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432pmの愛車 [トヨタ サクシードバン]

整備手帳

作業日:2020年10月24日

ウォーターポンプ交換+タイミングチェーンカバー脱着

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 12時間以内
1
サクシードは一時抹消中だが、走れるように整備は継続中。

ウォーターポンプは8年程前に1度交換済みだが、画像の通り合わせ面から漏水している模様で、暖気後はクーラントの蒸発臭がする始末…

実はこの原因は自分の整備不良にあると思われ、前回交換時に取付けボルト5本のうち1本を折ってしまってこれを放置していたため圧着が甘くなった模様…
2
画像黒丸が折ったボルト穴だが、破断箇所が深く目視できないことと、この辺りが車体フレームと近接していて整備性が悪いため当時は摘出を諦めていた経緯がある。

しかし、実はポンプは直接シリンダーブロックに固定されているのではなく、タイミングチェーンカバーが間に挟まっており、このカバーを一度外せば摘出できるのではと判断。タイトルの通りタイミングチェーンカバーの脱着も行ったわけである。

タイミングチェーンカバーは画像下端の断面で言えば左寄り1/4程度の幅の層となる。
3
蛇足だが、本車でのタイミングチェーンカバーの正式名称はオイルポンプASSYである。

最初は理解できなかったが、本車はオイルポンプとタイミングチェーンカバーが一体化しており、画像下側の部品全体でオイルポンプASSYと呼称しているようだ。

矢印の部分がウォーターポンプが取り付く箇所となる。

オイルポンプと記載すると紛らわしいので、ここではタイミングチェーンカバーと表現させてもらう。
4
チェーンカバーの脱着時は以下の部品が再使用不可となるので、事前に手配が必要となる。
※下記の番号は画像での部位番号?と対応しており、部品番号ではないので注意。

15100B No.1及びNo.2 Oリング2つ
15100C クランクシャフトシール

更に、チェーンカバー脱着にはシリンダーヘッドカバーの脱着が伴うので、画像にはないがシリンダーヘッドカバーガスケット(ゴムパッキン的なもの)も再使用不可となる。

ここで問題が発生…
モノタロウで注文しようとしたところ、上記Oリングが廃番になっているらしい。代替品番があるのではと思い、トヨタ部品共販に向かったところ、なんと四月から一般ユーザー向けの販売は廃止したとのこと。

残す道はディーラー経由で部品の適合確認、発注をしてもらうか、市販品で代用しか無さそうだが、上記モノタロウとのやりとりで時間の余裕が無くなったため自己責任で再使用することに…
5
タイミングチェーンカバー脱着に際し、主に以下の部品の脱着が必要になる。細かい部品は割愛。

・フューエルフィルタ
・バキュームポンプ
・オルタネーター
・エンジンマウント右側
・インタークーラー
・シリンダーヘッドカバー
・ウォーターポンプ
・パワステポンプ(ベルト脱着のための移動のみ)
・エンジンオイル全交換
・冷却水全交換

こう書くとかなり大掛かりに見えるが、
ひとつひとつの脱着にはそこまで専門性が必要ないため、狭小箇所でもボルト締結可能な工具と時間があればユーザーでも可能かなと思った。

自分の場合は通算で丸一日程度だったが、精神的なモチベーションの維持のため、2日は確保すべきと考える。外しで一日、取付けで一日。

画像はインタークーラー、シリンダーヘッドカバーを外したところ。
6
そんなこんなで無事カバーご開帳まで完了し、折れていたボルトも幸い6ミリくらい頭が出ていたのでネジザウルスで摘出完了。

しかし、本作業のハイライトはここから。画像のタイミングチェーンカバーへの液体ガスケット塗布である。

塗布箇所については整備マニュアルに記載されているので迷うことはないが、エンジンオイルは勿論、前述のとおりウォーターポンプ部分も含まれるためクーラントの漏れにも繋がる箇所なので緊張感のある作業となった。

使用した液体ガスケットだが、整備マニュアル記載のスリーボンド製品が廃番していたため、近所のホダカに売っていた1207Cを使用。耐オイルかつ耐冷却水とあるので恐らく問題ないかと。
7
交換後のウォーターポンプを上から見たところ。

脱着の際は前述のとおり車体フレームが近接しており各ボルトの脱着には苦労した。特に1ND車はNZ車に比べてエンジン長が長くフレームとのクリアランスが狭いと感じた。

打開策として、右側エンジマウントを外すことからエンジンを多少上下することができるため、ジャッキを上げ下げして、上から又は下から作業することでなんとかいった次第。

特にタイミングチェーンカバーの脱着は軽く知恵の輪状態で、一度外に出したカバーを液体ガスケット塗布後に組み込む際はガスケットを他部位に当てずに組み付けるのが本作業の最難関かと…
8
シリンダーヘッドカバーまで戻したところ。ここまで来ればあとはインタークーラーやフューエルフィルター程度となるので9合目といったところか。

無事にすべて組み付けできたので、エンジンオイルと冷却水を投入し、始動。

しかしなかなか着火しない。

一度フューエルフィルタを脱着したことで燃料ラインにエアが噛んだようで、同フィルター上部の手押しポンプを操作し、根気よくクランキングを繰り返していくと無事に起動できた。

なお、1ND車の冷却系統は複雑なようで、整備マニュアル通りに進めてもなかなかアッパーホース(エンジンからラジエターに戻ってくる上側の配管)まで水が回ってこない。なお、水が回っているかの確認はアッパーホースに触れてみて水がある感触や温度を確かめるか、ヒーターをMax Hotにして作動させ暖かい風が出てくるかで確認できる。

自分の場合は1時間近くアイドリングしてもヒーターの風が冷たかったので、アッパーホースのラジエター側を外しエンジン側へ冷却水を投入し、回転数を数十秒3000rpm程度にしたら温い風が出るようになった。

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