[トランスミッション] ATF交換 (15回目)

前回
2019年1月～4月ごろ（長期入庫中）36.9万km
フルード，フィルター，フルードパンガスケットおよびトランスミッションマウント交換（エンジンオーバーホール時）https://minkara.carview.co.jp/userid/121170/car/195494/5322576/note.aspx

今回　2020年3月　39.1万km

前回はフィルタ交換にともなってフルードパンの清掃なども行っているので，今回はすこし間を開けて約1年・2.2万kmぶりの交換です。

過去に作業を重ねてきた量販店で交換をお願いしましたが，またもスタッフさんらが入れ替わっており，お決まりの「うちは輸入車はやってません」問答。この店舗は中古のフィエスタmk7.5を店頭販売していたこともある（https://minkara.carview.co.jp/userid/121170/car/195494/3692254/note.aspx）のですが，相変わらずこの問答が必要です･･･

しかも，ATFのラインアップが更新されて，飛燕のエステルコンポジットやGulfのDEX-III互換品が外れ，カストロールの数品のみとなっていました。

フィエスタmk6前期の後期（語彙力）に追加された4ATモデル（日本正規輸入モデルの呼称はGLX/GHIA）のトルコンATは当時のヴィッツ，カローラ，スイフト，ワゴンRなど（さらに海外の様々なメーカーの車種）も積んでいたアイシンAW製です（U440/U441, AW80-40/AW81-40系；適合フルードはMarcon-V/DEX-III）。

店頭にあった他のATFはCVTやDCT用でしたので，この「トランスマックスFEマルチビーグル（全合成油）」一択でした。

マルチビーグルはJASOの1A-LV規格ですので，和製の省燃費車向けのトルコンAT汎用フルードということになります。動粘度的には同カストロールの「DEX III」よりも低温側でやや柔らかめですが，下位互換？は保たれていると見なしました（https://www.castrol.com/ja_jp/japan/home/motor-oil-and-fluids/auto-transmission-fluids.html）。

作業はボンネットの開け方とレベルゲージの位置を整備士さんに伝えればサクっと終わりました。トリプル９（http://www.torukon.co.jp/product/torukon_changer.html）を使用してのレベルゲージからの抜き出し→補充を繰り返しての交換で，6L前後のフルードが使用され7.7千円でした。

かつては合成油/部分合成油で5千～6千円，エステル配合の飛燕エステルコンポジットで8千円でしたので，地味に値上がりしている印象です。それでも他店舗より低めの設計で，DIYで6Lを入れ替えるフルード代と手間を考えればお高くもなく。

交換後の新油効果は明瞭ではなく，すなわち遅すぎない交換でした。しかし，走り出しや低速域の1～2速間のシフトアップがややスムースになった印象です。

2020年3月　39.1万km