15~20年ぐらいになると中古品ですら怪しくなってくるのは仕方ない面もあります。
しかし、その年月ですら怪しい車が、中には存在するのです。



そのうちの一台が、この50系ターセル三兄弟
この車も割と最近まで街中でよく見たような気がしますし、特に画像のコルサセダンだと、末期まで存在していた特別仕様車「AXリミテッド」が多かった気がしますけど、こいつがまず出ないんですよ。中古部品が…。
ざっくり検索してみた限りだと、パーツカテゴリに出品されてる中古品で、良くて3桁前半ぐらい。
特に3ドア車用が目立って少ないですかね~。
例の「エコカー補助金」の絡みで、販売された大多数がその餌食になってしまったと思ってたのですが、時々「格安物件」で中古車の出物が見つかるだけに、うかつに購入してしまうと、パーツで頭抱えることになりそうですな。
そういや、DA系インテもパーツ類が風前の灯火になってきていましたし…。

皇居内の移動で乗られることが多いそうですから、走行距離もそんなに伸びることは無いと思うんですが、インテにはこれからもますます活躍して欲しいですね。
…っていうか、車で移動しないとならない程度って、皇居内ってどんだけ広いんだって話もありますがね(^^ゞ
2013年12月11日 イイね!

名状しがたい「税制」のようなもの

軽乗用車増税、「1・5倍」で合意…政府・与党

読売新聞 12月11日(水)15時57分配信

 政府・与党は11日、軽自動車やバイクを持っている人にかかる軽自動車税(地方税)について、2015年4月以降に購入した新車を対象に、自家用乗用車現行(年7200円)の1・5倍の1万800円に引き上げることで合意した。

 営業用貨物車(軽トラック)は、中小企業などに配慮し、現行(年3000円)の約1・25倍の3800円にとどめる。現在、「軽」を持っている人の税額は変わらない。

 二輪車については、最終的に新車に限定しないことになり、15年度から原則として1・5倍に引き上げることにした。排気量250cc超の小型二輪は4000円から6000円になる。50cc以下の原付きバイクは当初、現行の1000円から3000円に上げる案が有力だったが、負担が重すぎるとして2000円とすることで決着した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131211-00000699-yom-bus_all


となってるわけですが、一方でこちらの動画だと…、



こっちだと、所謂「軽貨物」の軽自動車税事業用・自家用問わず1.25倍の引き上げになるとも取れる。

う~ん…。「名状しがたい」とはこういうことを言うんでしょうなぁ…。

ちなみに、辞書によると、

【名状し難い】
読み方:めいじょうしがたい
別表記:名状しがたい

説明できない、言葉にできない、表現できない、などの意味の表現。「名状(めいじょう)」は、状態や様子などを言葉で表現すること、の意味。

Weblio辞書・実用日本語表現辞典より
http://www.weblio.jp/content/%E5%90%8D%E7%8A%B6%E3%81%97%E9%9B%A3%E3%81%84


…ということで、軽自動車税の一件がまた一歩進みましたけど、なんだか釈然としないのは私だけでしょうか?
今日のところは政府・与党間での合意段階ではあるんですが、今の衆参両院の情勢を見ると、どうもこのまんま決まっちゃいそうな気もしますね。
尤も、一部報道では、普通の自動車税や重量税との格差是正については先送りされるらしいとか、ついに、軽自動車にも「13年落ちの10%重税」が登場するかも?なんて話も聞こえてますが…。

ただ、これまでの報道ベースで見たときに、2つの懸念材料が見えてきますな。

まず一つは、新税額適用が「新車購入時に限られる」という点。
軽自動車税の場合は「月割り」がないため、自動的に「新車購入後初回の軽自動車税額」ということになるんでしょう。

現在登録されている車輌に関しては現行のままという方向になりそうですから、懸念されていた「一律税率アップ」という事態は避けられそうな見方が出来そうですが、問題は2015年4月以降に「登録後未使用車」を購入した場合

