昨日の夕方のこと。
連休が近いこともあるのか、月初のウィークデーにしちゃ混雑していた札幌運輸支局で、販売車の自社名変をやっとの思いで終わらせ、自動車税の変更手続きのため向かい側にある自動車販売連合会の事務所に行こうと外に出たら、駐車場に…
R31スカやん!かっこえぇのぉ~!
…「なにわ友あれ」も数回読んでますし、当時実際そう呼んでたかもしれませんけど、個人的に「スカ」はあまりにも失礼じゃないかと(´Д`)
んで、なにげに室内を覗き込んでみたら、
イタルボランテのステアリングに、R32スカイラインGTS系純正に似た
モノフォルムシートが2脚。しかも、この車にしか無い
「ブルーブラック」のボディカラー。
どう見ても本物のGTS-Rです。本当に(ry
未だに人気が高いR30とR32の間に挟まれているとは言え、それまでのスポーツ志向から一転、ハイソサエティ指向に方向転換してしまったお陰で「史上最低」との烙印を押されてしまったR31型。
私の愛車一覧をご覧になってわかるように、一時期後期型2ドアGTS-X(RB20DE)を所有してました(^^ゞ
その汚名を濯ぐべく、1987年のマイナーチェンジで原点回帰を果たしたわけですが、その際、当時行われていた「グループA」レースのホモロゲ取得のために、
800台限定で発売されたのが「GTS-R」なのです。
専用パーツとチューンが施された「RB20DET-R」型を搭載し、
専用ボディカラー「ブルーブラック」とリア大型スポイラー、当時としては画期的なGTオートスポイラーのリップを固定化したような形状のフロントスポイラーが識別点です。
更に、画像処理の関係とはいえわかりにくいのですが、付いてたのが
真新しい「岐阜」ナンバー(^^;
ん?って言うことは、
あのてんちょさんも、
今、支局の庁舎内に居るとか???
雑誌などのメディアに登場する機会も多く、てんちょさんのお顔は存じていたんですが、
私も書類待ちで30分ほどずっと庁舎内に居たんですが、それっぽい方は見受けられなかったけどなぁ…。
ですが、
R31好きが高じて、国内、いや、世界で唯一の「R31スカイライン専門店」を立ち上げたお方の店の販売車です。
適当にGTSターボ辺りを拾ってきてちゃちゃっと「GTS-R仕様」にして売っちゃうとはどうしても考えられませんから、私が見たのは間違いなく本物「GTS-R」でしょう!
そういえば、R31をエンジンブローに追い込んでしまって途方にくれていた時、R31ハウスさんにこの車体を使ってくれないかメールを送ったことがあるんです。
「初めてのメールなのに実にとんでもないことを書いて送ってしまった」と、今思えばこっ恥ずかしい話なんですが…。
だってねぇ。要するところ、
「無償提供しますんで、岐阜から北海道まで引き取りに来てください。エンジン壊れてるけど(テヘッ」
という内容だったんですから(^^ゞ
普通だったら、華麗にスルーされて終了ですよ。
流石に無理という回答でしたけど、
てんちょさんからは丁寧な対応をしていただいた上、札幌にあるR31のオーナーズクラブを紹介していただき、
そちらのメンバーさんのもとに嫁いで行きました。
この経験は、今もお客様へのメール対応の手本として活かしてる、つもりです(^^ゞ
そんなこんなで、自動車税の手続きが終わり、本日納車予定でこれまた名変と車検取得を終わらせたばかりのテリオスキッドに乗って帰社しようとしたら、R31の前に
オーナーと思われる若い方がナンバー付け替えてました。
見た感じ、
20台後半から30代前半ぐらいでしょうか…。おそらく、
彼が生まれ、物心ついた辺りに新車だった車になるはずです。
いやはや、申し訳ないです。オーナーさん。
一応私、元R31乗りでして、お車の写真を撮らずにはいられなかったもので(^^;
昨今、若い人のクルマ離れ、とりわけ「スポーツカー離れ」が進んでしまっています。
私らアラフォー世代だと、免許が取れる年齢が近づくと「アレがいい」「これに乗りたい」という話が尽きなかったものですが、最近じゃそれもないんでしょうな…。
ウチの会社の社長も店長も、同じ事でチョクチョク嘆いております。
にも関わらず、24年前の車、しかもスポーツカーを今思い切って買うということは、決して一過性の流行り廃りとかではなく、相当な思い入れがあるはず。
釈迦に説法かもしれませんが、
大事に乗って欲しいなぁ…。
Posted at 2011/10/07 00:26:27 | |
トラックバック(0) |
【元】車屋のへっぽこ整備士、かく語りき | クルマ