かかこうのブログ一覧

Z33が登場してから、必ず試乗してきた新型Z。
RZ34も気になっていたけど、発売当初は受注制限もあったし、試乗車は最初から諦めていました。
が、受注再開して町中でもよく見かけるようになってきたこともあり、そういえば！と思い出したように試乗車検索。
けっこうあるある。

猛暑でたまらんが、時間も出来たので思い切って突撃。





バージョンST 6MTです。（車両本体価格 6,759,500円）
個人的にRZ34で好きな黒でした。



黒仕様は今まで何かと遭遇してきたのであまり新鮮さは無し（笑）
でもさすが新車。
オーラが違う！



改めてZ32と並べると全然違うなと。
スタイリングについては人それぞれの好みがあるのであえて触れません。






そしていざ試乗。



・エンジン始動
セル音がして、（たぶん）6点火で初爆。
ブォ～ンと野太いサウンドで回転が立ち上がる。
ファーストアイドリングの回転吹けは大きめ。
中暖機状態でそこまで吹け上がるか？という印象。
スポーツカーらしい演出でしょうか。
燃費的には不利、排ガス的には触媒を暖機する意味で有利。
たぶん後者かな。

念の為、再始動したけど同じ挙動でした。
こういうセッティングのようです。



・アイドリング ～ 空吹かし
アイドリング中の振動は気になりませんでした。
さすが6気筒。

空吹かしについては、相変わらず日産車特有というかZ特有というか。
吹け側はそこそこ速いけど、レスポンスが悪い。
重たい物にたくさん空気と燃料を押し込んで、圧倒的な爆発力で無理矢理持ち上げている感じ。
一方回転落ちは、相変わらず遅い。残念。。。
もさっとしたフィーリング、エンジン音質は本当にどの時代のZ共々そっくりだなと。
良くも悪くも、日産自動車の適合センスが昔から変わらず統一されていることに逆に感心しました。


あと着座位置。
まるで普通乗用車のように目線が高かったのが驚きです。
これはスポーツカーっぽくないなと！
個人的には、シートレールから交換してもっと下げたい。



・街中走行
お店周辺だけなので10分程度の短時間走行でした。

まずはブレーキ。
少し踏んだだけでカクっと効くので慣れが必要。
まぁZ32がダル過ぎるので両極端だったかも。
それにしてもよく効きます。


加速については、2速で一瞬だけ全開させてもらいました。
思ったよりターボラグを感じたものの、
それ以降の加速は暴力的なもので、全身が置き去りにされる感じ。
405ps、48.4kgf･mのスペックはすごいの一言☆
400ps以上は初体験でしたが、こういう世界なんですね。
加速中は速くて余裕無し。
正直メーター関連の数値なんて見てられん。
当たり前ですが、Z32の負けです（笑）

但し、カタログだと1600rpmから最大トルクを発揮するので、
ターボラグが小さいスムーズな加速感を期待していただけに、少し拍子抜け感もありました。
とはいえ土台48.4kgf･mなので、どこから踏んでも不満はなくトルクの塊感は常に体感できます。


あとエンジン音については、3000rpmぐらいまでは本当に静か。
ロードノイズの方が大きいせいか、エンジン音はほとんど聞こえないぐらい。
しかし3000を超えて回すと、あれっと思うぐらい途端に音が大きくなる。
いい音ではあるけど、音の落差に違和感。
86みたいにスピーカーから演出で音を作ってるんでしたっけ？
常用域でもいい音が聞きたいので、やはりマフラー変更したくなるかな。



・内装
荷室は浅いけど広さはそこそこある印象でした。



メーターフードのこの凸凹感、もう少し何とかならんかったんかな。

あと内装色については、個人的にはもう少し落ち着いた色合いが選択出来てもよかったのかなと。
青がちょっと青すぎるかな。



車で700万円と聞くと、もう少し豪華な印象を持ってたので、
少し物足りない感が拭えませんでした。
せめてもう少しZらしさ的な拘りに振ってほしかったなと。
とはいえ、こんな物価高騰の時代に、この値段で新しく生み出した事実がすごいことだと思います。




