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2022/01/21

ロードノイズを考える

カテゴリ : 足廻り > その他 > その他

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デッドニングによるロードノイズ対策です。

ロードノイズを抑えるためにタイヤハウスの制振やドア周りのモール、ピラーの防音等を施工してきましたが、発生した振動やノイズを耳元に届かないようにしているだけで、ノイズ自体はロードノイズの少ないタイヤに変えるかノイズリデューショングホイールを採用しない限り変わりません。

荒れた路面でロードノイズが発生する場所はタイヤであり、そこで発生した振動が車体に伝播することにより車内に響くため、タイヤ付近の振動を抑えるのが1番効果的だと思います。
袋からこぼれて坂道を転がるオレンジを坂道の下で1つずつ拾うより、袋付近でまとめてキャッチした方が効率的です。分かりにくいですね^^;

最初はアッパーマウントやサスペンションの防振・防音が大事なのかなと思っていたのですが、凹凸がそこまで無く路面が多少荒いだけでスプリングやショックアブソーバーがそこまで挙動してるとは思いません。
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今まではノイズが車体全体から鳴ってるように聴こえていたため気付けていませんでしたが、デッドニングを進める内に荒れた路面の振動はもっと低い位置でタイヤから真ん中に向かって起きていることを感じれるようになりました。

つまりロアアームです。

過去にロアアーム付近をノイサス高比重遮音シートで制振したのですが、足らないみたいです。

スマホのアラームとバイブが振動した時にアラーム音や振動を抑えるにはどうするか?
布団などの分厚いもので覆うのが1番です。
そこで余ってるラバーシートを使って防音の実験をすることにしました。
制振したロアアームをラバーシートで覆います。
3
施工手順自体は簡単です。
ラバーシートをロアアームに巻いて耐候性のタイラップで縛り上げました。

タイヤを付けたままの施工でしたので、両手がなかなか届かず施工は相当大変でしたが^^;

注意点としてハンドルを最大限に切った時にタイヤとのクリアランスを確保出来ているか確認する必要があります。
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一般道・高速道路を運転して効果を確認しました。荒れた路面であの低い「ゴーーーー」というロードノイズが大きく低減しているのをハッキリと実感出来ました。正確にはノイズは小さくなっても聴こえるのは聴こえるのですが、耳に入ってくる音圧が確実に小さくなっています。

ロアアームにはラバーシートを付けるスペースがまだありますので、後日もう少し追加してみようと思います。

ロードノイズには車体フレームの制振や遮音、防音が大事だと思ってきましたが、今回の結果を踏まえて発生源付近への対策に取り組まれた事例が少なく、車体全体へのデッドニングが主流となっている理由が私もよく分からなくなってきました^^;
ロアアームやロアアームから接続された間近の車体フレーム部の制振・防音では面積が狭くて商売にならないから、とか。。。

車体全体に伝播してるのでデッドニングによる効果が全ての箇所でちょっとずつあるのは間違いないんでしょうけどね(^^)

ロードノイズに対して、時間やお金をかけてデッドニングをしても思ってたより効果が見られない時はこの記事を思い出していただけると幸いですm(__)m

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