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ひろくん@北海道のブログ一覧

2016年03月29日 イイね!

YouはShock!



…という事で、1ヶ月以上のご無沙汰でした(^^;
前回の更新以降、公私共々色々あったわけですが、それは別の機会にするとして、のっけからこの懐かしいOPを出してきたのには理由があります。

先日の26日、遂に開業した北海道新幹線。
その(今のところ)発着地にして、現段階では日本最北端の新幹線の駅となる「新函館北斗」駅にお目見えしたのが、「明日への秘孔」(字、あってるべか…)と名付けられた主人公・ケンシロウの銅像。

そもそも、所謂「平成の大合併」の頃に、旧上磯町と旧大野町が合併して誕生したのが北斗市なのですが、その市名が縁となり、「北斗の拳」とのコラボ企画をたびたびやっていたようで、銅像の除幕式には高橋はるみ知事をはじめとする自治体関係者に加え、なんと原作の武論尊・原画の原哲夫両氏も招かれたという盛況ぶりだったそうですよ。
…ネット上では26日当日には流れていたにもかかわらず、新聞報道は翌日の朝刊(読売の場合)だったわけですが(笑)

さて、その新幹線なのですがね…。
これまで長年にわたり、「道民の悲願」とか「待望の」などと言われ吹き込まれ、いわば「鳴り物入り」で登場した割には、どうも死兆星が見え始めてるようなんですよ。

開業から数日しか経ってないのにw

尤も、北海道新幹線自体は現段階では「部分開業」状態に過ぎず、2030年頃までには札幌まで延伸し、将来的には旭川ぐらいまで伸びるとか伸びないっていう話もあるようで、いわば発展途上ではあるんですけど、初っぱなの段階からこんな調子じゃどうするの?と思えるぐらいの冷え込み方なんですね。
何せ、今後運営と残りルートの建設を担うことになるJR北海道の幹部から、早くも「営業面でのてこ入れが必要」なんて話が飛び出すくらいですから。
普通、てこ入れって言えば、半年とか1年後ぐらいに出てくるキーワードですよ。いわば「マイナーチェンジ」とか「モデルチェンジ」な訳ですから。
それが、開業から4日たった時点で飛び出すんですから。

この先15年も待たされる身にもなってみれ!っての正直なところです。

まぁ、確かに、この後に及んで「てこ入れ」したくなるのも、無理はないんですよね。



これは、今後の予定区間を含めた(拾ってきた)ルート図に空港、新幹線沿線の主立った観光地を付け加えてみた物ですが、まず、そもそも、一番需要が期待できるであろう函館市に直接乗り入れできなかった事からして残念だよな、と。
ちなみに、東京から新幹線に乗ったとして、新函館北斗まででまず4時間ちょっとかかった上に、



その新函館北斗(もぅ、打つのめんどくさくなってきたw)から函館市内へ向かうには、「快速函館ライナー」に乗り換えて、さらに20分ほどかかるため、実質4.5時間はかかるとのこと。
※地図上だとたいした距離ではなさそうに思えるかも知れませんが、そこは「北海道マジック」という奴でして、北斗-函館間ってそこそこ距離あったような記憶が…。

しかも、函館ライナーに乗り換えるには切符を買い換える必要がある(つまり、新幹線の切符のほかに何枚も必要になるって事)とか、所謂「交通系ICカード」が使えないなんて話も聞こえてます。
今後の建設ルートを考える上で仕方がなかった部分がある(在来線と同じ室蘭・苫小牧周りだと、有珠山が噴火した時に大変なことになる、というか実際なったので、八雲から日本海に抜けるルートにしたとか)とか、一応、新函館北斗にも特急が止まるってのも考慮しても、利便性を考えれば、函館駅と言わず、せめてその手前の五稜郭駅ぐらいには乗り入れた方が良かったと思う次第。

