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ひろくん@北海道のブログ一覧

2012年10月30日 イイね!

「納税の義務」とはいうけれど…



臨時国会も始まって、消費税の増税やら国債の件やらっていう話を聞いていると、なんだかこの曲が身にしみてきますわなぁ。
…個人的には「ロックン仁義」もおすすめですけど。

さて今回は、自動車関係諸税の見直し「党税調にも反映できるよう伝える」...輿石民主幹事長について書いていきたいと思うんですが、よくよく考えてみたら、「暫定税率は撤廃します!」って言ってたのは民主党じゃないの?って話も(笑)。
もう何年前の話なのかも忘れてしまいましたが、暫定税率の件で審議時間が切れて、1ヶ月だけ事実上撤廃されたことがありましたが、あのとき、深夜のセルフスタンドに長蛇の列が出来ていて、結局給油できなかったことを思い出します。

ただ、別のソースを読むと、「自動車業界側が重量税と取得税の完全撤廃を国に要望した」との記事もあるんで「どっちがホント?」って気もするんですがね…。
しかも、両方とも出本が同じResponseな訳ですがw

国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。(日本国憲法・第30条)

と確かに規定はされてるわけで、今更どうのこうのというつもりもないんですが、特に車関係の税制制度には、首をかしげることが多いように思いますね。

重量税を考えてみても、ご存じのように現在の税額は、

「エコカー対象車」
「初年度登録から13年未満でエコカー対象車以外」
「初年度登録から13年以上18年未満」
「初年度登録から18年以上」

という4段階に分けられていて、年式が古くなるほど高くなっていきます。
ただ、一番高くなるとは言っても、大幅に改正される前の税額に戻るって話で、特に旧車にお乗りの方にとって「重量税が変わった」という感覚をお持ちの方は少ないと思いますが、一定の年式のみとはいえ、以前と比べたらべらぼうに安くなったような気がしますよ。
少なくとも、未だに1t~1.5t未満の乗用車の重量税を「37,800円でしょ?」って答えそうになる私は(^^ゞ

でもね…。クルマ屋にいた経験から申し上げると、このぐちゃぐちゃな税制度ってのも考え物だったりします。

なにぶん、計算するのが面倒くさい(^^;

一応、重量税や自動車税の「税額一覧表」ってのがあって、それ見ながら見積を作るわけですが、「このクルマは○年○月登録だから、まだ13年たってないよね…」とか、「え!このクルマってもう18年越えだったの!?」なんてことがあって、そのたびに表を見直さないとなりませんし、お客さんから車検の見積で問い合わせがあっても、まずそこまで理解してる方がいないんで、これまた一苦労させられます。
まぁ、見積書作って印刷してから税額違ってるのを見つけた時の失望感ったら…。
 
これを何回もやってると、私みたく「鬱状態」と診断されてお薬が手放せなくなる羽目になります(笑)
…病院通い出した1ヶ月前と比べて、だいぶ回復してきましたけど。

ただ、こういうときに必ずといって出てくるのは、

「車検代が高い!」
「いっそのこと、車検制度自体をなくせば?」

という話なんですが、個人的には正直疑問を持たざるを得ないというのが率直な意見です。

抑も、車検と整備ってのは全然別個。
車検ってのは、テスタや目視などでそのクルマが保安基準に適合しているかどうかを一定期間ごとに確認してるだけ(法律にも規定されてます)。
クルマを点検して、「パッドの残量がありませんね~」とか、「ベルトに亀裂がありますから換えますか」なんてのは「定期点検」の範疇になります。

しかしながら、一般的には車検と整備を一緒にやってしまうことがほとんどで、極端な話、見積書や請求書も整備費用と諸費用が合算されているわけですから、当然トータルで見ると高く感じてしまうわけです。
(「極端」としたのは、整備費用って部品代もさることながら、作業内容とか工賃とか、作業単価(レバレートって奴ですな)にもよるからですが…)
それに、いわゆる「諸費用」である自賠責保険料重量税検査印紙代にしても国が定めた料金・税額なんで、ぶっちゃけクルマ屋はお客さんから預かるだけ。
いわば
「右から左」。

