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作ろうの会長のブログ一覧

2025年12月28日 イイね!

一食入魂

一食入魂季節は冬ですが怖い話をします。



あれはいつものように友人達が帰った土曜日の夜。
寝る準備をしていると、突然何か電子音が聞こえた気がした。耳を澄ませますが何も聞こえない。気のせいかと思い再びスマホに目をやると、今度はしっかりと聞こえる。

「ピッ」

咄嗟に音の方向を向けば、そこには普段使っていないカーボン部屋がある。この部屋はカーボン部品を作るための部屋でそれ以外は立ち入ることはない。
不思議に思いながら扉を開け電気を付けるが、そもそも普段使わないのでコンセントに差しっぱなしの電化製品もなかった。

「ピッ」

今度は大きな音でしっかり聞こえた。コンセントには何も刺さっていない。バッテリー式の工具もない、そんな中で棚にデジタル時計を見つけた。
この時計は時間が狂うから使えないが、作業の目安にはなるとこの部屋に持ってきたものだ。手に取るとしっかり時間は狂っている。

「ピッ」

再び音が鳴り響き、1分間隔ぐらいのランダムで鳴り響く音がえらく不気味に感じた。時刻は0時を超えて深夜という時間帯だ。
そんな時刻に鳴り響くランダムな電子音は何か監視されているような、それともカウントダウンなのかえらく不安に駆られる音だった。
音は鳴り続け時計の電池を抜いて部屋をあとにしようとする。

「ピッ」

確かに背後から聞こえた。電池を抜き何も映し出されない時計が静かに私を見ている。もう一度確認しても電池は入っていない。音は鳴るはずがないのに再び音は鳴り響いた。
ここまで来るといよいよ不気味さよりも恐怖が私の心を貪る。玄関を開けて外に時計を置いて逃げ戻った。もう夜も遅い、明日調べようとベッドに潜った。

「ピッ」

「ピッ」

まだ居る、まだ聞こえる。音のない家の中でその音だけはしっかりと聞こえる。再び電気を付け恐る恐る外に出ると何も表示しない時計は静かに佇んでいた。
動かないことを確認してから部屋に戻る。私の恐怖とイラつきを嘲笑うかのように音は鳴り続けた。

「ピッ」

時計のない部屋で鳴り響く電子音に追い詰められて思わず天を仰ぐと、そこに奴は居た。

「電池ヲ交換シテクダサイ」



火災報知機の電池切れでした笑

いやふざけんなよマジで…わしホラーとかダメなんだからさ…
天井から音がすると壁に反響するのか音の場所がわからないんですよ。とりあえずこいつの電池を抜いたら音はなくなったので安心して寝ました。



火災報知機は2011年から設置義務となり、皆さんのご家庭にも付いていると思います。本体と電池の寿命が大体10年なので色んなお家で似たような事になってるみたいです。
家の中で身に覚えのない電子音がしたら天井を見てみましょう。



与太話をこの辺にして前回エンジンが掛からなくなった燃料系です。


セントラルで燃料が6割くらいになると立体交差で空吸いして失速しました。エンジン的にも精神的もよくないのでコレクタータンクを付けていました。
作り方は整備手帳の方に載せています。

このコレクターの配線を間違えて始動不良になっていました。レース前にやらかしたと焦りましたが直って一安心です。


翌日あとはオイル交換とかやな〜と考えながら仕事としていると1本の電話が入りました。

「車高調のスプリングシートの六角あるやん?あれが回そとしたら工具折れて何も出来んようになった。しかも折れた工具が刺さったまま取れん…」

えらいこっちゃです。2号機のゆーじさんからの電話ですが大変お世話になっている先輩からのお言葉は陛下からのお言葉のようなものです。私の脳内では「朕ノ車両二不具合有リ」と変換されました。
私はすぐに上司へ言いました。赤紙が出たので帰ります。

こうして昼から帰ってきた会社の癌はゆーじさんが来るまで時間があるのでまずは自分の1号機を仕上げます。
元々F24kgのR20kgのバネでしたがドアやら窓やらトランクやらをカーボンにしたせいでリアが100kg近く軽くなりました。20kgのバネは眼球が飛び出しそうなので12kgに落としましたが今度はセントラルで柔らか過ぎます。

そこでいつもの高レートバネ+アシストスプリングに変更です。E46の時はスタンス系暴走族を目指しアシはかなり試行錯誤しました。その結果車高4cmで200オーバーでも安定して曲げれていたのでその方法です。

R20kg+アシスト6kgにしました。


ストローク量が85mmあったので1G状態を基準としたら伸び45mm縮みを40mmにします。レバー比があるのでタイヤはもっと動きます。

0G


1G


これだけ伸びれば段差や旋回時もしっかりタイヤが接地してくれます。あとは合成レートになるのでその辺はググって下さい。

それにしても作ったアンパネでアームまで覆った結果はバネ交換で外す必要があるという地獄になりました。


どうせバネ交換する時はケツ上げるしええやろって作りましたが全くよくなかったです。

そうこうしてる間にゆーじさんも到着しまずは折れた六角の摘出ですが、ラスペネ+プラハン(振動)+磁石であっさり抜けました。
2号機も同じくアシストスプリング仕様にします。


レートは全く違いますがサクッと交換します。
あとはオイル交換をして2号機は完成です!

そして迎えた26日(レース前日)です。
1号機のフルード、オイル、ATFを交換してリアアンダーを作ります。

しかし理想通りの物を作ると移動すら出来ないので可変にしました。
移動用


走行時


1番下がるところが1番低いという…
なんならセントラルの入口すら怪しいので移動用じゃないと終わります。

そうこうしてる間に神奈川遠征組のZが到着しました。




イカついな〜
このZも細々した作業に入ります。

そんな中で朝から出していたゆやんISがアライメントから帰って来ました。リアブレーキをデカくしたらオペラ2が入らなくなったのでIS-Fのホイールを付けます。

フロントは5mmスペーサーを入れないとキャリパーに当たります。


これはこれでありです。
夕方には一通りメンテが終わり我々はホテルへ向かいました。

ホテルのレストランでは暴飲暴食をしてちゃんと一食入魂をします。


我々は1周のタイムよりも何を食べるかの方が大事なのです。

いよいよレース本番ですが遠足前の子供なので朝4時に目覚めました。朝からゆっくりと湯船に浸かり身体を温めてほぐします。
外に出れば車は凍り一瞬で湯船の温かさは消えました。


