スプラッシュの後席に見る「欧州車らしさ」
投稿日 : 2011年01月24日
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国産車は後席乗員の安全性・快適性に対する配慮が足りないと感じる。それは、例えば、シートベルト・ヘッドレストの装備状況に表れている。
スプラッシュは後席3名分、平等に同一の高さ、大きさのヘッドレストが装備されるほか、3名分のELR三点式シートベルトが装備されている。欧州車では常識だが、国産車では装備されないか、あっても頭の高さまで達しない「意味のない」ヘッドレストだったりする。
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リアシートのラッチ部分からシート構造を覗いたところ。ガッチリしたラッチとシートバック背面の鉄板が見える。荷物の突入防止や追突時の安全性確保のため、シートバックの強度・剛性確保は極めて重要である。
国産車は欧州仕様と日本仕様とで後部座席がまったく異なっていることが多い。日本仕様では軽量化最優先のシートが採用される。
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スプラッシュの後席はとても掛け心地がよい。座面の面圧分布が適切でどこも痛くならないし、座面が硬くて体が安定する。また、車が揺れたときに座面が平行を保ったまま上下にストロークして振動を吸収してくれる。そのわけは、シート座面に金属スプリングを採用しているからだ。また、座面の前端は硬く盛り上がっていて、アンチサブマリニング(衝突時にシートベルトの下に体が潜って内臓損傷を起こすことを防止する)シート構造になっている。
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