触媒交換(交換作業)
1
まずはバンパー外しです。
初めて外しました。ものすっごい面倒くさいです!(^^;
でも、先輩方の整備手帳でイメージトレーニングしておいたおかげで、1時間ほどで外せました。
また、先輩方のアドバイスどおり、フェンダーとヘッドライトに養生テープを貼っておきました。これが無かったら、けっこうガリガリに傷つけていたことでしょう。助かりました!
なお、写真では既に、エアクリとインタークーラーも外してあります。
2
あ~あ…
こんなにしちゃって、ちゃんと元に戻せるのか、心配になってきます(^^;;
そういう意味で、難易度は★★★(上級)にしました。
触媒交換単体であれば★★(中級)だと思いましたが… バンパー、エアクリ、インタークーラー等を外したりと、どのタイミングで何をどうするかなどの「段取り」が必要です。ジャッキアップは不要ですが、様々な工具が必要です。また、狭い作業スペースで手のあちこちに小さな傷を作りながらやる作業ですし、もしかすると動かなくしてしまうかもという不安を乗り越える「気合い」や「覚悟」が必要(笑)です。
3
いきなり、摘出された純正触媒です。
もう、先輩方の経験談のとおり、この作業は二度とやりたくないです! ましてや、写真をとっている場合ではありませんでした(汗)
専用工具のおかげでO2センサはサクっと外せました。
5-56をたっぷりたっぷり吹いておきましたので、出口側(フロントパイプ側)のボルト2本もサクっと回りました。順調!
でも…
純正遮熱板は、ボルトやナットはすんなり取れましたが、摘出時にめちゃめちゃにひん曲がりました。だってそうしないと取り出せません!(汗)もしかしたらウマい手順があるのでしょうかねぇ… ヘッドライトも外して横に走っているメンバーを浮かすとやりやすい???
タービンと触媒をつないでいるボルト2本とナット2個は、意外や意外、すんなり取れました。これらをなめたり折ったりしてしまうのではないかと最も危惧していました。もしそうなったらしばらく動けません… もちろん全てサビサビでしたが、5-56って素晴らしい!
もう、そのあとは、どうやって触媒を摘出できたか覚えていません(笑)
まさに先輩方のおっしゃるとおり「知恵の輪」です。それ以外に言いようがありません。ずらし、回し、引いて、回し、いったん戻しーの、反対に回しーの、あ、ひっかかって動かなくなった! とかやっているうちに取れました。
ちなみに「前面」から取り出せました。
4
そんな状態ですので、写真はまた飛んで、N1メタルキャタライザーを移植後です(笑) もちろん取り付けも「知恵の輪」でした(汗)
写真では分かりにくいですが、タービンと触媒の間にガスケットを3枚はさんであります。本来は1枚でいいのですが、ここで容積を少しでも稼いでおくと過給の立ち上がりが良くなるとのことです。むろこぺさんの整備手帳(下記)を真似しました。ありがとうございます!
http://minkara.carview.co.jp/userid/303859/car/197483/3013343/parts.aspx
なお、買ってあったガスケットは2枚でしたが…
新品-再利用品-新品、という順序で、再利用品のガスケットを真ん中にサンドイッチしました。金属が変形して排気漏れを防ぐのがガスケット。既に変形してしまったガスケットを再利用するのはタブーではありますが… そこは自己責任!(汗)
5
ステーの位置、ボルト穴、タービンとの接触面などはもろもろ、バッチリでした。先輩方の整備手帳(過去の仕様?)ではそのあたりに不安要素があってビビっていましたが、意外にすんなり取り付けできました。
あ、「すんなり」というのは語弊があります。とにかくあらゆるボルトやナットの作業スペースが狭く、2mm回して、工具を外して、2mm回して、という感じでした。ボルトやナット一つ一つにとても時間がかかりましたし、変な体勢が続いて腰が…(汗)
そうそう、フロントパイプにサビが浮いてきていたので、この時ついでに耐熱塗料を吹いておきました。にしても、この写真で見ると、フロントパイプが細いですねぇ。このサビが広がるようなら、フロントパイプも交換したいところです。様子見です。
6
さぁ、復旧作業です。
取り外すときにめちゃめちゃになってしまった純正の遮熱板ですが、これも無理やり戻しました。形状はめちゃめちゃですが、少しでもエキマニとタービンからの熱を遮るためです。固定はできませんが、無理やりかぶせておきました(汗)
サーモバンテージを巻いたので、エンジンをかけて「焼き入れ」もしました。エンジンをかけてしばらくすると、白煙があがってきました。今回用いた「スーパーサーモバンテージ100」はこの焼入れ時の白煙が少ないと聞いていましたが、確かに少なかったです。さほど不審がられることもなく、白煙は終わってしまいました。
あとは、排気漏れが無さそうか、あちこち緩んでなさそうか、マフラーから出てくる排気は変ではないか、などなど、一服しながらアイドリングさせます。とりあえず、正常そうです。アイドリングもスムーズですし、警告灯が点いたりもしていません。
7
異常が無さそうなので、バンパーを戻します。
余ったネジやクリップはなかったので、おそらく無事に復旧できたと思います(笑)
作業開始(8:30)から最後にボンネットを閉めるまで(13:00)、4.5時間でした。始める前に「目標4時間」としていたので、なかなかスムーズにできました。ひとつの作業で半日を超えてくるとモチベーションが落ちてしまうので、集中のギリギリでした。これも、諸先輩のおかげです。
8
約9万円+4.5時間+あちこち痛い、という作業でしたが、インプレは!?
排気音が大きくなるということはありませんでした。フロントパイプもリアピースも純正です。特にアイドリングについてはまったく変わらず、とても静かです。
排気そのものについては、ガスの成分はもちろん分かりませんが、色やニオイの限りでは、これも特に変化ありません。わずかにススが増えた感じはしますが、気にするほどではない印象です。
そして大事な走り… コレが「イイ!」です。
図はあくまで個人的なイメージ、かつ、だいぶ誇張していますが…
触媒そのものの効果か、ガスケット3枚重ねの効果かは区別できませんが、確かに、若干の過給の立ち上がりの良さを感じます。これまでも不満はありませんでしたが、なお良い感じです。
最も顕著に感じたのは、5,000回転以上でも「使える」ことでした。
従来、実用的に使える回転数は3,000~5,000と感じていました。かつ、5,000というのはあくまで「コーナーのつなぎの関係上、仕方なく回しておく」という感じで、積極的には使えませんでした。積極的に使えるのは3,000~4,000といった印象でした。
今回、使える回転数が6,000くらいまで上がっていると感じました。実際、5,000からでもアクセルを踏み込めば、グッと加速してくれます。さすがに加速度自体は小さいですし、6,000を超えるともうダメですし、できることならやはり3,000~4,000で維持しておきたいところです。しかし、5,000以上も使える安心感は大きいです。
一般道でそんな印象をもったので、そのまま高速へ。
ICやPAからの合流ではもはや不安を感じませんでした。しっかり3速で引っ張って確実に加速できました。追い越しも、従来なら、追い越し車線に入ったは良いものの、途端に伸びずに「追い越せな~い」だったものが、しっかり車線変更後も加速できます。
イメージ図で最も言いたいのは、決してピークが上がるわけではないということです。ピークではなくて、使える実用域の「面積」が増えた感覚です。4,000~6,000の間でも、踏めば、グッと行ってくれるというイメージです。
コスパは判断しかねますが…、いや、明らかにコストかけすぎですが…(汗)
純正タービン+純正ECUで、かなりいいトコロまで来たのではないかと自己満足しています。
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