ハイビームHID化
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
写真に示すコンバージョンキットを用いて,ハイビームをハロゲンバルブからHIDに換装しました.
既に換装済みのロービームとフォグランプも併せて,それぞれに使用したキットを以下に記します.
ロービーム :35W 4300K (スフィアライト) \15,200 (送料別)
フォグランプ:35W 3000K (ベストスクエア) \13,500 (送料込)
ハイビーム :35W 4300K (デジイン) \3,600 (送料込)
...どんどん安物になっていく.
2
キットに添付されていた取扱説明書から,配線に関する部分の抜粋です.図では,バラストとイグナイター(点灯開始時に20kVを発生する部品)がセパレートになっていますが,現物はイグナイター内蔵型のバラストです.純正バルブに接続していた電力線をバラストにつなげるためのアダプターケーブルを図中,赤い破線で囲んであります.RVRにコンバージョンキットを適用する場合,このケーブルをゴムキャップ(青い破線内)から抜き取る必要があります.
3
写真1に黄色い楕円で示すHB3カプラーの根元に時計ドライバーを押しこみ,プラスチックのツメを電極から離れた状態に保持しつつコードをカプラーから抜き取ります.青と黒のケーブルをカプラーから抜き取ったのち,上記ケーブルをゴムキャップから抜き取ります.ケーブルを抜き去った後のゴムキャップの穴はバスコークで埋めました(写真6参照).
4
ハイビーム後端のカバーを貫通して,ヘッドライトASSY内部へ通じているケーブルをカバーから取り外します.赤い矢印で指し示すツメの部分に時計ドライバーを押しこみ,ツメを電極から離れた状態に保持しつつコードをカプラーから抜き取ります.赤と黒のケーブルをカプラーから抜き取ったのち,上記ケーブルを純正のゴムキャップごとカバーから抜き取ります.
5
カバーの穴径を拡張して(今回はφ24),コンバージョンキットのゴムキャップが取り付くようにします.写真では撮影のため, HIDバナーをヘッドライトASSYに装着する以前にゴムキャップをカバーに取り付けています.実際にHIDバナーをヘッドライトASSYに取り付ける際は,邪魔にならないようカバーを分離した状態でバナーをヘッドライトに取り付け,その後,カバーにゴムキャップを通します.
ノーマルバルブに戻す必要が生じたときには,このゴムキャップだけは再利用することになると思います.
6
お馴染みのカラ焼きを済ませ,さあ後はヘッドライトASSYにバナーを装着するだけだ,という段階で思わぬ伏兵が待っていました.バナーをどんなに強く押し込んでも,バナーのツメがヘッドライトASSYの受け金具の中に入ってくれないのです.ニッパを使ってバナーのツメを寸詰めしたり,ヤスリがけしてツメを薄身にしたりと3時間くらいもがいたのち,純正HB3バルブと比較してHIDバナーのオーリング(赤いゴム製のリング)が厚いことに漸く気付きました.リングを交換すると難なくバナーをヘッドライトASSYに装着できるようになりました.やはり安物はそれなりに手間がかかるものと覚悟する必要があります
7
黄色い楕円で示す箇所に運転席側(写真上部)と助手席側(写真下部)のバラストを固定しました.固定に際して,運転席側は両面テープとタイラップを,助手席側は付属の固定金具とタイラップをそれぞれ使用しました.
写真3と4に示すむき出しの電極を,一旦これらから分離していたHB3のオス・メスカプラーに差し戻し,その後,カプラー同士をつなげます.アダプターケーブルのもう一端のカプラーはバラストに差し込みます.
8
[写真上部] ロービームのみ点灯.
[写真下部] ロー,ハイ同時点灯.まさに光の暴力.対向車がいるときにはハイビームは点灯できません.
ハイビームを発光が安定するまでに時間のかかるHIDに換装すると,パッシング機能を損ねてしまうのではないかと心配していたのですが,結果的に杞憂であることが確認出来,ホッとしています.
耐久性の検証はこれからです.バナー或いはバラストが故障した時点で,そのことをここに追記します.
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