RZ34、今まで見るだけでしたが、試乗するとまた違った印象でした。
脈々とZらしさを受け継ぐ一方で新しさも実感でき、それが体感できたのがとても良い経験になりました。
また今時の車らしくかなり完成度が高く、素人が簡単に手を入れられない感をとても感じました。
すごい車です。
次は9ATも試乗したみたいです☆


でも帰りにZ32を運転しながら、改めて自分はZ32派だなと。
この完成されていないフィーリングが良いんだなと。
ダルい操作感の割にそこそこある加速感とか、随所にもう少しこうしたいと感じさせるこの感じがいい☆
人間も変わり者だなと、色々気付けた今回の試乗でした（笑）

8月9日はZ納車記念日。
この1年も無事に走ることが出来て、2006年から何とか19年目に突入☆

とはいえ、昨年は車検後に経年劣化と見られるトラブルが続いて大変でした。
さすが30年物。
部品も減って値上がりするし、今後も大変です。





まずはこの1年のメンテナンスを振り返ります。
書き出すとめっちゃよーさんあるやん！




●アッパーホース水漏れ修理＆ラジエター交換
整備手帳_ラジエター交換
気温40℃の猛暑がホースの劣化にとどめを刺してしまったようです。
ラジエター自体は問題なかったけど、この機会にまとめてグレードアップ（銅2層式へ）。




●バッテリー交換＆セルモーター交換
整備手帳_バッテリー交換
整備手帳_セルモーター交換
エンジン始動性が悪くなってきた（クランキングが長くなる）ので、バッテリーとセルモーターの劣化を疑いましたが、真因ではありませんでした。
結果的には単なるリフレッシュということに。




●エアレギュレータ交換
整備手帳_エアレギュレータ交換
冷機始動後の暖機中に回転が上がらないアイドル不安定が発生。
想定通りエアレギュレータの固着でした。



●クランク角センサー交換
整備手帳_クランク角センサー交換
始動時ロングクランキング、3000rpmでの息継ぎ症状の真因がクラセンでした。
30年経つとここも不具合起こすんですね。
これには参りました。




●ボンネットインシュレーター＆エアバッグコーションラベル交換
整備手帳_ボンネットインシュレーター交換
整備手帳_SRSエアバッグコーションラベル交換
部品がある内にということで交換しました。




●純正シートの補強
整備手帳_純正シートの補強①
整備手帳_純正シートの補強②
純正シートのヘタリを感じ、素人補強を施工（笑）




●リアタワーバー取り付け
整備手帳_リアタワーバー取り付け
かかこう号にはめずらしい性能アップチューン。
効果が体感でき満足の一品。




●RECAROシートリフレッシュ
パーツ_SR3 Millennium改
長年愛用してきたSR3 Mikkenniumの座り心地改善のため実施。




●シートベルトガイド装着
パーツ_不明シートベルトガイド
RECAROシートのショルダー部分とベルトが擦れて剥げてきた。
シート保護のために装着。
ただ色が安っぽくてイマイチ。とりあえず機能優先で。




●ブレーキエアガイド装着
整備手帳_ブレーキエアガイド装着
長年付け忘れていたのをようやく実施（笑）




●ハンドルカバー装着
パーツ_ハンドルカバー
日焼けでステアリングがボロボロになってきたので、緩和措置です。
見た目ヨシ！




●スピーカー交換
整備手帳_スピーカー交換
ツィーター別体になり、高音域がよりクリアになりました。
満足のメンテナンスです。




●ブレーキスイッチラバー交換
整備手帳_ブレーキスイッチラバー交換
出先のコインパーキングで突如発生。
ストック品を持っていたので割と早く復帰できたと思うけど、大変でした。。




●クーリングパネル塗装＆ステッカー貼り付け
整備手帳_クーリングパネル塗装
整備手帳_ステッカー貼り付け




色々メンテやってたなぁ～と改めて驚く。
とはいえまだ予備軍がちらほら。
オルタネータとかそろそろかな。
他にも大物もあるかな。
部品が有る内に予防整備しないと乗れなくなってしまう。。



30年経過すると仕方ないか。
いくら大事に乗っても劣化だけはどうしようもない。






部品減少、値段高騰で旧車乗りには厳しい。
正念場です。



●19年の走行距離
2006年8月9日（納車時）：63,000km
2025年8月：252,997km
⇒19年で 189,997km