セントラルへ着いて早速準備を始めます。




タイヤと減衰を変えて走りますが台数が多いのでクリアは取れず感覚を取り戻す事に集中します。

予選では2周目でクリアを取りベストを出せたのでピットへ戻りタイヤを温存します。

フォロワーさんが写真を撮ってくれていました。






写真で見ると派手ですね…
実物見るとそこまでなんですが…

そして決勝レースは8周です。
5周目までは集中力が持ちましたがそこからは惰性でヨロヨロと走り2台抜かれました。相手はベテラン勢なのでもろ経験値が出ましたね…そこからイン刺せるんだとか勉強になりました。

何とかフラフラのまま走り切りピットへ戻ると同時に…

オロオロオロオロオロオロオロオロオロ…

たくさんの胃液が出ました。内蔵シャカシャカポテトでおっさんには耐えれませんでした…

フラフラのまま作業していると表彰式が始まりピットを手伝って貰ってる後輩達にあとを任せ集まります。
結果はT3クラス優勝出来ました!T3の2位がゆーじさんなのでワンツーフィニッシュです。T4クラスはゆやんが優勝出来ました。


手伝って頂いたみなさまありがとうございました!

そして始まるシャンパンファイトです。
蓋を外して指で蓋をして振るのですが中々外れません。そんな中左右ではすでに準備が出来ていました。


集中砲火を喰らいながらまだ外れません。


ようやく蓋が外れ必死に振って威力を高めます。突然の奇襲への報復と振りまくりリメンバーパールハーバーです。


しかし指を離しても発射されません。なんと中蓋が残っていました。


そして中蓋が外れると同時に中身が顔面へ直撃しました。シャンパンで溺れるかと思いました。


どん臭ぇなオイ!



無事シャンパンでびちゃびちゃになりレースは終わりました。その後打ち上げやらして翌日はゆっくり過ごす予定でした。

IS-Fを労って洗おうとするとマフラーがなんかおかしい…ステーが折れています。


そして左に寄っていました。


咄嗟に国賊天誅ッ!!と叫び七生報国のハチマキを巻いてIS-Fへの教育的指導を始めました。スピーカーから出征兵士を送る歌を流し三島由紀夫先生の不道徳教育講座読み聞かせを始めます。

読み聞かせが終わる頃にはマフラーは中央に戻して修理完了です。


オーナーは右に傾いていますが車は中立でなければなりません。靖国神社で逢いましょうとブレーキが効かなくなっては困るのです。

その後はちゃんと労って洗車をして


これで安心して皇紀2686年を迎えることが出来ます。



みなさま来年もよろしくお願いいたします。良い初日の出暴走を!
Posted at 2025/12/29 12:32:37 | コメント(0) | トラックバック(0)
2025年12月19日 イイね!

魁!汚塾

魁!汚塾わしがヨゴレ塾塾長であるッッ!!

これより汚塾名物『弐斗炉』を行う!!

【弐斗炉(ニトロ)】とはヨゴレが高校生の時にやらかした事案である。
ワイルドスピードを見過ぎた故にボタンを押すと速くなる機構へ憧れのが始まりであった。ヨゴレはコーキングガンを改造してライター用のガス缶を噴射出来る物を作り、その先にホースを付けてパワフィルに穴を開けキャブに繋げた。走行中に噴射するも全く速くならずむしろ失火するも、しつこく噴射したことによりバックファイアから逆流したのかガス缶が爆発炎上、原付と共に火だるまになったまま田んぼに突っ込み鎮火した事件である。

他にも【魔愚南無吐流音異怒(マグナムトルネード)】山で横転しながら崖を転がり落ちて更にダム湖へ落ちた。など汚塾名物はたくさんありますが最近新作が出来ました。

コレクタータンクを作ろうと溶接していたのですが、アルミをパークリで洗っていたので作業手袋にもたっぷり染み込んでいたようです。呑気に溶接面を被り溶接を始めましたが恐らくアーク発生と共に着火、溶接棒短かったから熱いけどもう少し我慢と耐えながら溶接していました。
にしても熱すぎるので耐えれず溶接面を外すと左手が燃えていました。ちゃんと皮手袋をしましょう。というよりパークリ使ってすぐに溶接するなですね。これは【夜我不麗無(ヨガフレイム)】として汚塾名物に追加されました。



ただの不安全行動による災害では???
よくあるハナシこの家じゃ

年末が近づくと仕上げに入る車両が増えます。去年のレース前は1週間ほぼ毎日18時間作業と地獄を見たので、NPO法人市民団体IS-F被害者の会からも今年は早く余裕を持って仕上げましょうと警告が入りました。

今年は余裕とまではいきませんが順調にFが仕上がっています。前回テストランに行くとディフューザーの端が思いのほか羽ばたいたのでロッドで固定します。
足回りのピロのような高負荷高可動が求められる物ではないので値段重視です。


ステンネジ棒で作れば切るだけでロッドが作れて楽と思っていましたが、そのネジ棒が残り100mmくらいしかありませんでした。買うと地味に高いのと作業を始めたらあまり外に出たくないので廃材を漁るとステンパイプが出てきました。
内径6mmだったのでネジ棒を差し込んで溶接すれば…


貧棒の完成です。


ディフューザーの振れ止めなのでこんな物でいいでしょう。
肝心の取り付け写真を撮るの忘れていたので次へ行きます。

お次は油種類の交換です。ATFにフルードにエンジンオイルと全てにおいてバカ食いのFでは頭を抱える作業です。
去年ヒンコン太郎でATFは変えているので今回は循環させずに抜いて入れてだけにしました。なんなら普段乗りしないのでエンジンオイルとかも500km周期で交換とかなんですよね…半年でそれくらいしか乗らないで…

エンジンオイルもサクッと交換したらあとはブレーキフルードです。
今までは譲ってもらったR35スペシャルIIが大量にあったので使っていましたがとうとうなくなりました。買おうとしたら1缶7000円と眩暈がして寝込みました。周りで聞いてみると神奈川の信用できる暴走族からおすすめされたのがこちらです。


ウェッズスポーツのレブフルードです。
早速交換してみるとWhat the fuck!?


