車検+Pバルブ交換(13万6216km時)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
通算8回目、年数でいうと18年目の車検のために、いつものMメカのところへお願いしてきました。
すると、ユーノス500よりも大先輩のコスモAPが同じく車検入庫しておりました(画像奥)。1976年式だから34年目!! このお店で新車で購入してずっとワンオーナーで大事に乗られてきたのだそうです。
それに比べたらユーノス500なんてまだまだ新しいものです!?(笑)。
2
車検整備は通常の法定24ヶ月点検メニューに沿ってチェックおよび調整、ないし交換が行われています。
おおまかな内容としてはCO&HC測定、サイドブレーキ調整、前照灯光軸調整、トーイン調整、シャシー洗浄などなど他多数。これに加えてエンジンオイルとフィルター、Vベルトの交換も済ませています。
さて、車検の際にはブレーキフルードの交換が含まれているのですが、そのついでに+αとして有償メニューもお願いしました。それが「プロポーショニングバルブ」(以下Pバルブ)の交換です。
簡単に言えばこのパーツ、リアブレーキへの油圧の分配を行うバルブ。基本的にこのPバルブはフルード漏れがない限り通常交換の必要はありません。が、どーもウチの500の場合、前後のブレーキバランスが悪くパニックブレーキともなるとフロントが早期にロックする傾向が強く、現状ではブレーキコントロールが非常にシビアな状態になっとります。その原因のひとつとしてPバルブの劣化があるのではないか? と。
もちろん、フロントに大径ブレーキロータを入れていることや、リアに比べてフロントの車高が低い=前荷重気味という理由もあるけれど、いずれにしてもリアブレーキがあまり仕事してないことは確か。
その改善のヒントを与えてくれたのが同じユーノス500乗りのMERCURYさんが実際にやったコトを思い出して、車検を機にメニューに加えてみました。
3
このPバルブの交換には当然ブレーキラインから切り離すため、交換後はブレーキフルードのエア抜きが作業必要になります。車検整備の時にはブレーキフルード自体の交換を行うので、ついでにやってしまえば一石二鳥というワケ。
もちろん通常の車検費用にはこのPバルブの交換作業は含まれませんから、別途工賃のエクストラが必要となりますが、単体での交換作業を行うよりは大幅に安く済んでおります。
さて、交換前後の数値が気になるので測定値の記録をお願いしたハズだけれど…、、、手違いで測定前のデーターが分からず仕舞いに。。。 画像は交換後に測定した数値なんですが、これでは数値の比較ができず企画倒れになってしまいました…。
が、数値以上に交換後、明らかにブレーキのフィーリングの違いが感じられました。具体的には低速域での初期応答性が良くなっていたこと。そして一発目にブレーキペダルを踏んだ時の制動の立ち上がり方に変化が見られました。
懸案のフロントタイヤの早期ロックは確認できていないものの、ブレーキパッドをスポーツタイプに換えた時のような、制動感が感じられたので効果があったとみられます。
4
■車検諸費用
自賠責保険 2万2470円
自動車重量税 3万円※1
印紙代 1800円
車検代行申請料 1万290円
車検整備セット 4万2000円
(24ヶ月点検+Eオイル+フィルター+ブレーキフルード交換含む)
Vベルト 2362円
Vベルト 3150円
Pバルブ 9345円
Pバルブ交換工賃 4725円※2
消費税 3594円
合計12万9736円
※1 製造年から18年目ですが書類上、初年度登録から17年目であったため、
自動車重量税は7800円の減税が適用されています。
※2 工賃は車検整備と同時作業のため特別価格。通常工賃とは異なります。
[PR]Yahoo!ショッピング
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク