24日放送の「ナニコレ珍百景」を、夕飯とりながら家族そろって見ていました。
「MV珍」となった
「コードレス電話機の子機を飲み込んじゃった蛇」とか、「
つりが趣味のゴスロリ娘」なんても良かったんですが(前者は少々グロいって話も(笑))、個人的にはこれが一番珍しいんじゃないかと思ったのが、ある高校の珍百景でした。
舞台は熊本県にある
「熊本県立矢部高等学校」。
なんとこの学校、
原チャリでの通学が許可されていて、
高2・高3生の取得率が9割以上!
学校の年間予定表を見ると、なんとなんと
1月から原付免許の講習会や学科試験が入っていて、
4月には免許の授与式まであるという、バイク好きにはたまらん学校というわけです。
なんでも、公共交通機関が少なく、学校周辺が山に囲まれているため坂が多いからというのがその理由だとか。
そういうこともあって、毎年
「原付運転競技会」という
学校行事まで行われる、おそらくは
国内で唯一であろう事例が紹介されてました。
その内容も、スラローム走行やら一本橋走行といった結構本格的な競技で、まるで白バイの競技を見ているかのよう。
そこで、ネットでこの学校のウェブサイトを検索して読んでみたんですが、いつ頃から許可になったとか、競技会の様子なんてのは記述がないものの、今年度の予定表を見ると、今年は9月に行われたそうで、クラス別や科目別(普通科と農・林業系コースがあるみたいですな)で「予選会」をやって、その後「本戦」をやるというなかなか本格的な物でした。
それに、原チャに乗って通学といっても、
っていう
お馬鹿なお子様(笑)はおらず、皆フルフェイスにフルノーマルのスクーターという、
実に健全な状態で通学しているようでした。
とはいえ、たぶんバレない程度のモディファイやっちゃってるのもいるんだろうなぁ。
ヘッドライトの球換えてみたりとか、
テールがLEDになってたりとか、
実はアンダーネオン仕込んでたりっていう程度のいじりは…。
…自分だったら、
間違いなくやると思うもん(^^ゞ
学校によって違いはあるんでしょうけど、大概の場合、
高校3年の3学期あたりで、許可制ながらようやく車の免許を取りに行くことが出来るって場合が多く、それまで原付もバイクの免許も駄目ってところがほとんどだと思いますし、せいぜい自転車通学が許可されるってなもんだと思います。
尤も、これまた大概の場合、クラスに何人かは
黙って原付の免許取りに行ったり、
気がついたらバイクに乗って(笑)学校の近くまでいって適当に駐めておいたら、
近隣住民からクレームが学校に入ってバイク通学どころか免許取りに行ったことまでバレて、停学とか退学食らうなんてことがパターンだったりするんですけどね。
それに、私の時はっていうと、一つ上の先輩で、
この110系クラウン前期の
「2ドアHT・2.8ロイヤルサルーン」という、
当時でも超弩級の希少車を、学校のすぐ目の前にあるアパートの前に路駐して、堂々と通学してきた人がおりました。
当時、すでに120系に移行していたため中古車にはなるんですが、それでもそれなりのお値段だったはず。
…いや、私はちゃんと徒歩+バス+地下鉄でしたけど(^^ゞ
相変わらず話が脱線してしまいましたが(笑)、それぞれの土地の事情があるせよ、一応現行法に則って考えれば、16歳から原付の、18歳から普通自動車免許が取れるわけですし、だいたいバイクやら車に興味を持つってのもこのくらいの年代からというのが多いと思います。
とりわけ、最近では自転車の運転について云々されることが多くなったと思います。
私感ですが、東日本大震災を境にしてから自転車を利用する人が特に増えたような気もしてますし、同時に、自転車の運転にまつわるルールやマナーといった部分が取りざたされることが多くなりました。
となれば、一番必要になってくるのは
「リスクマネジメントを教えること」ではないかと。
最近では、一歩踏み込んだ安全教育として、スタントマンが文字通り「身をもって」実際の交通事故の例を実演し、肝に銘じてもらおうという、「スケアード・ストレイト」という教育技法を行う講習が主流となってきました。
…お恥ずかしながら、この言葉初めて知りました(^^ゞ
…同じ色のHNP10プリメーラに乗ってた私には、非常に衝撃的な動画ではあるんですが(^^ゞ
お願いだから、ただでさえ程度のいいHP10・Teなんて出てこないんだから、俺によこせっての(泣)
こうしてみてみると、自分が受けてきた座学中心の講習会とか、それこそ免許更新時の講習なんて、とんでもなく甘っちょろく思えますが、同時に間接的とはいえ、こうして危険な目に遭っておくことで記憶にとどまる可能性は違ってくるのではと思います。
「若者のクルマ離れ」とよく言われる昨今において、最近の高校生がどれだけ興味を持ってるかってのは未知数な部分もありますが、それは別として、やはり将来クルマなりバイクなりを運転する可能性があるわけですし、自転車なら年代は関係ないわけですから、
出来るだけ早いうちに「運転することによる危険やリスク」をしっかりと教育していくってことが重要なんじゃないかなと、この高校の例を見て考えましたし、その一環として学校行事として競技会を開催し、
安全教育の基本から徹底させてるんだなぁと感じた次第です。
Posted at 2012/10/25 00:48:42 | |
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