なぜか青色です。クーラントなども青色がありますが結構毒々しいですね。
交換が終わるとマスターがブルーレット置くだけみたいになりました。


背伸びしたがりな中学の時に香水が流行りました。友人に香水が買えずトイレの芳香剤を香水のように付けたアホが居まして、そいつにブルーレットってあだ名を付けたら喧嘩になりました。あれは私が悪かったです。

ようやくFの油種類交換が終わり一緒にレースへ出る車両を仕上げていきます。
2号機のFにBADMOON RACINGのローテンプサーモを入れます。


開弁温度68℃と低めですが70℃で安定させたいのでこれにしました。
あとはリアバネを交換したりシート交換したりで終わりました。
セントラル会員を取りに行った時にある程度仕上げていたので細々した調整や交換で済みました。

お次はゆやんのIS350です。
なんとこの車はレクサスで3ナンバーでV6で3.5Lもあるのに片押しというブレーキがリアに付いています。別に今まで何とも思っていませんでしたが、ピンの固着によりパッドが台形に偏摩耗している事件が2件見つかりました。それが錆落としたり磨いたりでまぁまぁ大変だったので片押しキャリパーにヘイトが誕生しました。
なったのはIS350とマークXで同じキャリパーだから持病なのかも…?

と思ったら過去にリコールなってました。


もうリコール修理終わってるはずなのになるのは持病でしょう。
よくあるハナシこの車種じゃって事にしておきます。

用意されたのはトヨタ系流用の定番である怖い先輩のキャリパーです。


30セルシオのキャリパーは対抗2POTにラジアルマウント、更にTOYOTA車からの取り外しなのでOH部品の枯渇も心配なく西暦3000年まで使えます。

試しにキャリパーをIS350純正ローターに合わせてみるとハブと接触して付きません。つまりローターが小さすぎます。

純正リアが310mmなので330〜340mmくらいが理想です。私が忙しいからかゆやんが調べてリアローターを買ってきました。


なんか小さくね???
ゆやんもアレ?って表情で険しくなります。

測定すると305mmでこれだとブラケットを作る隙間どころか純正より少し小さいです。残念そうなゆやんは第2世代RでよくやるV36スカイラインの350mmローターを流用を思い出し買ってきました。

今度はインナードラムが入りません。第2世代RとV36はインナードラム170mm、GSE20世代はインナードラム190mmでした。
もう30セルシオキャリパーもOHのパッキンセットもパッドも買っています。すでに新品ローターを2セット無駄にしたゆやんの表情はかなり険しいです。

何とか32乗りのフォロワーさんがV36ローターを買ってくれましたがいよいよ困りました。そしてふとJZX100のリアにLSキャリパーを80スープラローターを使って流用したのを思い出しました。その時はプロミューの厚張りシューを使ってインナードラム径を合わせたのですが、JZX100は170mmなので80スープラは190mmのはずです。

いくら忙しいとはいえゆやんは兄弟分のマブダチでズッ友です。我ながら遅すぎる参戦でしたがローター探しに参加します。

つまり80スープラの350mm流用を探せば…LC500なら?あっ360mmだ、デカ過ぎて固定資産税掛かかんだろこれ。
などとおがりながら見つけたかのがV37スカイラインtypeSP用です。

左がV37typeSP用、右がIS-F用です。


よく見るとIS-Fはベンチレーテッドディスクでも裏側に通気口がありV37は表からです。

情報をまとめると(間違ってるかも)
30セルシオ:φ310×16インナー190mm
IS350(GSE21):φ310×18インナー190mm
80スープラ(JZA80):φ324×16インナー190mm
IS-F:φ345×28インナー190mm
V36スカイラインtypeSP/S:φ350×20インナー170mm
V37スカイラインtypeSP:φ350×20インナー190mm
R35:380×30インナー190mm

となりました。
一番付きそうなIS-Fは厚みがあり過ぎてそもそもキャリパーに入りませんでした。30セルシオリアキャリパーは20mm以上の厚みは使えません。

早速V37のローターを用意したゆやんはあとは任せたと帰って行きました。ハブが同じなので手待ちのIS-Fでブラケット作れますからね。

採寸用のアングル治具を作って図面を作っていきます。


出来たのがこんなブラケットです。

鉄で作るかアルミで作るかで板厚が変わると思うのでその辺は臨機応変に、今回はジュラルミンで作ります。

素材を発注して切ったり穴開けたりして…

付きました!


バックプレートは切って曲げてご理解頂けました。IS-Fのバックプレート使えば加工なしでいけます。

GTC02でこのクリアランスなので最低内径400mmのホイールが必要です。19インチなら余裕でしょう。


アームを買ったゆやんが週末に訪れて早速組んでみます。組むのは何も問題ありませんでしたが…


オペラ2は入りませんでした…
後々アライメントも出すので本チャンホイールの方がええかととりあえずサーキット用ホイールを履かせます。


これで本チャンホイールも入らなかったらマジで終わってました。クリアランスも余裕で一安心です。
一旦普段履きはIS-F純正の19インチにします。

ブレーキも付いて一安心の中でアームを組んでいきます。中古ですが前後メーガンがあったらしくサクッと組み上げます。

リア


フロント


ついでにフルード変えてあとはアライメントを出せばOKです。

参加車両が仕上がって一安心です。私のIS-Fは当然もう仕上がって…




燃料弄ってたらエンジンかかんなくなっちゃった♡

うっそだろお前マジかお前何やってんだお前…


レースまで残り4日ッッ!!
Posted at 2025/12/23 21:18:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年12月04日 イイね!

