4月に入って、早くも2週目が過ぎようとしておりますね。
世の中的には、ようやく新年度の本格スタートといったところでしょうか?
さて、本格スタートと言えば、今週から所謂「春アニメ」のスタートとなったわけですが、数ある中でこれを見始めています。

…たしか数年前、社会現象にまでなった、似たようなタイトルの作品があったわけですがw
ざっくり概要を説明すると、
ふとしたきっかけでバイクに興味を持った女子高生とその仲間たちが織りなす日常
…う~ん、
ものすごい既視感を覚えてしまうのは私だけだろうか(^^;
かなり乱暴な言い方をさせていただくと、
「けいおん!」で物語のコアであった楽器や音楽をバイクに代えてみたと言うとしっくりくる感じですかね。
調べてみたら、ちょうどけいおんの復活連載(単行本で言うところの「カレッジ編」と「ハイスクール編」)が終わったのと入れ違いみたいな感じで「ばくおん!!」がスタートしているようですし。
尤も、原作をまだ読んでいない状態でもあったので、私にとってはまるっきりの「未見」なのですが、何でもこれが人気だそうで、単行本も結構品切れが続出しているとか。
車とバイクの違いこそあれ、先月まで、アニメどころか
世俗と完全に切り離された生活
をしていた私には、復帰作というかリハビリにはちょうど良いんじゃないかと考えた次第。
それに、バイクなり車なりをメインとした扱うアニメなんて、かなり久しぶりな話ですし。
んで、こちらが予告編の動画。
この中で、第1話の初っぱなから登場してくるヤマハ乗りの娘が居るんですけど、誰かに雰囲気が似てるなぁ~と思ってたら、
(レベッカ全盛期の)
NOKKOだ!
BS11で4日から第1話が放送になってますが、見たあとyoutubeで早稲田大学でレベッカがやったシークレットGIGの映像見て確信して、少々親近感を覚えました(^^;
それ以上に、今のところのツボは、
バイク部の先輩。
もう、
この「妖しさ」ったらたまりませんわww
だって、基本いつもセーラー服に
シンプソンの「スーパーバンディット」を
常時かぶってる。しかも
リボン装着済み(笑)
シンプソンのメットと言えば、私が若かりし頃愛読していた「OPTION」とか「ビデオOPT」で、稲田大二郎氏が最高速チャレンジなどで愛用していたメットのメーカーでした。
(元々、アメリカでメットやレース用ハーネスなどを作ってる会社だそうですけど)
まるでダースベイダーの如き独特なフォルムのメットを、20年たった現代でまたお目にかかる日がくるとは…。
とどめは、これですよ。
ちょww、先輩なにやってんすかwww
っていうか、バイクだとちょうど足の辺りにエンジンや排気系が来るから、生足だと下手すりゃ火傷するんじゃないかって気がするんですけど(^^ゞ
ところで、主人公が第1話でバイクの免許を取りに教習所で教習を受ける件があるんですけど、今時の教習用バイクのフロント周りって、結構すっきりしてるんですね。
私が行っていた自動車学校でも2輪の教習をやっいて、時折、C32ローレルのLPG車(AT車の時はSX70Yチェイサー)の教習車の車窓から見かけたものですが、もう少し「デコトラ」チックだったような記憶があります。
…あの当時、近くにあった安全協会で運営している自学の教習車が、当時ド新車の80系チェイサーで、随分うらやましく思ったものです。2L-T搭載車でしたが(^^
ただ、CS/CATVでの放送を担当するアニマックスでの放送開始が、地上波・BS11の1週遅れとなる13日からのため、あまり多くはお話できる状況ではないとはいえ、第一話を見る限りでは、少々
「荒削り」感が否めない仕上がりに思えますね。
バイク乗りの方々にはおおむね好評らしく、先述のように原作本が入手しにくい状況であり、放送開始前には、この手の「乗り物マンガ・アニメ」としては異例の
警察とのコラボイベントまで開催済みという経歴(モロ警察ものの「逮捕しちゃうぞ」だってなしえなかったのに…)まである。
しかも、ですよ?
