エンジンメンバー インシュレータ交換

このところ、日常使いから不安なく、気持ち良く過ごすための整備が続いています。我が家のクルマは「コレクション」ではないので、当たり前に快適に使えないと困ります。

エンジンマウントを新品交換しても、クラッチミート時や変速時に「メキメキ」「グググ」という異音が消えませんでした。

リフトに上げて発生源を探ると、エンジンメンバーからだと判りました。エンジンメンバーの締結には、ゴム製の「インシュレーター」が用いられています。このゴム部品の劣化による異音ではないかと推測。インシュレーターというくらいですから、NVHの機能部品でしょう。

画像はフロント側です。トランスバースメンバーを外し、エンジンジャッキで支え、エンジンマウントNo.2ブラケットの根元を締結しているボルトを外し、エンジンメンバーの締結ボルトを緩めます。

旧いインシュレーターを抜き取り、整備書の指定する向きに嵌合させます。

インシュレーター:B092-39-811

画像はリア側です。アッパーとロアの２つあります

インシュレーター、アッパー:B455-39-820
インシュレーター、ロア:B455-39-830

なお整備書で指定されたトルクは、概ねディスクホイールの締結と同じくらいです。

取り外したインシュレーターの状態。生産から25年、完全に潰れ、弾力性は失われ、取り外す際に千切れてしまいました。

交換後の効果は覿面です。異音は一切無くなりました。それどころか、今まで以上にエンジンの音・振動がますます低減。加減速時のエンジンの振れも低減。

なんとNVH性能のレベルが高いクルマなんだろうと惚れ惚れ。特にアイドル振動は、最近のクルマと比較しても遥かに勝る「シルキースムーズ」。「2人で乗れば快適セダン」はダテじゃない。

先日ロアアームを取り外した後のトー調整追い込みもして、快適で心地良いスポーティーフィールが復活。とても調子が良くなって大満足、と思って見上げたら、

！！！！！！

ドライブシャフトブーツ（アウター）が裂けてグリス噴出（泣）
見るからに発生したばかりです。6月エンドに車検を受けたばかりなんだけどな。ということで、社外品ブーツを発注し、また来週入庫予定。