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2012年04月23日 イイね!

嗚呼、素晴らしきカーデザイン その6「マツダ アクセラ」

嗚呼、素晴らしきカーデザイン その6「マツダ アクセラ」最近のマツダのデザインは一貫している。
何がやりたいのか、と言うことが一目でわかりやすい。
マツダと言えば、最近打ち出しているのが「ナガレ」デザインだ。
車なんてマツダ車でなくてもデザインの流れというのは多かれ少なかれある。
しかし、マツダのナガレはそれが視覚的にわかりやすいのが特徴だ。
最近のマツダデザインは何故か批判されやすい。
確かにやり過ぎを感じる車があることも確かだ。
しかし、その多くがあの大口を開けたスマイルフェイスの一見の印象のみで語られているのが残念なところ。
何度か同じ事を書いたが、大口を開けたのが嫌というのはデザインを評してはいない。
これは、それを見た一個人の「好み」でしかない。
そういう人間に具体的に、何が悪いかを突っ込んでみれば答えられないという場合が殆どだろう。
日本人は特に、インパクトのあるデザインを見たときに、そのインパクトの先を見ようとしないところが至極残念ではある。
先ずはフロントから見ていこう。

マツダのデザインの特徴は「呼応するデザイン」だ。
それぞれのラインが呼応しあって、意味を持ったラインが多いのが特徴だ。
日本車は間延びを防ぐためにとりあえずラインを1本追加しました的な適当な線が多少あるものだが、マツダデザインはそれが少ない。
MC前のアクセラを選んだのは、この呼応するラインがMC後のサイドダクトでは少なくなってしまっているため。
人間の目とはラインに意味を見出したりすると納得してしまうもの。
それが視覚的でわかりやすいのがマツダデザイン、そしてそれが所謂「ナガレ」なのであろう。

サイドも一貫して変わらない。
サイドスポイラーのラインなんて、他社ではそれ単体で成立してしまうデザインにしてしまいがちだが、ここにさえ意味が存在する。

当然ながらリアも同じデザインラインの流れを貫く。
マツダ車の中でもアクセラを選んだのは、このナガレに対して一番一貫性を感じるデザインだったからだ。
最近のマツダデザインを一番表している車だと思った。

ちなみにこのデザイン、私は好みではない。
しかし良いデザインであると思う。
個性の異なる偉大な音楽家が2人いたとして、好みが合わない音楽家を蔑むという行為は間違っているはずだ。
好みが合わなくても良いものは良い、という本質は変わらないのだ。
カーデザインに対してもそのような視点を持つ必要があるのでは、と思う。
2011年11月17日 イイね!

嗚呼、素晴らしきカーデザイン その5「トヨタ ハイエース」

嗚呼、素晴らしきカーデザイン その5「トヨタ ハイエース」日本のカーデザインを破壊し続ける2大巨塔(笑)、トヨタそしてホンダ。
この2社が新車を出す度に現実から目を背けたくなる(笑)
デビューしてもいないのに中古車のようなデザインを送り続ける2社であるが、たまには賞賛に値すると感じるデザインもある。

今回はトヨタ・ハイエースです。
この手のビジネスバンにデザインを求めるのはどうかと思うし、現実に単なる「道具として優秀な箱」という価値観が最優先であり、デザインに気を使ったと思われるような車は皆無だった。
そこにこのハイエースの登場ですよ。
衝撃を受けましたね。
ビジネスユースが基本ですから、根本的に乗用車のデザインと比べれば無駄の無いデザインになっているのは当然です。
しかし、それまでのビジネスバンのデザインは「無駄が無い」という部分で全てが終わってしまっていた。
ハイエースのデザインで他のビジネスバンと比べて何が違うかと言えば、無駄がないことは大前提ながら、そこかしこにデザイン的エッセンスが散りばめられている部分だと思うのです。
ハイエースのデザインは真横に伸びるラインと上下に伸びるラインがメインです。
妙な色気を出そうと微妙な角度を付けて失敗したデザインが数多あるなか、この究極とも言える潔さ。
どのビジネスバンより遥かにボクシーなデザインは、機能を感じさせると共にその機能性がデザイン性にまで昇華しているとすら思えます。