クルマって、一度登録した段階で「中古車」扱いになるため、一見すると、新しいオーナーの元に請求される軽自動車税は現行法の税率のままになりそうにも思えます。
しかし、それだと最初に登録した所有者(この場合は販売会社ですな)が本来支払うべきであった税率引き上げ後の税額との間に差異が生じるケースが出そうですな。
中古車販売の慣例上、まずあり得ないことですが、仮に登録後1年売れ残ることが確実になれば、換金するために業者間オークションに出品したりする際に一時抹消することも考えられるわけですが、そうなった場合、果して税額はどうなるんだろうか、と。
これが、登録後1年以内に未使用車が売れた場合なら、恐らく新しいオーナーの元に請求されるのは新しい税額ってことになるでしょうけど、もし、初回登録から1年くらいで登録抹消されたクルマに中古新規登録をしたら、その時点で従来の税額が適用になって、本来市町村に入るべき引上げ分の税が入らないってこともありそうな気がするんですけどね…。

もう一つは、冒頭に書いた「貨物車」の取り扱いがどうなるのか。
上の読売新聞の記事によれば、軽貨物の事業用(黒ナンバー車)だと従来の1.25倍に引上げするが、自家用登録の貨物車だと新車・中古車問わず従来通りって読めます。
しかし、下の動画の説明だと、事業用・自家用を問わず貨物車は1.25倍になるよ、っていう風にも読み取れますね。
つまり、ミラバンやアルトバン黒の40ナンバーで取るか、黄色の40ナンバーで取るかによって税制度の取り扱いそのものが変わってくるのか、一律に1.25倍に引上げられるのかが、現状ではわかりにくい様な気がします。
まぁ、前者の場合だと差額は200円程度ですが、一律引き上げとなると1200円ほどの差額が出ますし、いくら「農家への影響を考慮した」とて、農家の場合は殆どが「自家用」登録ですし…。

どっちにしても何らかの手は打ってあるんでしょうけど、今の段階では明確になってる部分は少なくないように思えますね。
どっちにしても納付することには変わらんのですから、出来るだけ早期に明確にしていただきたいと願う次第です。

事と次第によっては、次期車輌の構想を練り直さないとなりませんし(^^;
2013年12月10日 イイね!

「入れ間違い」な話

yahooとの統合以降、せっかくニュース記事で面白いネタ見つけてもトラバ飛ばせなくなったから、すっごい不便ですよ事務局さん!
結局、2chのニュー速のスレから元記事コピペする羽目になりましたよ事務局さん!

…ということで本題に入ります。

★「軽自動車は軽油と思った」…燃料給油間違いの原因
レスポンス 12月9日(月)18時5分配信

 JAF(日本自動車連盟)は、燃料の給油間違いによるトラブルの状況把握を目的に、9月1日から10月31日の2か月間にわたり、燃料の給油間違いによる救援依頼について全国調査を実施した。

 その結果によると、トラブル発生件数は258件。前回の調査結果(2012年5月1日~6月30日)とほぼ同数となった。

 その原因を見てみると、「うっかりしていた」「普段乗らない車だった」「軽自動車は軽油と思った」といったものが多く、ドライバーの認識不足がトラブルに繋がっていることが見受けられた。

 JAFでは、セルフ式給油スタンドが増加していることから、マイカーではない車両や、初めて乗る車両に給油する時は、必ず車検証や取扱説明書で燃料の種類を確認するなど、慎重に給油するようドライバーに呼びかけていく。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131209-00000030-rps-bus_all


その昔HNP10プリメーラに乗ってた頃、当時の勤め先からお借りしてたのが、



このボンゴのディーゼル車(SS28M)。
通勤使用もOKだったことも有り、この車に乗ってほぼ全道各地を走り回ってたわけですが、そうなると給油する機会も多くなります。
そんで、たまの休日にプリに乗ってスタンドに行くと、ついいつもの癖で

「軽油満タンで!」

と言いかけたことが幾度もあったことを思い出します。
※プリメーラのSR20搭載車は「ハイオク」仕様です(^^ゞ

ポータブルストーブに間違ってガソリン給油しちゃって、下手すると家もろとも燃やしてしまったなんて話が聞かれる時期になりましたけど、未だに居るんですねぇ。

軽自動車=軽油だと思ってるバカ素晴らしいお方が(嘲笑)

