まとめ記事(コンテンツ)

2024/04/30

安価でロードノイズを制する方法(その10)

カテゴリ : オーディオビジュアル > カーオーディオ、ビジュアル > デッドニング

1
雨の日はロードノイズが静かと言います。
タイヤの凹凸内に水が入り、音を発する空気が入らないからといった理由が一般的ですが、それはタイヤが発するノイズの大小であり、車内で聞こえるノイズも小さく感じるのは何故なのかと考えました。

ずばり。タイヤが発するノイズが車内に侵入しているからに他なりません。
路面から受ける振動は晴れでも雨でも変わりませんし^^;
2
そこでリアのラゲッジ下のアンダーカバーを外して構造をよく見てみました。
3
アンダーカバーを外した状態で、ラゲッジドアのモールを外して、下から覗き込んでみます。
4
なんということでしょう。スッカスカでした^^;
赤丸で囲んだ所がモールの場所です。
ぱっと見、隙間が少ないように見えますが、黒い鋼板でフレームを繋いでいるだけなのでスカスカです。

ラゲッジ下は広大な空間があり、リアタイヤのノイズがそのままモール部を通してラゲッジドア内や直接車内に入り込んでいるものと思われます。
この広大な空間を埋めるのは難儀なので、リヤタイヤ付近を塞ぐことにしました。
5
まずは前回設置したスポンジを外します。
ラゲッジドアの下までスポンジで塞いでいましたが、ドア下は濡れてました。
ドアモールで塞ぎきれなかった雨が入り込んだものと思います。
6
スポンジを外してヨガマットに変更して、低周波がピラーカバー内に侵入するのを防ぎます。
7
狭い箇所で写真が撮りにくいのですが、図で言う赤丸の箇所をヨガマットで塞いだことになります。ここは雨水は入りませんので塞いでも大丈夫です。
8
次はラゲッジドアの下部分です。
モールは真ん中こそ分厚いですが、両端は極薄なのでノイズを抑えきれていません。
ここから侵入したノイズがラゲッジドア内に侵入するか、ドアとの隙間から車内に入り込んでると推測されます。
9
この部分は雨水で濡れる可能性もありますので、雨水の侵入を防止しながら、ラゲッジ下からの防音を実現するため、エアコン用のパテを使いました。
10
パテを伸ばしてミミズ形状にします。
11
そのまま、ラゲッジ下の隙間にパテを埋めて隙間を塞ぎます。
最終的にモールを付けるとモールの形状に沿ってパテが押し込まれます。
12
次はタイヤから車内に入るノイズの防音です。ダイソーのヨガマットが世代交代してました。
分厚くなって、770円に値上げしてました^^;
これを2本使いました。
13
リアタイヤハウス内の寸法をざっくりと測定してヨガマットを折り込みます。
14
タイヤハウスインナーの横にはラゲッジ下に繋がる開口が空いてますので、この部分をヨガマットで塞ぎます。
15
こんな感じで収まりました。
若干長すぎて折り返しが発生していますが^^;
16
最後はタイヤハウスインナー自体の防音です。
フェルトのような素材ではノイズが入りまくりですので、ヨガマットでカバーをします。
17
このような形でタイヤハウスインナーの内側をヨガマットで塞ぎました。
ちょっと長めにして、折り返しの部分でタイヤ真裏のインナーも塞ぐようにしました。
18
イメージですが青枠の部分にヨガマットを設置しました。
実際にはタイヤハウスインナーの形状も入り組んでますのであくまでイメージとして捉えてください^ ^
19
今回の作業は片側ずつクリップ1個、ネジ2本を外せばタイヤハウスインナーの後方部が外れます。簡単に外れますので作業自体は難易度は低いです。
20
その後、試乗しました。
もう表現できる言葉が残っていないのですが、ロードノイズの低減はもちろんのこと、段差部のゴンッという音も大きく低減しました。
サスの突き上げ音かと思ってましたが、結局は段差で発生するタイヤの音の方が大きかったみたいです^^;

ここまで来て改めて思いますが、ロードノイズの低減は鉄板の制振よりも防音(遮音とも言う)が効果が高いです。

もうそろそろ防音卒業です🎓
関連動画:

イイね!0件

はてブに送る
はてブに送る

オススメ関連まとめ

マイページでカーライフを便利に楽しく!!

ログインするとお気に入りの保存や燃費記録など様々な管理が出来るようになります

まずは会員登録をしてはじめよう

ニュース