フロントの赤いラインのような部分の統一感、それが巧みであり、他のビジネスバンから一歩飛び出た一因でもありましょう。

セオリーとも言えるドアレールから伸びたサイドのプレスライン。
フェンダー上の黄色のアーチも、これがあるだけで力強さというデザインに感じてしまいます。

リアも妙に斜めの角度など付けず、真下に一直線に下ろされたライン。
ここで他のビジネスバンであれば、テールランプの形状など色気を付けようと微妙極まりないデザインにして失敗するところですがハイエースは単純明快。
一貫して潔さを感じるのがハイエースのデザイン。
ビジネスユースがメインなので、車名ロゴなどを付けられた車が多いだけに、そのような車でこれ程のデザイン性の高さは立派。
この手のビジネスバンで初めてデザインを語る価値のある車なのかもしれない。
しかし、ハイエースより劣るデザインの乗用車はやめて欲しい(笑)
2011年09月03日 イイね!

嗚呼、素晴らしきカーデザイン その4「三菱 デリカD:5」

嗚呼、素晴らしきカーデザイン その4「三菱 デリカD:5」本来ミニバンは実用車の代表のようなもの。
家族的な事情で仕方なく乗っているという人も多いでしょう。
しかし、そんな実用車であるミニバンに、良いデザインという潤いのエッセンスが加わるだけで所有する意義も、家族サービスも、ただの通勤も随分と変わってくるのではないでしょうか。
そんないいデザインのミニバンの代表格、デリカD:5について今回もフェチズム全開で語りたいと思います(笑)

このデリカのデザインは日本車では珍しいほどの直線基調。
ここまで直線を多用しながら泥臭くならない纏りがこのデザインの秀逸なところでしょう。
先ずはフロント~サイド。

Aピラーから一直線に下りるグリーンのラインは私もお気に入り。
全体がこれ程の直線基調ですから、誰の目から見てもフロントグリルの縦格子などにも、その形状である意義を感じさせると思います。
それではフォグランプも四角で良かったんじゃないか?などと思う方もいるかもしれません。
しかし、そこは苺ショートの苺のようなもの。
クリームだけのケーキは同じ味が平坦に続くのみ。
デザインも直線基調のみで全てを終わらせると泥臭さに変わってしまいます。
ワンポイントで別なラインを入れるとしたら、他の直線基調との整合性から言ってもやはり真円に近い円が最も相応しいのでしょう。
妙な台形形状などではなく三角でも楕円でもなく円なのです。(実際はわからない程度に楕円だと思いますが)
ここはドアハンドルのえぐれ部分の円形状にも言えることです。

そして何でもない形状に見えるミラー。
実はここもデリカ全体のデザインラインにきちんと則ったものであることを強く主張したい。
デリカはデザインの中でイエローの2本のラインをレッドのラインでカットする、折り目を付けるラインが何箇所かあります。
ミラーはこのデザインに則ったものなのです。
単なる単純形状のミラーだと思ったら大間違い。
ヘッドライトやラジエターグリルのレッドの斜めラインと同一の考えの下のラインなのです。

細部に手を抜かない事もいいカーデザインの要素の1つだと考えますが、デリカはその要件を完全に満たしていると言えるでしょう。

サイドのウインドウ下のラインもセオリー通りドアハンドルを配置し、更にスライドドアのレールもここに配置することで極力デザインを崩さない配慮がなされています。


最後はリア。

フロントと同様に一直線に下に下りるラインが美しい。
テールランプも真一文字で美しいのは勿論なのですが、私がリアで一番推したいデザインは実は車名のロゴです。
テールランプの下端と同一のイエローのライン上にロゴを配置しています。
更に「D  E  L  I  C A」と字間を広く取っている。
このロゴの字間ですらデザインされたものなのです。
例えば日産キューブの様に書体を車のデザインと合わせたものは他にも存在しますが字間を広げる事にデザイン的意義を見出した車は珍しいと思います。

ここまで一気に書き上げましたが、いいデザインの車は語ることが容易です。
微妙なデザインの車を同じように書こうとしたら考え込んでいると思います。
三菱のデザインはコンスタントにいいデザインを送り出してくれるので個人的に注目しています。
次はどこのメーカーにしようか・・・。
マツダ、トヨタ、スバル・・・・。
最近一番気になっているのはマツダデザインなんですが・・・。
2011年08月08日 イイね!

