
ブログはちょっとご無沙汰・・・MAZDA3とAUDI TT比較はだいぶご無沙汰でした(^_^;
昨今の流行病に対する対応や行政機関に提出する書類がようやく落ち着いてきたので、再開できますねw
この時期にMAZDA3とAUDI TT比較をするならコレしかないでしょう!
オホーツク沿岸に住むナマの4WD比較ですね。
比較対象である両車とも2WD(FF)と4WDのグレードがあります。
もちろん私のは両方とも後者です!
愛車紹介に詳細は記載しておりますが、MAZDA3はSKYACTIV-Xの4WD(6MT)モデル。
採用されているシステムはエンジン横置きのFFベースで電子制御カップリング方式の「i-ACTIV AWD」と「G Vectoring Control Plus(GVC Plus)」ですね。
AUDI TTはquattro S-line(6速DCT)はquattroですからもちろん4WDです。
quattroと一言で言っても、その種類は多岐にわたります。
おおざっぱに言えば、A4(Q5)以上のquattroはエンジン縦置きでセンターデフ方式の伝統あるAUDIの4WDシステム。
A3(Q3)以下のquattroはエンジン横置きで現状では第5世代ハルデックスカップリング(電子制御多板クラッチ)を使用してAudi独自の四輪駆動制御を施しています。
もちろんTTは後者のシステムです。
両車の概要はこんな感じですが、ハッキリ言って制御の仕方は非常に似ていると思います。
システム名称やメーカーこそ違うが、要するに両車ともFFベースの4WDシステム。
ターマック(舗装路面)では通常走行で何も変わりません・・・って言うか、私のような「ド素人」に何がわかるか(>_<);
問題はアイスバーンや雪道のいわゆる低μ路です。
こうなると私のような「ど素人」でも何とかわかります(^_^;
私が以前乗っていたRX-8 TYPE-SやR33GT-S t(どちらもMT)のようなFRだと低速ドリフトでも遊べるくらい楽しかったですが、今は昔・・・
ところがどっこい、今のFFベース4WDはその気になればドリフトもできるし、以前ほど「どアンダー」ではありません。
下の写真のようなアイスバーンの高速コーナーでもほぼオンザレール感覚で駆け抜けられます!
制限速度60kmですが、地元の方々は+20くらいでも普通に走っていますので、パトちゃんがたまに居ます・・・
本州ナンバーだと40~50kmかな。
話が時々脱線しますが、要するに横滑りもしずらくなっているし、安心感は両車ともあります。
実は私の愛車紹介「AUDI TT」のパーツレビュー「QUATTRO」でも詳しく説明していますので、そちらも合わせてご覧いただくとわかりやすいかもです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/963018/car/2252758/7931201/parts.aspx
普段は前輪にトルクをかけて、後輪は常に待機トルクを数%かけておき、いざとなったら瞬時に後輪のトルクを最大50%まで持って行く、という制御思想は一緒だと思います。
両方とも電子制御多板クラッチを介して前後輪のトルクを制御しています。
多板クラッチの間の隙間、アクチュエーターが起動して多板クラッチを動かすまでのタイムラグ、スプラインのガタなどを考慮して、後輪に待機トルクを与えておかないと、
「前輪(駆動輪)が滑った」→「センサー感知」→「コンピュータの指令」→「アクチュエーター起動」→「各所のガタのわずかな動き」→「多板クラッチの制御」→「後輪へのトルク伝達」
という行程を経ることになります。
待機トルクをちょっとだけ与えておくと前述の行程がほぼなくなって瞬時に後輪へのトルク伝達が可能になります。
MAZDAのデータはわかりませんが、AUDIの場合は1000分の何秒単位でトルク伝達が行われるというカタログスペックです。
私の感覚ですと、気持ちMAZDAの方が制御が遅い感じがしています。
QUATTROだとそういう意味では前後輪のリジッド感がありますね。
あくまでもなみじの感覚ですが・・・(^_^;
深めの雪だとハンドルは取られるわ、加速はしづらいわ。
要するにタイヤと凍った路面の間に多量の粒子があるわけで・・・
こうなると両車とも全く同じと言っていいかもですね。
低μ路のコーナリングでは語らねばならない事がもう一つ。
ここが最も違うところです。
最初にちょっと書いたMAZDA3の「G Vectoring Control Plus(GVC Plus)」があります。
これに対してAUDIはquattroのシステムに内包する「トルクベクタリング」
ここの制御方は全く違いますね。
求めようとする結果は近いモノがありますが、私に言わせれば走りが違います。
舗装路面ではそれほど気になるレベルではありませんが、アイスバーンだと全然違います。
MAZDA3の「G Vectoring Control Plus(GVC Plus)」はターンイン、ターンアウト時のエンジン制御で要するに前輪への加重を「その時に」コントロールするモノ。
https://www.mazda.co.jp/cars/mazda3/driving/gvc_4wd/
コレによって乗り心地も向上、低μ路での安定性も確保するという優れもの。
本当にMAZDA3は優等生です。
しかしやはりquattroと比べると・・・欠点がないでもない。
長いコーナリング中や上り坂のカーブになると常に外側輪と内側輪に「常時」トルクの差を生んでいるAUDIのトルクベクタリングの方が安定しています。
私が走る場所はアイスバーンの長いヘアピンやアイスバーンの上り坂が多い地域。
そういうシチュエーションではquattroに軍配が上がりますね。
もちろんMAZDA3とAUDI TTの4WD対決はFFベース4WDとしては世界的にもトップレベルであるのは言うまでもないと思っています。
その差は僅差です。
MAZDAのi-ACTIV AWDはquattroに近い制御でかなり安価であることを考えると、世界一コスパの良いAWDかも知れませんね。
しかし、私かベストと思っている4WD方式は、FRベースの4WDなんです。
30年ほど前、実家のクルマがR32 GTS4の2Lターボ車でしたが、FRベースのアテーサE-TS。
R32GTRと同じ4WDシステムは雪道でも舗装路でも楽しかったです。
今、FRベースの4WDを買おうとすると・・・とてもムリですね(^_^;
でも夢は・・・RX-VISIONのFRに乗りたい!
もちろんMTで!
ロータリーでMTでFR・・・そういえば昔はさっき写真も出しましたが、冬でも北海道の峠越えをしょっちゅうしてました。
それが出なければ、メルセデスCクラスクーペC43AMGならFRベースの4WDなんかもありかも。
BMWのM4にXdriveが入りそうだけど、顔が好きでない(>_<)
夢みたいな話をしていますが、実際先立つものが・・・
なんて言いながら冬も走れるAUDI TT気に入ってるので、しばらくはこのままで行くような気がします。
まだまだ冬ですので、積雪寒冷地の方々におかれましては十分注意して走りましょうね!
それと、東北・関東地方の皆様におかれましては、昨日の地震大丈夫でしたか?
被害に遭われた方におかれましてはお見舞い申し上げます。
ではまた会いましょう!