2017年4月22日(土)。
穀雨の季節に撮った花たちの続編。
立夏までのこの時季は少し雨が多い。
植物たちにとっては恵みの雨だろう。
穀雨は春の節気の最後にあたる。
この後は立夏が訪れ、いよいよ名実ともに季節が変わる。
【1】
四季のひとつが終わる節目の節気が穀雨であり、
この2週間ほどの期間は柔らかな雨が降りやすい。
【2】
(ルリジサ)
そう言えば、今年の東京は4月の雨が多かった。
【3】
(こちらはルリジサの白花)
少しでも雨の降った日を数えると、
おそらく半数以上になるのではないだろうか。
【4】
(キンラン)
ただ量的に多かったのかどうかは分からない。
【5】
回数は多くても雨量が少なく、水不足になるのはイヤだな。
【6】
(暖色の世界…ハナビシソウ)
先日奥多摩湖畔を走ったとき、水量が少なく思えたけど、
果たして大丈夫だろうか。
【7】
(初めて見たかも?のアオダモの花)
夏場までに持ち直してくれるといいけどね。
【8】
(八重紅の花桃)
植物にとってもやはり適量があるのだろうしなぁ。
【9】
(イカリソウ)
彼らには生きる知恵が備わっているとはいえ、
水分の確保にエネルギーを割くよりは、
【10】
受粉や結実に精力を集中してくれた方が、
それを愛でたい僕らにとっても遥かに有り難い。
【11】
(シロバナトキワマンサク)
美しい花、鮮やかな実、艶めく葉は、何よりの癒やしだ。
【12】
(モンツキヒナゲシ)
透明で純粋な雨から生きる糧を見出し、それを吸収し、
【13】
(咲き始めの藤)
次代に繋ぐ過程で、生の精緻な営みを披露する花。
【14】
(キケマン)
そんな花たちを観ている。
【15】
(クレマティス)
そう、そんな花たちをじっと観ていると、
【16】
(バラモンギク)
いつの間にか季節は春に別れを告げ、
【17】
(ジャーマンアイリス)
速度を上げて夏へと向かっていたのだった…。
【18】
(熊谷草)
※Canon EOS 5D MarkⅣ Tamron SP 90mm F2.8 Di MACRO VC USD (F017)+一部クローズアップレンズ500D使用
(了)
Posted at 2017/05/08 19:23:27 |
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