フロントブレーキパッド交換(9万1626km時)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
先日の点検でフロントブレーキパッドの残量がないと言われていたけれど、交換作業は自分でやることにしました。
ベリーサは日常のタウンユース程度ですからノーマルパッドでも十分なので、軽い気持ちで純正パッドを発注しようにも意外な回答が。これが1万円もするというじゃないですか! ノーマルパッドなのに!?!?!?
こう言っちゃなんですが、その値段を出すならスポーツパッドが買えてしまいます。かといってスポーツパッドほどのスペックはいらないし、そもそも得てしてブレーキダストが多くなるとイチイチ掃除が面倒なのでそれを買うのも気が引ける。
そこで価格が抑えてある純正相当の社外品の補修品を取り寄せることにしました。
Mメカによればあまり安すぎるのはアレだけど、ロードパートナー辺りならいいんじゃない? ということでそれに決定。数日後にブツが届きました。
■ロードパートナー
DC系/DY系
フロントブレーキパッド 4675円
2
ブレーキパッドの交換くらい楽勝でしょ〜なんてくらい気楽に作業を開始。
いつものごとくササっとジャッキで上げて、ウマをかけ、フロントタイヤを外してセットアップ完了。が、順調だったのはここまでで…。
3
本当はブレーキローターの同時交換も薦められていたけれど、取り急ぎ今回はフロントブレーキパッドの交換だけにしました。
一見してなんの変哲もないブレーキキャリパーです。が、これを分解するのにキャリパー上部を留めているボルトにはヘキサゴンソケットヘッドのボルトが使われており、これがまた手持ちのレンチは6mmも8mmも合わず…。
あぁ??? 7mmだぁ???
一般的な日本車では本来使われないサイズですが、欧州車などはこういったサイズが見られるのだとか。
というのもこの当時のマツダ車あるあるのようで、フォード傘下で最も色濃い時代のクルマならではの事らしく、同時期のアテンザやアクセラでも同様の事となっており、ベリーサ/デミオ(DY)も例外ではありません。母体とするフィエスタと車台やらなんやらパーツを共用していた事でこんな珍事となっていた模様。
そんな事とはつゆ知らず、作業を始めてから知ったところで後の祭り。。。ここで一旦作業中断。が、工具を買いに行こうにも我が家は縦2台駐車でその前側で作業をしている関係で、このままでは奥に入ってるユーノス500は出せない。一方3rdはたまたま点検でMメカのところへ預けっぱなしで不在…。
もぉぉぉ! 2度手間!
仕方なくもう一度タイヤをつけて、ジャッキで下ろしてベリーサで工具を買いに行く羽目に。
4
最寄りのアストロプロダクツへ行って、7mmのビットソケット(352円)を購入。
とんぼ返りで自宅へと戻り、またジャッキで上げて作業を再開するとあっと言う間に外れました。
まったく、こんな小さな工具1個のために…ブツブツブツ…。
5
外したキャリパーに付いていたパッドを見ると、ほとんどベースギリギリの状態でした。良い子はマネしてはいけません(^^;;;
ここまで減っているとキャリパーのピストンが目一杯出てしまってます。このままでは新品パッドが入らないので、とりあえず仮組みしてピストンをバールで押し戻しますが、その前に…。
6
ブレーキパッドが減っていくに伴ってブレーキフルードを継ぎ足しているので、そのままピストンを押し戻すとフルードが溢れてしまいます。
そこでブレーキフルードタンク内のフルードを、あらかじめ抜いておく必要があります。
フルードタンクから抜く方法としては、私はオイル差しを使って吸い取っています。
7
これは余談。
キャリパーを外した後、宙ぶらりんとか、上に乗せたままにしておくと不安なので、適当なところへ引っ掛けておくと安心です。
このフック、本来の用途は分からないけれど、たまたま100均で見かけた時に買っておいたもので結構役立ちました。
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外したブレーキパッドはご覧の通り言わずもがなです。
ちなみに新品は11mmほど厚みがあり、約3万3000km程度でここまで減ったという事になります。
9
ブレーキパッドを組み付ける前に下準備。
ブレーキ鳴き防止用のグリースの“ディスクガード”を塗ります。
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これが冒頭のキャリパー上を留めている7mmのヘキサゴンソケットヘッドのボルト。
このボルトはスライドピン式なので、シリコーングリースを塗っておくことが大事です。これを怠るとキャリパー固着の原因となるので忘れずに。
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ブレーキパッドを分解した手順で組み付け、キャリパーを固定したら終わり…ではなく、これまたちょっとコツが必要でした。
キャリパーを固定するピンの取り付けにはコツを掴むまでちょっと面倒です。
普通に差し込めばいいと思いきや、テンションがきつくてキャリパーに刺さる穴(矢印)にどうしても入りません。というか、後から入れようとしても無理です。
12
そこで先にピンを上下の穴に入れ、下側の穴からピンが抜けないように上から押し込んだまま、ピンの下端にドライバーを入れてグイっと引っ掛けるようにハメるといった手順でやっと装着できました。
これでやっと作業完了。もぉ、なんかこのクルマいろいろ面倒くさい!
初めて作業する場合、思いのほか面倒な事になるので、もしご自分でやる場合は工具をよく確認して時間に相当余裕を持たせて始めることをオススメします。
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