なるほど、函館空港から函館市街地まで近いことも考えりゃ、北陸新幹線開業当初は価格攻勢を強めた航空業界が、今回はよほど勝算が見えたのか「ノータッチ」だったわけで。

加えて、今後まで見据えると、近年、繁忙期になるとまるで異国に来たかのような錯覚に陥りそうになるほど外国人観光客に大人気のニセコや小樽からも遠いところに新幹線の駅が出来るようでして、果してどれだけ利用者の獲得に貢献できるかってのは、現段階でも大いに疑問。
だって、札幌にしても、つい最近まで、

新幹線のホームをどこに作るか

で擦った揉んだやってる始末ですから。

でも、一番の問題は「地元」にあるんではないかと。
自戒を込めて言わせていただければ、どうにも北海道民ってのは「熱しやすく冷めやすい」気質でして…。
なんだかんだと期待されてた割に、いざふたを開けてみたら歓迎ムードだったのは北海道庁を含めた自治体とマスコミだけだったような気がします。
実際、開業日当日は朝からTVは新幹線一色だったのが、翌日にはぱったりと途絶え、余韻を引きずってたのは朝刊と夕刊しかない新聞だけで、土地として盛り上がってたのは沿線ぐらいのな物で、札幌を含め、その他といえば、

ふ~ん、あ、そう…

というぐらい冷めてる。かくいう自分もそうですけど(^^ゞ

北海道内では超有名な某ラジオパーソナリティの弁を借りれば、

道民ってのは呼ぶだけ呼んで、育てることをまずしない

という事を如実に示してるように思います。

尤も、何もしてこなかった訳でもないんですよね。
今や日本を代表する夏フェスの一つとなった「ライジングサン・ロックフェスティバル」にしても、洞爺のTMAFにしても、れっきとした北海道発のイベントとして立派に育ったわけで。

本来だとこれに「きたまえ」が並ぶはずだったのですが、今年はサッポロ・シティ・ジャズでの関連イベント開催のみ(林原めぐみさんが来るみたいですよ)で、「本祭」は行われない事が今月23日付で発表されたばかり。きたまえ自体も今後縮小する方向のようですわ。
尤も、後援とは言え、メイン会場となる札幌市自体がよほどシティジャズやPMF、サツコレ辺りに集中したいのか、きたまえに関しては、会場は貸すけどあまりにも「やる気ゼロ」っぽい雰囲気が見え見えだったという印象がどうにも否めませんでしたし、上田前市長の頃から所謂ポップカルチャー系は否定気味な上に、今の市長もその路線を継承するみたいですから、さもありなんかと。

つまり、これまでのように

作る物作ったから、放っといても人は来るべ

ってんじゃ、早晩衰退するのは目に見えているって事。
事実、開業後一週間の予約率が25%位だって話ですし、今の段階ですら、

飛行機使った方が、安いし速くね?

って言われてるんだから(笑)



この動画の冒頭部分、覚えてる方も多いと思います。
私も当時、TVでリアルタイムで見てましたし、なおかつ、修学旅行で青函連絡船に乗った最終グループの世代の一人でもあります。
ただ、折角の新幹線を生かすも殺すも地元民である我々次第なわけで、観光一辺倒ではなく今後どうすべきかを真剣に考えていくしかないと思うんです。
そうじゃないと、結局は「地元の建設関係者が潤って終了」ってオチしか残らないんですから。
このまま無駄な産物としてしまったら、洞爺丸台風の犠牲者と、青函トンネルの殉職者の霊が化けて出てきかねない訳で(笑)

…ただ、これまでに積もり積もった不信を未だぬぐいきれず、これから向こう3年間だけでも年間約50億もの赤字(!)が見込まれるJR北海道に託すには、どうしても不安しか残らないんだよなぁ。
Posted at 2016/03/30 01:05:23 | コメント(3) | トラックバック(0) | 戯れ言問わず語り | 旅行/地域

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