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2016年05月01日 イイね!

愛車記念日

愛車記念日今日は車が愛車に変わった記念日

新車当時のタイヤに戻して愛車の内外を掃除し記念撮影
標準スタイルはやっぱりいいね
白いホイールと6.00の下駄山は永遠に不滅です

写真をPCに写すときに気づいた
ファイルネームが IMG-1984.jpg
車の製造年が 1984年

小さいけれどもうれしい偶然

今日はよい記念日になりました
Posted at 2016/05/01 20:06:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 無駄話 | 日記
2016年05月01日 イイね!

その出会いは永遠

その出会いは永遠子供の頃、先生が変な自動車に乗っていた。

なんか普通と違う。

うるさいし、煙いし。四角くてへんなクルマ。

でも毎日見ているうちになんとなく忘れられなくなってた。



数年が経ち、少しだけ大人に近づいた。
そんなつもりでいる微妙な年頃。

仲間と徹夜で遊ぶようになり、近所の友人の家で朝を迎え、
適当に目が覚めると家まで歩く、そんな夏休みだった。


うっすらと朝靄が続く明け方の国道はどこまでもまっすぐで、一番遠い所で一つの点になる。
夏とはいえ、明け方は少し寒い。
路上には一台の車もなく、まるで静寂な世界に一人だけ取り残されたような不安な気持ちと、朝の空気の凛々しさ。


ふと、何かが聞こえたような気がして振り返った。


あの音だ。あの音が聞こえる。
久しく聞いていなかった、あの音。
姿は見えなくとも確信した。あの車だ。
朝靄で見えないが、甲高い音が聞こえている。

少しずつ音量を上げ、焦らす様に現れたその車は、
見せ付けるかの様にその音をドップラーさせて過ぎ去った。


存在感を強烈に誇示したその車は、背伸びしていた自分の心をを子供の頃に戻した。
姿が見えなくなるまでずっと目に焼き付け、耳で記憶した。



決して忘れる事の出来ない情景。
そしてこの時、全てが決まった。

俺、いつかアレに乗るんだ。そんな予感がした。


兄貴が免許を取り、暫くして車を買った。
驚いた。あの車だった。嬉しかった。

けど、何かが違う。
綺麗で、音も静か。形は同じなのに。
何故かはわからなかった。


モデルチェンジによって新しくなり、エンジンが変わっていた事を知った。
俺が気になっていたのは古い、もう販売されていない古いモデルだったのだ。


それから数年が経ち18になるとすぐに運転免許を取った。
しばらくは兄貴の車を借りていたが、所詮兄貴の車。俺のじゃない。
だから自分の車が欲しかった。

バイトしてお金を貯めた。

そして中古の車を買った。

もちろんあの車だ。
古いモデルの。所々錆びてる。あちこち漏れてる。それでも俺は満足だった。
そうだよ、俺が乗りたかったのはこっちなんだよ。

独特のエンジンフィーリング。古いが故に軽い。軽いが故の走行感。
兄貴は評価してくれた。
だが、自分がどんなにその車が好きでも、周りの人には全く理解されない。
古くてボロイ車。そしてその評価はこの後もずっと続く。



5年程乗ったある日、兄貴から電話があった。
「車変える事にした。俺の方が年式も新しいし、お前が乗ってるのと交換するか?」
正直動揺した。兄貴のは燃費がいい。加速も速い。雨漏りも無い。
静かだし、クーラーもカセットデッキも付いている。
錆びてもいない。もう、どうやっても交換しない理由が見つからない。