急性腰痛症

急性腰痛症ぎっくり腰の正式名称は急性腰痛症と言うらしいです。

皆さんはぎっくり腰になったことがありますか?ないなら生涯ならない方がいいです。
まぁ私ほどのレベルになるとぎっくり腰の予兆がわかります。「あっ…これキテるわ…!」そのままゆっくりと腰を戻して立ち上がれば…

イダダダダダダッ!!!!と大の大人が情けない声で疼くまります。
ぎっくり腰ってね、予兆があった時にはもう遅いんだよ…
予測可能回避不能の前に来る予兆は、もうすでに手遅れだが"覚悟"をする時間を与えてやろうという慈悲です。

年に1回くらい無慈悲な目に合っていますが今年もやって来ました。身体が寒さで硬くなるのか見事にやられました。しかしこのクッソ忙しい時に寝たきりはもう色々終わってしまうので何とかします。
会社で休みを貰い湿布を買いにゼロヨンショップへ向かいます。最近気付いたのですがドラッグストアをゼロヨンショップと呼んでいるのは私だけでした。

店員さんおすすめのロキソプロフェンとロキソニンを買いました。更にAmazonで大リーグボール養成ギブスみたいなコルセットを買えば復活です。


このロキソコンビのおかげで動けますが効果が切れると激痛がやってきます。これ絶対クセになるような使い方したらダメなやつだと思います…

少しでも早く治そうと身体に良くて安い納豆をたくさん買ってきました。
ヨゴレの成城石井こと業務スーパーです。


こんなに買っても3000円ちょっとです。納豆を毎日3パック食べて2日後、寝ていると手足の関節がじんじんと痛みます。
危うくぎっくり腰を痛風でお迎えすることになりかけました。納豆は1日1パックにしましょう。

そんな満身創痍なヨゴレですが悠長にしている場合ではありません。
わし湯船に浸かってるから!と謎の湯船に浸かれば無敵マウントで友人を呆れさせたら作業に戻ります。



前回はとりあえず電動ファンや電動ウォーターポンプが動きました。


このきったねぇぐちゃぐちゃの配線を綺麗にまとめて行きます。配線とかハンダが嫌いすぎて配線作業中の顔だけはブレイキングダウン出れるでってくらい目つきが悪いです。

でも綺麗にまとめとかないと泣くのは未来の私でキレるのも未来の私です。
配線を束ねては所々ビニテで巻いてコルゲートを巻いていきます。

車内に引き込んだら既存のパネルから配線をやり変えてテプラーを貼り直していきます。
というのもリアラジエーター化ですでにリア電動ファンSWや電動ポンプSWなどがあります。それをフロント用に配線し直します。

車内と社外からの配線を助手席前に集めます。


もうすでに8008回くらいアホ〇ねカスボケと暴言を吐いています。
今回使うのはIGNで導通するバッ直がベース電源です。そこからメインポンプ、サブポンプ、電動ファンの電源にします。更にオムロンの温調器E5CBからの出力でリレーを動かし、尚且つSWでONも出来てクーリング出来るようにします。

や、ややこしい…

そして出先でトラブルが発生した時に繋ぎ変えれるようにリレーとヒューズボックスを1個余らせておきました。
ヒューズボックスはAmazon、リレーは振動で壊れないように車載用のパナソニック製です。こちらはマルツ通販で買えます。

死んだ目で配線をまとめて…


完成です!

オムロンの温調器は2チャンネルしか制御出来ないので追加で1個付けます。上の3連は水温、油温、ATFでウォータースプレーとオーバーヒート警告灯を動かしてます。
追加した物でメインポンプと電ファンを制御します。


無事配線が出来たのでバンパーに合わせたダクトボックス(道風板)を作ります。
まずはメインのラジエーター用を作ってそこにオイルクーラー用を合体させます。


ラジエーターの高さがエアクリの仕切り板とあまり差がなかったので隙間が空きますが合わせました。ここはあとで塞ぐ予定でしたがピッタリな物があり埋めれたのでのちのち登場します。

バンパーを付けては当たらないか確認して外しての繰り返しです。


ラジエーターボックスが出来たので次はオイルクーラーです。
オイルクーラーは複雑な形になるのでダンボールで形を作っては当ててベースを作ります。


形が決まったらアルミ複合板で作って固定します。
ATFクーラーはラジエーターの前に寝かせて固定するのでラジエーターボックス内に更にボックスを作りました。


この下にディフューザーが来るのですが腹下の飛び石で穴が空かないように対策します。
ステンの金網を貼って直撃しないようにしました。


同じ網をオイルクーラー後ろにも付けます。


今回オイルクーラーレイアウトによりインナーフェンダーのフロント側下半分は切られてなくなりました。その結果タイヤで巻き上げた石が直撃するので金網で対策です。

持ってる原付がリアタイヤの前にキャブがありますがタイヤで巻き上げた石が茶こしを貫通した事があったので…
タイヤの前に何か置く時は対策しないとえらい目にあいます。

ラジエーターの上の隙間はブレーキのエアダクトにしました。フォグのために純正ブレーキダクトを外したので新設しますがちょうどいい隙間でした。


見えにくいですがここに入口があって


エンジンルームを通ってここに出てきます。


のちのちバックプレートと繋げようと思います。

ディフューザーを付けてバンパーを付けてみました。


ラジエーターの高さが290mmに対して開口部が150mmくらいです。
もう少し開口部が欲しいな〜とバンパーを見ていると純正のナンバーを付けるステーの穴が残ったままです。
不格好なのでこの穴を使ってなにか…日産ならブタ鼻があるな…確か70スープラもターボAダクトがあるし…と考えた結果検索してみます。

70スープラ ターボAダクトでヤフオクを検索したら15,000円のFRPダクトと純正のターボAバンパーが1,580,000円で出てきました。
目眩がしながら地面に倒れ込み今度はN1ダクトを調べます。こちらもとんでも値段なので検索方法をニスモ風にしてバッタもんを探します。バッタもんは左右で1,200円で私は立ち上がれました。

さっそく買ったブタ鼻を付けてみると…


えっ…ダサ…いやちゃんと付けてみよう!



大 ☆ 事 ☆ 故

くっっっっそダサいです。本当にありえない…
車は足し算だけでなく引き算も大事と言いますがこれはかけ算どころか二乗してしまってます。
呼んでもないのにミーティングに乱入して来て一生自分語りしてる奴とか交差点で同じ車が並んだと思ったら突然吹かしてシグナルスタートする奴、そんな"本物"の空気を纏ってしまいました。

一刻も早く何とかしないとと焦っているところにフォロワーさんから画像が送られて来ました。

切ってグリル繋げてこんな風にしたり

黒に塗って繋げるのはどうでしょうか?