宅配灯油が現在100~110円/Lというとんでもない状況になってるところですけど、価格だけ見ると、自動車用燃料としてはぱっと見一番安いし、「軽」と名がついてるからってんで入れちゃうんでしょうねぇ。
給油中にやってくる売り込みがウザイんでセルフスタンドをよく使う私ですが、スタンドの社員が油種間違いを指摘している光景なんて見たことないですし。

実は、この手の話って整備の現場にいるとちょくちょく聞く話でもありますし、時々「被害者」にもなることがあります。
レガシィB4(BE5のRSK)売ったお客さんが「やたらノッキングする」って言うんで調べてみたら、クルマ自体には問題が無く、単にその客がレギュラー使ってただけって言うオチも有りましたが、それなんてまだ可愛い方ですよ。

以前勤めていた整備工場でのこと。
100系ハイエースワゴン(KZH106W)の整備で車を預かることになって、当時、社用車兼代車要員として使っていた、



初代ラパンを貸出したんですが、夕方頃そのお客さんから電話が。

ごめ~ん。いま○○のスタンドで給油したんだけど、間違って「軽油」入れちゃった。

とりあえず、お客さんにエンジン掛けないように伝えて、片道1時間ほど掛けて積載車で取りに行ってきましたよ。
このお客さんの場合、普段乗りがハイエースのディーゼル車だったんで、いつもの調子で入れたら間違ってたってのが抑もの要因であり、故意にやった訳でもないので別のクルマ貸出して手打ちにしました(^^;

さて、こうして「油種間違い給油」をやった場合どうなるのか?
要するに、ガソリン車に軽油入れてエンジン掛けちゃうと異常燃焼を起こすため、最悪エンジン載せ替えになったり、また逆の場合噴射ポンプ内部の摩耗を促進させてしまうんで宜しくないのです。

ちなみに、ディーゼル車の噴射ポンプ内部の潤滑って燃料で行いますし、昨今のコモンレール使ってるタイプも、恐らく各部の潤滑は軽油でやってる筈。
故に、軽油ってガソリンや灯油と比べ、やや粘っこい性質を持たせてあったりもします。

余談ですが、軽油と灯油って特性が似ていて、私が出た某自動車短大のゼミ研究によると、灯油を50%ぐらいまで混ぜても普通に走るんだそうな。
無論、よい子は真似しちゃいけません(^^;


そんで、整備作業としては勿論「燃料抜き変え」と言うことになりますが、まぁこれが実に面倒な作業なのですよ。

燃料タンクって床下に設置されることが多く、加えて「ドレンボルト」なる物もついてないことがあります。
さらに、ここ20年くらいに作られたトラックを除く車の場合、横転などによって燃料が流出しないように「ロールオーバーバルブ」という機構が備わっています。
つまり、給油口から燃料を抜こうとしても、まず吸い出すのは難しいってこと…。
クルマによっては、車内から燃料ポンプや残量検知用のセンサがついてる部分にアクセスできる場合もありますが、最悪

燃料タンク脱着

という、旧車のレストア以外ではまずやらないであろう作業になってしまうのです。
軽自動車辺りはこういうパターンになるのが多いですかね…(^^ゞ
まぁ、エンジンルーム内の燃料配管にホースつないで、燃料ポンプを強制駆動させるって手もあるにはあるんですが、これだとしこたま時間がかかる。
なんせ、大概は「満タン」まで給油しちゃってるわけですからorz

このあと正規の油種に入れ替えるだけでもいいんですが、念のため燃料フィルタぐらいは取り替えておけば万全かと。
いずれにしても工賃はそれなりにかかりますし、このトラブルだと大体「レッカー移動」が付きものなので、総額にすると非常に馬鹿臭い話になることが多いですね。

これから年末年始に掛け、車を使う機会もお金の出入りも多くなる時期。
余計な出費を抑えるためにも、せめて自分の車の燃料くらいは覚えておきたいものですな。
特に、年末から年明けにかけては整備工場も動けませんので…。

と、ここまで書いて思ったのですが、200系ハイエースってガソリン・ディーゼル共に4WD車の設定がある訳ですが、燃料を間違えられそうになったって話が結構ありそうな気がしますね…。
何せ、先代の4WD車がディーゼルしかないし、それに、元々RV系ってディーゼル車が多い。
加えて、以前北海道がディーゼル天国だった頃、「バン」と言われるクルマはすべからくディーゼル車が多く売れてましたが、カロバンやカルディナバン辺りで結構入れ間違いの話を聞いた記憶があるのですよ。

そんなことを、ちょっと気になってみたりもしました。
2013年12月08日 イイね!

