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ひろくん@北海道のブログ一覧

2012年12月05日 イイね!

地域限定食器?

突然ですが、ラーメンフォークってご存じです?

昨日、車の中で聞いていたラジオでのお話。
前回の記事で書きましたが、午前中車で外出していた際、NHK第一で放送している「すっぴん!」って番組をたまたま聴いていたんです。
ちょうど、番組中ゲストを呼んでトークするってコーナーだったらしく、「竜巻注意情報」の速報で度々中断される中、耳を傾けていると、出てきたんですよ。

「ラーメンフォーク」なる、未知の単語が…。

パーソナリティの加藤紀子さんが「名古屋じゃ普通なんですよね~」みたいなことを言ってたんですが、ラーメンと言えば全国有数の激戦地で有り名物の一つでもある札幌市民としては捨て置けない話。
いや、正直、ラーメンをフォークで食べるという習慣は少なくとも札幌にはなく、むしろ幼児が使うってイメージであって、大人は箸使って食べますわな。
尤も、札幌に限った話じゃないですが(^^ゞ

ん?そういうことならば、札幌市内でも観光客がよく食べてる「味噌バターコーンラーメン」の必須アイテムである、



穴あきレンゲのごとく名古屋のラーメン屋には普通に常備している物とか??
っていうか、そこまでメジャーなものなら札幌市内でも使われてて当然な気もするが…。

そこで、さらに聞き耳を立てていると、具体的に形状を説明し始めたんですが、それが、

スプーンの先に4本の棒が突き出ていて、麺とスープを一緒に食べられて便利!

とのこと。
この時点で最初に浮かんだイメージは、昔懐かしい給食の友であった「先割れスプーン」



う~ん…、なんか違うぞ。これじゃ先端で麺を絡めるなんて出来ん(笑)。
ってことは、コンビニでパスタとかチャーハン系買ったときに付いてくる

ええぃ貴様!スプーンなのかフォークなのかハッキリしろい!

っていう形状のこれのことか??

 

いや、むしろ、こっちの方がイメージ的には近いぞ…。

ともあれ、道路状況が余計なことを考える暇すら与えられないくらいの悪条件だったので、帰宅してから調べてみることに。

すると、予想より遙か斜め上の結果が!

このときのゲストは、デザイナーの高橋正実さんという方。
何でも、名古屋を中心にチェーン展開をする「スガキヤ」が考案したのが発端で、リニューアルを機に高橋さんにデザインを依頼したら、なんとニューヨーク近代美術館の目にとまるほどのデザインになったそうな。

ちなみに、コンビニとかで売られているカップ麺の「寿がきや」は関連会社だそうで、残念ながら中部地区を中心とした店舗展開のため、それ以外の地区には店舗がない。
つまり、「超局地的限定食器」と言うことなんですね。

さらに、NY近代美術館のミュージアムショップで絶賛発売中で、国内においても東京にある実店舗の他に、通販でも購入可能
そこで、件の通販サイトのページを見ると、商品の画像を発見。

これが実に、「スプーンとフォークを足して二で割ったような」という表現がぴったりくる形状。
いや、むしろ、料理の計量に使う匙とフォークを掛け合わせた物といった方が適切か。

しかも、名称がそのまんまの「ラーメンフォーク」w
外人さんはラーメンではなく、スープスパゲティ食べるときに重宝してるんだそうな。
確かにフォークとスプーンを同時に持ってっていうのはせわしない感じもするから、一石二鳥のアイテムと言うことなんでしょう。

うむ。日本のもの作りもまだまだ捨てたモンじゃない!
工場の海外進出が盛んな昨今ですが、得てしてこういう流れが加速すると現場の技術力もさることながら、こういうクリエイターさんの才能すら埋没してしまう恐れだってはらんでる。
確かに、コスト面やら効率化を考えるのも重要ですが、こうしたアイディアとか器用さとかは日本が長年築き上げてきた「お家芸」なはず。
こういう力を無下に切り捨てたりしてしまうのは非常にもったいない
し、今、激しい競争を生き残りをかけるために一番必要なのは、こういう現場の力だと思います。

…でも、やっぱラーメンは箸で食べますかね。私は(^^ゞ
Posted at 2012/12/05 01:01:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | 戯れ言問わず語り | 日記
2012年12月04日 イイね!

