外観
もうこれは美しいという以外にはない端正なバイクではある。ホンダは「威風なる血統」と言うが、確かに美しさとともに力強さもある堂々としたバイクらしいバイクではある。外観に関しては何も言うことはない。まあ主観的なことだからね。要は好き好きよ。スーパーボルドールのイメージポイントであるハーフカウルは基本デザイン優先で防風性能は決して高くはない、・・(^。^)y-.。o○。
走行性能
とても素直な乗り味で尖ったところは全くない。あれだけの巨体なのにまるで自転車でも乗っているように軽快に操れる。進路変更も顔を向けた方向に穏やかに方向を変えていく。コーナリングでも車体を倒そうとすれば自然に倒れ込んでいく。サスは前後とも可変調整が可能だが、以前のバイクも一度もいじったことはない。工場出荷時の設定はタンデム走行を考慮して硬めに設定してあるというが、特に固いとは思わない。ごく自然に路面の凹凸を吸収してくれる。それからアシストスリッパークラッチがついてクラッチの握りが軽くなった。前は結構重かったのでいいことではある。またシフトダウン時のバックトルクも軽減されているが、その分エンジンブレーキは効かなくなったと言うことだろう。
エンジン
パワーは110馬力、トルクが12キロだが、特に強力になったという印象はない。旧型もそうだが、公道を普通に走行する分にはあり余るほどのパワーで何の不足もない。ちょっとアクセルを開ければワープでもしそうなほどの加速をする。それがリッターオーバーのモンスターの魅力かもしれない。それからヨーロッパの騒音基準が緩和されたそうで排気管が変わっている。以前のモーターのような軽い音からぼろぼろと言う低温のかなり大きな音がする。朝早い時間の住宅街ではちょっとエンジンをかけるのが後ろめたいかもしれない。ただ3千回転以上では新旧とも変わらない。
ブレーキ
これまでパニックブレーキをかけたことはない。ABS装備と言うが、その恩恵に預かったこともない。できれば預かりたくはない。通常の使い方ではフィーリングは悪くないし、よく効くブレーキと思う。
タイヤ
新車装着ではダンロップのロードスマート3と言うツーリングタイヤが装着されているが、ブリジストンT30EVOに似たどっしりとした安定感のあるタイヤではある。現時点では特に気になることはない。
シート
幅も長さも十分な大型のシートが装備されている。タンデムの時は重宝するだろうけどどんなシートであれバイクのシートは長時間乗車ではケツが痛くなるのはバイクの宿命だろう。乗る側がなれるか耐えるしかない。ゴールドウィングなどのシートだったらどうなんだるねえ。多かれ少なかれかなあ、・・(^。^)y-.。o○。
装備
シート下の収納に電源ソケットが付いた。スマホなどの充電には便利かもしれない。ウィンカーがLED化されてスマートになったのもしタイル的には締まって見えるかもしれない。オプションでナビ、ドラレコ、エンジンガードをつけた。ナビはユピテルのバイク用ナビだが、スマホで代用している人が多いようだけど専用品の方が使いやすいように思う。ドラレコはきれいな画像が撮れる。エンジンガードは万が一倒した時の保険、バイクはねえ、何時倒れるか分からんからねえ。ETCとグリップヒーターは標準で装備されているが、この2点は必須装備だね。
燃費
最初の計測で満タン法をしなかったので無闇に悪い数値だが、奥三河往復では21・5キロほど走っているので特に前のと変わらないだろう。平均でリッター20キロくらいじゃないだろうか。
総評
CB1300スーパーボルドールに一目ぼれして大型二輪免許を取って買い込んだ。2台目も同じCB1300スーパーボルドールに乗り継いでいる。車両重量300キロ近い大型バイクにしては誰にでも乗りやすいすなおな乗り味のバイクと思う。ただやはりリッターオーバーのモンスターなのでパワーもトルクもあり余っていて回せば恐ろしいほどの加速をする。ただし、公道では必要ないのでおっそろしい加速は封印している。唯一欠点と言えば車重が重くて取り回しが大変なことだが、バイクは気合と度胸、そして体力なのでこれは乗る側が鍛える以外にはないだろう、・・(^。^)y-.。o○。