よく「ユーザー車検は安い!」なんて聞きますけど、あれって結局「テスター通しに行ってるだけ」で、当然かかる費用も諸費用分だけだから、そりゃトータルで見れば当然安くなります。
…でも、それって何事もなくスムーズに行った場合であり、先に述べたように「一定期間ごとに保安基準を満たしてるかどうか」を見てもらっただけで、次の車検まで安心して乗れますよという保証はどこにもないですし、国にしてもそれを保証してるわけじゃないってのがミソ。

万が一、検査ライン上で何らかの不適合箇所が見つかれば修理しなければなりませんしその部分をもう一度支局に持ち込んで検査してもらう必要があります。
そうなれば修理費用が発生する上限定車検証を発行した場合は、再検査のために時間と手数料まで余計にかかるとなれば、最初っから整備を行ってから検査をする方がお得ともいえます。

さらに、仮に車検なり定期点検を廃止にしたとしたらそこいら中に故障車があふれ、違法改造が今以上に蔓延るのは必定であり、抑も保安基準自体が不要という考え方も成り立つのではと考えます。
確かに、最近のクルマは壊れにくくなっただけでまるっきり壊れないというわけじゃない。
けど、結局ろくすっぽメンテもしないで乗った挙げ句に故障して、やれ「シュウリダイガー」なんて言われりゃたまったモンじゃない。
体の調子が悪かったら病院で診察を受けるのが人間。車とて同じこと。
もし「壊れない車」ってのが出来たら、不死身の人間を作り出すのも容易な話ですし、それこそノーベル賞モンですよ、ってのが私の考え方です。

それはともかくとして、自動車税は初年度登録から13年経過すれば10%割り増しになる訳で、これも「どうなの?」とお考えの方も多いかと。
今や時代の寵児となった「ハイブリッド車」にしても例外なく適用されるわけで、たぶん初代のプリウスやインサイト辺りはこのテーブルに乗っているはずです。調べた限りでは特記事項がないので。

《2012.11.3追記というか修正》
情報いただいたんで、ちょっと修正。
ようやく今年度からハイブリッド車は重税対象から外れたようです。対応が遅すぎの感も否めませんが…。

いくら内燃機併用とはいえ、「エコだエコだ」ともてはやす割に、ある一定の期間が過ぎりゃ一派一絡げに、

「オメーの車は古くて排ガスが汚いから、買い換えやがれ!」

と、国から首を真綿で絞められてしまうってのも腑に落ちないわけで。
あれ、でもいわゆる「第3のエコカー」な類はどうなるんだろう?化石燃料を使ってるってのは変わらないはずなんだけど…。

ただ、初年度登録から11年経過すれば同じように重税されるだけでなく12年もたてば規制対象地には登録も乗り入れも出来ないディーゼル車よりはマシだろ!って声も上がりそうですが…。
前の会社で、委託販売だとはいえタウンエーストラックベースのキャンピングカー仕入れて規制対象地から引き合いがあっても、問答無用で「売れません!」って返答するのってつらいんっすよ。
某業者オークションどころか、ヤフオクに出しても流れまくりなのに(号泣)

いずれにしても、この複雑怪奇な自動車関係税制をもっとシンプルに、かつ、時代に合わせた納得できる形にするのが肝要かと思いますね。

…あれ、そういえば軽自動車税を値上げするとか何とかって話って、結局どうなったんでしたっけ?
震災発生で棚上げされてるって感じもするんですが、確かに最近のコンパクトクラスと同じぐらいの車重になったのに、ナンバープレートの色が違うだけであれだけ格差が出てるってのもなぁ。
でも、やったらやったで、JAとか漁協とか、物流関係から突き上げ食らって、結局
そのまんまになりそうな気もするし。

…って、寝た子を起こしてしまったかしら(^^ゞ

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「とりあえず現地報告-その2- http://cvw.jp/b/929608/41169412/
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