冬の嵐



昔「冬の稲妻」って曲がありましたが、ここ2週間の北海道の天気は荒れまくりです。
今日にしても、12月だって言うのに朝から雨
夕方にようやく止んでくれましたが、12月ですぜ?普通は雪が降ってくるのが普通な土地ですぜ?
この時期に雨が降るのは、流石にちょっと記憶にありませんなぁ。

午前中、車で出かけたんですが、国道は交通量も多いこともあって路面が出ていたものの、前日までびっちり雪が降っていたもんだから、路面は見事な圧雪状態その上に雨という超最悪なコンディション…。

何かの罰ゲームかと思いましたよorz

国道から外れて住宅外に入ろうものなら、

誰だよ!スケートリンクに水撒いた奴ぁ(泣)!

という有様に加えて、雷まで鳴り出す始末。
いくらスタッドレス履いてるとはいえ、この時点で恐ろしくて乗ってられません状態でしたが、車に乗って出かけたものは仕方がない。
国道に出るまで、アクセルほんの少しだけ踏んで車速乗ったら惰性に任せて何とかしのぎました…。
ブレーキなんて踏もうものなら、ABS作動しまくりです。
車でこういう状態ですから、歩くとなると登山用のアイゼンがないと恐ろしいくらいの勢いといえましょう

ただ、残念ながら、こういう状況に納得していただけないのが我が家に約2名、というか2匹…。

うちのわんこさんたちです。

散歩に連れ出したいのは山々ですが、この天気と路面状態…。
しかし、朝起きてからというもの、人が移動する度にこんな感じで二匹そろって、

どうしておさんぽつれてってくれないの?

と猛抗議。やがてすっかりあきらめて、2匹とも不貞寝してました(^^ゞ

ひどかったと言えば、先月の27日もそうでした。
あの日、朝から湿った雪が最初はまっすぐに落ちていたのが、午前10時を過ぎた頃から強風が吹き荒れ、だんだんと水平近くまで角度が変わり出すほど。
この日も午後3時頃にはようやく収まりましたが、5時間でこれぐらいの量が一気に積もりました。



止みだしてから自宅前の除雪に取りかかりましたが、湿ったと言うより水分の含有量が多めの雪質で、それが10cm近く降っているもんだから、とてつもない重労働でしたなぁ。

でも、札幌はまだ良かったのですよ。
この日、室蘭や登別市内は大パニックに見舞われました。
現在では復旧したとはいえ、高圧鉄塔が倒壊し一時は5.6万戸が停電という被害が。
我が家の近くにも高圧鉄塔がありますが、あの数十mもあるものが倒れたってんですから…。

この話を聞いて肝を冷やしたのが、



アマチュア無線局を開局してまもなくから、自宅の屋根に立てているアンテナ。
「4段グランドプレーン」というタイプです。
ちなみにアンテナだけで高さが4mほどになりますが、ケーブルのコネクター接続部がちょうどTVのアンテナと同じ高さぐらいになり、使う周波数帯によって発射する度TVに受信障害が出てしまい親父殿にこっぴどく怒鳴られまして、2mの足場用単管パイプを使ってかさ上げしているため、実質は6mほど。
自宅の地上高を含めると、恐らく20~30mはあるかと思います。

これを立ててから10年ほどになりますが、数回台風の強風に見舞われてもびっくりするぐらいしなる程度で、倒れたことは今のところありませんが、湿った雪が付着するんでその分重くなりますし、もし倒れたってことになれば我が家だけの問題ではすまないことも考えられるわけでして。
…一応点検しましたが、何とか無事でした。
ホントはワイヤーか何かで対策すべきですけどf^^ゞ
無線家の方の中にはアンテナ専用のタワーを組んでる方も珍しくはないんですが、こういうときは気が気ではないですね…。

