目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
車載トレーラー(車載状態で1.2〜1.8トン)を牽いていると、高速の登坂車線が無い緩い登りでもATのロックアップが外れてしまい、エンジン回転が上がってトルコンで油温が上がって駆動が伝わりにくくなるのが分かるくらいだったので、ATFクーラーを付けることにしました。
バンパーを外して、コアの固定方法を検討します。取り付けるコアは、コンフォート(タクシーでお馴染み)純正のATFクーラー(中古品で安いのです)。
2
アッパーとロアリインフォースに穴を開け、上2箇所はカラーを噛ませ、下はリインフォースにナッターを打ってL字のアルミステーを作り固定しました。
コアは純正品らしく、ゴムグロメットで保持する構造なので、後々振動で壊れることも無さそうです(多少搭載の自由度もあり)。
アッパー側は、これだけ後ろに逃がしたのに後でバンパーのカメラの蓋やグリルのスナップフィットの爪が干渉して困ります。
3
ホースは内径9.5mmのATF対応のものを購入しました。全部で2.5mくらい使いました。
エアコンのコンデンサにホースが干渉しないように固定します。
ラジエータ下のラジエータサポートの間を通してます。
ホースには干渉しそうな部分に保護用のコルゲートチューブを巻いてます。
4
配管の接続ですが、ATから出てきたATFがラジエータLH側に入るので、このホースを外して追加するオイルクーラーに接続し、オイルクーラーから戻るホースをラジエータのATFクーラー配管に接続します(画像は配管途中)。
一度、空冷オイルクーラーを通ったATFをラジエータのATFクーラーに通して適温にするという考え方です。
5
ここからはATF交換の作業です。ATFを抜きます。約2L抜けました。
11万キロ近く無交換と思ってましたが(中古車だったので履歴不明)、真っ黒ではなく茶色っぽい感じだったので、交換歴はあるっぽい感じでした。
6
ストレーナを交換するのでオイルパンを外します。液ガスではなくゴムガスケットなので、ボルトを緩めたら、すんなり外れました。
7
良い感じに黒っぽい汚れが沈んでいました…汗
マグネットは鉄粉で太ってます。
マグネットとガスケットを取り外して掃除します。
8
紙ウエスでマグネットを掃除すると、4個ともこんな具合。
9
いきなりストレーナが新品になってますが、ストレーナを外した瞬間にドバッとATFが出てきて床にぶちまけてしまい(新築のコンクリート床がっ…)、後始末でそれどころではありませんでした(笑)
新品のストレーナ(品番:35330-26010 ¥4480税抜)にOリング(品番:90301-27010 ¥170税抜)をセットしてボルト固定してます。
OリングにはATFを軽く塗っておいた方が装着がスムーズです。
10
掃除したオイルパンに掃除したマグネットを付けて、新品のガスケット(品番:35168-71010 ¥1360税抜)を取り付けて、元に戻します。
ミッション後ろ側にあるフィラーボルトを外してATFを注入します。
オイルパンから出た分2Lに加え、ストレーナを外して出てきた約2L(相当ぶちまけたので推定)、追加ATFクーラーと配管の分1Lの合計5L補充。
エンジンを回して、ATをPからDまでゆっくり入れ、念の為、6速ロックアップまでリフト上で空回し、エンジンを止めて、ATFを排出→補充…を3セット繰り返しました。
最後のセットでドレンコックガスケットを新品(品番:35178-30010 ¥190税抜)に交換します。
ATFクーラーがほんのり温かくなり、ATFが回ったことも確認。
ATF油温が45度になったところで油量調整バルブを開けて、不要なATFを排出して、新品のドレンコックガスケット(上のと品番同じ)に交換してATF交換は完了です。
ATFクーラーを追加した段階で、油量が増えているので、温間時に増加する油量が元とは異なり、マニュアルに従った作業に疑問は残りますが…
11
バンパーとグリルを付ける段階で、ATFクーラーとバンパーの一部やグリルの爪が干渉して、オイルクーラーを更に逃がしたり、グリルの爪の干渉部をカットして何とか装着。
サイズが小さく、色も黒で目立ちませんが、暑い時期にはエアコンを使うので低速でも風が当たりますし、高速走行時には十分な風量が当たりますので、このサイズでも十分かと思ってます。
このサイズならエアコンやラジエータへの影響も小さいので、他のカロリーアップを考えなくて済むところもポイントです。
ATF温度を常時モニターできてないのが惜しいところです。
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