との事です。

いや天才でしょ。この人なら理3を一夜漬けで余裕だわ(笑)って受かると思います。


翌日、人生の汚点に近いレベルでダサいことをしてしまった私は魘されて寝不足気味でした。
一刻も早く何とかせねばと定時ダッシュ決めてツナギに着替えます。

まずはマルチツールをチラつかせ威嚇をして身分を弁えさせます。


次にグリルを外して黒に塗装します。


ロッテリアみたいなマークはマスキングしてグリル全体を黒にします。

乾燥させてる間にわからせを行います。


丸いバンパーにブタ鼻はありえん似合わない。新たな学びがありました。

塗り終えたグリルを付けてみます。


もう切ったのでバンパーはペラペラです。
グリルを付けてから網をパイプとプラハンで形を作り切った破片に合わせて形を作ります。
曲面が多いのでなかなか大変ですがちゃんと3Dで作らないと強度出ないし隙間空くしで頑張らざるをえません。

作った網をホットボンドやリベットで固定していくと…


!?


これは勝ち確では???

車に付けてみました。


勝ち申したで候。

ブタ鼻の8888倍かっこいい…!
私のTLもパニックです。1日で何があったんだと戸惑いながらもとても好評でした。

想像以上のかっこよさに歯茎出そうなくらい笑顔でエアクリの道風板を付けて仕上げていきます。


そしてフロント周りがとうとう完成しました。


嗚呼〜爆光黄色補助灯感謝〜!!
この黄フォグを残すためにどれだけ大変だったか…報われました。

さっそくテストに走ってみましたが冬は冷えすぎますね。


まだ全開負荷のテストはしてませんが現状ではめっちゃ冷えてます。
試しに90℃まで上げてから設定温度を68℃にして60km出したら一瞬で冷えました。これは期待できそうです。



年末のレースまで残り23日です。
これからリア周りを作り直しですが間に合うでしょう、知らんけど。
Posted at 2025/12/04 22:36:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年11月24日 イイね!

急がば定常円

急がば定常円AZ-3(エーゼットスリー)は、マツダが製造し、オートザムで販売していたハッチバッククーペである。ユーノス店で販売されていたユーノス・プレッソは姉妹車。


オートザムチャンネルで販売されたため、オートザムAZ-3を名乗っていた。当初は1.5L直4エンジンのみのラインナップであった。 1993年9月のマイナーチェンジで1.8LV6エンジンを搭載したモデル(グレード名GT-AおよびGT-X)が追加された。

リアウインドウは3次曲面。プレッソとの外観上の違いは、各部のエンブレム程度である。キャッチコピーは「僕に、感じやすい。」 プラットフォームは、マツダ・Eプラットフォームが用いられた。 当時マツダの別チャンネル系列で販売されていたRX-7をそのまま小さくしたような外観が特徴的である。(wikiより)

1991~1998年まで生産されていたはずなのに当時でも全然見かけませんでしたね…
wikiにはFDをそのまま小さくしたような外観とありましたが…そうか…?

今回AZ-3をググった結果ユーノス・プレッソという名の珍車の姉妹車という珍珍車を知りました。外観はエンブレムくらいしか違わずなんで出したんだよという時代を感じれます。
グロリアとセドリックみたいな販売店で変わるやつですね。

今となっては全国の中古在庫が2台となってしまったAZ-3ですが、これはオーナーさんがレストアしている車体でめちゃくちゃ綺麗です。そんなAZ-3ですがオーナーさんは弄る気マンマンでまずはマフラーの加工をお願いされました。
これを付けて欲しいと受け取ったのはアルファロメオ用のマフラーです。


この瞬間に一瞬嫌な汗が出ました。めちゃくちゃ私の偏見ですがマツダ・スバル・アルファロメオはなんていうか、その…す、少し独特な価値観というか個性的なオーナーさんが多いので…
このメーカーはなるべく避けてるのに早くもツーアウトです。最初はめっちゃ警戒しましたが後輩が紹介で連れて来た人なので、そんな心配は杞憂に終わりとても良い人でした。

リアピだけなのでサクサクと進めます。
純正を外したら吊り棒を切ったタイコを当てて位置を決めます。


位置を決めたら吊り棒を仮付けして支えているウマを外して寄ったりしないか確認します。問題なければ降ろして本溶接して再び取り付けて今度はパイプを繋げてやれば完成です。


オーナーさんがご年配の方だったので純正っぽくでもよく見るとナナメ出しで社外って感じにしました。


見れば見るほど小さいカマロみたいな車です。驚きなのがこんなにフロントが低く長いのにFFしかラインナップがなく、グレードによっては1.8LのV6エンジンもあるとのことです。当時は世界最小のV6エンジンだったみたいですよ。

これは直4のモデルですがもうネオクラシックと言われる年式なので水が漏れております。
そしてここに来て珍車の洗礼を受けます。廃盤で部品が出ません…
しかしB5エンジンと言えばファミリアにも搭載されていたはずとWikiで調べます。ファミリアなら圧倒的母数があるので期待ができます!


ファミリアネオ・ファミリアアスティナ・ユーノス100…
知らない車の供給過多とそのリンク先に飛んで「あー!これ見たことある!」の行動により一向に進みません。

ようやく車種を絞って部品リストから品番を漁りますが微妙に違います。そもそもアルミ製ウォーターポンプにタイベルのベアリングとテンショナーを付けるという気が狂うとる設計ですが、そのネジ穴がなかったり謎のボスが生えていたり…
その中で一番形が似ているファミリア用を注文しました。最悪新品から回転部の部品を全て移植する作戦です。

注文した時に1品番で対応品番が34個出てきました。つまりマツダが色々変えて34種類のウオーターポンプがありますがこれ1個で全て賄えますということです。
開発者は暇だしサイコロ振って出た数だけ末番アップしてみるか~(笑)とかしながらお仕事をされていたのでしょうか?
ちなみに注文したら在庫ラス1でした。あっぶな…

部品が届くまでにある程度バラして交換できるところはしておきます。せっかくバラすのでオイルシールやタイベルも交換します。
まずはクーラントを抜くために潜ってドレンを探しますが見当たりません。そんなことはないはずと色々なところから覗き込むと…


おった!


