エアコンガス補充

エアコンのメンテナンスとしては、8年前にBARDAHL ACフラーレンC60を添加して以来、ノーメンテナンスの状態が続いていました。
昨年あたりからエアコンの効きが弱いと感じるようになり、夏本番を迎える前にガス補充をしました。
用意したのはチャージングホース、エアコンオイル、カーエアコン用冷媒です。ホースはAmazonで1,195円、オイルはデンゲン社のR134a専用PAGオイル（同636円）、冷媒は日立のカーエアコン用冷媒 (200g) HFC-134aを2本（同1,186円)、合計3,017円となりました。

ガスの充てんはエアコン配管の低圧側ポートから補充します。SGはオイルレベルゲージ近くのⅬと表示されたキャップが取り付けられているポートです。

ガス補充前の吹き出し口の温度を測ってみたところ14℃でした。これでは広い室内を冷やすには温度が高すぎます。

まず初めにエアコンオイルから入れます。圧力ゲージ左側の短いホースにオイル缶をねじ込みますが、この時缶に穴を開ける針は引っ込めておき、缶に穴を開けないようにします。続いて圧力ゲージ右側の長いホースの先をエアコン配管の低圧ポートに接続します。そして、ホース内の空気を排出させるため、オイル缶を少し緩め、「シュッ！」と音がしたら再度締め込んで準備完了です。

エンジンを始動して、エアコンを内気循環、最低温度、最大風量にします。そして缶に穴を開ける針のノブを回し、穴が開いたら針を戻すと充填が始まります。
この時に圧力ゲージを確認したら、意外にも圧力は40psiで正常範囲でした。しかし、サイトグラスを確認すると泡が流れて白くなっているので、冷媒が不足していることがわかります。ネットで調べたところ、エアコン各部に異常がなければ理論上ガスが減ることは無いのですが、振動や配管各部のゴムの劣化等で1年で10グラム程度のガスが減少するそうです。私のSGは19年経過車なので、こうなるのは当然と言えば当然ですね。オイルを充填をするときは缶を逆さにして手で温めながら少し振るようにするとオイルが入りやすくなるようです。

オイルの補充が終わったら、同じ要領で冷媒を補充します。但し、オイルを入れる時と違い、缶を逆さにしたり振ったりはせず、手で温めるかエンジンの熱などを利用して冷媒を気化させながら充填します。(写真では撮影のため缶が横を向いてますが…)私のSGは冷媒1本ではサイトグラスが白いままだったので、2本目を投入しました。

針を操作し圧力ゲージとサイトグラスの状態を確認しながら、サイトグラスが透明になってきたところで充填を終了しました。冷媒は入れすぎても良くありません。

しばらくアイドリングして、各部に異常がないことを確認して終了です。
その後、吹き出し口の温度を測ってみたところ6℃まで下がっていたので、満足のいく結果となりました。
ここまで時間にして20分程度、エンジンオイル交換よりも手間がかからず、費用も業者に依頼すれば倍以上かかります。また、ホースは次回にも使用できるので、それを考慮すれば大変コスパの高いメンテナンスだと思います。（但し自己責任です）
ちなみに作業方法はYouTubeで検索するとたくさんでてきますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

2019/6/29追記
ガス補充後アマゾンを見ていたら、PiKAL エアコンプロテクターEXがガス購入時の半額以下の512円になっていたので購入しました。エアコン添加剤としてはWAKO'Sパワーエアコンプラスが有名ですが、お値段の方も相応です。現状で冷え方も十分ですし、コンプレッサー作動時の重さも感じないため、高価な添加剤を使うまでもないと思い、こちらの安価な添加剤を注入しました。安価といってもアマゾンのレビューでは割と高評価なので、本品の漏れ防止効果に期待して、お守り代わりの１本です。