テイクオフ パーフェクトドライブ 取り付け
目的
チューニング・カスタム
作業
DIY
難易度
中級
作業時間
1時間以内
1
吸気系はいろいろやってきました。排気系もスポーツ触媒にしました。プラグの熱価を7番に上げ、燃料はハイオクにしました。ブースト計も実測式(OBD経由ではないもの)にしました。
機は熟した!(笑)
中古のパーフェクトドライブを入手しました!
ずっと欲しかったのですが、新品はお高くて躊躇してきました。しばらくヤフオクで中古の出品をチェックしていたところ、おふたかたから出品されました。そのうちお安いほうに入札。競合が現れないことを祈りつつ約1週間… 幸運にも競り合うことなくゲットできました。(今後の中古相場に影響が出るといけないので落札価格を書くのは控えます)
2
取説や諸先輩の整備手帳のとおり、取り付けは比較的簡単でした。
まずは写真のように、純正VSVの配管にT字のジョイントを割りこませました。このTから出たホースの先にはさらに三つ又のジョイントがありまして…
3
アクチュエータとタービンをつないでいる配管をタービン側で外し、それを三つ又ジョイントの「A(Actuator)」につなぎました。
4
次に、三つ又ジョイントの「T(Turbine)」から出ているホースを、さきほど配管を外したタービン側の口につなぎました。
配管の作業は以上です。
必要な工具はラジオペンチ程度でした。ホースを外す時に5-56を吹くとスムーズでした。純正エアクリBOXの上のフタを外すだけで十分な作業スペースもありました。
なお、マジックタンクと併用可とのことですが、マジックタンクのブースト調整ネジがどう反映されるのかが分かりません。そこで安全のためひとまず「全閉」にしておきました。(最下部に補足あります)
また、これまではmap system 314を付けていましたが、制御がかぶってしまいそうなので外しました。
5
室内はもっと簡単でした。ECUを外して、カプラーを割り込ませるだけでした。
いまのところコントローラの固定方法を決めかねており、助手席の足元にコロン、です(笑) そのうちどこかに固定します。
6
さて、このシステムはセッティングが鍵なわけですが…
取説には、車種ごとではない汎用的な一般論しか書かれていませんでした。そこでみんカラを徘徊し、皆さんの「写真」をじっくり見ながらダイヤルの設定をメモメモしました。
この写真は燃料噴射量増量のための設定ダイヤル群です。
RPMは増量を始めるエンジン回転数、PRESは増量を始めるブースト圧、FUELは増量する度合いです。RPMとPRESのANDがTrueのときにFUELの程度に燃料を増量させる、ということのようです。
RPMはアイドリング状態で設定できるので、約3,000rpmでONになる(赤いLEDが光る)ようにしました。あとは走りながらでしか設定できないので、とりあえず以下の設定にしてみました。
RPM: 11時
PRES: 1時半
FUEL: 12時
なお、POWボタンがOFFでも、RPM AND PRES がTrueならば燃料は増量されるとのことです。つまり、POWボタンはブーストアップさせるか否かのスイッチということです。
7
BOOSTダイヤルでブースト圧の程度を設定します。
アナログですから、車両の個体差や仕様差があり、何時だとブーストいくつ、とはいきません。私のコペンの場合、10時の位置で最大1.2barでした。
給排気系がより純正に近ければ、もっと右に回すことになろうかと思います。はじめ、みんカラの皆さんの写真から読み取ったダイヤル位置(12時くらい)で試したら、一気に1.35barくらいまで上がってしまって焦りました。
8
<インプレ>
これ、本当にスゴイです! 楽しい!!
コペンがとっても速くなります!!
これまで、map system 314でブースト圧をごまかしてブーストリミッターを延長させ、マジックタンクでブーストを上げて、最大で1.15bar程度、安定して1.1barは出ていました。それでもけっこうパワフルで必要十分だと思っていました。
しかし、しっかり1.2barかかった状態は、それはもう、比べ物にならない爽快感がありました。0.1barアップがこんなに大きいのか!?
燃料増量もけっこう効いているかもしれません。map system 314は、燃料を薄くし、点火時期を早めます。おかげで、回ることは回るし、音も「ワァーン」と痛快なのですが、あまりトルクが出ていなかったのだと思います。
まだ一般道で10kmくらいしか試していません。今後いろいろ試しながら楽しめそうです! (^^)
<その夕方追記>
少し長めに、お山方面を走ってきました。その結果、今日のところは以下のセッティングに落ち着きました。
RPM: 11時 → 約3,000rpm
PRES: 2時 → 約0.9bar
FUEL: 12時 → これがよく分からない(汗)
BOOST: 11時 → 約1.2bar
助手席に置いたコントローラを一人で走りながら調整していたので、なかなかうまく決められませんでした。やっぱり目と手が届きやすいところにちゃんと設置しようと思います。
また、お山ではそんなに高い回転や速度は試せなかったので、そのうち高速テストもせねば、です。
ちなみに、これも個体差や仕様差だと思いますが… 私のコペンの場合、POWをOFFにしても約1.0barのブーストがかかりました。POWをOFFにするとかなりブーストが低くなるというレビューもありますが、私の場合はOFFでも特に不満はありません。よかったです(^^)
<翌日追記:マジックタンクとの併用について>
テイクオフさんのパーツレビューに質問コメントを書いたら返信をいただけました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/449933/car/379933/1782359/parts.aspx
以下、勝手に転載します。マジックタンクは「全閉」で正解でした。
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マジックタンクのスクリューは「全閉」してください。
もともと、マジックタンクの調整スクリューはオマケ要素です。
パーフェクトドライブのコントロールの方がブースト圧を微調整できるので、
「マジックタンクはアクチュエーターの脈動を消すもの」
「ブーストコントロールはパーフェクトドライブでする」
という使い方が最良です。
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