フロントグリルから発見しました。
とんでもねぇとこに付いてるなと思いながらネジドレンタイプなので周囲を養生します。


このタイプは周囲に飛び散るので周囲に養生テープで道を作ります。

フロントからドライバーを突っ込み緩めているとチョロチョロと音がします。しかしドレンからは漏れていません。
不思議に思い覗き込むと…

そっから出るんかーい!


なんとラジエーターマウントに刺さる棒がパイプとなっており、そのパイプがドレンも兼用という初見殺しです。
素でキ〇ガイか?とFワードが漏れてしまいましたが、RB26のサージ下を触ってる時なんて3回呼吸したら1回はFワード出ますし1JZのエレメント交換すれば移設キット買えとおがり始めます。

その後は順調にバラしていきウオポンを外そうとした所でロアホースがパワステポンプのブラケット下を通っており見えない抜けないが発生しました。
こういう時はJDM KOTOWAZAという先人の教えを思い出します。「出る杭は鍛造」「急がば定常円」「善はキャノンボール」

急がば定常円に習いブラケットや周囲の部品を外していくと


すんなり外れました。
外してからフランジだったんだと知るくらい見えないです。


外したポンプは定番の蒸気穴からの漏れでした。


掃除してオイルシールを交換していきます。


クランクプーリーは簡単に外れて心配になりました。
年式の割に固着などもなくサクサクと交換していきます。

ウォーターポンプを変えるならタイベルもついでに、タイベル変えるならオイルシールやテンショナー、ベアリングなどもついでにの流れです。ここまでバラしたら手間変わらないですからね。

クランクオイルシールが少し固着気味でしたがプーラーでいけるレベルでした。


そうこうしている間に問題のウォーターポンプが届きました。


少し加工して組んでいきます。


保険として外すときにタイベルとカムプーリーをマーキングするのですが、今回初めて役に立ちました。
カムプーリーがINとEXで共用なのかミッキーマウスみたいな形をしていて位置決めピンが入る場所が2箇所あるんです。ベルトの印も2個あり本当にトップ出てんのかと何度も確認しました。
外す時にピンクペンでIN側でピンはこっち使うとかメモを書き込んでたらカムプーリーが刃牙ハウスみたいになってしまいました。



そして新品タイベルにマーキングが入っていない…
安物のサードパーティーかと思いましたが正規品です。これマーキングせずに外してたら詰んでたやんと冷や汗をかきながら外したタイベルのマーキングを新品にも入れます。
1コマズレたら大変なことになるので3回ほど確認して組み上げました。精神的に疲れる…

組み上げてクーラントを入れてエア抜きをして漏れがないか確認します。問題がなかったので完成です。

無事AZ-3が完成し、この前2025年仕様は完成や!あとは微調整だけで年内はこれで行く!と言っていましたが…

あれは嘘だ。


もう来月がレースなのにどうしてこんなバラバラに…
というのもセントラルを周回してやはり温度がしんどいのです。山区間はめっちゃ冷えてストレートでは熱が上がる、試しにピットに戻り止まっていると一気に冷えました。

2週ぐらいのアタックや低速高負荷には強いですが、やはり走るステージに合っていないのでリアラジエーターをやめることにしました。
フロントは重くなりますが経路と走行風が当たる事を考えてラジエーターサイズは小さくできます。なのでバランスが悪くなるけどトータルで見ると軽くなりますね。
というかここまで苦労して作ったのをポイするので少しでもメリットを探さないと病んでしまします。

まずはどう作り直すか考えます。


リアに使っているクッソ強力な16インチ電動ファンはフロントでも使いたいです。というのも電ファン2基掛けよりも軽いですしファン面積が大きいので。能書きを垂れていますが、新しいのを買う金がないという理由が9割を占めます。

上のグリルはエアクリ用、下のグリルはラジエーター用、左右にオイルクーラーを置いてリアにエアコンコンデンサーとATFクーラー、これだ…!
パワポ原寸芸でおおよそのサイズを出していけそうな事が判明しました。


入るとわかれば善はキャノンボールです。倉庫を漁り出してきたのはこちら。


S14用のインタークーラーコアです。
サイドタンクが縁石かなにかでぐちゃってジャンク品2,980円でした。サイドタンクは作れるけどクーラーコアは作れないから安い!って買ってサイドタンクは切り飛ばして保管していました。

Rに2個重ねて使おうとしていましたが、そうそう綺麗で安く出て来る物でもなく…
今日からキミはラジエーターになるんや!

切り出したアルミを仮付けして形を作っていきます。


あとはひたすら溶接していきエア抜き用のプラグ付ける所とかは板の端材を重ねて溶接します。タップ立てるのに厚みが欲しいので。


ラジエーターが完成したので変更するレイアウトで並べてみました。


なんだこれは…
ヘッドライトの雰囲気が似ているせいで110マーク2の前置きインタークーラーと言っても何人か騙せそうです。

しかし非常に大きな問題も発生しました。それがこちらです。


フォグランプがオイルクーラーに当たって付きません。
2ドアだと別によかったのですがこれは型落ち4ドアセダンの元高級車です。爆光イエローのフォグは必要でしょう…!
令和にもなって字光式ナンバーの88-88に乗っている身分としてはセダンにフォグは死活問題なのです。

枕を涙で濡らしながらそれでも諦めきれず魘されながら寝ました。

その数日後…


フォグが付きました!


レンズの中で反射して光り輝くイエローバルブがセダンの義務と微笑んでいます。

結局フォグを付けるために
・オイルクーラーの場所変更→縦置きから横置きに
・オイルクーラーホース変更→長さが変わるので作り直し
・ブレーキダクト撤去・新設→ブレーキダクト部分から空気を入れるため撤去、ないと困るのでブタ鼻ダクトを新設しダクトホースを引き直す。
・牽引フック取り付け部改造→オイルクーラーに当たるので切って溶接して作り直し

どんだけ手間かけんだよアホがよ!