けれども自分の車もボロくともまだまだ走れる。何より気に入ってる。

どっちと決める事もできず、うやむやな返事を繰り返すまま2週間が過ぎた。
しかし、悩んでも考えてもどうしても決めることが出来ない。

兄貴から「どうする?」という連絡が毎日来るようになった。
明日決めると伝えた。

次の日、明け方に家を出た。

5年連れ添った俺の車。
最後を飾るに相応しい、よく晴れた最高のドライブ日和。


悩みがあるとき、俺はいつもあの山に行く。
もう何度も行きつくしたあの山。
楽しい思い出も悩み事も、この車とあの山はセットだったな。

車ははいつもと変わらない。エンジンも調子良い。

いつもなら気分よく走れるのだが、今日はとてもそんな気分にはなれない。
乗り味、エンジンの音、風切り音。鉄の匂い。車の匂い。

もうこいつとこの山に来ることも無い。
だから、全てを脳裏に焼きつけようとした。
全てを覚えていたい。
いつまでもこのままでいたい。
このままずっと走っていたい。

どこまでも。

どこまでも。

忘れたくない、今、この瞬間。


そして写真を撮る。
記念写真だ。
他人が見ても何の面白味もないただの車の写真。
とても大事な、最後の写真。
一緒に写ってる俺は全く笑ってない。


ひとりで運転していてもひとりじゃない。
ひとりと1台。いつもそう思って走っていた。
けれども、これからはひとりで走らなければならない、そんな淋しさを感じながら来た道を戻るしかなかった。

家まであと少しと言う所で、思いあって車を止めた。
十字路で切り返してUターンし、近くの河原へ向かう。
エンジンを止め、ウッドハンドルに頭を預ける。
アナログ時計の秒針が刻む小さな音だけが聞こえる。

どれ程の時間が経ったのだろう。
頭を挙げると周囲は少しだけ夕日に染まっていた。
そしてエンジンをかけた。
アクセルを床まで踏んで河原を滅茶苦茶に走った。
ハンドルを目一杯切ってスピンさせる。
バック全開からハンドルを切り、ブレーキ。
切り返して180度ターン。
トップギアでの発進。土手を駆け上り、滑り降りる。
自分でも何をやっているのか分からない。
初めて車を「可愛がらない」運転をした。

「何で壊れねぇんだよ!畜生!」
思いっきりダッシュボードを叩きつけた。
車は何も悪くないのに。悪いのは俺なのに。

夕陽を受けた土煙りに包まれて、辺りが何も見えなかった事を覚えている。

エンジンは何事もなかったかのようにアイドリングを続けていた。


泣いた。
運転席に座ったまま泣いた。


大好きだった、俺の車。


納車された日、うれしくて車の中で一泊したっけ。
さすがに次の日は部屋で寝たが、夜中に3度見に行ったな。

いまどきチョーク引く車なんて無いだろ。だがそこが良いんだよ。

夜中の始動は厳禁。近所から家の電話に苦情が来るんだよ。うるさいって。

なんかいいんだよね、この車は俺の弟みたいなもんだ。他人にそう説明してたな。

やっと取り付けたカーステは一週間後に雨漏りで壊れたっけ。

狭い車内、男四人で明け方まで語り明かしたな。
暖房つけてるのに暖房付けろよと言われたし。うるせーよ、コレで全開だ。

エアコンなくてウチワで扇いでいたら隣の車に笑われたな。

周囲の反対を押し切って缶スプレーで全塗装。辞めときゃよかった。

冬の寒い日、エンジンが掛からなくて遅刻したな。

踏切待ちの時、ガス欠で立ち往生。燃料計が壊れてた。後ろからクラクションの嵐。
煽られても怒鳴られても、動かないものは動かない。

付き合い始めたばかりの彼女を乗せて今日と同じ山に行ったっけ。
普段は調子良いのにそういう時に限ってエンジンが止まる。
憎らしく、かわいい奴め。
日曜の修理工場はどこも閉まっていた。

深夜、雪の降るなかを滑らせながらスキー場に行ったっけ。
2月の車中泊は結露した車内が凍って冷凍庫のように霜だらけ。
この車でやってはいけないと知った。凍死寸前だったよ。