「グランツ」を語る

「グランツ」を語るさて、今回は「グランツ」をややマニアック風味に語ってみようかと。

グランツと言っても、最近、総額30万円台の良質な物件がポツポツ出てきてちょっと食指が動きかけているセドグロのでも無ければ、BFファミリアや初代MPVにあった特別仕様車の話では無いですよ(笑)
先日最新版が発売になったばかりのプレステ用ソフト「グランツーリスモ」シリーズのことであります。

しかしまぁ、早いもので「無印」発売から今年で15年ですか…。
あの日も、寒くて雪が多かった12月のことでしたなぁ。
今から15年前の私はというと、トヨペット店退職目前を控え、当時の勤務先の近くに部屋を借りて一人暮らしを始めて2年目を迎えた頃。
当時の先輩から、その頃はまだ車検可否がグレーだったEP82用のTEIN製車高調を組んで車高を落としたカローラII(EL45)に乗り、家に帰れば、プレステとセガサターンに加え、発売されたばかりのWin98へのアップグレード権付きで購入したPC98-NXで、夜な夜なダイヤルアップモデム使ってネットに接続する傍らでアマチュア無線に興じるという、ある意味健全な(?)「アラサー男子」でした(^^;
当時よく読んでたのは、ファミ通と電撃G'sマガジン(まだメディアワークス名義だった頃ね)でしたので、大体どんなジャンルやってたのかは容易にご想像いただけるかと(笑)

その昔、家庭用ゲーム機が任天堂の天下だった頃のカーゲームといえば、LOとHIの2段変速しかなく、オーバルコースを必死に走るF1ものが関の山でしたが、やがてプレステが登場し、ナムコが「リッジレーサー」を移植した辺りには変速数も6段にまで発展しただけでなくATまで登場していました。
ただ、登場当初のATは、ただひたすらシフトアップしていくだけという単純なものでしたが、グランツの少し前に発売になった「レイジレーサー」でついに「キックダウン制御」するまでになり、ようやく実物に近い変速が可能となったわけですが、ここまで登場するのはいずれも「架空の世界でのクルマ達」であって、走りこそ本物同様となった割には、リアリティという部分には到底及ばないもの。

そんな頃、ファミ通の発売予定の告知記事で知ったのが「グランツ」でした。
ヴァーチャルな世界だとは言え、無印だけでも100車種ほどの実物の車が実名で登場するだけでも「売り」ですが、それだけでなく、それらをチューニングやモディファイできる。
1995年7月の「黒船来航」から数年を経て、メーカーやディーラーも「カスタマイズ」に寛容になりつつある一方で、それまで「完全御法度」であったカスタマイズに対し、どう対処すれば良いか手探り状態であったのも確か。
無論、商標とかイメージ戦略の問題もあるわけですが、そういった面倒なこと抜きにして、国内外の多くのメーカーが一本のゲームソフトのために集結し、「お好きなようにどうぞ」と言っていただけたこと自体が、今にして思えば大事件だったのです。

そして待ちに待った発売日。
すでに予約済みだった私は、残業帰りに車を走らせ、部屋の近くにあったゲームショップで引き取って一目散に部屋に帰り、目にしたのがこのムービーでした。



今見ると、正直「15年の歳月」を感じるフルCGのムービーですよ。
ポリゴン(多角形)の処理もカクカクだし、背景に車が浮き上がって見えてしまう違和感とかは否めない所ですが、セガサターンと比べてお世辞にもグラフィック性能が高いとは言えないプレステとしては、かなり頑張ったレベルだと思います。
毎回プレイする度見入ってしまうムービーですし、こうして今見返してみても全然飽きさせない内容ですね。
実際のプレイもわかりやすいインターフェイスで、ゲーム上ですぐに買ったMA70スープラでサンデーレースに出場して優勝して、