制作会社は
超が付くほどの老舗だし、なんと言っても、
制作協力企業に国内バイク製造4メーカーを筆頭にバイク関連企業が名を連ねるという強力ぶり。
ホンダなんてバイクじゃ「優秀で手間かからない」みたいな話になってますけど、
4輪になると整備性は「皆無」だし純正部品届くのはクソ遅いし、スズキはすぐ錆びるし整備性悪いし、
F6Aは白煙吹きまくるし、
K6AはヘッドがゆがんでラフアイドルやらかしてシリンダヘッドOH必須でエラい目に遭うし(^^;
一方で、ヤマハさんは
ルーターの評判が良くて一時期検討していた時期があったり、なんと言っても、
3M型をはじめとして、2T-G、3(4)T-GT、3S-G系、1G-G系・JZ(ターボ付のみ)系とトヨタとの関係が深いんですが、残念ながら
私も含め縁遠かったり。
弟に乗らせていたAE92前期APEXに搭載された4A-Gは
トヨタ製でした(^^;
え、川崎重工さんですか?
札幌市民なら全員が「Kawasaki乗り」みたいなもんですよ。
…
札幌市営地下鉄の車両はすべて「川重製」なんですから(笑)
初っぱなから縁起でもない話をすれば、もし商業的にも
爆死なんて事になれば、かなり洒落にならんかと…。
ただでさえ、「○○の若者離れ」が進む昨今において、車とバイクなんてその筆頭のようなもの。
車より早く免許所得可能年齢に達するバイク業界にとって、あらゆる手段を使ってなんとかして門戸を拡げたいって思惑は多少たりともあるでしょう。
むろん、頑張っている部分もあるんですよ。たとえば、
登場するバイクの実物からちゃんとエンジン音拾って使ってたりとか。
ただ、肝心のバイクのディテールに少々怪しげな点が見受けられるような気がしますが、そこまで竜頭蛇尾完璧にってのも難しい話でしょうけど、もう少し頑張っていただきたいんですね。
あえて引っ張り出しますが、「けいおん!」の魅力の一つに、
細かい点にまで手を抜くことなく配慮してたところが挙げられると思うんです
たとえば、ギターやベースの色にしても、グラデーションの色の変化具合とか表面のクリアコートのつや具合等々。
元々、作画の丁寧さに関しては定評のある京アニの制作という事もさることながら、そういう「仕事の細かさ」も人気の一端だったような気がしますし、それがきっかけで楽器や各種小道具類の出典元を明かさずとも特定が進んで、結果空前の社会現象になったんではないかと考察します。
それを考慮すると、バイク乗りの裾野を広げるきっかけ、つまりは「乗ってみたい」というきっかけ作りとしては、まだ詰めが甘いというか、弱いと言わざるを得ず、なんだか「バイク乗りのあるある話」に終始している感が否めない印象が強い。
故に「荒削り」っぽく感じてしまうのかな、と。
雑誌もそうですけど、深夜帯とはいえアニメ化ともなれば、より多くの人の目に触れることになる。
その中にはバイク好きはもちろんのこと、私のように、
「免許」は4輪の普通免許とアマチュア無線の従事者と無線局免許ぐらいで2輪は全くという方から、それこそ
めんきょってなに?
という人まで相手にせにゃならない。
そういう、「興味予備軍」に
どうやって興味を抱いてもらうかを考える上でのケースとして今後どう話を進めていくか、これがこの作品を成否を決める鍵なんじゃないかと思いますし、おそらく、車にも応用が利くんじゃないかって気がします。
尤も、バイクと楽器じゃ、越えるべきハードルの高さが違いすぎてしまうんで、決して同列に語れないってのはわかっているんですけどね…。