しかも、当日は夜になって氷点下まで気温が下がり、一時はかなりの住民が避難所に集まったとか。

来週から節電要請期間が始まることもあって、今年はポータブルタイプや、石油に頼らないタイプのストーブが売れているらしいのですが、基本的に高気密でそれなりの作りになっているとはいえ、日中でも暖房を切った状態にしておけばあっという間に外気温とさして変わらないぐらいにまで下がり下手すれば日が高いのに水道管が凍結するレベルになる北海道の冬。

暖房機器にしても、本州だとこたつとか電気ストーブ等を使って厚着すればしのげるんでしょうけど、そんななまっちょろいレベルでは間に合わないため、ただ灯油を燃やすだけではなく、温風を送るための送風用のファンモータや、ボイラーを内蔵し温水を作ってパネルに流して床暖房するってタイプがこちらでは主流。
まして、屋外に400L級の灯油タンクが標準装備で、1シーズンのうち、月に数回は定期的に満タンにしないとなりません。
なんせ、通常の給料に加えて燃料用の手当が別途出る土地ですから(笑)。
そして、これらすべてを動かすにゃ電気が必要。
つまり、電気が使えないと暖房すらままならないというわけですよ。
この夏も節電が呼びかけられ、「最悪は計画停電も…」という話もありましたが、結局大事にならずに済みました。
だけど、一応今回は計画停電を実施しないとはいえ、夏と違って「どっか開けとけば?」というわけにもいかないですし、下手すれば生命に関わります
今回は幸い人的被害は出なかったものの、寒冷地の弱点をまざまざと見せつけられたような気がしました。

ちなみに停電被害で、復旧までの3日間に登別温泉だけで1万人の宿泊キャンセルと、4億円に上る被害が出たそうな。
3.11もさることながら、昨今の不景気やら日中および日韓関係の悪化も手伝って、観光客の減少が深刻な状況となっている所に今回の騒ぎ。地元経済は相当な打撃になることは必至です。
まぁ、個人的には、店内放送が大音量で流れる中、数m先からでも騒ぎ声が聞こえるお隣の国の方々がいないだけで気分が良いんですが、反面、彼らも貴重な収入源ですからねぇ…。
頭数はともかく、金額面となるとすぐにポン!と立ち直れる額じゃないですから。

願わくば、せめて全国の皆さんに「年末年始はぜひ登別へ!」と訴えたいところです。
いいんです別に。他の所は、放っといても客来ますから(ヲイ)

でも、今晩雪の予報になってるってことは、それなりに冷えるってことだよなぁ…。
ということは、日中べちゃべちゃになった状態で凍結するから、今日よりさらに悪条件になるってこと?

う~ん…。それだけは勘弁していただきたい(´・ω・`)
Posted at 2012/12/04 18:43:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 戯れ言問わず語り | 日記
2012年12月02日 イイね!

トンネル崩壊事故雑感

トンネル崩壊事故雑感今朝方発生した、山梨県内の中央道トンネル事故。
年の瀬を間近に控え、大変痛ましい大事故が発生してしまいましたね…。
 
現在のところ、同時に発生した火災により複数の遺体が見つかったとの報道が有り、けが人も発生。
どうやら原因はトンネルの構造上の問題という話になってますなぁ。
ちょうどわんこさんたちの散歩から戻ってサンデーモーニングを見ていたら、残り5分ぐらいのところで少々ばたついた感じがあったので、もしや「北朝鮮がフライングしてミサイル発射したとか…」なんて思ったんですが、まさかこういう事故が起こっていようとは。

ただ、事故発生からマスコミの第1報に至るまで、2時間のタイムラグがあったのがちょいと気になりますが…。
今回の事故で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被害に遭われた方に心からお見舞いを申し上げます。

トンネルの崩落事故と言って真っ先に、というか、道民として思い出すのは、1996年2月の「豊浜トンネル岩盤崩落事故」で、冒頭の画像はその当時の物。



場所は積丹半島の付け根辺りにある古平町内の国道229号線にあったトンネル。
現在、ルートが変更されていて事故現場には近づけなくなり、その代わりに祈念碑が建つ公園が整備されていますが、当時は現在より海岸側にトンネルがありました。
下の詳細図を見ると、トンネルの途中で山側にカーブしているのは、その名残です。