狭いけど、後ろで対角線に斜めになれば寝られるぞと、彼女と二人で無理やり北海道一周車中泊。
出発早々、エキパイが折れてその後は爆音旅行だったな。

旅館でチェックアウトするとき従業員が「お客様の車、動かせないんですが・・・」だと。
あ~、無理無理、こいつは俺しかエンジン掛けられないのさ。

  俺しか、な  。




そうだ。あの時から全て決まっていたんだ。
昔、思い描いた自分は今ここにいるんだ。


家に帰り、親に覚悟を話した。
「バカだよ、お前は」と言われた。
兄貴に電話した。兄貴は「そうか」とだけ返事をした。
それ以上は何も言わなかった。




時々、「なんで乗り換えないの?」と聞かれるが、そのたびに
「ん、金無いからさぁ」と答えている。

彼女はいつしか俺と同じ苗字になり、北海道旅行のビデオを見て娘が言う。
「車、同じなんだね」 と。

ダッシュボードの凹みを触ると、数々の思い出がよみがえる。




もう悩む事はない。
これからもずっと一緒だ。

俺の相棒、スズキジムニー SJ30





  あのときの情景は、
 今も脳裏に焼きついている
Posted at 2016/05/01 18:59:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 無駄話 | クルマ
2015年05月29日 イイね!

ジムニー 車中泊

旅に出る時にちゃんと寝られるように、ジムニー拡張キットを作ったことがあった。

リアゲート(幌なのであの細長いゲート)をあけると天板と底板がでてくる。そう、チョコボールのくちばし状態である。そして天板と底板以外の開口部はビニルレザーでかっぽりふさがる様にした。天板、底板ごとカバーされているので豪雨でも雨漏りすることは無かったが、拡張キット以外のフロントウインドウ周りの雨漏りはそのままなのが笑える。

足を差し入れて、荷台のトノカバー(木製)をテーブル代わりに夕食を摂る。センターピラーには電池式のランタン。歯磨きの残り水はフロアのドレンからこっそり捨てる。
通り掛った人が、Myジムニーのチョコボールくちばしを見て言う「なんだこれ」。
うるせーよ、中で人が寝てるんだぞ、だまれよ。と心の中でつぶやく。

おかげで二週間の旅でも熟睡することが出来、非常に重宝したのだが・・・そういえばアレ、どこ行った???
Posted at 2015/05/29 17:32:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 無駄話 | 日記
2015年05月27日 イイね!

ジムニーのタイヤ

ジムニーは一生ジープサービスだ!!!と言ってたのに、今となっては入手不可・・・

ジオとかで誤魔化しているけど、やっぱりサンマルの理想は1ゲタ2ジープサービス。

そのジープサービス6.50-16を3本確保してあるのだが、車はタイヤ3つじゃ走らネェ。
あと一本!どこかに落ちてないか・・・

あとゲタ山も欲しい。テッチンとゲタってもう、痺れるようなグッドデザイン賞ですわ。
ゲタ一組とジープサービス一組があればもう十分なんだけどなぁ
Posted at 2015/05/27 09:50:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | 無駄話 | クルマ
2015年04月13日 イイね!

ヴィヴィオ ビストロ

狭いのがよい。ドアが4枚有るのも良い。内装は古さを感じさせるが安さは感じなかった。必要なものが飾り気無く必要な場所に配置されている。
とぼけた外観と目が覚めるような痛快な走り。穏やかに走ると上質な質感。攻めると打倒アルトワークス。この2面性が最高。
久しく忘れていた、低い視線。ドライビングの基本体勢。
速い軽い楽しいかっこいい可愛い。軽自動車に快適さを求めていない自分にもうこれ以上の出会いは無い程の最高の自動車だった。
「スバルの軽を知ってしまうと、他の軽は乗れなくなるよ」はマジだった。
ただし今の軽はスバルじゃない。営業マンがうちの軽はダイハツさんのですからと、悔しそうに言ってた。やっぱり好きなんだね、YOUも。


しかし14万キロで心臓部が死亡の為、泣く泣く放出。
本気で好きだった。決して忘れない。
スバル車を降りたが、心は一生六連星。


Posted at 2015/04/13 16:47:50 | コメント(0) | 無駄話 | クルマレビュー

プロフィール

「@オフサル さん まだ購入出来てません。カミムラさんとこのは良心的な車が多いですね」
何シテル?   11/17 10:57
自転車から自動車まで幅広く大好き。 どちらかと言うと古い車のほうが好きだが、どちらかというと錆が嫌い。 バイク大好き。今は特にカブが楽しい。 SJ...

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