COSINAのレンズは嫌いではない。
勿論切り取られた画がそう思わせるのだが、
使い心地や質感などもそれを後押しする。
【1】
COSINAのZeissレンズは、他に50と100のMakro Planarを所有するが、
【2】
切り取る画以外での魅力として、共通して言えることは、
【3】
鏡胴やフードがメタルで質感が高いこと、そしてトルク感が心地よく、
【4】
フォーカスエイドが利くこと、少し重いけれど安定感のあることだろう。
【5】
今回久しぶりに持ち出したApo Sonnarは、鏡胴が太くそして重い。
【6】
一般的にはポートレート用の焦点距離だと言われるが、
【7】
最短撮影距離が80センチ程とハーフマクロに多少近い感覚もあって、
【8】
自分は専ら花もしくは物撮りに利用している。
【9】
当然1:1マクロのようなダイナミックな画は切り出し難いものの、
【10】
F2.0の明るさも手伝い、被写体の浮かび上がらせ方、
【11】
背景処理に長けている。
【12】
当たり前のことだけれど、全く使いこなす域には達しないが、
【13】
色のりも十分で、マクロレンズとはまた違った潔さのようなものを感じる。
【14】
純正Lの135もAFで手軽に使える素晴らしいタマだと思うが、
【15】
個人的には、この焦点距離ならApo Sonnarを選ぶ。
【16】
70-200や100-400と競合する距離であるうえ、
【17】
老眼の進む身であるため、MFに今ひとつ自信がなく、
【18】
しばしばシビアな撮影は臆しがちではあるのだが…。
【19】
このレンズが描く世界を少し広げていければいいなと思う。
【20】
次回もう一度このレンズで撮った秋の花を掲載する予定だが、
【21】
約一週間違いの同じ場所で、全く毛色の違う純正の85㎜F1.2L、
【22】
また更に2週間後のMakro Planar 100も比較掲載してみようと思っている。
【23】
宜しければ、またお付き合いのほど。
【24】
※EOS 6D Carl Zeiss Apo Sonnar T*2/135㎜ ZE
(了)
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Posted at
2015/11/09 20:49:07