モノクロ写真の魅力は何だろう。。。
自分の子供時代はモノクロフィルム
が主流だった記憶が残る(古)。
フルカラーで撮った素敵な写真と同じ被写体・同じ構図で
モノクロでも撮った場合、この2枚を見比べると、結構多くの方が
モノクロ写真がイイ、雰囲気があると答えるのではないかと思う。
【1】
もちろん色の再現が前提の被写体であれば難しいだろうが、
そうでなければCoolだとかSimpleだとか洒落て見えると、
モノクロ写真を選ぶ方が相応に出るだろう。
【2】
ではなぜ『モノ>カラー』という方が一定程度存在するのか?
主に自分自身(撮影者側)の意識で考えてみると、
【3】
1.色のイメージに引きずられない
例えば赤やピンクのような色が中心にあると、
それだけで「女性的」に捉えられる傾向がある。
【4】
2.光を感じる
特にアンダー目に現像すると、光のあたる部分を一段強く
浮かび上がらせて表現できる(気がする)。
【5】
3.被写体の主張
色に惑わされず被写体そのものの魅力をストレートに伝えられる。
カラーだと主役周りのごちゃごちゃが煩いときにすっきり表現できる。
【6】
4.自分の写したいもの
自らの切り取りたいものを自分の表現で語ることができる。
カラーの場合、被写体の持つ個性を「伝えなければならない」
という気になる。
【7】
といったあたりだろうか。
【8】
こうした撮り手側の意識がモノクロ画像に投影されることで、
観る側の感性を幸運にもくすぐることがあるのかも知れない。
【9】
何れにしても、モノクロームにはカラーとは違った「素の写真の魅力」
あるいは時代性も備えた「惹きつけるチカラ」があるように感じる。
【10】
もちろん自分にはそんな写真が撮れるわけではないのだが、
特に「光」とその対極にある「影」を意識しながら、
【11】
時にはカメラの設定をモノクロームに替えて、
また新たな楽しみ方も追求していきたいと思う。
【12】
とにかく、何かしなきゃ!
◇ 今回の被写体はすべてC63AMG PP。
以前掲載した煉瓦とのコラボの未掲載カットをモノクロ設定で現像した。
※EOS 5D MarkⅢ SIGMA Art 50㎜ F1.4 DG HSM
(了)
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C63AMG PP | クルマ
Posted at
2016/03/10 06:56:57