「標高の高い山や峠道はおろか、どうやら平地でも雪が降るらしい…」との予報も出ている北海道。
今更ながら、
ほぼ丸一ヶ月Tシャツに短パン、アイスコーヒーが欠かせなかった9月は一体何だったのかと首をかしげるところですが、呼んでもいないのに来るべき物はきちんと来るようです(笑)。
そういや、今月に入ってから、わんこさんたちの散歩の途上でよく雪虫の大群を見かけるようになりましたわ…。
そして、この時期恒例といえば、
スタッドレスタイヤ商戦が本格化してくるわけですよ。
今年は9月が異様にに暑かったこともあるせいなのか(?)、CMが流れ始めるのも少々遅めだったような気もするんですが、現在では国内主要タイヤメーカーのCMが出そろい、TVを見てるとストーブのそれと交互に流れているような気さえしてきます。
そうそう、昨日の朝刊にもなじみのジェームスさんがチラシを入れてまして、やっぱりメインはスタッドレスタイヤ。 メインになってるのは
グッドイヤーの「アイスナビ・ZEA」。
昨シーズン、2シーズン目に突入したこのタイヤをファミリアでびっちり使ったんですが、
新品時と比べると効きにやや甘さを感じる面はありましたが、そこそこの車速で走ってみても破綻することはなく、特段問題なく使えてました。
GY製スタッドレスは以前プリメーラワゴンで「アイスナビNH」を使ったことがあり、そのときから「意外と利く」っていう印象があったのですが、
なんと1シーズンで完全に終わってしまったというライフの短さが気になっていて、ZEAはどんなもんかと思ってはいたんですが、
これが意外にも持ちがいい。
それに、値段が安いってのも魅力ではありますね(^^
このタイヤ、結構お気に入りだったりします。
ところで、今シーズンの商戦において、新モデルをを発売したのは
ヨコハマと
ダンロップ、
ミシュランの3社。
ちょっと記憶があやふやなのですが、トーヨーの「ガリットG5」も新製品だったような気もしますが…(^^ゞ
今のところ、CMが流れ始めたのが一番早かったのがヨコハマで、現時点ではミシュランのCMは未だ見てないですね。
そんで、北海道でスタッドレスといえば、
ほっといても売れるBSのブリザックな訳ですが、今シーズンはレボGZを継続販売。
まぁ、何せ裏付けるだけの性能があるとはいえ、かなり高めの値段設定でも「指名買い」するお客さんもいるぐらいですから、今シーズンも圧勝でしょうな。
…なんて思いながらネットを徘徊してると、
「BLIZZAK SI-12」という
「隠し球」を持っていたらしい。
今月初めにニュースリリースが発表されているものなのですが、実は私、今日初めて知りました(笑)。
それもそのはずで、なんと
北海道内でのみ2000本限定で販売される物だそうな。
しかも
販売ルートはBS指定のタイヤショップ(要するにタイヤ館とかコクピットとかですな)
だけという代物。
どおりで、CMとかチラシじゃ見かけないわけで…。
過去、私が覚えている範囲内で「北海道限定スタッドレス」となると、その昔
ヨコハマの「ガーデックスK2」がそうっだったはずで、それ以来のような気もするんですが、
BSっていうと新モデルでもがっちり作ってきて、シーズン開始と同時に新モデル投入っていうイメージがあったので、こういう売り方をしてくるのは意外にも思えました。
んで、そのタイヤの画像を見たんですが、パターンがまるで
トラック用のスタッドレスのように、トレッド全面にぎっしりと敷き詰められた小さなブロックパターンが特徴的。
まるで、
往年の「MZ-01」を見ているかのようです(^^;
小さなブロックを敷き詰めることで接地面積を稼ぎ、同時に採用した「親水ゴム」によって、凍った路面上にある薄い水膜を取り込んでグリップさせようという、つまり、完全な
「氷雪路面スペシャル」という訳なんですな。
ただ、往々にしてこういうパターンだと、
圧雪や、それこそアイスバーンには効果的なんですが、反面雪をかき分けにくくなるために、
積雪路とか、雪の降り始めや雪解け辺りによく起こるシャーベット状態の路面は不得意かもしれないですね。
特に近年のスタッドレスって、氷結路面での性能を重視する傾向にあって、トレッド面は溝が狭く少なくなっているため、
特に春先に調子に乗って飛ばしちゃったりすると、路肩にたまったシャーベットに足下をすくわれて危ない目に遭うことが多かったりもします。
逆に溝を多くしてしまうと接地面積が少なくなってしまいますから、今度は凍結路面でのグリップに難が残ってしまうわけで、積雪路と凍結路での性能を両立させるってのは難しいとこともあるんでしょうけど。
さて、このタイヤ、サイズが
195/65-15という、これまた販売本数が多い
(つまりは、このサイズ使ってる車が多い)サイズ限定で有り、販売ルートが限られるとはいえ、2000本限定ということは
単純に考えて500台分ということですから、
おそらく今頃は予定本数を売り切ってるかもしれません(^^ゞ
それに、寒冷地である北海道内限定で販売することで、評判をリサーチし、その結果を踏まえて改良を加え、来シーズン新モデル投入!なんてこともあるのかもしれませんなぁ。
Posted at 2012/10/19 00:51:49 | |
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