きみの産声を聞いた人へ

唐突ですが、
「手の甲や手の平に、備忘メモを書いてある」
という様子に興味をそそられます。

皮膚というキャンバスに事務用のボールペンなどで、はかなくも生々しい思考や意識の断片が表現されている様は、もはや精神世界のアートであるとすら感じてしまうくらいです。
できることなら、そのような状態を目にするごとに写真を撮り集めて「手に書いたメモ写真館」といったwebサイトを作りたいとすら考えています。

さておき。

似たような事例として、ユーノスのパーツを外して裏側まで磨いて綺麗にする時に見受ける、
「マツダの組み付け工員が殴り書いたメモ」
にも、大変興味をそそられます。



ぼくはこのメモを見ながら、ぼくのユーノスを組み立て、この世に送り出すための一端を担ってくれた助産師たる多くの工員の中の一人の事にも思いを馳せるのです。

愛らしいシャストホワイトの塗装を指示してくれた伊藤？さん、ありがとう。

言いたい事の本文が、気が触れたようなカミングアウトの前振りにかき消されたような気もしますが別に気にしませんよ。