賞品の初代デミオのマツスピバージョンを売っては資金にするって言う「錬金術」をやってました。
試しに、このデミオ使って、ポート研磨とフルバランス取り、NAチューンの「ステージ2」ぐらいに加え、サスペンションキットまでチューンを施してみたんですが、これがまた恐ろしく遅いというかまるっきり「意味が無い」ことが判明し、愕然としたことがいい思い出です(^^;

その後、第二弾として発売になったグランツーリスモ2を購入し、



あの「初期不良頻発」だった初期ロット物の本体をひっさげてプレステ2が登場。
…えぇ。私が持ってたのも初期ロット品ですよ(泣)
そんで、プレステ2用として登場したのがグランツーリスモ3



これに加え、専用オプションとして同時販売になったのが、



PC周辺機器メーカー「ロジクール」製のコントローラー「GT Force」
ソフトと2つ合わせて1.5万円ほどの出費となるんですが、当然買いました(^^ゞ
このコントローラー、「フォースフィードバック」機能という、実車同様に路面からの反動をステアリングに伝えられるという代物で、起動時には動作確認として独りでにグルングルンと動くというキモさ(笑)
このコントローラが登場してから、より実車感覚に近づけるべく「自作コックピット」を作る本格派な方が続出し、ゲーム雑誌だけで無く、当時のオプションやCB誌の読者コーナーでも度々紹介されてました。

結局、公式グッズとして、



スパルコとコラボした「コクピットキット」まで販売されてました。
確か、モノホンのスパルコ製フルバケシートを豪勢にセットされたもので、お値段も10万ぐらいだったかと(^^;

しかし、ステアリングにアクセルとブレーキペダルという実車と同じコントロール環境だからやりやすくなるのかといわれれば、これが実に違いすぎる…。
まぁ、とにかく加・減速時にかかるGとか左右へのロールを感じないだけでこんなに「運転」しにくくなるもんなんだろうかと。
…要は「ド下手」なだけなんですが(笑)
結局、当時の経済的な事情でプレステ2本体ごと売り払ってしまい、以来、ゲームからすっぱり足を洗い(笑)、現在に至ります。

こうして、前半のみとはいえシリーズ全般を通して、このソフトの魅力というか人気の秘訣を考えるならば、「車好きが作ったから」という部分に尽きるんじゃないかと考えます。
無印からプロデュースを続ける山内一典氏自身が根っからの車好きで、発売元のソニー入社時から暖め続けてきた企画こそ、この「グランツ」で有りました。

所謂「カーゲーム」って、「速く走った人がエライ!」っていうレースゲーしかない状況だったのが、車好きなら誰もが考える「いろんな車を所有して、自分好みに仕上げる」楽しみと、それを通じて広がっていく「クルマ遊び」の世界を体験してみたいという思いを、仮想現実の世界で叶えたのが成功の秘訣だと思うんですね。
15年前と言えば、今では一般的になった「サーキット走行会」とか「草レース」の人気に火がつき始めた時期でもありますし、システム的にもレース一本で突き進むだけでなく、いろんな車を所有して弄って楽しむも良しって言う懐の深さもある。
それに、例え自動車免許が取れない年齢のユーザーでも楽しめるし、それが将来車を所有できるようになる時期に達したときへの橋渡し役としての役割も担えるそうした「クルマ対人」のインターフェースとしても最適なソフトでもあるのではないかと。
これって、車に興味のある人間じゃないと思いつかないアイディアなんじゃないかって気がするんですね。

実際に無印プレイして、



実物のプリメーラ買ってみたり、その流れで、




プリゴン買っちゃった私みたいなのも居るでしょうし(笑)

あれから15年。
「クルマ離れ」と言われている昨今において、ゲーム業界もまた、ソーシャルゲームの人気や携帯型ゲーム機への移行を元とする「据え置き型ゲーム機離れ」が起きているとの話も聞こえています。
確かに、スマホや小さなゲーム機本体を必死の形相で睨み付け、一心不乱に操作している姿を至るところで見かけることが珍しく無くなり、公園で子供が集って遊具で遊ぶのかと思えば、東屋に固まってゲームやってるって言う光景も見るようになりました。
それが果していいことなのか悪いことなのかについての論議はさておき、こうした状況下で「クルマへのインターフェイス」としてのグランツはどのような役割を果たしていくのか、興味がありますね。
2013年12月05日 イイね!

