まずは結果報告から致します。
登録車名 MZRacing二号デミオ(デミオ&ベリーサ・クラッシックLIGHT)
ドライバー 福田・小堀・森・谷川(走行順)
予選 1'15.635 総合15位 クラス1位
決勝 106Lap 総合11位 クラス優勝
ご参加の皆さま及び応援してくれた皆さま、ありがとうございました。
さて、今回のブログは表題にもある通り“楽しいひととき と 残念に思う出来事”の中で、特に残念に思う出来事をピックアップしたいと思います。そして、このブログが関係各位に少しでもお役に立てればと思います。
まず、我が“MZRacingチーム”は、マツダ車モータースポーツをメインに世界中から集まるレースレポート、クルマ関連イベント情報などをお届けしている【MZRacing】の名称こそ掲げていますが、参加者すべてが個人としての参加です。
なので、チーム構成はマツダ車の楽しさを感じられるマツ耐の主旨に賛同した有志の集まりとなっています。よって、全ては自前&自腹で、車両はもちろん費用も個人負担で参加し楽しんでいます。
更に幅広くマツダ車の【走る歓び】を感じて頂きたく、ボランティアでS耐デミオやマカオRX-8で活躍する現役レーサーの谷川達也選手を筆頭にマツダ車関係の有名ドライバーさんにも協力をいただき
“誰でも現役一流レーサーと共にレースが出来る”
と云うコンセプトのもと普段は体験することが出来ない一味違った【走る歓び】を感じて頂けるように参戦してきました。
※S耐にNOPROデミオ号で年間総合3位に輝いた谷川・野上両選手
その効果かどうかは分かりませんが、今年に入り参加者も増え続け、今度の最終戦では三十台以上の参加者が集うことになりました。
ここで、もう一度【マツ耐】とはなんぞや!?と考えてみると、マツ耐にはサーキット走行未経験者の方々も数多く参加する競技であることに気付きました。
その上で、今回の“マツ耐・茨城ラウンド”を振り返ると、ある出来事について残念に思う結果となった次第です。
その出来事として具体的には書けませんが、あまりサーキット走行の経験の無い参加ドライバーさんが走行後に一言「抜かれるたびに怖い思いをした」と云った内容のものでした。
私も遅い車両でレースに参加したので直に体験しましたが、一部のドライバーさんにおいて、クラスの違う遅い車両を抜く際に、その遅い車両の事をあまり考慮せず追い抜いて行くシーンが結構見受けられました。
速い車両のドライバーさんからしてみれば、遅い車両のせいでベストなライン取りが出来ずにイライラしたのだとは思います。
しかしマツ耐とは150分を無給油で無事に完走するのを目標に、色んなジャンルのマツダ車と、普段はサーキットなど走った事もないドライバーさんやサーキット走行が趣味な方々が各々の自分の愛車で一般公道では出来ない【走る歓び】を思う存分感じつつ その走行距離を競うレースです。
レギュレーション上、全ての車両が全開で走り抜くことが困難であることから、ラップタイムが良いだけでは勝てません。逆に云うと色んな車両が優勝するチャンスもあると云うとても考えられたレースでもあります。
なので、遅い車両に引っ掛かった場合でも、あまり強引に自分のラインを死守せず、スムーズかつ安全に追い抜くように心掛けていただければ、参加者の多くがもっと楽しめたように思います。
現にウチのチームの車両はデミオというコンパクトカーと呼ばれるジャンルに属する車両だったので、スポーツカーを造るのが上手いマツダのスポーツカーとは走る歓びは引けを取らずとも、走る速さは雲泥の差です。よって谷川達也選手を以ってしてでもデミオでは速さは敵いませんでした。
そのデミオでウチのドライバーが走行中、速い車両が近づいてきたので、ウィンカーを出しつつインベタで走っていると、その速い車両はアウトから強引に理想ラインを取り、デミオをかすめるようにイン側のCPを目指して突っ込んできました。
当ドライバーの咄嗟の判断で、四輪全部をイン側ダートに乗り上げて事なきを得ましたが、これが普段はサーキットなど走った事もないドライバーさんだと驚いてコーナリング中にフルブレーキングし最悪の場合はスピンやクラッシュしていたかも知れません。
なので、おそらくこれに近い思いを上記のドライバーさんが体験してしまい、結果として「抜かれるたびに怖い思いをした」と仰ったのだと思われます。
確かにマツ耐はレースでありますし、誰しもが好成績を収めたいと思って走っていることだとは思います。
しかしながら、参加者の中には速く走るドライビングテクニックよりも、速さやライン取りうんぬんよりも出来るだけ低燃費走行で長距離を走り切りたいと思い参加される方もレースを楽しむ権利があります。
そんな色んな方々や車両が一堂に会して走るのがマツ耐ですし、その辺りを理解して走って頂ければ、より多くの人々に一般公道で感じる【走る歓び】とは違う、新たな【走る歓び】を感じてもらう事ができるハズです。
そしてマツ耐に参加することにより自分の愛車の事をより一層深く知ることが出来るものだと思われます。
私の意見に賛同出来かねる方々も当然ながら居られるでしょうし、それについては敬意をもって受け止めたいと思います。ただ、このような考えもあるのを知っていただければ幸いかと思います。
しかし・・・
150分間を走り終えた後の爽快感は、タイムトライアルとは違った気持ち良さがあります。誰でも参加が出来る、このマツ耐を皆さまも一度体験してみてください!
きっと病みつきになると思います(笑)
また、マツ耐について何かご意見などがあれば伺いたく思います。主催側ではないので何も出来ませんが、私達参加者の意見が届けば、より良いものになっていくことだろうと思います。
Posted at 2014/11/25 19:02:37 | |
トラックバック(0) |
マツ耐 | 日記