無事付くことがわかったのでちゃんと固定する台を作っていきます。
まずはL字アングルを溶接します。


端は一旦位置決めと補強でパイプをハンマーで潰して穴を開けた物で固定します。


これでベースができました。ここから補強をしていきます。


オイルクーラーの位置が決まったのでいよいよラジエーターの固定に入ります。
16インチファンを当てながら場所を探るも結構前に来てしまいます。重たい物なのでなるべく後ろにしたいですがファンを買い直さなければ…

その瞬間来月の頭はボーナスという言葉が浮かびました。ガリレオの如く頭の中を数式(算数)が駆け巡り注文しました。これにより当初よりも250mm後ろにラジエーターを置けます。

ラジエーターは本来ゴムマウントで固定しますが導風ダクトを付けるので走行風でかなりの力が掛かると思いリジットにしました。


その分ホースに遊びをもたせないとエンジンの揺れに引っ張られて割けるチーズになりかねません。
ホースのレイアウトよりも先に必要な物を付けないと取り回しの問題もあるので電動ファンを付けます。9インチ×2にしました。


次にリアから外してきたBMW用の電動ウォーターポンプの位置を決めます。


メインポンプは前から使用しているBMW用、追加でサブポンプをプリウスのインバーター冷却用のウォーターポンプにしました。
APJさんで売っているキットとかだとコントローラーが付いてくるので設定温度までは6Vで回しては止めてを繰り返しエンジン内の水を少しずつ循環させます。電動ウォーターポンプにするとサーモを外すので常に回すとオーバークールになります。

付けているオムロンに制御させるのでそんな機能はありません。なのでヒーターコアに送る水をアシストがてらエンジン内の水を低流量で回すサブポンプを付けました。
ヒーターコアもラジエーター扱いです。

リアラジで使用していた物を再利用してロアホースが完成しました。


アッパーホースもリアラジで使っていた材料を再利用して作ります。
水と空気を分ける用のエア抜きタンクもリアで使っていたのを短く作り直して使います。


配管ができたのでニートポンプに交換します。ベルトが長いの1本で全てを回しているのでウォーターポンプレスにしても回す部分は必要なのです。


無事ウォーターポンプが無職になったのでクーラントを入れてエア抜きをしてエンジンを試運転します。
リークチェックをしながら作っているとはいえこの時が一番緊張しますね。

バッ直のテスト配線なのでクッソ汚いですが無事漏れもなく回せました。


あとはシュラウドやら配線やら導風板やら…

もう少し時間がかかりそうです。
Posted at 2025/11/24 11:12:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年11月17日 イイね!

ライセンスを取ろう

ライセンスを取ろう繁忙期とは、仕事が集中して忙しくなる特定の時期を指します。顧客の需要が増えたり、季節的なイベントが重なったりすることで、業務量が通常期よりも大幅に増加します。業種や業界によって時期は異なり、例えば小売業は年末年始や大型連休、不動産業界は年度末などが繁忙期となる場合があります。

貧乏暇なしなので常に忙しいが???と思っていましたがここ数年の統計からわが家にも繫忙期がある事が判明しました。
それは11~12月末までです。12月の頭にはボーナスが入り、12月の末には毎年恒例の走行会があります。12月を見越して11月くらいから作業が立て続けに入り始めます。

そして11月にセントラルサーキットへ4輪ライセンスを取りに行くこともあり…
セントラル前のメンテや部品交換が押し寄せました。ライセンスは取った日から使えるのでその日に会員枠を走るのです。身内走行会みたいなもんですね。


・残り10日
まずはゆーじさんの2号機にデフを組みます。朝からアライメントに出していたので残る大物作業はデフくらいでしょうか。


用意したのは私と同じクスコのハイブリッドデフです。ベアリングやオイルシールも一緒に交換します。
今回は先にデフが届いたのでベアリングは組んでおきました。

ドラシャを外すのにこんな部品を作っておくと楽です。


φ94で開けた穴を切った治具です。
バールでも外せますが掛かり代が少ないので作りました。特にドラシャを入れる時は叩ける場所がないので重宝します。

写真を撮る余裕がなかったので手順だけ簡単に。
マフラーリアエンドを外してデフオイルを抜きます。続いてペラシャのボルトを外したらドラシャを片側だけ抜けかけのスコスコ動く状態にします。この状態ではロックが外れるだけで取り回しスペースが足らずドラシャは抜けません。
ミッションジャッキをデフ玉に当てたらデフマウントのボルトを外して前側を上げた状態で傾けて降ろしていきます。この時にペラシャと抜け掛けのドラシャを抜けます。
もう片側のドラシャも抜いたら引きずり出します。



これ地べたでやるとドラシャ片側ずつ抜くしかないんですが、リフトだと両方一気に抜けると思います。というのもデフがこれ以上下がらなくてドラシャが抜けきらないから片側ずつやりました。

なんとか降りたデフのクッソ硬いオイルシールを外します。このオイルシールが硬すぎてオイルシールを外す工具が折れました。もうバールとかの方がいいかもです。
工具が折れたことによりおがり散らかしながらデフを恫喝するとようやく外れてくれました。あまり堺の人間を怒らせてはいけません。

オイルシールが外れたらお次はクソデカサークリップを外します。


このサークリップですがめちゃくちゃ硬いです。アストロのサークリップ外しは一瞬で先端がなくなり削って専用工具にしました。
大型のサークリッププライヤーもしくはプライヤーレンチを改造とか…

私は特殊工具として肩幅20Jのもけを召喚しました。我々は一時期プリキュアやってたくらいなので最強です。もけの服が全身真っ黒で私の服が全身真っ白だっただけなので気にしないでください。

キュアブラックがサークリッププライヤーで掴み、それをキュアホワイトがクニペックスコブラで挟み外します。


しかしこのサークリップが外れ火花を散らして飛んできて私の犬歯が欠けました。外す時は上からウエスを被せて飛散防止をしましょう。すんごい力で飛んでくるので。
プリキュアはデフに負けてしまいましたがようやく先に進めます。

外したデフからリングギアを移植します。これもネジロックが塗られているのでめちゃくちゃ硬いです。
外したボルトは真鍮ブラシやダイスでネジ部を綺麗にします。デフのネジ部とボルトを脱脂したらネジロックを塗ってリングギアを組み付けます。


お次はデフケースを削ります。これは前期だとデフのベアリングが当たって入らないのです。
ファイナルに切粉が飛ばないようにウエスなどで養生したら、片側5mmくらい削ります。デフが入るようになればOKなので切粉が残らないようにしっかり洗浄します。


バックラッシ調整とギアの当たりを確認したら逆の手順で組み付けていきます。
最後にデフオイルを入れますが300kmほどは慣らしで鉄粉まみれになり交換するので安物でいいです。
時間がないのでガンガン街乗りして慣らしてもらいます。