調べてみると、道南の方にも同じ名称のトンネルがあって、同じような崩落事故があったらしいのですが、16年たった今でもこれほど鮮明に覚えている事故は思い当たりません。
しかも、事故発生が今回と同じ早朝でした。
冒頭の画像を見ていただくとわかるとおり、現場周辺は岩場の切り立った場所にありまして、その岩盤がまるでナタで割ったかのように崩落し、トンネルを押しつぶしました。その重さは、推定で2.7万tだったとか…。
そして、トンネル内を走行していたハイラックスと北海道中央バスの大型路線車(日野自動車製ブルーリボン)が巻き込まれて、20名が即死状態で見つかったという、今にしても痛ましい惨事でした。
一説には、全高3mの路線バスが1mほどに潰れていたとか…。

ハイラックスは確かこの色でこの仕様だったと思います。
その後の新聞で被害者の父親が新聞のインタビューに応えた記事を読んだのですが、

「本人はスポーツカーがほしいと言っていたが、頑丈な車がいいといって無理矢理勧めてしまった。こんなことになるなら、本人がほしい車を買わせれば良かった」

と書いてあったのを今でも覚えています。


ちなみに、バスの方はこの画像と同型の物。これは現在も中央バスで使われている塗装パターンですが、確か事故が起こった辺りに変更されて間もなかった頃だったと思います。


当時も今回と同じで、下手に触ると二次災害の恐れがあることから救出活動が難航し、崩れた岩盤を取り除くためにダイナマイトを使って爆破するという方法がとられ、その様子はTVで生放送されていましたが、結局4回目でようやく撤去が完了するという大がかりな物になりました。
その後、ご遺族の意向を反映して事故現場を迂回するようなルート(現在の新トンネルの一部)を設定し仮復旧となりましたが、2枚目の地図のようにトンネルの内部で古平町方向と、反対の余市町方向の車線が分離され、現場を経て合流するという方法がとられていました(確か…)。

そうそう。現在のルートで完全復旧する寸前に、仕事で古平町に向かうことになり、ちょうど12年前の今日、当時あてがわれていた社用車のハイエースバンで、トンネル内を走っていました。
路面は冬場と言うこともあって、トンネル内でも凍結状態。しかもこれまでプライベートでも行ったことがない土地に向かうもんだから、ただでさえ不安は募るばかり。
照明が煌々としていてやたら明るいトンネル内に入ってややしばらく走ると、突然前方に現れる分岐部分。迂回ルートは全体的に右カーブでした。

そして、現場のちょうど中心ぐらいにさしかかると、別に意識していたわけでもないのにだんだんと右に迫り来る内壁に気づき、危うく接触しそうになりました。

まぁ、確かに速度はそこそこ出ていましたし、路面は凍結状態で乗用車用と比べるとお世辞にも効きが良いとはいえないバン用のスタッドレスタイヤ。

…決して霊感があるわけではありませんが、あれはやはり「呼ばれていた」のでしょうか。

あの事故、というか、この一件があってからというもの、距離が長いトンネルを走るときはその時のことがつい頭をよぎり、軽いトラウマを覚えるほどになりました。

ところで、たまたまNHKの記者がプライベートで現場を走行中に事故に巻き込まれたとのことで、それがインプレッサSti(GC8型後期)だったもんだから、某掲示板を中心にネット界隈が騒がしくなっています。
そこで、その時の画像を拾ってきて見てみましたが…。



「気がついたら、助手席側にがれきが迫っていた」と聞いてはいたものの、予想以上に変形してました。
ルーフはともかくとして、気のせいか車体全体が「く」の時にゆがんでいるようにも見えます。