で、結局どうなのよ?!



すでに師走に入ってから早5日。
間もなく宴会シーズンたけなわと言うことで、随分と懐かしい一曲を引っ張り出してみました。
「どうするの?」と言えば、ここ最近の永田町界隈で言えば「特定秘密保護法案」ですったもんだやってる訳ですが、これにすっかり煙に巻かれてしまった感の強いのが、以前からくすぶっては消え、今頃になって烈火のごとく燃え上がってきた自動車関連の増税論議。
ニュースソースによっては「エコカー減税を恒久化して、取りっぱぐれた分を旧い車に乗ってる奴からブン取ってやろうゼw」っていう話もあるとか無いとかって噂も耳にしているところですが、今回は「軽自動車税の増税」がメインになってるみたいですね。
尤も、このネタに関しては東日本大震災の直前頃に、時の民主党政権が持ち出したのが始まりで、自民党政権に変わってからも事ある毎に降って湧いては消えを繰り返してきたと記憶してますし、他のみんカラユーザーさんや私も、時よりブログの題材で取り上げてきました。
そして、ついに具体的な方向が見えてきたようです。

軽自動車税増税へ=上げ幅1.5~2倍検討―政府・与党

時事通信 12月5日(木)9時41分配信

 政府・与党は5日、軽自動車税(地方税)を引き上げる検討に入った。
 総務省は与党幹部に対し、現行年7200円の同税を1.5倍となる「年1万800円」と、2倍の「年1万4400円」とする2案を提示。消費税率が10%に引き上げられる予定の2015年10月までの増税を想定している。政府・与党は2案を軸に検討し、14年度税制改正大綱に盛り込む。
 自動車課税をめぐっては、既に自動車取得税(地方税)を消費税率10%段階で廃止することが決まっており、減収となる約2000億円の代替財源確保が課題となっている。
 総務省は、軽自動車税の引き上げを通じて、減収分の一部を穴埋めしたい考えだ。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131205-00000048-jij-pol


まぁ、なんて言うんでしょうか…。
確かに「上がる上がる」とは聞いてましたし、一時は従来の4倍になるかもって言う話にもなってましたから、良くまぁこの程度で済ませたなぁと思う次第です。

仮に軽乗用車の車税が倍になったとして、定員4名以上の自家用貨物車(税率表上では「トラック」という扱いになります)のうち、総排気量1.5L以上で最大積載量1t未満の車、つまり、ハイエースとかキャラバンと遜色ない税額になりますし、従前から問題視されている1L未満の乗用車にかかる税額(29,500円)との乖離も少しは緩和されるかな、と。
とはいえ、まだこれでも1.5万円ほどの開きがありますし、現行法上だと軽自動車税には年数による重課税規定がない訳ですから、いずれにせよ解消までにはほど遠いと言わざるを得ない状況には変わりありません。
尤も、まだまだ総務省からの政府・与党への提案段階で、これから検討に入る訳であり、「軽自動車税を上げる代わりに、普通車の自動車税の最低額の見直しも…」なんて噂も聞こえてますから、まだまだ予断を許さない状況には変わりありません。

ここで、一個人としての考えを述べさせていただければ、軽自動車税の引き上げに関しては賛成というか「やむなし」ですね。

勿論、一時とは言え軽自動車ユーザーでしたから、無責任に何でもかんでも手放しで「ハーイ賛成しまーす!」っていうつもりはさらさらございませんよ(`・ω・´)