・残り9日
ユッキーのGR86のアッパーを交換します。


なんと入っている車高調はKWです。我々はそれぞれ派閥を持っているので車高調メーカーがあまり被りません。私はアラゴスタ派、ユッキーはKW派、ゆーじさんはオーリンズ派です。
ゆやんは使えればいい派なので特に拘りはなく私にお任せです。しかしアラゴスタを勧めると高いと拒否されます。

そんな高級車高調をまずは車体から外します。


アッパーがめっちゃ飛び出ているように見えますが車体に付けてもちゃんと飛び出ます。


これをGKTechのアッパーに交換します。
このアッパーはスタッドボルトが生えておらずボルトナットで取付をします。


その理由はキャスター調整できるんですねこれ。オーナーの要望でキャスターをMAX寝かせて組付けました。
更にブレーキパッド・オイルと交換します。オイルがGRの0W-20を初めて使いました。低粘度でも大丈夫なオイルと理解していてもジョッキに入れればサラダ油くらいシャバシャバの粘度です。
普通に怖いけどトヨタが大丈夫と言うなら大丈夫やろと信じて入れました。

あとはサーキットに向けて車高調整をしてフィルターを交換します。
私のおすすめでBMCの純正交換タイプにしてもらいました。




純正タイプなのですんなり交換して終わりました。

そして平日は運悪く早出に残業が必要な業務が当たってしまい何とか定時に上がれたのが金曜日でした。


・残り4日
新潟キャノンボール


金曜夜に出て夜通し走り土曜朝にお米を受け取り弾丸で帰ってくる…
毎年恒例のお米キャノンボールですが、年々欲しがる身内が増えていよいよ貨物車じゃないと乗らなくなりました。
行きの道中はもけの運転ですが、夜中の高速に動物の死体が落ちておりそれを避ける度にスライドドアに叩きつけられました。たぶん私は嫌われています。

早朝に農家さんのところへ着きお米を積み込みます。今年はなんと510kgです…


ドライバーチェンジをして私の運転で走り始めましたが、このハイエースは一番下のガチ貨物グレードです。純正ドンガラに手動スライドドアにリアは直角折り畳みシートで前のシートも質感は終わってます。
ハイエースでもグランドキャビンしか乗っていない私は、こんなん奴隷船やとぶりぶり文句を垂れながら氷見漁港へと向かいます。


毎年恒例の富山県氷見港魚市場食堂です。今年はブリ丼があったのでブリりました。

刺身盛り合わせ


クソ奴隷船がと一生おがり散らかしてた私に笑顔が戻りました。
一服して出発しましたが30分後には腰痛との戦いが始まりました。バイクのトランポにハイエースを乗ってる友人はハイエースのシートをレカロにするのは義務教育と言っておりました。

休憩を多めに挟みながら19時になんとか帰れました。お米を降ろしてレンタカーを返して解散します。


・残り2日
ラストの休日なので準備を行います。何とかタイヤが4本乗りました…


すでに会員ですが一緒に走ってくれるタカがシルエイティを持ってきて走行会前のメンテをします。オイル交換にトー調整と各車最終調整し終わり自分のFを触ろうとしたところで雨が降って来ました。明日は仕事です。


・前日
あまりダメな大人をなめるなよ…!
間に合わないと察知した私はセントラル間に合わないんで帰りますと早退しました。これが社会に出て10年以上経つ大人のやる事かよ…
これからも精一杯遊ぶために権力と暴力を磨き続けます。

こうして帰って来た私はFのデフオイルを交換して各部の点検を終わらせました。そこへ昨日は雨で作業が出来なかった2号機がやってきました。

まずはプラグをプレミアムRXに交換します。


狭い狭いと言いながらも2回目なのでサクサク進みます。それでも8本という物量によりどうしても時間が掛かってしまいます。
お次はこの前組んだデフの慣らしが終わったのでデフオイルを交換します。ガンメタなオイルが出て来てドレンの磁石は鉄粉でドロドロでした。

そこからブレーキフルードを交換して2号機のタイヤや工具を積み込みます。


21時までせこせこと頑張った私はホテルを用意して貰えました。これで早朝起きしなくてもいいのでかなり楽になります。
2台でセントラルの近所にあるホテルへ泊まりますが、結構田舎なのでそんな時間まで空いている店がなく…

クルドにしました。


マクドナルドをクルドと略してますがマックとマクドの勢力が強くなかなか覇権を取れません。


・当日
ライセンスの講習は7:45なので7:20くらいには第二駐車場で待機していました。


7時半のゲートオープンのタイミングでスタッフさんが声をかけてくれます。入口ゲートでライセンス講習と予約した名前を伝えると入場無料になります。
車を止めたらまずは初回講習料金を支払って免許証を預けます。5人で受講しましたが全員ブルーでした。ゴールド免許は都市伝説とか陰謀論みたいなもので実在しないと思っています。

支払いを済ませると隣の会議室みたいなところで座学講習を受けます。座学講習も終盤になりこのあと実走をしてライセンスカードをお渡ししますというタイミングでどえらいV8サウンドがやってきました。


今日一緒に走ってくれるフォロワーさんが到着しました。
恐らく私たちが日本で一番IS-Fを虐待していると思います。直管フルデュアルサイド出しチタン管の音は強烈です。

わしのよりスパルタン!


このあと実走講習を終えて早速会員枠で走りました。
前回はリミッター付きで1:31でしたが今回は…






オロオロオロオロ…

1枠30分を完走できずに気持ち悪くなって帰って来ました。
自分の運転で酔ったの初めてです…

グロッキーになりながら項垂れているとゆやんも吐きそうになって休んでました。
結局タイム更新は出来たものの課題がたくさん残りました。せっかく会員になったのでこれから月1くらいで走りたいですね。

無事無事故で帰れて一安心です。
今後の課題とリメイクを考えているところへやってきたのは…


「初めて見た」「何この車?」「カマロみたい…」
珍しい車の依頼がやってきました。

マツダ オートザムAZ-3です。

私も触るのは初めてですが水が漏れています。うーん、この…



またネタが溜まれば更新します。
Posted at 2025/11/17 18:39:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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