そして思わず背筋が凍ったのが、この画像。



引きちぎれているセンタピラーといい、リアドアやルーフの入り具合といい、崩落した天井の落ち所が悪かったら、重傷どころではすまないケースですな。
 そう、まさしく「不幸中の幸い」です。
たぶん、フレームというか、モノコックまで曲がっていると思いますよ。これは。
事故当時は早朝だったことも有り、そんなには混雑していなかったという話ですから、走行時の車速はそれなりに出ていたはずで、それだけでも崩壊が一瞬の出来事だったことが如実にわかります。



あれ?以前札幌運輸支局に聞いてみたら、「スパルコのシートは、保安基準の適合が確認できないんで車検NGなんですよね~」って言われたんだけどなぁ…。
…それはともかく、フロントガラスの縁からヒビが走っているのは、恐らくルーフが歪みで引っ張られたことによる物だと思います。
コンクリの破片が飛んできたことによる物であれば、モールや車体に打撃痕があるはずですが、画像を見る限りでは見当たりませんし…。

後は実物を見てからの判断になりますが、事故状況といい車両の年式といい、残念ながら保険屋のアジャスターが全損扱いにするのは間違いないところです。
ただ、車体修理技術ってのは凄い物で、これぐらいのレベルの事故車でも直そうと思えば可能だったりしますし、そういう事例を見たこともあります。
脚も曲がっているように見えますし、この損傷状況ですから、やるとすればフレーム修正は免れませんし、ルーフの歪み取った上で切れたセンターピラーを接合してという大がかりな作業になりますが…。

でも、直すんだろうなぁ。ただでさえGC8なんてタマ少ないし、しかもルーフベンチレータまで付いたSTiだもん。オマケにVOLKのCE28N履かせたばっかりっぽいし…。
相当大切に、かつ、好きで乗っていたのは、TVの画面見ていてわかりますね。

とりあえず、ある程度原因が見えていて、救出が最優先とはいえ、その後現場検証を経て復旧作業ということになるんだと思いますが、24時間体制で作業したにしても果たして年末年始の帰省・Uターンラッシュに間に合うかどうか…。
物流にも影響が出そうだと早くも予想も出ていますし、影響は年明けまで続きそうなのは間違いなさそうですね。
Posted at 2012/12/02 23:45:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | 戯れ言問わず語り | ニュース
2012年12月01日 イイね!

私的「ワーストオブザイヤー」!

この度、みん友の町山絢香さんの企画「わたしの五選」に久々に参加させていただくことになりました。
そのお題とは、ズバリ!

わたしのカーオブザイヤー!

もう、気が付けば12月ですよ。
各所いろんなところで今年を振り返る企画やら、賞レースが始まり出します。
自動車業界の年末恒例行事である「カーオブザイヤー」

RCJ…日産・ノート
COTY…マツダ・CX-5

に決まりました。
私しゃ、てっきりどっちかで「86/BRZ」が受賞するもんだと思いましたが…。
それはそれとして、今回の企画は参加者それぞれが「ベスト」「ワースト」の5車種を選出し、それぞれの得点で、本企画流「カーオブザイヤー」「ワーストオブザイヤー」を決めてみよう!と言う趣向です。
なお、レギュレーション・ノミネート車は関連情報のリンクをご参照ください。

さて今週は、「前編 ・ わたしのワーストカーオブザイヤー」をお送りします。

では早速、カウントダウン形式で発表いたします!

▼第5位…スバル・サンバー




今年2月にスバル「純正」サンバーの生産が終了し、スバル360から始まった「スバル軽自動車」の歴史に幕が降りた。
サンバー生産終了直前に発売となった最終限定仕様のフィーバーぶりは、記憶に新しいところでもある。
翻って、モデルチェンジした現行型はハイゼットのOEMモデルとなったが、ここで気になったのが、メーカーに専用仕様まで別注で作らせるほどだった「赤帽仕様」の存在。
これについては、以前町山さんからご教示いただき存続することは確認済みであった。
さて、その新型「赤帽車」の電子版カタログが
現在赤帽の公式サイト見ることが出来る。
ただ、それが意外にもあっさりした内容だったのが少々残念。
今年から供給開始となった訳なので、現行型についてはまだまだ手探り状態だろうから、これから現場からのフィードバックを経て、より深化していくことになるだろう。
赤帽サイドにしても、スバルサイドにしても、今後はダイハツも交えての交渉と言うことになるから、これまでのような自由さは少なくなると思われるが、これがうまくいくと技術的にも品質的
にも向上が望めるわけで、三者にとってWin-Winだと思うんだが…。
果たして、超耐久仕様KF-VEの登場となるか?という意味を込めて、「ワースト」というよりは
「激励の喝」とお考えいただければ…。


