昔「冬の稲妻」って曲がありましたが、ここ2週間の北海道の天気は荒れまくりです。
今日にしても、12月だって言うのに
朝から雨。
夕方にようやく止んでくれましたが、
12月ですぜ?普通は雪が降ってくるのが普通な土地ですぜ?
この時期に雨が降るのは、流石にちょっと記憶にありませんなぁ。
午前中、車で出かけたんですが、国道は交通量も多いこともあって路面が出ていたものの、前日までびっちり雪が降っていたもんだから、
路面は見事な圧雪状態。
その上に雨という超最悪なコンディション…。
何かの罰ゲームかと思いましたよorz
国道から外れて住宅外に入ろうものなら、
誰だよ!スケートリンクに水撒いた奴ぁ(泣)!
という有様に加えて、
雷まで鳴り出す始末。
いくらスタッドレス履いてるとはいえ、この時点で
恐ろしくて乗ってられません状態でしたが、車に乗って出かけたものは仕方がない。
国道に出るまで、
アクセルほんの少しだけ踏んで車速乗ったら惰性に任せて何とかしのぎました…。
ブレーキなんて踏もうものなら、ABS作動しまくりです。
車でこういう状態ですから、歩くとなると
登山用のアイゼンがないと恐ろしいくらいの勢いといえましょう。
ただ、残念ながら、こういう状況に納得していただけないのが我が家に約2名、というか
2匹…。

うちのわんこさんたちです。
散歩に連れ出したいのは山々ですが、この天気と路面状態…。
しかし、朝起きてからというもの、人が移動する度にこんな感じで二匹そろって、
どうしておさんぽつれてってくれないの?
と猛抗議。やがてすっかりあきらめて、2匹とも不貞寝してました(^^ゞ
ひどかったと言えば、
先月の27日もそうでした。
あの日、朝から湿った雪が最初はまっすぐに落ちていたのが、午前10時を過ぎた頃から強風が吹き荒れ、だんだんと水平近くまで角度が変わり出すほど。
この日も午後3時頃にはようやく収まりましたが、
5時間でこれぐらいの量が一気に積もりました。
止みだしてから自宅前の除雪に取りかかりましたが、湿ったと言うより水分の含有量が多めの雪質で、それが10cm近く降っているもんだから、とてつもない重労働でしたなぁ。
でも、札幌はまだ良かったのですよ。
この日、
室蘭や登別市内は大パニックに見舞われました。
現在では復旧したとはいえ、
高圧鉄塔が倒壊し一時は5.6万戸が停電という被害が。
我が家の近くにも高圧鉄塔がありますが、あの
数十mもあるものが倒れたってんですから…。
この話を聞いて肝を冷やしたのが、

アマチュア無線局を開局してまもなくから、自宅の屋根に立てているアンテナ。
「4段グランドプレーン」というタイプです。
ちなみに
アンテナだけで高さが4mほどになりますが、ケーブルのコネクター接続部がちょうどTVのアンテナと同じ高さぐらいになり、使う周波数帯によって発射する度TVに受信障害が出てしまい親父殿にこっぴどく怒鳴られまして、
2mの足場用単管パイプを使ってかさ上げしているため、実質は6mほど。
自宅の地上高を含めると、
恐らく20~30mはあるかと思います。
これを立ててから10年ほどになりますが、数回台風の強風に見舞われてもびっくりするぐらいしなる程度で、倒れたことは今のところありませんが、湿った雪が付着するんでその分重くなりますし、もし倒れたってことになれば我が家だけの問題ではすまないことも考えられるわけでして。
…一応点検しましたが、
何とか無事でした。
ホントはワイヤーか何かで対策すべきですけどf^^ゞ
無線家の方の中にはアンテナ専用のタワーを組んでる方も珍しくはないんですが、こういうときは気が気ではないですね…。
しかも、当日は
夜になって氷点下まで気温が下がり、一時はかなりの住民が避難所に集まったとか。
来週から
節電要請期間が始まることもあって、今年はポータブルタイプや、石油に頼らないタイプのストーブが売れているらしいのですが、基本的に高気密でそれなりの作りになっているとはいえ、
日中でも暖房を切った状態にしておけばあっという間に外気温とさして変わらないぐらいにまで下がり、
下手すれば日が高いのに水道管が凍結するレベルになる北海道の冬。
暖房機器にしても、本州だとこたつとか電気ストーブ等を使って厚着すればしのげるんでしょうけど、
そんななまっちょろいレベルでは間に合わないため、ただ灯油を燃やすだけではなく、温風を送るための送風用のファンモータや、ボイラーを内蔵し温水を作ってパネルに流して床暖房するってタイプがこちらでは主流。
まして、屋外に400L級の灯油タンクが標準装備で、1シーズンのうち、月に数回は定期的に満タンにしないとなりません。
なんせ、通常の給料に加えて
燃料用の手当が別途出る土地ですから(笑)。
そして、これらすべてを動かすにゃ電気が必要。
つまり、
電気が使えないと暖房すらままならないというわけですよ。
この夏も節電が呼びかけられ、「最悪は計画停電も…」という話もありましたが、結局大事にならずに済みました。
だけど、一応今回は計画停電を実施しないとはいえ、夏と違って
「どっか開けとけば?」というわけにもいかないですし、
下手すれば生命に関わります。
今回は幸い人的被害は出なかったものの、寒冷地の弱点をまざまざと見せつけられたような気がしました。
ちなみに停電被害で、復旧までの3日間に
登別温泉だけで1万人の宿泊キャンセルと、4億円に上る被害が出たそうな。
3.11もさることながら、昨今の不景気やら日中および日韓関係の悪化も手伝って、観光客の減少が深刻な状況となっている所に今回の騒ぎ。地元経済は相当な打撃になることは必至です。
まぁ、個人的には、
店内放送が大音量で流れる中、数m先からでも騒ぎ声が聞こえるお隣の国の方々がいないだけで気分が良いんですが、反面、彼らも貴重な収入源ですからねぇ…。
頭数はともかく、金額面となるとすぐにポン!と立ち直れる額じゃないですから。
願わくば、せめて全国の皆さんに
「年末年始はぜひ登別へ!」と訴えたいところです。
いいんです別に。
他の所は、放っといても客来ますから(ヲイ)
でも、今晩雪の予報になってるってことは、それなりに冷えるってことだよなぁ…。
ということは、日中べちゃべちゃになった状態で凍結するから、今日よりさらに悪条件になるってこと?
う~ん…。
それだけは勘弁していただきたい(´・ω・`)
Posted at 2012/12/04 18:43:17 | |
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戯れ言問わず語り | 日記