嗚呼、素晴らしきカーデザイン その3「日産 キューブ Z11」

嗚呼、素晴らしきカーデザイン その3「日産 キューブ Z11」スポーツカーやクーペなどの類の車は美しくて当然、カッコよくて当然。
実用性を無視しているのに、その姿が醜くカッコ悪ければ訳がわかりません。
実用車ともなれば、スポーツカーやクーペなどと比べデザインに重きを置かれている部分が少ないのは当然のようなもの。
ですから、私にとって実用車で高いデザインレベルを持った車は何とも愛おしい存在なのです。
日本でも「R」以外のFN/FK型シビックが販売されていればそのような実用車の一つになれたというのに、「R」以外のユーロシビックが導入されなかった事が残念でなりません。

そして今回私が推したいのは先代キューブです。
現行型も好きですが、前回のスイフトと同じように現行型は先代からの流れ。
そして個人的趣味もあり、先代でも最初期型を推したいと思います。

先ずはフロントから。

サイドのウインドゥを囲むラインがサイドへ伸び、更にフロントに回り込むこのライン。
現行型に無く、先代のデザインで私が最も好きな部分の一つです。
ヘッドライトとセンターのグリルを囲むブラックの枠。
単体では単なる四角い穴でしかないラジエターグリルが、関連付けられ2段の統一感のあるグリルとなっています。
ライト周りの枠の更に周囲はレッドの線で折られた面。
そしてその面とグリーン線内の面で挟まれたイエローの面。
この3つの面の集約されたフロント周りがタマりません(笑)
信号待ちでキューブがサイドミラーに見えると、私はこの辺りをガン見しています(笑)

そして、サイドからリア。

フロントでも触れましたがウインドゥ周りを囲むライン。
窓枠を囲むラインは他車種でも珍しくない処理ですが、ここまで大きくキャラクターを持たせたラインも珍しい。
「ポップ」な印象が全体的にあるキューブですが、この辺りのラインがポップさをより強調している部分でしょう。
更にポップさで言えば、何より左右非対称のリアウインドウは忘れる事が出来ません。
しょうもないデザインであれば許されないような表現ですが(笑)、キューブではそれが許される。
この部分がキューブの持つポップな印象を決定付けているのかもしれません。

そしてドアハンドルやミラーはマーチと同一のパーツなのでしょうか?
その辺はわかりませんが、ドアハンドルも前後ハッチまで同じ形状が連続すると、同じ形状が並んでいるだけで連続性をというデザインに見えてしまうから不思議です。
その他の赤○で囲んだ部分も含めて連続性に見えます。
私個人としてキューブのデザインで唯一疑問なのはミラー形状です。
マーチと共通なのだとしても、この形状がマーチのミラーにしか見えないんですよね。
もっとキューブらしい形状であればと思うのですが、逆に言えばココくらいしか疑問に思う部分はないんですが。

そして最後はディーテールに関して。

私が最初期型を推す一番の部分がココです。
キューブという名称から導き出された四角い格子状のフロントグリル。
そしてテールランプもフロントと同様に整然と並ぶ四角のランプ類。
もし、私がこの型のキューブを買うならこの部分だけを取っても最初期型を探すでしょう。
そしてこのホイール!
ホイールのデザインは純正ホイールでもその車のデザインを反映しているとは言いがたく、完全にホイール単体でスタンドアローンなデザインである場合が殆どであると思います。
しかし、このホイールはどう見ても「キューブのホイール」でしかない!
もし私がこの型のキューブを購入したなら、このホイールをいつまでも愛で、社外ホイールでインチアップする気にもならないと思います(笑)

これほどまでに実用度の高い車だというのに、このデザイン性の高さ!
驚嘆に値します。
街に溢れる車だからこそ、走っているだけで街のデザインレベルの底上げをしているようなものです。
街を走っているだけで、駐車場に停まっているだけでありがたい!

キューブオーナーの皆さん。
愛車を舐めるように見つめるおかしなFN2乗りがいたら私かもしれません(笑)
しかし、許していただきたい。
愛故に・・・、という事で(笑)


2011年07月18日 イイね!