▼第4位…トヨタ・カローラ・アクシオ/フィールダー



日本だけではなく、世界中で誰もが一度はこの車に乗ったであろうというぐらいのスタンダード
をぶりを見せるこの車であるが、少なくとも国内においてはその存在すら希薄になってしまったというより他はない。
尤も、国内セダン全体にいえる話ではあるんだが、今の販売トレンドから見ると致し方なしだろう。今回のFMCも、正直言われるまでわからなかったぐらい。
それに、先代140系の頃から思っていたんだが、どうにも「カローラ」と称するにはあまりにも立派すぎる。
今回のFMCでは、主にフロントオーバハングを詰めることで全長を短くし、現行のメルセデスベンツを彷彿とさせるダイナミックなフェンダー処理を見せてきた訳だが、いかんせん車幅が広すぎ、というか、格上のプレミオ・アリオンと同じ5No.枠いっぱいまで広げ、下手をすればプレ・アリより立派に見えてしまうぐらいの勢いになった。
これは正直疑問を呈するし、プレ・アリの必要性すら怪しくなる。
やはり、コンパクトさを売りにしたいのであれば、ここはやはりヴィッツとプレ・アリの中間程度、
1680~90mm程度に抑え、もっとシンプルなデザインにすべきではなかったか?
個人的は110系or120系ぐらいのサイズがベストのように思うが…。
それに、セダンの1.8L車が今回で消えてしまったのも惜しい。相反する意見だが、このコンパクトさで1.8Lエンジンという美味しさが個人的にはツボだったのでf^^;
…とはいえ、「1.5ラグゼール4WD選んで純正フルエアロにして、車高落としてWedsのSA90・16インチ履かせたら結構サマになりそう」とか、「フィールダー用TRDマフラーあるし流用利きそう。だけど、どーせ4WD用はないんでしょなんて考えてしまう自分が嫌(笑)。
1.3Lの復活とか、フィールダーに採用された「樹脂製リアゲート」と言った見るべき点があるのに、なんだか惜しい一台。


▼第3位…日産・NV350キャラバン



仕方がないと言えばそれまでだが、今回も「ハイエース憎し」のような見た目になってしまった。ある意味「プアマンズ・ハイエース」という見方もされよう。
これでは、販売面で大幅に水をあけられ、影が薄くなってしまうのも致し方あるまい。
それに、4WD仕様は未だに直結パートタイムという古くささ…。
尤も、ライバルのハイエースはフルタイム4WD化してから、特に土建業界からよく思われてないらしい。
センターデフがロックできないタイプなので、悪路やぬかるみからの脱出がしにくくなったからだと私の古巣のトヨペット店に勤める友人から聞いた。
そう考えるとパートタイムも悪くはないんだが、日産には確か「オールモード4WD」があったはず。
あれだと2WD-4WD切り替えも可能だし、センターデフもロックできるから、さほど問題にならないような気もするが…。
ただ、以前初代プレサージュのYD25搭載車に乗った際、言われるまで気づかなかったぐらいディーゼルくささを感じなかったことを考えると、少々期待できる面もある。
いかんせん、200系ハイエースの1KD,2KDがうるさすぎる。
そういう面を含めて、いっそうの奮起を期待したい。