今の車にまつわる様々な税制に関して、課税方法や税額などが、今のままで本当に良いのかをよ~く考えてみる。

例えば、「タックスオンタックス」なガソリン税とか、いつまでも「暫定」が取れないままな上に、年式でさらに細分化されてめんどくさいことになってる重量税とか、「もったいない精神」に真っ向から逆行する上に軽自動車税には適用されない、一定の年数経過時からの自動車税重課税なんていう馬鹿馬鹿しい制度とかetc.
こういった、従来から根強い「自動車ユーザーが抱く積年の恨み辛み」はともかくとして、例えば、現在、都道府県税と市町村税に分かれている自動車税の取扱窓口を一カ所に絞り、そこから各自治体に分配するって方法も有りだと思います。
こうすれば、例えば納税証明書を再発行するときも、いちいち個別に問い合わせたり、特に市町村役場だと「個人情報扱い」にされて門前払い喰らう様なこともなくなりますし、その分諸々のコストも少なくなるんじゃないかと。

以前このブログで書いた「ゴルフ場利用税」にしても、一応都道府県税扱いですが、納税額の内、7割が「ゴルフ場所在地の市町村」に入り、残りが都道府県の取り分って言う割り振りになるっていうシステムなので、これを応用すれば出来ないことはないと思うんですけどね…。

こんな感じで、素人目で見ても「ものすごい無駄」をしていると思われる部分を根本的に見直したうえで、それでも「税率上げますっ!」っていうなら、まぁやむなしかと。
恐らく、こうした見直しを経れば、引上げるにしたってとんでもない金額にゃならんのではと推測します。

それはともかく、この増税論議でちょいと不思議に思ってることが一つ。
言うまでも無く、今回の一連の増税論議に関して、自動車業界を中心に反対運動が起こっているのはご存じかと思います。
メーカーサイドを始め、JAFやトラック協会等々のユーザー側からも声が上がってますな。

しかし、殊、軽自動車税に対して一番迷惑を被りそうなところから、これまで全くリアクションがない。
そう。JAと、赤帽を始めとする「軽自動車を使った運送業界」からは、今のところ、これといったアクションなりコメントの類いが一切出てきてないのが、正直不気味にすら感じています。

まぁ、軽貨物の場合現行でも年額4000円で有り、仮に倍額になったところで1万円台に突入することはないわけですから、そんなに影響はないかも知れませんが、やはり「塵も積もれば山となる」訳で、特にまとまった数を所有するところだと、それだけでかなりのコストアップになるはず。
それがやがて、運賃から商品原価にかかり、結局は物価にも影響がある訳ですから、決して他人事じゃないはずなのに…。
尤も、赤帽を初めとする軽貨物事業って基本的にフランチャイズだし、実際に稼働する側も複数台数を所有するってことは少ないでしょうけど、いわば中小零細の寄り合い所帯ですから、諸々の影響を踏まえれば、ここは深刻に受け止めるべきなんじゃないかと。
それに、農家だと仕事車と自家用車を併せると、一家で何台もクルマ持ってるなんてのは珍しく無いのですし、まして、現在は撤退してるとはいえ、一時期は特注の専用仕様車まで斡旋販売してたわけですから、知らんぷりって訳にもいかないでしょう。
…JAの場合、TPPの対応でそれどころじゃないかも知れませんが(^^ゞ

確かに、大都市圏では実感がないかも知れませんが、とにかく地方は車がないと生活すら不便というところが圧倒的に多いのです。
ここ札幌だってそうですし、その中において、一番近いコンビニにタバコ一個買いに行くにしても、車使わないと遠いっていう我が家みたいなところもあります。
しかし、札幌や北海道も例外ではなく、地方財政はどこも厳しいわけですし、まして、要因はともかくとして財政破綻した自治体が身近にあるという現実もある。

ですから、同じ「納税の義務」でも、従前から何かに付けよく言われる「取りやすいところからブン取る」ではなく、「滞納するのが馬鹿臭くなる」環境を構築する方が先決だと思いますね。
実際、普通車からミラバンへ乗り換えた時、車税が余りに安くて速攻で納めましたもん(笑)

…支払い云々の前に、税金が上がっても支払えるだけの収入が得られるって言う前提があってこそでもありますが。

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「とりあえず現地報告-その2- http://cvw.jp/b/929608/41169412/
何シテル?   03/03 00:46
世間からは「いい年して…」と言われる年代の割に、いつまでも車いじりが止められず、頭の大事なネジを10本単位で無くしてしまったらしい(笑)「ひろくん@北海道」と申...

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