嗚呼、素晴らしきカーデザイン その2「スズキ スイフト」

嗚呼、素晴らしきカーデザイン その2「スズキ スイフト」唐突に始めたシリーズ「嗚呼、素晴らしきカーデザイン」
ここでは特に私が取り上げたい車種を中心に褒め称えたいと思います。
褒める事が目的なので、アレ?的な部分はスルーします(笑)
醜悪なカーデザインでブログのネタにすれば1年は毎日書き続けられますが、敵が増えるのでやめておきましょう(笑)

前回の「ビート」に続いて褒め称えるのは「スズキ スイフト」
型的には先代ですが、現行型と褒める部分が重複すること、そして先代あっての現行型ということで、あえて先代をチョイスです。
評価の高い車ですが、そのなかでもデザインの優秀さは日本のコンパクトではトップクラスかと思われます。
ただ、惜しむらくは様々な人が乗るコンパクトカーだけに、スイフトのオーナーでも小さくてドアが5枚あるコンパクト程度の認識で乗っている人が少なからず居るということです。
みんカラをやっているような人であれば、このデザインを評価した上での購入、という人が多いでしょうが買い物車程度にしか思っていない奥さん!あなたの車すごくいいデザインですよ(笑)

今回はスイフトの中でもスイスポを例にしています。
先ずはフロントから。
上方から見るとわかりやすいでしょう。
グリーンのライン、サイドウインドゥ下からボンネットへと続き、更にフロントグリル周囲へと繋がるラインと車体サイドのプレスラインの2本がデザイン上重要なラインです。
このラインを基本とし、連続性を持った上下2段のフロントグリル、ヘッドライトとその下側に繋がるサイドダクトとセオリー通りの嫌味のないデザインとなっています。
ヘッドライトのデザイン自体も周囲と準じたデザインであるだけでなく、テールランプとの関連性、一見単純なように見えて流麗で個性もあるものとなっています。
角や線を多くすれば個性的なデザインをつくるのは簡単ですが、少ない角と面で他と似ていないデザインを作り出しているところは評価に値すると思います。

そしてサイド部分。

サイドのプレスラインで創り出されるこの面がスイフトの大きなデザイン的特徴でしょう。
フロントからリアまで流れる美しい面。
この面の流れの中にヘッドライトとテールランプを組み込んでいるところが美しい。
このサイドから見た面の流れの美しさが私がスイフトで最も評価する部分です。
ドアハンドル自体は単純な形状の物ですが、セオリー通りにプレスライン上にハンドルを配置しているところに好感が持てます。
面が間延びし易い大型セダンやミニバンなら兎も角、面の狭いコンパクトにおいてはこの方法は有効だと思われます。

最後はリア。
 
テールランプの下端と平行にハッチ下部を折ったデザインが秀逸です。
さらにその影になる窪みにデザイン上、邪魔者になってしまうドアハンドルを配置するところにも隙がないなと思わせます。

スイスポ限定で言うならブラックの使い方の小気味良さも見逃せません。
特にフロントリップ部のサイドをブラックにするデザインは秀逸だと思います。
この他にもサイドエアロやAピラーなどもブラックな訳ですが、全体としての黒のバランスがいい。
日本人はどうも同色化信仰があって何でも同色にしてしまう傾向がありますが、このバランスの良さは見習いたいところです。
日本人は廉価版で樹脂そのままの黒と、デザイン上黒い配色の違いがわからない人が多い気がしています。
そんな傾向だからか、メーカーすらマイナーチェンジで同色化する有様・・・。
同色化によって逆にデザイン的に崩れてしまった車も少なくありません。
確かに同色化するべき部分と言うのも存在しますが、ただ単に同色化=ゴージャスという考え方からは脱却して欲しいものです。

私はこの褒め称えるシリーズで少なくとも1000万以上の車は取り上げるつもりはありません。
高い車は細部までお金が掛かられるため、いいデザインは当たり前の様な部分があります。
そんな中でも今回取り上げたスイフトなどは安価でデザインがいい代表のような車です。
こんなデザインのコンパクトが乱立するような日本であって欲しいと思うのです。

プロフィール

「@とたん@euroさん、埼玉のSA,PAマジでレベル高いと思います。下り寄居の深谷ネギラーメン(笑)とか無性に食べたくなります。」
何シテル?   09/04 10:31
sffzです。読み方はエス・エフ・エフ・ゼットでもスフォルツァンディッシモ(笑)でもお好きなように。基本的にスーパーインドア派です。車に乗っていなければ模型製作...
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