▼第2位…日産・ノート



RJCの方では一足早く「カー・オブ・ザ・イヤー」を獲得したこの車。
すでに欧州では主流となった「ダウンサイジング」のコンセプトを取り入れて、1.2L・3気筒ながらも高出力を発揮することとなった。
それに、日産ではマーチR(スーパーターボ)以来となるスーパーチャージャーの採用や、ローレル消滅からついに復活を果たした「メダリスト」の称号も大きなニュースである。
…といっても、この恩恵を享受できるのはFF仕様だけ。
ここ北海道のような積雪地で多販となるであろう4WD仕様は1グレードのみで、今回の目玉であるスーパーチャージャー付きではない(付け加えれば、4WDモデルはエコカー減税「対象外」でもある)。
考えてみれば、あのe-4WDの場合、リアを駆動するのは電動モーターで有り、エンジン側の動力はあまり関係ないような気もするし、車速30Km/h以上で問答無用にリア駆動が解除されてしまう4WDなどお話にならないが。
これなら、ビスカスでもいいからLSD装着のFFの方が、まだマシなような気がする。
冬場の使い勝手を考慮するなら、せめてメカニカルなスタンバイ4WDぐらいにしてほしいところ。
それに、カタログがノーマルとメダリスト専用と分かれているが、実物を読む限りでは、その必要性は大いに疑問が残る。
しかし、80年代頃の日産コンパクトクラスを彷彿とさせる、乱雑でまとまりのないラインアップを整理できたと言うことも、メーカーにとっては大きな利点であろう。
何せ、ノートにティーダ、ラティオにラフェスタと、似たような車が並んでいた訳だし。


▼第1位…ホンダ・N-ONE



う~ん…。やはり4輪用VTECを出した辺りから、ホンダはおかしくなっているような気がする。
 
CMなりチラシを見ると、白背景にイメージカラーのホワイトパールの組み合わせなので、最初は気づかなかったが、「またハイトワゴンか…。いい加減にしてくれ!」というのが率直な感想。
一体、身の回りに同じような車がいくつ存在しているというのか?もう、満腹を通り越して食傷の域だ。
だいたいにして、鼻先をそれっぽい(私はむしろ、初代シビック似と思うが…)ものに付け替えて、現代風のアレンジを加えたゼストを持ってきて「Nッコロの末裔でござい」なんて言われても、誰が納得するか!
開発時点で、保管していたN360と並べてケーススタディやったらしいが、一体何を学んできたのかと首をかしげる他はないし、「あぁ、タイヤ4つ付いててFFっすね」ぐらいだったのではなかろうか…。
せめて「N360の子孫」を謳うのであれば、ルーフをあと10~15cm下げてこい!話はそれからだ。
そう言うと、たぶんホンダ側は居住性やら衝突安全性やらをウダウダ言い出すと思うが、それを言い出したらあの全高以下でこれらをクリアしているミラ・イースやアルト、ラパンも今頃立派なハイトワゴンになっている。
私にいわせれば、それらはいいわけに過ぎない。
これが、かつて世界中を驚愕させ、あのトヨタですら技術を買ったCVCCや、国産初のDOHC搭載車を作り、トゥディやビートと言った意欲的な車を生み出した会社と同じかと思うと本当に情けなくなってくる。
正直、元々ホンダの車作りは軟派チックで、特にエンジン周りは整備性という文字が吹き飛んでしまうほどの悪さがあってあまり好きではないが、今回ので「技術者までもがソロバン片手にニタニタしてる」姿勢に本気で嫌気がさした。
はっきり言って、「ミーハーなただのデカ箱屋」にまで堕ちた現在のホンダを象徴する車だと思う。
宗一郎のオヤジさんは、草葉の陰で流す涙もすっかり涸れ果てただろう…。


さて、お送りしました「ワースト編」。いかがでしたでしょうか?
まぁ、結構辛辣な書き方もしてますが、これも車好きだからこそですし、大袈裟ですが、よりよい車を作っていただくための提言でもありますんで、大目に見ていただければ幸いです。

それでは、次週(8日)は「ベスト編」5台の発表です。お楽しみに!

プロフィール

「とりあえず現地報告-その2- http://cvw.jp/b/929608/41169412/
何シテル?   03/03 00:46
世間からは「いい年して…」と言われる年代の割に、いつまでも車いじりが止められず、頭の大事なネジを10本単位で無くしてしまったらしい(笑)「ひろくん@北海道」と申...

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